巫女っちゃけん 邦画DVD

巫女っちゃけん 邦画DVD 2017年公開

 なんともよくわからない映画でした。巫女さんが乱暴者で、しゃべらない男児がいて、児童虐待とか、巫女を狙う若い男たちとか、ぐちゃぐちゃでした。よく地元の人たちが受け入れたなと(もしかしたら受け入れていないのかも)。まあ、それでも、映画はたいてい一度見てしまうと忘れてしまうものですからいいのでしょう。

 巫女さんの名前が「しわすさん」で、それは名前なのかと。
 善人とは思えないしわすさんの父親がリリー・フランキーさんで、彼がなぜ神さまみたいなことを言うのかぴったりこない。
 昔のイタリア映画みたいな雰囲気がある部分もありました。  

今夜、ロマンス劇場で 邦画DVD

今夜、ロマンス劇場で 邦画DVD 2018年2月公開

 映画賛歌の映画です。

 白黒でスタートし、カラーに変化し、白黒にもどり…

 映像が美しい。ピアノやバイオリンのBGMも素敵です。

 物語は少々無理やりな感じがするのですが、竹取物語かぐや姫とか、鶴の恩返しとか、民話のような雰囲気があります。

 今は老いて入院中の元映画助監督が若い頃からつくっている未完成の脚本です。昭和20年代後半から続くものにみえます。コミカル、妖怪モノ、俳優さんたちの演技がしっくりきていていい。

 自分のつくった映画でだれかを幸せにする。

 当初は思い出の中の風景だったものが、時間が経過するにつれて、現在に近づき、やがてふたつのシーンは合体します。

 相手のためにわざと突き放して涙を誘う。ガラス越しのキスシーン。これまでの作品のいいところを再現した雰囲気があります。模倣ではなく、思い出の揺り戻しです。そもそもストーリーは出尽くしている。そして、原稿用紙にペンの時代は終焉を迎えています。

 「カサブランカ」なつかしい。それこそ、この映画に出てくるような昔の名画座へ10代後半の頃、ひとりで観に行きました。

 主役の綾瀬さんの個性的な物言いは乱暴ではないかと危惧しますが、ラストにはお似合いの話し方です。

綾瀬はるか 坂口健太郎 加藤剛 柄本明 監督:竹内英樹

 昼間ひとりでこのDVDを観たあと、夕方帰宅した家族たちがまた最初から見始めたので、この日はこの映画を2回観ました。
 2回目の感想としては、ひとつめは、マイケル・ジャクソンの「スリラー」が取り入れられているのだなということと、二つ目は、空にかかるふたつの虹は、主人公男女の関係を表している(互いの肌に触れてはいけない)のだなと、その関係は、たとえば、障害者との結婚、障害者同士の結婚でもありうるわけで、結婚で大事なことは、肌の触れあいができてもできなくても、精神的なつながりが大事だということでした。

 加藤剛さんは本作が遺作で、映画と現実が重なって驚きます。すっかり老いられました。「砂の器」での不遇な生い立ちの天才ピアニスト・作曲家役を思い出します。

 そして、最後に「映画は不滅だ」ということ。  

羊の木 邦画DVD

羊の木 邦画DVD 2018年2月公開

 よくわからない映画でしたが、自分なりの解釈は次のとおりです。
 昔は、羊の羊毛は、木になった羊からとれると誤解されていた。されど、そんなわけはないのです。羊は動物で、羊の毛が羊毛なのです。
 6人の殺人犯人について、過疎地の人口増加施策にのっかって、刑務所服役後、魚深市に住んでもらう。市役所が仕事と住居を提供あっせんする。そのかわりに彼らに10年間は住んでもらうというのが彼らへの義務規定です。
 殺人犯人たちは、それぞれ事情があって人を殺めているが、なかには、根っからの殺人鬼も含まれています。
市民のうちの何人かは、善意で殺人を犯した人を許して受け入れます。
 服役して罪は償ったからもういいじゃないか。
 許容はいいときもあるしそうでないときもある。
 羊は木の実のようになるは「勘違い」です。それが、つながって、「世界は誤解で成り立っている」にまで至る。
 そう解釈しました。  

未来のミライ 細田守

未来のミライ 細田守 角川つばさ文庫

 太田訓(くん)4歳時と未来から来た彼の妹であるミライ女子中学生です。4歳児と中学生でどういう展開にもっていくのだろう。

 「小さな庭に小さな木の生えた小さな家」というふうに、「小さな」が強調されています。どういう趣旨があるのだろうか。

 電車の記事が多いのは作者が鉄道オタクなのでしょう。
 36ページ付近まで読みました。善人ばかりが出るファンタジーのような雰囲気です。
 ミルクを与えたあと「げっぷ」をさせる。そういうことがあったと思い出します。
 
 4歳のくんちゃんが、ミライから来た女子中学生の未来ちゃんに会ったと正直に話すところがいい。隠さない雰囲気がいい。

 庭に「白樫(しらかし)」という木が生えているという記事があります。うちにも同じ木が2本あります。樹木の姿がわかるので内容を身近に感じます。

 女子中学生のミライさんが頻繁に登場するのかと思っていたら違っていました。後半になるにつれて複雑になっていき、趣旨がよくつかめません。反戦小説かと思います。

 ときおりタイムスリップする。されど、さほど、内容に山も谷もない。平和です。

 調べた言葉などとして、「アドベントカレンダー:クリスマスイブの日までの日にちをカウントする12月分のカレンダー」、「バウンサー:乳児用のゆりかご形式の椅子」、「ブランケット:毛布」、「ひな人形の纓(えい):冠の後ろにさす付属物」、「ひな人形の笏(しゃく):殿様が持つもの」、「シテ島:パリセーヌ川の中洲」  

服を着るならこんなふうに01 縞野やえ

服を着るならこんなふうに01 縞野やえ(しまの・やえ) 角川書店

 洋服の着方をアドバイスしてくれるマンガです。
 27歳仕事の鬼の佐藤祐介が主役で、洋服の着こなしに欠陥がありますが、佐藤君の妹である環がそれを改善していくストーリーに仕立ててあります。
 世代の差がありますので、言葉がわかりません。調べます。「スウェット:読みながらジャージのことかと。トレーナーとか。よくわかりませんが、似たようなものらしい」、「ルームウェア:部屋着でいいのでしょう。普段着とかよそいきとか」、「トップス:上半身にまとう服らしい」、「ボトム:下半身にまとうたとえばズボンなど」、「ブルゾン:ジャンパー」、「裾:上着、ズボンなどの服の下の部分」、「イージージャケット:ちょっとよくわかりません。ラフな素材のジャケットとあります」

 ファッションセンスはいらないとあります。将棋や囲碁のように定石があるようです。

 大事なのはバランスをとるコーディネート(部分を調整して全体をまとめる)

 無知なお客さんに在庫を押し付けるようなお店の対応部分が、ありえて愉快です。

 ふーんと納得させられます。新しい知識の吸収です。

 絵がしっかり描いてあります。絵描を描いている人はファッションは素人で、企画提案がプロの男性で、調整役が編集の人という組み合わせでつくっているマンガだそうです。

 みんな若い。小田くんという人が同級生で出ます。最後は同窓会でさわやかそうな女子が顔を出したところで2巻に続くとなります。

 あとがき以降は、小説を読むようでした。メッセージ性が高い。


服を着るならこんなふうに02 縞野やえ(しまの・やえ) 角川書店

 2巻目を読み始めます。樋口リカさんという主人公の中学同級生と同窓会で再会するシーンからです。高校の同窓会だと勘違いして読んでいました。
 「無印良品」というお店は、ブランドがない店だと思っていました。

 このマンガを読んでから、街歩きをしながら行きかう人たちのファッションを見るようになりました。おしゃれな女性が多い。年配男性は、このマンガの主人公のタイプが多い。着ることができればいい。安ければいい。

 ラベルのありかと説明はありがたい。洗濯洗剤もいろいろです。

 ネット通販の教示もいい。

 主人公の佐藤祐介君には、好きな人ができたようです。中学校の同級生の樋口リカさんです。その関係をマンガに持ち込んだのは成功です。シンプルな構造のストーリー展開です。わかりやすい。

 「ファッション中毒」の説明があり、そういうことってあるなあと賛同します。

 「服」をまんなかにおいて、妹さんの環さんの空回りが面白い。

 「高い服を着ればかっこよくなれるわけじゃない」は名言です。

 また言葉の意味がわかりません。「ファストファッション:流行、低価格、大量販売」、「アーバンリサーチ:アパレル会社。なにかの調査かと勘違いしました」、「アパレル:衣服製造・流通業」、「ニット:編み物」


(服を着るならこんなふうに 30年9月12日追加記事)
第3巻
 気に入った表現として、「しゅっとした服を着たい」
 同感したこととして、「体にフィットした服は窮屈」
 
 お金のない話が続きます。ファッションの本で珍しい。お金がなくてもおしゃれはできるという意思が表示されます。
 ハイゲージのカーディガン(網目が細かい)、ミドルゲージ、ローゲージのあたりの説明が良かった。

 軍服ミリタリーが、ファッションの源流とは知りませんでした。
 
男が女ものを穿く(はく)というのは違和感があります。
 
 この巻では、「靴」、「腕時計」、「帽子、帽子のかぶり方」のアドバイスがあります。

 最後に新しい登場人物男性の顔が出ますが、まだそれがだれなのかはわかりません。第4巻に続くです。

 調べた単語として、「アーカイブ:記録保管所」


第4巻
 兄妹のいとこの圭くんという男子が新潟から上京してきます。目的は洋服の購入です。読み始めて、圭くんは気の強い男性かと思っていたらなよなよとした自分に自信のない男性でした。
 同時進行で読んでいる小説の登場人物に「環(たまき)」というおじいさんがいて、このマンガの妹の名前も「環(たまき)」で偶然同じ名前が重なりました。

 「クールビズ」が登場しました。そして、「眼鏡」が登場しました。眼鏡は出てこないかなあと待っていたので出てきてちょっと喜びました。マンガでは、「ウェリントン、フォックス、ラウンド」が紹介されています。先日ボストン型のメガネを購入しました。できあがっての受け取りはまだ先で、できあがったメガネをかけるのが楽しみです。

 そのうち、太っている人、やせている人、身長が低い人のおしゃれポイント紹介が出てくるといいな。

 このマンガでは、お金をかけない洋服の購入、着回しをポイントにしてあります。

 調べた単語などとして、「GU:ブランド名。衣料品の製造販売会社。もと靴のマルトミ」、「ユニクロ:衣料品生産販売店」、「トレンド:流行、潮流」、「サイズ欠け:同じデザインで売却済みでサイズがない」、「凡用性:使いまわしがしやすい」、「スヌード:首に巻く布」
 
 幸せな気分にさせてくれる終わり方でした。

 毎日同じ服を着ている人も複数います。それはそれですごいと思う。

第5巻
 第4巻で、太っている人、やせている人、身長が低い人のおしゃれポイントの記事が出てこないだろうかと書いたところ、この第5巻で出てきました。タイミングの良さに驚きました。
 内容を読んで納得しました。

 こんどはまた新しいキャラクターが登場しました。佐藤君の大学時代の友人で大林さんです。明るく元気な好青年かと思いきやけっこう、うじうじしています。

 「ポケ付きルーズフィットクルーネック七分袖」というのがいい。
 
 冠婚葬祭用のスーツをたまに着るときにサイズを心配することがあるとの指摘がいい。

 ファッションとは別にマンガが成長していきます。

 サイズでSとMの違いが1cmぐらいしかないということにはちょっとびっくり。

 調べた単語として、「台襟:だいえり。たとえばワイシャツの首の帯の部分」、「チノパン:千野・クロスという生地でつくられたズボン」、「オペラシューズ:説明しにくいのですがひもがない」、「ドレスコード:1.フォーマル2.セミフォーマル3.カジュアルエレガンス4.スマートカジュアル」、「クラッチバッグ:肩ひものついていない抱え込むバッグ」

第6巻
 斉藤美和さんという女性が登場します。会社の受付の人です。佐藤君は斉藤さんから着ているものが地味めだと指摘を受けます。これまでの巻を読んできて同感です。洋服の色は白黒中心です。
 
 気に入った言葉として、「好きは理屈じゃない」

 調べた言葉として、「ノームコア:平凡で目立たない服を身に付ける。究極の普通」、「パイソン柄:ヘビ柄」

 ブランド物は長持ちしないは、理由を読んで、物事の実体がわかりました。同様に、値段は生産量で決まる。

 ワンポイントの色ものとして、帽子、バッグ、派手な色は重ね着でチラ見せ。参考になります。

第6巻
 靴、スニーカー、デニム(ジーンズ)、時計、アクセサリーの巻でした。  

かみさまは小学5年生

かみさまは小学5年生 すみれ サンマーク出版

 品川駅で、新幹線乗車中に読めてしまう手ごろな本はないかと書店で探して手にしました。これまで本屋の棚でなんどもこの本を見ました。売れているようです。
 小学5年生の女児すみれさんという人がつくった詩のような文章と、イラストを描いたのぶみさんという方が(女性だと思って読んでいました。最後あたりで男性だと気づきました)すみれさんにインタビューをする形式となっています。それが、白いページ、水色のページに分かれています。
 小学5年生の女児をなにか予言者扱いしていることが半信半疑でもあるし不可解でもあります。かみさまや天使や妖精が出てくるので宗教的でもあります。かみさまは金色の服を着ているはいい表現です。
 本人の詩はなにかしら教訓めいています。言葉に説得力はあります。思春期前の女児でありその能力はおとなになるにつれて消えていくでしょう。今だけの思考でしょう。一歩間違うと詐欺になってしまいます。
 すみれさんとのぶみさんとの会話がほんわかとしていて好印象をもちます。おもしろい。こどもと丁寧にお話をするおとなです。雰囲気がいい。
 亡くなった方を見送るときは、「お疲れさまでした」と声をかけます。
 洋画「シックスセンス」を思い出します。

 調べた単語として、「破水:胎児を包んでいる膜が破れて羊水が出てくること」、「ティンカーベル:羽のある妖精」、「オーラ:体から発散される霊的な雰囲気」