クラッシュ 洋画DVD

クラッシュ 洋画DVD 2006年公開

 サンドラ・ブロックという女優さんを作品「ゼログラビティ」で観て、ほかにもいい映画に出演されているので、今回このDVDを手にとりました。中身の前情報は0で観始めました。人種差別を扱った映画なので、日本人のわたしにはピンとこない。
 銃社会アメリカです。治安が悪い。
 冒頭、車の追突事故で、いったん過去に戻り、最後は、車の追突事故の時刻で終わります。その間の出来事がいくつかのグループで展開されていきます。
 アメリカ合衆国の濃厚で深刻な問題を扱っている映画です。
 観客が予測したとおりにはならない内容があります。
 ちいさな女の子が父親をかばって、「透明なマントで守ってあげる」と言ったところが良かった。
 ひとりの人間が相手を攻撃しながらもその孤独なひとりは哀しみを抱えている。最終的には、命の尊さを表現する映画となっています。  

相棒 プレシーズン DVD

相棒 プレシーズン DVD 2000年 2001年

 ビデオ屋でプレシーズンのDVDがあることに気づき、まずこれを観なければならなかったと、後先になってしまいましたが鑑賞します。

第1話
 人質立てこもり事件です。人質はなんと杉下右京の相棒となる亀山薫です。(名前が女性と勘違いしやすい。男性)
 骨董品みたいなパソコンが杉下右京の机の上にあります。なつかしい。ウィンドウズ95。携帯電話も初期のものです。「テレクラ」という言葉も今では死語でしょう。
 クラッシクベートーベン作曲「喜びの歌」で、このドラマの長い歴史の幕開けです。
 
 雰囲気は暗いのですが、自由奔放な発想があります。
 杉下右京は、「法治国家の教科書」みたいです。創作にあたって、あたりまえのことをあたりまえにつきつめる主人公の設定が大事なのでしょう。そうすると彼の周囲では混乱が起こる。人間生活はあたりまえをあたりまえにしにくいから。

 劇中のトリックは途中で気づけました。

 亀山刑事が杉下右京に、「いっしょに行ってもらえませんか」と願い、杉下が、「もちろん」と答える。ここで、『相棒』が成立しました。観ていて気持ちがいい。


第2話
 女性ばかりを狙う連続殺人事件です。5人連続です。なんでも、1800年代にロンドンで起った切り裂きジャックが下地にあるらしい。

 思い切りがいい内容構成です。
 そういうことかと納得しました。
 深い人間心理が描写されていました。

 「疑うのが仕事」

第3話
 自殺にみせかけた殺人事件です。病院の屋上から医学部助教授の医師が転落します。そこに化学工場の爆発事故がからんできます。
 ポケベル、フロッピーディスク、なつかしい。2001年の放映です。かれこれ20年間ぐらいテレビはニュースと天気予報ぐらいしか見ない生活を送ってきたので、リタイヤした今は、テレビドラマや過去の映画をさかのぼる作業をしています。
 杉下右京の観察眼は鋭い。大半の人が自殺と判断したのに殺人と気づきます。
 バックミュージックの「アダージョ」が雰囲気を盛り上げます。
 人の命を救う医療従事者が人の命を奪おうとする。正義を貫くために内部告発をしようとする人間を殺害する。正義を貫く人間は殺害される。人間の本性(生まれながらの性質)が浮き彫りにされています。ルールに従ってロボットのように生きることが自分の身を守ることにつながる。
 このドラマシリーズは、人により、好き嫌いがあるでしょう。

 刑事とは:私服で活動する警察官の俗称  

東野・岡村の旅猿 インド編

東野・岡村の旅猿 インド編 2008年1月 DVD

 体調を崩してからは旅行に出ることが少なくなりました。ビデオ店でこのDVDを見て、そういえば、10年ぐらい前にテレビで観ておもしろおかしかったという記憶が蘇りました。しばらくは、DVDを観て旅気分を味わいます。

 以前観たときの内容は覚えていません。ひとつだけ、インドの食堂で頼んでもいないのに次から次へと料理が出てくるところだけ覚えています。おもしろかった。貨幣価値がかなり違っていて、他のシーンも含めて、請求額が日本円だと何百円なので安心して観ていられます。本人たちもそんな余裕がある様子でした。

 東野さんの言葉「インドは行くところではなく、導かれるところ。ガンジス河で沐浴をする」は味わいに満ちています。

 紙のないトイレ(左手でふく)、おいしくないカレー、恐ろし気な路線バスの中、降車時のバスは自分でドアを開く、財布を失くす、水牛の行列、しつこいTシャツ売り、コブラを操る蛇使い、象に乗る、クラクションで騒がしい、爆竹、寝台車、8℃の冷たいガンジス河に入る。盛りだくさんです。

 タージ・マハルは美しい。白い宝石です。行ってみたいけれど、今は、映像を見るだけです。最初の航空機に乗ったときの座席シーンを観て旅行気分が高まりました。

 インドの子どもたちが元気だったこと、現地の案内の人が家に呼んでくれて家族と一緒に奥さんんがつくってくれたおいしいカレーを食べたシーンが良かった。  

ショートターム 洋画DVD

ショートターム 洋画DVD 2014年公開

 前情報なしで観始めました。施設? 孤児院? 18歳までの施設であることはわかりました。調べたらグループホームとありました。

 何もすることがない時間をどうやってつぶすのか。草野球、リッスンミュージック、人形遊び、太鼓を叩く、けんか、似顔絵を描く、手拍子を叩いて集団ゲームをする、ボールの壁当て。

 親に恵まれない境遇で不安を抱える子どもたちです。「自分は普通の人生を知らない」と悩んでいます。自傷行為もあります。親からの性的虐待もあります。
18才で施設を卒業する。されどまだ人生の先は長い。

 行き場がない。

 施設に『反省室』なるものがある。こんな環境におかれて、何を反省しろというのでしょう。

 苦悩を克服できない子どもがいます。施設職員も助けられない。頭に血がのぼった女性職員は親と闘おうとする。(親に危害を与えようとする)

 現実社会でもなかなか出口が見えない問題です。

 タームは「期間」だから、短い期間とタイトルを理解しました。おとなになってからの時間がはるかに長い。  

6才のボクが大人になるまで 洋画DVD

6才のボクが大人になるまで 洋画DVD 2014年11月公開

 実際の本人の成長に合わせて撮影された映画だと読みました。姉がいて、両親がいるところからスタートなので、全員が本人さんだろうかと疑問をもちました。
 姉サマンサ、弟メイソンで、メイソンくんが7才から始まります。最後は18才、高校卒業までです。ふたりとも本人で、姉は本作の監督・脚本者の実子です。実父母役も本人で、だんだん歳をとっていきます。
 
 人生とは何かと、哲学的な映画です。そして、答えはありません。
 映画のなかの設定は、実父母のもとで暮らせない姉弟です。最初の離婚があって母に引き取られて、結局母親は3回結婚します。2回目の夫にはふたりの連れ子がいて、夫にはDV、虐待をする性質があります。両親が不仲だと子どもは苦労します。
 血のつながっていない男から、「ここは俺の家だ。俺がルールだ。従えないなら出ていけ」と言われたら、力のない子どもはたまりません。
 肉体単純労務者の男性の話が良かった。こどもたちの実母のアドバイスに従います。努力は報われる。(夜間大学に通って勉強する。きちんと就職して働いて役付きになる)

 小さい頃は口うるさい姉も成長するに従って静かになります。実父役はおしゃべりです。外国人の父親ってこんなにしゃべるものなのか。うるさい実父ですが、こどもたちには好かれています。大好きな車GTOなのに、ツードアで、3人が乗るときには乗りにくそう。母親がしきりにシートベルトの着用にこだわることが不思議でした。

 子どもたちは映像の中では急速に成長していきます。色恋にも目覚めます。実父は子どもたちに避妊するよう説きます。なにせ、実父はあからさまで明るい。されど、離婚して、再婚して赤ちゃんがいます。
 
 ラストの女子大生の言葉、「チャンスはきっといつもすぐそこにあるもの」という趣旨は、大学に合格したメイソン君にわたしにラブコールしてという女子の求愛の言葉だったと思いたい。


 最近、映画「男はつらいよ」をずーっと観ているのですが、劇中に出てくるさくらさんとひろしさんのお子さんである満男ちゃんは、あかちゃんのときからずーっと同じ子役さんで、第2作昭和44年~第26作昭和55年の間に成長していくわけで、これもまた記録だと思うのです。  

ハドソン川の奇跡 洋画DVD

ハドソン川の奇跡 洋画DVD 2016年9月公開

 いい映画でした。感動しました。
 実際の航空機事故をニュースで知ったのは、2009年1月でした。旅客機が川に着陸するなんて、しかも、全員が無事なんて、なんという機長の機転と腕だろうと驚いたことを覚えています。
 映画はその快挙を讃える内容だろうと観始めましたが、様子がおかしい。川への着陸は無謀で、離陸したばかりの空港に戻るか、近くの別の空港に着陸できた。つまり、機長の判断は間違っていたのではないかと機長、副操縦士は指摘を受けるのです。検証委員会みたいなところにかけられます。びっくりです。現実にあったことのようなので、ノンフィクションを映画にしてあります。乗客を救ったのに、航空会社と保険会社は保険金等の支出をしたくないらしい。
 トムハンクスがトムハンクスに見えない。あとでわかるのですが、実際の機長に似せたメーキャップです。
 航空機事故シーンが最初だけかと思ったら、途中、細切れで出てきます。どうやって撮影したのだろうかとか実際のニュース映像を使用してあるのではないかとか推察しました。
 当初は、追及に押され気味ですが、機長が毅然と、自分の判断に誤りはないと意思を貫き通します。ここにも仕事の鬼がいます。
 7月に成田空港近くの航空博物館を見学したばかりだったので、映像が身近に感じられました。