2024年11月22日
ミッドナイトスワン 邦画 2020年
ミッドナイトスワン 邦画 2020年(令和2年) 2時間4分 動画配信サービス
監督:内田英治
俳優:草彅剛(くさなぎ・つよし)、服部樹咲(はっとり・みさき)、根岸季衣(ねぎし・としえ)、水川あさみ、田口トモロヲ、真飛聖(まとぶ・せい)
なかなかいい映画でした。
草薙剛さんは一生懸命です。体当たりの演技で、貴重な足跡を残しました。
最初、女装していても草薙さんは、『男』です。
だんだん、母になって、あそこもちょんぎって、きれいなおっぱいになって、最後は、『女』に変身します。変身というか、役柄のキャラクター(個性)では、もともと女性なのです。
おのれがおのれであるために、こう生きる。
観始めて思う。
この映画のテーマはなんだろう(なにを観客にアピールしたいのだろう)。
最初思うのは、『児童福祉(家庭内暴力があります。こどもの自傷行為もあります。自分の腕を噛むとかリストカットとか。まあ、バカ親がいます。こどもの心が壊れます)。性的目的で、お金でこどもの女子を買おうとする男がいます』、次に、『家族愛とか、家庭愛とか』。
女装した草薙さんは、きつい言葉をいとこの子(中学生女子)にぶつけるけれど、本当は、とても心の優しい人という役柄です。生きるつらさを知っているから、中学生女子に優しくできるのです。
『才能』の話が出ます。お金がなくても才能があるこどもの能力は伸ばすのが基本です。スポンサーがいります。社会に貢献してくれる人材を育てます。
『家族って何だろう。家族ってどういうものなんだろう』と考える映画です。
押したり引いたりのバランスがいい。
噛み合わないというよりも、意図的に噛み合わせないという話のつくりがうまい。
じょうずにつくってある脚本です。
暗い内容の映画ですが、つらさを通り越して、ユーモアすら感じられます。
力作です。
中学生の女の子役の演技力が足りないかなと思いましたが、バレエはかなりじょうずです。
ハチミツの生姜焼き(しょうがやき)=ハニージンジャーが、伏線でした。
仲良し家族の基本は、おいしいお料理です。
あと、バレリーナは、体調管理がたいへんだろうなあと思いました。
それから、ビルの屋上で踊った女友だちのバレエパフォーマンスがすごかった。話のつくり方にびっくりしました。たいしたものです。
自分の好みとしては、最後のほうにある海のシーンはいらなかったかなあ。
以下は、細かな感想です。
関係者の塊り(かたまり)の世界です。
冒頭の男性?(女性)メンバーによる白鳥の湖の踊りをもっと長い時間観たかった。
身内内の(みうちないの)暴力があります。こどもへの虐待です。家族のうちのだれかをストレスのはけ口にすることはやめましょう。
態度や言葉にだまされてはいけません。まずは、人を疑うことから始める。それが現実です。相手がひどい人だと判断出来たら突き放す。
がまんしすぎたら、心を病んでしまいます。(やんでしまいます)。
草薙さんが言います。『(なになにしなかったら)あんた殺すから』(きついけれど、優しい気持ちが伝わってきました)。
どうしてワタシは、こんな家に生まれてきたのだろう
通報=役所の人=児童相談所の職員さんでしょう。
差別と侮辱(ぶじょく)の世界があります。されど、ここで生きる決心があります。
何もしゃべらない女子中学生です。あいさつもしません。(それではだめです)
またタバコです。日本映画は喫煙シーンが多すぎます。映画製作者はいまだに喫煙行為が蔓延(まんえん。はびこり広がる)していた過去の世界で生きているのだろうか。
女子中学生は、蒼井優さんのように見える。似ています。
バレエシューズというのは、薄いのね。
師匠と弟子の関係で、職人技の演技をするスターが育ちます。
女子中学生がおそうじしたあとの草薙さんの部屋がステキでした。ビューティフルでした。
オギャーとこの世に生まれたとたん、お金があるこどもと、お金がないこどもがいます。同級生です。だけど、その後の人生で、お金があったこどもは、親の会社倒産で一文無し(いちもんなし)になることもあるし、お金がなかったこどもが努力して、大金持ちになることもあります。
ときおり、『虚無(きょむ。なにもない)』の時間帯があります。
バレエがとてもじょうずです。本物の『鳥』がいるように観えます。
女性同士、同性同士の会話があります。疑似ラブです。詩のようでした。
草薙さんを観ていて、今年劇場で観た山崎育三郎さんを思い出しました。ミュージカル、『トッツィー』を観ました。
最近よく女性の心を持った男の人の話題をテレビやネットで見るのですが、わたしは、長いこと生きてきましたが、そういう男性を直接見たことはありません。人にはわからないように隠されていたのかなあ。でも、心当たりがあるような男性を見たこともありません。
監督:内田英治
俳優:草彅剛(くさなぎ・つよし)、服部樹咲(はっとり・みさき)、根岸季衣(ねぎし・としえ)、水川あさみ、田口トモロヲ、真飛聖(まとぶ・せい)
なかなかいい映画でした。
草薙剛さんは一生懸命です。体当たりの演技で、貴重な足跡を残しました。
最初、女装していても草薙さんは、『男』です。
だんだん、母になって、あそこもちょんぎって、きれいなおっぱいになって、最後は、『女』に変身します。変身というか、役柄のキャラクター(個性)では、もともと女性なのです。
おのれがおのれであるために、こう生きる。
観始めて思う。
この映画のテーマはなんだろう(なにを観客にアピールしたいのだろう)。
最初思うのは、『児童福祉(家庭内暴力があります。こどもの自傷行為もあります。自分の腕を噛むとかリストカットとか。まあ、バカ親がいます。こどもの心が壊れます)。性的目的で、お金でこどもの女子を買おうとする男がいます』、次に、『家族愛とか、家庭愛とか』。
女装した草薙さんは、きつい言葉をいとこの子(中学生女子)にぶつけるけれど、本当は、とても心の優しい人という役柄です。生きるつらさを知っているから、中学生女子に優しくできるのです。
『才能』の話が出ます。お金がなくても才能があるこどもの能力は伸ばすのが基本です。スポンサーがいります。社会に貢献してくれる人材を育てます。
『家族って何だろう。家族ってどういうものなんだろう』と考える映画です。
押したり引いたりのバランスがいい。
噛み合わないというよりも、意図的に噛み合わせないという話のつくりがうまい。
じょうずにつくってある脚本です。
暗い内容の映画ですが、つらさを通り越して、ユーモアすら感じられます。
力作です。
中学生の女の子役の演技力が足りないかなと思いましたが、バレエはかなりじょうずです。
ハチミツの生姜焼き(しょうがやき)=ハニージンジャーが、伏線でした。
仲良し家族の基本は、おいしいお料理です。
あと、バレリーナは、体調管理がたいへんだろうなあと思いました。
それから、ビルの屋上で踊った女友だちのバレエパフォーマンスがすごかった。話のつくり方にびっくりしました。たいしたものです。
自分の好みとしては、最後のほうにある海のシーンはいらなかったかなあ。
以下は、細かな感想です。
関係者の塊り(かたまり)の世界です。
冒頭の男性?(女性)メンバーによる白鳥の湖の踊りをもっと長い時間観たかった。
身内内の(みうちないの)暴力があります。こどもへの虐待です。家族のうちのだれかをストレスのはけ口にすることはやめましょう。
態度や言葉にだまされてはいけません。まずは、人を疑うことから始める。それが現実です。相手がひどい人だと判断出来たら突き放す。
がまんしすぎたら、心を病んでしまいます。(やんでしまいます)。
草薙さんが言います。『(なになにしなかったら)あんた殺すから』(きついけれど、優しい気持ちが伝わってきました)。
どうしてワタシは、こんな家に生まれてきたのだろう
通報=役所の人=児童相談所の職員さんでしょう。
差別と侮辱(ぶじょく)の世界があります。されど、ここで生きる決心があります。
何もしゃべらない女子中学生です。あいさつもしません。(それではだめです)
またタバコです。日本映画は喫煙シーンが多すぎます。映画製作者はいまだに喫煙行為が蔓延(まんえん。はびこり広がる)していた過去の世界で生きているのだろうか。
女子中学生は、蒼井優さんのように見える。似ています。
バレエシューズというのは、薄いのね。
師匠と弟子の関係で、職人技の演技をするスターが育ちます。
女子中学生がおそうじしたあとの草薙さんの部屋がステキでした。ビューティフルでした。
オギャーとこの世に生まれたとたん、お金があるこどもと、お金がないこどもがいます。同級生です。だけど、その後の人生で、お金があったこどもは、親の会社倒産で一文無し(いちもんなし)になることもあるし、お金がなかったこどもが努力して、大金持ちになることもあります。
ときおり、『虚無(きょむ。なにもない)』の時間帯があります。
バレエがとてもじょうずです。本物の『鳥』がいるように観えます。
女性同士、同性同士の会話があります。疑似ラブです。詩のようでした。
草薙さんを観ていて、今年劇場で観た山崎育三郎さんを思い出しました。ミュージカル、『トッツィー』を観ました。
最近よく女性の心を持った男の人の話題をテレビやネットで見るのですが、わたしは、長いこと生きてきましたが、そういう男性を直接見たことはありません。人にはわからないように隠されていたのかなあ。でも、心当たりがあるような男性を見たこともありません。
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