2011年09月10日

伊勢湾一周

伊勢湾一周

50才を過ぎて、車通勤になって、車の運転に夢中になりました。
自家用車でフェリーを利用したことがなくて、どんなふうになるのか挑戦してみました。
愛知県の知多半島から渥美半島、そして三重県鳥羽市(とば)へと渡り、高速道路で帰宅しました。



このルートを思い立ったのは今年の2月で、今はもう9月です。
その間、知多半島のフェリー乗り場を下見して、4月に渥美半島のフェリー乗り場の位置関係を確認しました。その後、ようやく伊勢湾一周のチャンスが訪れました。日帰りです。実現できてうれしい。
最初は緊張して、通し乗車券を買うために窓口へ行く途中で車検証を忘れたことに気づき、一般駐車場(短時間なら無料)で待つ家族の車まで戻りました。車検証を出して、人数を言って乗船券を購入して、車を駐車場から所定のレーン枠へ停めて、フェリーの船体へそのまま直進です。簡単でした。渥美半島到着後の下車も直進で、前回下見をしたときの記憶をたどって、鳥羽行きのレーンで車をとめました。待ち時間が1時間ぐらいあったので、半島を散策しました。車に戻ったら、運転手無人の車の列に並んでいたのにうちの車だけがぼつんと残っていて笑いました。ほかの車はもう乗船済みでした。
渥美半島の恋路ヶ浜と三島由紀夫作「潮騒」の舞台神島です。



三重県の志摩半島へ出航です。
右側に灯台が見えます。



フェリーの後方に漁船がたくさんいるのですが、写真では波のようです。
奈良・平安の時代から江戸時代にかけて、この海を往来していた船に思いをはせました。
日本の近代化以前は、海上交通と徒歩が人々の主な足だったと思うのです。



1羽の海鳥が海上に舞い降りてきました。
揺れる波間にぷっかりと浮かんでいます。
大海でリスク(危険)を背負いながら生きていく野性の鳥に勇気をもらいました。
鳥でさえしっかり生きている。
途中神島のそばを横切りました。
上陸してみたいと思ったことがありますが、やめておきます。
たとえば富士山のように遠くからながめるだけで十分です。
三重県鳥羽港に到着間近です。



以前訪れた伊勢志摩スカイラインの頂上です。足湯につかりました。
温泉ではありませんが効能「こころのやすらぎ」が気に入りました。



同じ場所にあるトイレです。
自分で、「日本一景色がいい窓があるトイレ」と名付けました。
正面神島の後方が、ときには富士山が見える位置です。



その後車を走らせ、前回息切れをして登る気力がでなかった松阪城天守閣跡へたどりつきました。あれから4kgやせて息を切らしながらも登れました。
松尾芭蕉の「兵ども(つわもの)どもが夢の跡」の句が思い浮かびました。俳句の舞台は昨年秋に訪れた岩手県の平泉です。夏草やだったっけ。



江戸時代に古事記を訳した本居宣長(もとおりのりなが)さんが住んでいたところです。
今から250年ぐらい前の人です。



見上げれば、百日紅(さるすべり)みたいな花がきれいでした。



近くに武家屋敷跡があったのですが、どうも今も人が住んでいるようで子孫の方々らしい。



むかし自分が住んでいた長屋に似ているのですが、敷地はかなり広い。
雨戸は懐(なつ)かしい。  

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