2025年01月05日
JUST KEEP BUYING ニック・マジューリ・著
JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則 ニック・マジューリ=著 小島修(こじま・おさむ)=訳 ダイヤモンド社
投資の本です。おもに株式投資のことです。
わたしは、実用書を読むときは、まず、ゆっくりページをめくりながら、最後のページまで目をとおします。そうやって、だいたい何が書いてあるかをつかんでから、2回目の本読みをします。
(1回目の本読み)
403ページあって、最後に訳者の言葉があります。
『はじめに』があって、第1章から第20章まであります。
冒頭に注意事項があります。
米国の読者に向けて書いてあるので、日本向けではない。よく考えて読んで、ご自身で判断してくださいとあります。(はい、わかりました)。
前半は、『貯金力アップ篇』、後半が、『投資力アップ篇』という構成になっているそうです。
第2章からが第1部で、『貯金力アップ篇』、第10章からが第2部で、『投資力アップ篇』になっています。
亡くなった著者の祖父が、競馬にお金をつぎこんでいた話から始まります。祖父は無一文で亡くなったそうです。
おこられるかもしれませんが、全部が全部ではありませんが、わたしが思うに、お金が無くて困っている人というのは、浪費グセがある人が多いです。
アルコール、ニコチンを始め、ギャンブルや趣味などに、無計画にお金を散財します。金銭感覚がありません。あわせて、金銭管理能力もありません。欲望をこらえきれずに財産を使い果たす人です。性格的に頑固(がんこ)だったりもします。他者からのアドバイスを聞き入れません。自分は何をやっても許されると勘違いされているときもあります。
経済的に安定するためには、『無職』の期間をなるべく短くすることです。働けばお金は入ってきます。働かなければお金は消えていきます。
タイトルにもありますが、『ジャスト・キープ・バイイング』の意味は、『ただ買い続けなさい』だそうです。
(株を買い続けなさいということだろうか。買った株の配当金をあてにしなさい。配当金でまた株を買いなさい。それをくりかえして、雪の玉をころがすように利益を増やしていきなさいということだろうか)。著者曰く(いわく。言うには)、それが、あなたをお金持ちにしてくれるアイデアだそうです。
ページをめくります。どうもそれっぽい。(さきほどわたしが書いたこと)。
『世間でいわれているほど、貯金はしなくてもいい』(貯金は必要なある程度の額でいい。それ以上のお金は投資に回すということか)。
日本人は、『金銭的自立』に遅れた世界の金融孤児になりかねない』とあります。日本人は、貯金(預金)することしか知らないということだろうか。(投資活動に消極的ということ)。
『お金がない人は「貯金」を、お金がある人は「投資」を重視すべき理由』とあります。(やっぱり)。
『どのくらい貯金すればいいのか?』(ヒントをもらえそうです)
『借金はすべきか?』クレジットカードの負債の説明があるようです。
『家は借りるべきか買うべきか?』(わたしは買える人は、家を買ったほうがいいと思います)。
『なぜ投資すべきか?』老後に備える。インフレ(物価上昇)から資産を守るため。人的資本を金融資本に置き換えるため(ちょっと今は意味がわかりません)。そんなことが書いてあるようです。
『何に投資すべきか?』
『個別株は買うな』
『(株の)安値を待つべきではない理由』
『投資が「運」に左右される理由』
『暴落時の投資法』平静を維持する。動じないメンタルをもつというようなことが書いてありそうです。暴落時は、買いのチャンスだと書いてありそうです。
『(株を)いつ売ればいいのか?』
目次が終わりました。さらに目を通していきます。
たとえば、『収入の2割を貯金しよう』という考えはだめだそうです。
答えは、『できる範囲内で貯金する』だそうです。(なるほど)。
『貯金しすぎている可能性』に気づきなさいだそうです。
恐怖心があるから、お金を使わない。お金を使わないからお金が残る。
そんなこんなの心理を分析してあります。
『支出を減らせばお金持ちになれる』ということはないそうです。
『収益を生み出す資産に投資する』ことで、お金持ちになれるそうです。
98ページまで目をとおして、読みやすそうな文章です。
マニュアル本(手引き)というよりも、読み物という感じの本です。
借金してまでギャンブルにお金をつぎこむ人は、心の病(やまい)です。
大学に通うことで収入が増えるということが書いてありますが、現実社会では、大学を卒業しても仕事をしていない人はいます。学歴はあてになりません。
借金は心身の健康に影響する。(まあ、そうですな)。
住宅ローンは、資産の形成(貯金の意味もある。住宅ローンを返済後、家が財産になる)につながるから、心の負担は小さいとあります。
持ち家のコストが書いてあります。
わたしが思うに、分譲マンションは一戸建てよりもかなり維持費がかかります。
住宅ローンを返済し終えても、管理費、修繕積立金、駐車場代の支払いは毎月永遠に続きます。
戸建てなら、駐車料金は無料だし、壁の塗り替えが十数年に一回です。その他の修理等をやるかやらないかは、自分の意思で判断できます。義務ではありません。気楽です。
本には、持ち家ではなく賃貸住宅だと、長期的なリスク(損失)があると書いてあります。
(つづく)
銀行口座に大金が入っていれば、幸せな老後を送れるか?という質問が提示されています。
答えはノーです。
まず、心身の健康や豊かな人間関係が前提にないと、幸せな老後を送ることはたいへんなのです。
お金のある人が、3年間リタイア生活を送っての感想です。
『退屈だった』何もすることがないのです。働かなくても食べていけるのです。
その人は、再び働き始めた。仕事をすることで、人とのつながりができて、生活に張りが生まれた。
『FIRE(ファイアー。早期退職を目指す。経済的に自立する)』をお勧めしない理由という項目があります。
FIREノマド的なライフスタイル:リモートで働く労働者。出社はしない。その立ち位置を、【自分はもはや世の中にとって重要な存在ではないと受け入れること】とあります。
わたしなんぞは、出勤しないで、毎日自宅にいてパソコンでできる仕事なんぞ、この世にあるのだろうかと驚かされます。営業でも事務でも、顧客や社員が自分のそばにいなければ、話が進まない気がするのです。
179ページに、ファイアーノマドは、やがて、孤独を感じるようになるとあります。生活を楽しめなくなるそうです。
何のために投資をするのかという質問の提示があります。
理由1:老後に備えるため。(加齢で働けない心身になってしまうから)。
理由2:インフレ(物価上昇)から資産を守るため。(去年は、なにもかもが値上がりしました)
理由3:「人的資本」を「金融資本」に置き換えるため。(ちょっと意味がわかりません。2回目の本読みで読み込んでみますが、それでもわからないかもしれません)
賢い(かしこい)株の買い方。
インデックスファンド(指数に連動する投資信託。1日1回の基準価格)とETF(投資信託。リアルタイムの価格で取引ができる)の勧めがあります。
株は、バリュー株(格安株)を買う。
国債(こくさい)の説明があります。著者は米国の人ですから、米国債の説明が中心です。
『個別株は買うな』とあります。
個別株投資をしても、圧倒的多数の人は負けるそうです。挑戦しないほうがいいとあります。
会社自体の稼ぐ力に限度があるようなことが書いてあります。長期的に成功し続ける個別銘柄はごくわずかしかないそうです。個人株主の都合ではなく、会社運営の傾向として、個別株投資をしてもうまくいかないというふうに書いてあります。
ゆえに専門家がたくさんの会社の株を運営する投資信託の類(たぐい)を個人にお勧めするこちらの本です。
242ページあたりまで読んできて、このあたりまで読めば、もうあとのページを読む必要もないのではないかと思いました。趣旨は、言い尽くされた。あとのページは、おまけという感じです。
本は参考にするだけです。
本のいいなりにはなりません。
本を読んで、こういう世界もあるのかと参考にするだけです。
どうするかは、自分の頭で考えます。
大暴落があっても、狼狽(ろうばい。うろたえて、あわてふためくこと)売りはしない。
わたしの経験だと、三か月ぐらい待てば、だいぶ回復する感じです。株価が上がるというよりも、もとの価格に戻るという感覚です。
むしろ、ちゃんとした会社の株なら、暴落した時に買いたい。そのために、証券会社に開設してある特定口座に資金を蓄えておきたい。購入のチャンスを逃さないように、お金を特定口座で準備しておく。
これまでの体験として、決算報告が悪いと、株価がすーっと下がっていきますが、三か月ぐらいかけて、ゆっくり元の株価に戻っていくことが多かった。
自分の体験からいえることとして、間違っても株を高値づかみはしないこと。巷の(ちまたの。世間の)話題になってしまったときは(これはいい株だとの評価が出たとき)、もう遅い。買わないほうがいい。あきらめる。がまんする。
宝くじに当たって、その後の人生をボロボロにしてしまった人のことが書いてあります。(そういうことってあるだろうなあと納得します。宝くじが当たった時は、それなりに注意して暮らさねばなりません)。自分の心をコントロールすることはむずかしいし、お金があることを知られて、いろんな人が群がってきます。(むらがってきます)。
『とりもどせないもの』という項目があります。
とりもどせないもの、それは、『時間』です。
お金は取り戻せるけれど、『時間』は、取り戻せない。
(2回目の本読み)
祖父が、ギャンブルにつぎこんだお金を株式につぎこんでいたらお金持ちになれていたのに…… という話です。
重要なこと:株を買い続けること。
ジャスト・キープ・バイイング:収益を生み出す資産(株式、債券、不動産など)を継続的に購入すればお金持ちになれる。
ただひたすら買い続けることがお金持ちになることにつながる。
インデックスファンド(株価指数連動型投資信託)、『S&P500』を買う。
日本人は、お金をつくるための意識が遅れている。
ウォーレン・バフェット:アメリカ合衆国の投資家、資産家。1930年(昭和5年)生まれ。94歳。
ウィリアム・バーンスタイン:金融理論家、神経科医。1948年(昭和23年)生まれ。76歳。
ジョン・クリフトン・”ジャック”・ボーグル:アメリカ合衆国の投資家、実業家。2019年(令和元年)89歳没。
浪費をやめる。
外食を慎む。酒を飲み過ぎない。タクシーを控える。
頭がいいか、悪いかのお話になります。頭がいい人にならないとお金は逃げていくのです。
高齢者はお金をため込むだけため込む。(『お金がなくなることの恐怖』が大きいとあります』)
その結果、相続人は多額の遺産を手にすることになると書いてあります。(ゆえに特殊詐欺にひっかかるということもあるのでしょう。自分のためにはお金を使わず、よかれと思って、子どもや孫のために使う。子どもや孫にお金を出すそのときの判断力はゆるゆるになる。簡単に特殊詐欺にひっかかる)。
『節約』だけでは、資産は増えない。限界がある。
お金持ちになるためには、収入を増やし、収益を生み出す資産に投資してお金を増やす。
76ページにある、『人的資本』というのは、わたしにはよくわかりませんでした。
自分がすでにもっている、技能、知識、時間を収入増加に役立てるというようなことが書いてありました。
読んでいて思ったのは、まず、『学ぶ』ことです。お金持ちになるためには、自分に投資して、賢い自分になる。
本に書いてあるのは、会社などの社会で、しっかり学んで、40歳ぐらいで独立して、起業するというような流れです。
一生、人や組織に使われるサラリーマンや公務員では、お金持ちにはなりにくい。(生活は安定するでしょうが)。富を築くためには、『オーナー(会社や組織の所有権をもつ人。トップ)』になる。
お金にまつわるいろいろな話が実例として続きます。
富む人、困窮する人の話です。
貧困層は、貯金があるのに、借金をして利子をつけて返済するそうです。
大学に行けば収入が増えるという話がありますが、参考になりません。大学を出ていても働いていない人もいます。奨学金という負債をかかえて社会人生活をスタートさせる人もいます。なんというか、だれでも受験すれば入学できるという大学を卒業しても大卒の意味がないということもあります。案外職場では、たたき上げの事務員とか技術職をしている高卒の力は強いです。
いろいろ書いてあります。
借金がストレスになって、心身の病気になってしまう。
住宅購入は、長期所有でないと意味がない。
家は買ったほうがいい。
今は、146ページあたりにいます。
流し読みに入ります。必要な情報はだいたい拾いました。
知りたい情報の部分だけ、ていねいに読みます。
(つづく)
投資とは:自分が働かなくても、代わりにお金を生み出し続けてくれる金融資産をつくること。
年齢が上がるとともに、お金を稼ぐ力は衰えていく。老後も稼ぐために投資をする。
第一に、株式投資をする。
暴落の確率です。
100年に2回:50%以上ダウン。
4~5年に1回:30%ダウン。
2年に1回:10%ダウン。
ゆえに、長期的に投資する。個人株式投資家の武器は、『時間』である。
インデックスファンドやETFを買う。(投資信託)。積み立てをする。NISA(ニーサ)ですな。
そのほかのこととして、債券、不動産、REIT(リート。不動産投資信託)、農地、エンジェル/中小企業、ロイヤリティ、オリジナル商品などについて説明があります。
(つづく)
全体を読み終えての感想です。
個別株をやってももうからない。投資信託での投資をやりなさいという勧めです。
う~む。若い世代の人ならそれでいいのでしょう。
相続財産を残したい高齢者の人もそれでいいのでしょう。
わたしには、向かないと考えました。
自分の作戦がうまくいくかどうかの楽しみがありません。
わたしは、わたしなりに、自分自身の投資信託をつくるようなつもりで、いろいろな会社の銘柄を少しずつ買って固めて、それぞれの値動きを見ながら一喜一憂するパターンでいこうと思いました。いいなと思った会社の株を買い集めて、先ざきの上昇を楽しみにします。
感想を付け加えておきます。
『個別株は買うな』
失ってもいいお金なら、個別株を買いなさいというちょっと厳しい教えです。
249ページ、『第13章 いつ投資すべきか?』以降のページは、読まなくてもいいかなと思いました。
261ページ、大暴落は、稀にしかおこらない。(まれにしかおこらない)。
分割投資と即一括投資の比較では、即一括投資のほうが優れている。(すぐれている)。
そのへんが、よくわからないのですが、同じ商品を分割で買うか、一括で買うかということの説明なのかなと思いました。
『底値を待って現金を貯めるのは意味がない』とあります。(そうかな。安い時に買って、高くなったら売って、差額をもうけるのではなかろうか)
投資には、『運』が必要。(それはあります)
若い人にとっての味方は、『時間』があること。(ごもっともです)。
相場の変動を恐れない。ほとんどの市場は、ほとんどの期間、上昇しているとあります。
長期的な投資が基本です。
なにもしなければ、もうからない。
余裕資金で投資をする。
もともと使う予定がないお金で買った株式なら、放置しておいてもがまんできる。
そのうち上がるだろうという期待と夢をもつ。
日本の株式市場では、去年の8月5日に大暴落がありました。
そのときにいい会社の銘柄をお安く買った人は、もうかったと思います。ほくほくでしょう。
暴落後、株価は、ゆっくりと回復しています。
326ページに、『なぜ、暴落時は買いのチャンスなのか?』とあります。
わたしは、含み益とか、含み損というのは、換金しなければ、利益も損もないものだと思っています。
含み益は、ぼーっとしているとあっという間に溶けてなくなります。そういう体験をしたことがあります。
だから、利益がある程度出たら、売却して利益を手元に寄せるようにしています。少しずつ指値を上げて、切り刻むように売却することが多い。
含み損は、株価があがるまで放置します。三年ぐらい待つぐらいたいしたことありません。昔は銀行預金で三年定期というものがありました。なんなら、ずーっと待って、相続で次世代に引き継いでもいいです。
億万長者らしくない億万長者はそこそこいる。
376ページに、『暮らし向きがいいだけ』とあります。
衣食住の生活に派手さを求めなければ、ふつーの生活で十分だいじょうぶです。
老齢者にとっては、お金よりも寿命ということはあります。
なおかつ、健康長寿が願いです。
ウォーレン・バフェットさんでも、お金よりも寿命がほしいと言うだろうとのことです。
若い時に、まじめにがんばって働くことが、お金持ちになる基本です。
著者の体験が書いてあります。
23歳の時、著者の財産は、2000ドルだったそうです。(今だと、31万円ぐらい)。
31歳のとき、資産が、50万ドル近くになったそうです。(同じく、7800万円ぐらい)。
その間、8年以上フルタイムで働き、そのほかにも稼ぐ努力を惜しまなかったそうです。
時間が大事で、今がんばらなければ、このあとの年齢(30代以降の年齢)では時間(お金持ちになるための時間)が足りないと思われたようです。
若い人向けの投資の勧めの本だと思いました。
投資の本です。おもに株式投資のことです。
わたしは、実用書を読むときは、まず、ゆっくりページをめくりながら、最後のページまで目をとおします。そうやって、だいたい何が書いてあるかをつかんでから、2回目の本読みをします。
(1回目の本読み)
403ページあって、最後に訳者の言葉があります。
『はじめに』があって、第1章から第20章まであります。
冒頭に注意事項があります。
米国の読者に向けて書いてあるので、日本向けではない。よく考えて読んで、ご自身で判断してくださいとあります。(はい、わかりました)。
前半は、『貯金力アップ篇』、後半が、『投資力アップ篇』という構成になっているそうです。
第2章からが第1部で、『貯金力アップ篇』、第10章からが第2部で、『投資力アップ篇』になっています。
亡くなった著者の祖父が、競馬にお金をつぎこんでいた話から始まります。祖父は無一文で亡くなったそうです。
おこられるかもしれませんが、全部が全部ではありませんが、わたしが思うに、お金が無くて困っている人というのは、浪費グセがある人が多いです。
アルコール、ニコチンを始め、ギャンブルや趣味などに、無計画にお金を散財します。金銭感覚がありません。あわせて、金銭管理能力もありません。欲望をこらえきれずに財産を使い果たす人です。性格的に頑固(がんこ)だったりもします。他者からのアドバイスを聞き入れません。自分は何をやっても許されると勘違いされているときもあります。
経済的に安定するためには、『無職』の期間をなるべく短くすることです。働けばお金は入ってきます。働かなければお金は消えていきます。
タイトルにもありますが、『ジャスト・キープ・バイイング』の意味は、『ただ買い続けなさい』だそうです。
(株を買い続けなさいということだろうか。買った株の配当金をあてにしなさい。配当金でまた株を買いなさい。それをくりかえして、雪の玉をころがすように利益を増やしていきなさいということだろうか)。著者曰く(いわく。言うには)、それが、あなたをお金持ちにしてくれるアイデアだそうです。
ページをめくります。どうもそれっぽい。(さきほどわたしが書いたこと)。
『世間でいわれているほど、貯金はしなくてもいい』(貯金は必要なある程度の額でいい。それ以上のお金は投資に回すということか)。
日本人は、『金銭的自立』に遅れた世界の金融孤児になりかねない』とあります。日本人は、貯金(預金)することしか知らないということだろうか。(投資活動に消極的ということ)。
『お金がない人は「貯金」を、お金がある人は「投資」を重視すべき理由』とあります。(やっぱり)。
『どのくらい貯金すればいいのか?』(ヒントをもらえそうです)
『借金はすべきか?』クレジットカードの負債の説明があるようです。
『家は借りるべきか買うべきか?』(わたしは買える人は、家を買ったほうがいいと思います)。
『なぜ投資すべきか?』老後に備える。インフレ(物価上昇)から資産を守るため。人的資本を金融資本に置き換えるため(ちょっと今は意味がわかりません)。そんなことが書いてあるようです。
『何に投資すべきか?』
『個別株は買うな』
『(株の)安値を待つべきではない理由』
『投資が「運」に左右される理由』
『暴落時の投資法』平静を維持する。動じないメンタルをもつというようなことが書いてありそうです。暴落時は、買いのチャンスだと書いてありそうです。
『(株を)いつ売ればいいのか?』
目次が終わりました。さらに目を通していきます。
たとえば、『収入の2割を貯金しよう』という考えはだめだそうです。
答えは、『できる範囲内で貯金する』だそうです。(なるほど)。
『貯金しすぎている可能性』に気づきなさいだそうです。
恐怖心があるから、お金を使わない。お金を使わないからお金が残る。
そんなこんなの心理を分析してあります。
『支出を減らせばお金持ちになれる』ということはないそうです。
『収益を生み出す資産に投資する』ことで、お金持ちになれるそうです。
98ページまで目をとおして、読みやすそうな文章です。
マニュアル本(手引き)というよりも、読み物という感じの本です。
借金してまでギャンブルにお金をつぎこむ人は、心の病(やまい)です。
大学に通うことで収入が増えるということが書いてありますが、現実社会では、大学を卒業しても仕事をしていない人はいます。学歴はあてになりません。
借金は心身の健康に影響する。(まあ、そうですな)。
住宅ローンは、資産の形成(貯金の意味もある。住宅ローンを返済後、家が財産になる)につながるから、心の負担は小さいとあります。
持ち家のコストが書いてあります。
わたしが思うに、分譲マンションは一戸建てよりもかなり維持費がかかります。
住宅ローンを返済し終えても、管理費、修繕積立金、駐車場代の支払いは毎月永遠に続きます。
戸建てなら、駐車料金は無料だし、壁の塗り替えが十数年に一回です。その他の修理等をやるかやらないかは、自分の意思で判断できます。義務ではありません。気楽です。
本には、持ち家ではなく賃貸住宅だと、長期的なリスク(損失)があると書いてあります。
(つづく)
銀行口座に大金が入っていれば、幸せな老後を送れるか?という質問が提示されています。
答えはノーです。
まず、心身の健康や豊かな人間関係が前提にないと、幸せな老後を送ることはたいへんなのです。
お金のある人が、3年間リタイア生活を送っての感想です。
『退屈だった』何もすることがないのです。働かなくても食べていけるのです。
その人は、再び働き始めた。仕事をすることで、人とのつながりができて、生活に張りが生まれた。
『FIRE(ファイアー。早期退職を目指す。経済的に自立する)』をお勧めしない理由という項目があります。
FIREノマド的なライフスタイル:リモートで働く労働者。出社はしない。その立ち位置を、【自分はもはや世の中にとって重要な存在ではないと受け入れること】とあります。
わたしなんぞは、出勤しないで、毎日自宅にいてパソコンでできる仕事なんぞ、この世にあるのだろうかと驚かされます。営業でも事務でも、顧客や社員が自分のそばにいなければ、話が進まない気がするのです。
179ページに、ファイアーノマドは、やがて、孤独を感じるようになるとあります。生活を楽しめなくなるそうです。
何のために投資をするのかという質問の提示があります。
理由1:老後に備えるため。(加齢で働けない心身になってしまうから)。
理由2:インフレ(物価上昇)から資産を守るため。(去年は、なにもかもが値上がりしました)
理由3:「人的資本」を「金融資本」に置き換えるため。(ちょっと意味がわかりません。2回目の本読みで読み込んでみますが、それでもわからないかもしれません)
賢い(かしこい)株の買い方。
インデックスファンド(指数に連動する投資信託。1日1回の基準価格)とETF(投資信託。リアルタイムの価格で取引ができる)の勧めがあります。
株は、バリュー株(格安株)を買う。
国債(こくさい)の説明があります。著者は米国の人ですから、米国債の説明が中心です。
『個別株は買うな』とあります。
個別株投資をしても、圧倒的多数の人は負けるそうです。挑戦しないほうがいいとあります。
会社自体の稼ぐ力に限度があるようなことが書いてあります。長期的に成功し続ける個別銘柄はごくわずかしかないそうです。個人株主の都合ではなく、会社運営の傾向として、個別株投資をしてもうまくいかないというふうに書いてあります。
ゆえに専門家がたくさんの会社の株を運営する投資信託の類(たぐい)を個人にお勧めするこちらの本です。
242ページあたりまで読んできて、このあたりまで読めば、もうあとのページを読む必要もないのではないかと思いました。趣旨は、言い尽くされた。あとのページは、おまけという感じです。
本は参考にするだけです。
本のいいなりにはなりません。
本を読んで、こういう世界もあるのかと参考にするだけです。
どうするかは、自分の頭で考えます。
大暴落があっても、狼狽(ろうばい。うろたえて、あわてふためくこと)売りはしない。
わたしの経験だと、三か月ぐらい待てば、だいぶ回復する感じです。株価が上がるというよりも、もとの価格に戻るという感覚です。
むしろ、ちゃんとした会社の株なら、暴落した時に買いたい。そのために、証券会社に開設してある特定口座に資金を蓄えておきたい。購入のチャンスを逃さないように、お金を特定口座で準備しておく。
これまでの体験として、決算報告が悪いと、株価がすーっと下がっていきますが、三か月ぐらいかけて、ゆっくり元の株価に戻っていくことが多かった。
自分の体験からいえることとして、間違っても株を高値づかみはしないこと。巷の(ちまたの。世間の)話題になってしまったときは(これはいい株だとの評価が出たとき)、もう遅い。買わないほうがいい。あきらめる。がまんする。
宝くじに当たって、その後の人生をボロボロにしてしまった人のことが書いてあります。(そういうことってあるだろうなあと納得します。宝くじが当たった時は、それなりに注意して暮らさねばなりません)。自分の心をコントロールすることはむずかしいし、お金があることを知られて、いろんな人が群がってきます。(むらがってきます)。
『とりもどせないもの』という項目があります。
とりもどせないもの、それは、『時間』です。
お金は取り戻せるけれど、『時間』は、取り戻せない。
(2回目の本読み)
祖父が、ギャンブルにつぎこんだお金を株式につぎこんでいたらお金持ちになれていたのに…… という話です。
重要なこと:株を買い続けること。
ジャスト・キープ・バイイング:収益を生み出す資産(株式、債券、不動産など)を継続的に購入すればお金持ちになれる。
ただひたすら買い続けることがお金持ちになることにつながる。
インデックスファンド(株価指数連動型投資信託)、『S&P500』を買う。
日本人は、お金をつくるための意識が遅れている。
ウォーレン・バフェット:アメリカ合衆国の投資家、資産家。1930年(昭和5年)生まれ。94歳。
ウィリアム・バーンスタイン:金融理論家、神経科医。1948年(昭和23年)生まれ。76歳。
ジョン・クリフトン・”ジャック”・ボーグル:アメリカ合衆国の投資家、実業家。2019年(令和元年)89歳没。
浪費をやめる。
外食を慎む。酒を飲み過ぎない。タクシーを控える。
頭がいいか、悪いかのお話になります。頭がいい人にならないとお金は逃げていくのです。
高齢者はお金をため込むだけため込む。(『お金がなくなることの恐怖』が大きいとあります』)
その結果、相続人は多額の遺産を手にすることになると書いてあります。(ゆえに特殊詐欺にひっかかるということもあるのでしょう。自分のためにはお金を使わず、よかれと思って、子どもや孫のために使う。子どもや孫にお金を出すそのときの判断力はゆるゆるになる。簡単に特殊詐欺にひっかかる)。
『節約』だけでは、資産は増えない。限界がある。
お金持ちになるためには、収入を増やし、収益を生み出す資産に投資してお金を増やす。
76ページにある、『人的資本』というのは、わたしにはよくわかりませんでした。
自分がすでにもっている、技能、知識、時間を収入増加に役立てるというようなことが書いてありました。
読んでいて思ったのは、まず、『学ぶ』ことです。お金持ちになるためには、自分に投資して、賢い自分になる。
本に書いてあるのは、会社などの社会で、しっかり学んで、40歳ぐらいで独立して、起業するというような流れです。
一生、人や組織に使われるサラリーマンや公務員では、お金持ちにはなりにくい。(生活は安定するでしょうが)。富を築くためには、『オーナー(会社や組織の所有権をもつ人。トップ)』になる。
お金にまつわるいろいろな話が実例として続きます。
富む人、困窮する人の話です。
貧困層は、貯金があるのに、借金をして利子をつけて返済するそうです。
大学に行けば収入が増えるという話がありますが、参考になりません。大学を出ていても働いていない人もいます。奨学金という負債をかかえて社会人生活をスタートさせる人もいます。なんというか、だれでも受験すれば入学できるという大学を卒業しても大卒の意味がないということもあります。案外職場では、たたき上げの事務員とか技術職をしている高卒の力は強いです。
いろいろ書いてあります。
借金がストレスになって、心身の病気になってしまう。
住宅購入は、長期所有でないと意味がない。
家は買ったほうがいい。
今は、146ページあたりにいます。
流し読みに入ります。必要な情報はだいたい拾いました。
知りたい情報の部分だけ、ていねいに読みます。
(つづく)
投資とは:自分が働かなくても、代わりにお金を生み出し続けてくれる金融資産をつくること。
年齢が上がるとともに、お金を稼ぐ力は衰えていく。老後も稼ぐために投資をする。
第一に、株式投資をする。
暴落の確率です。
100年に2回:50%以上ダウン。
4~5年に1回:30%ダウン。
2年に1回:10%ダウン。
ゆえに、長期的に投資する。個人株式投資家の武器は、『時間』である。
インデックスファンドやETFを買う。(投資信託)。積み立てをする。NISA(ニーサ)ですな。
そのほかのこととして、債券、不動産、REIT(リート。不動産投資信託)、農地、エンジェル/中小企業、ロイヤリティ、オリジナル商品などについて説明があります。
(つづく)
全体を読み終えての感想です。
個別株をやってももうからない。投資信託での投資をやりなさいという勧めです。
う~む。若い世代の人ならそれでいいのでしょう。
相続財産を残したい高齢者の人もそれでいいのでしょう。
わたしには、向かないと考えました。
自分の作戦がうまくいくかどうかの楽しみがありません。
わたしは、わたしなりに、自分自身の投資信託をつくるようなつもりで、いろいろな会社の銘柄を少しずつ買って固めて、それぞれの値動きを見ながら一喜一憂するパターンでいこうと思いました。いいなと思った会社の株を買い集めて、先ざきの上昇を楽しみにします。
感想を付け加えておきます。
『個別株は買うな』
失ってもいいお金なら、個別株を買いなさいというちょっと厳しい教えです。
249ページ、『第13章 いつ投資すべきか?』以降のページは、読まなくてもいいかなと思いました。
261ページ、大暴落は、稀にしかおこらない。(まれにしかおこらない)。
分割投資と即一括投資の比較では、即一括投資のほうが優れている。(すぐれている)。
そのへんが、よくわからないのですが、同じ商品を分割で買うか、一括で買うかということの説明なのかなと思いました。
『底値を待って現金を貯めるのは意味がない』とあります。(そうかな。安い時に買って、高くなったら売って、差額をもうけるのではなかろうか)
投資には、『運』が必要。(それはあります)
若い人にとっての味方は、『時間』があること。(ごもっともです)。
相場の変動を恐れない。ほとんどの市場は、ほとんどの期間、上昇しているとあります。
長期的な投資が基本です。
なにもしなければ、もうからない。
余裕資金で投資をする。
もともと使う予定がないお金で買った株式なら、放置しておいてもがまんできる。
そのうち上がるだろうという期待と夢をもつ。
日本の株式市場では、去年の8月5日に大暴落がありました。
そのときにいい会社の銘柄をお安く買った人は、もうかったと思います。ほくほくでしょう。
暴落後、株価は、ゆっくりと回復しています。
326ページに、『なぜ、暴落時は買いのチャンスなのか?』とあります。
わたしは、含み益とか、含み損というのは、換金しなければ、利益も損もないものだと思っています。
含み益は、ぼーっとしているとあっという間に溶けてなくなります。そういう体験をしたことがあります。
だから、利益がある程度出たら、売却して利益を手元に寄せるようにしています。少しずつ指値を上げて、切り刻むように売却することが多い。
含み損は、株価があがるまで放置します。三年ぐらい待つぐらいたいしたことありません。昔は銀行預金で三年定期というものがありました。なんなら、ずーっと待って、相続で次世代に引き継いでもいいです。
億万長者らしくない億万長者はそこそこいる。
376ページに、『暮らし向きがいいだけ』とあります。
衣食住の生活に派手さを求めなければ、ふつーの生活で十分だいじょうぶです。
老齢者にとっては、お金よりも寿命ということはあります。
なおかつ、健康長寿が願いです。
ウォーレン・バフェットさんでも、お金よりも寿命がほしいと言うだろうとのことです。
若い時に、まじめにがんばって働くことが、お金持ちになる基本です。
著者の体験が書いてあります。
23歳の時、著者の財産は、2000ドルだったそうです。(今だと、31万円ぐらい)。
31歳のとき、資産が、50万ドル近くになったそうです。(同じく、7800万円ぐらい)。
その間、8年以上フルタイムで働き、そのほかにも稼ぐ努力を惜しまなかったそうです。
時間が大事で、今がんばらなければ、このあとの年齢(30代以降の年齢)では時間(お金持ちになるための時間)が足りないと思われたようです。
若い人向けの投資の勧めの本だと思いました。
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