2018年08月27日

未来のミライ 細田守

未来のミライ 細田守 角川つばさ文庫

 太田訓(くん)4歳時と未来から来た彼の妹であるミライ女子中学生です。4歳児と中学生でどういう展開にもっていくのだろう。

 「小さな庭に小さな木の生えた小さな家」というふうに、「小さな」が強調されています。どういう趣旨があるのだろうか。

 電車の記事が多いのは作者が鉄道オタクなのでしょう。
 36ページ付近まで読みました。善人ばかりが出るファンタジーのような雰囲気です。
 ミルクを与えたあと「げっぷ」をさせる。そういうことがあったと思い出します。
 
 4歳のくんちゃんが、ミライから来た女子中学生の未来ちゃんに会ったと正直に話すところがいい。隠さない雰囲気がいい。

 庭に「白樫(しらかし)」という木が生えているという記事があります。うちにも同じ木が2本あります。樹木の姿がわかるので内容を身近に感じます。

 女子中学生のミライさんが頻繁に登場するのかと思っていたら違っていました。後半になるにつれて複雑になっていき、趣旨がよくつかめません。反戦小説かと思います。

 ときおりタイムスリップする。されど、さほど、内容に山も谷もない。平和です。

 調べた言葉などとして、「アドベントカレンダー:クリスマスイブの日までの日にちをカウントする12月分のカレンダー」、「バウンサー:乳児用のゆりかご形式の椅子」、「ブランケット:毛布」、「ひな人形の纓(えい):冠の後ろにさす付属物」、「ひな人形の笏(しゃく):殿様が持つもの」、「シテ島:パリセーヌ川の中洲」

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