2024年09月11日

スマホにガラス保護シールをはる。

スマホにガラス保護シールをはる。

 最初は、先日の台風10号来襲騒ぎが、きっかけでした。
 以前台風が来た時に停電して、スマホの充電で困ったことがありました。
 そのときは、単三乾電池だったかの充電器を手に入れてスマホに充電した覚えがあるのですが、その充電器がどこかへいってしまって見つかりません。
 台風10号が来て、また停電すると、スマホの充電で困ります。(こちらの文章は、台風10号が来襲する前につくりました)

 乾電池式の充電器を買いに行こうとしたら、妻が、懸賞で当たった充電器があると言い出しました。妻は、応募が好きで、いろんなものを当てる人です。最近は、立派な掃除機が当たりました。ほかにも食べるものや、便利グッズもよく当たります。当たった物を自分では使わずに、人にあげたりもします。
 妻がわたしに差し出した抽選で当たったという充電器は外国製でした。乾電池式ではなくて、まずは家の中にあるコンセントに差し込んで充電をします。あらかじめ蓄電をしておくのです。その後、いざというときに、スマホへつなげて充電します。
 ただ、スマホへつなぐコードの差込口の形が違うのです。細長い角(かど)が丸い楕円形(だえんけい)の差込口が必要ですが、手元にあるものは角ばっています。(かくばっています)。おそらくタイプCという形式の接続コードが必要なのだと思います。

 わたしは、買ってくると言って、車でいつもいく大型電気ショップへ行きました。
 すぐにお望みのコードを見つけたので、買い物かごに入れました。
 そして、ふりかえったときに、スマホのガラス面に、保護のためにはるシールの箱が目に入りました。

 思い起こせば今年の春先に、それまで使用していたスマホが壊れました。起動しなくなりました。
 ショップで新しいスマホに変えました。
 わたしは、ガラス面が割れたりするとイヤなので、店員にガラス面にシールをはってほしいとお願いしました。
 自分でやると、シールがきちんと画面にはりつかずに失敗しそうです。わたしは歳をとって、老眼がひどいので、細かい指先での作業はにがてです。(でも、キーを見なくても文字を打てるタッチタイピングはできるので、ノートパソコンを使っての文章づくりはだいじょうぶです)。人にやってもらって、お金を払っても、しかたがないとあきらめています。店員にお金は払うからシールはりをやってねとお願いしました。
 しばらく待たされて、シールはりをやってみたがうまくいかないという返答でした。どうもサイズが合わないというのです。不思議な話だと思いました。ここで買ったスマホにはるガラス面保護シールがこの店にはおいてないのか。そういうこともあるわけか…… よくわからん。
 店員から、シールは、よその店やネットショッピングで安く売っているので、自分で店を探してどこかで買って、自分ではったほうがいいですよと勧められました。
 わたしは、シールをはることをあきらめました。(自分で何回やっても失敗するに違いない。お金がムダになる)

 目的は違うことで訪れた大型電気店で、『よし、挑戦してみよう!』
 わたしは気持ちを固めて、スマホのガラス面を保護するシールも買いました。
 帰宅して、老眼なので、目を紙に近づけて、説明書を何度も読んで、ユーチューブのやりかた動画を何回も見て、わかったような、わからぬような雰囲気のまま、作業をスタートさせました。
 ていねいに、ゆっくりと、何度も確認しながらやりました。
 100点満点ではないけれど、できました。
 画面とシールの間にほんの少し空気が入りましたが、なんどもシールをなでなでして、時間が経つうちにぴったりとくっつきました。
 はがすときは、画面とシールの間に下敷きのようなものを入れるといいとネットで読みましたが、その必要があるときはまたそのとき考えます。
 なんだか、シールをはったあとのほうが、画面がきれいに見えます。
 『克服』した喜びがありました。
 よかった、よかった……

(追記:それから3日目のことでした)
 スマホのお知らせ欄に、『正面保護シートモードにしたほうがいいですよ』みたいなお知らせが出たのでびっくりしました。
 きみは(スマホは)、保護シートをはられたことがわかるのか!
 『保護シートモード』というものを、ONにしました。
 まあ、びっくりすることばかりです。  

Posted by 熊太郎 at 06:17Comments(0)TrackBack(0)熊太郎の語り

2024年09月07日

『今何してる?』

『今何してる?』

 定年退職をして、ずいぶん歳月(としつき)が流れました。
 その後、同じく定年退職をした後輩から飲み会に誘われるようになりました。
 お互いに二十代の頃に遊んだ友人・知人です。
 みんな歳をとりました。

 自分は、今は、前期高齢者の年齢になって、無職で年金生活をしている身です。
 飲み会の席で後輩に、『今は、何をしているのですか?』と問われて言葉に詰まりました。
 何をしてる?の意味は、仕事は何をしている?とか、職業は何?という意味です。
 働いていないと一人前(いちにんまえ)とは思われない日本社会の慣例のような常識があります。蓄えとか資産があっても、働ける年齢の人が働いていないと、一人前の人間とは思われないのです。
 されど、六十代もなかばを過ぎると、もう働くような、あるいは、働けるような状態ではないのです。(例外は当然ありますが……)
 仕事は何のためにするかというと、基本的には、生活費を稼ぐためにするのです。
 自分たち夫婦は若いころから長い間共働きだったので、老後は、夫婦ふたりの年金で生活しています。
 政府は、労働力不足解消のために高齢者を働かせたいようですが、現実は、高齢者は頭も体ももうポンコツです。実感として、人間の体というものは、48歳ぐらいから劣化が始まって、目や歯、神経や関節がおかしくなって、内臓も傷み(いたみ)、一度壊れた部分はもう元には戻ってくれません。複数の症状をかかえて、通院や検査、服薬を繰り返しながら病気と付き合っていくことになります。
 施策をつくる人生経験が少ない政府の若い年齢層の職員にはそのことがわからないのでしょう。数字合わせだけで、施策が実現できると勘違いをしているのでしょう。そのうちご自身も心身が壊れて現実がおわかりになるでしょう。なにごとも実際に体験してみないと実感が湧きません。
 元気でびゅんびゅん勢いよく歩いていた人でも、加齢によってペンギンのようなヨチヨチ歩きになり、やがて、車いすになり、寝たきりになって老衰していきます。脳みその働きも衰えていきます。
 人間最後はみんな障害者です。これまで、歳をとっていく親族や友人・知人たちを見てきて、そう思います。足の筋肉がなくなっていくのです。足が骨と皮だけになって筋肉が消えて立つ力がありません。

 自分の現役時代は、サービス残業の長時間労働でした。朝早くから夜遅くまで働いて、休日や夜間の電話の緊急呼び出しもしょっちゅうでした。
 労働時間数からいえば、普通の倍ぐらいは働いたと思うのです。自分が自由に使える自分のための時間があまりなくてあせりました。
 労働時間数から言えば、もう十分働いた。だからもうわたしは働かないと決めたのです。そして、自分が自由に使える一日24時間を手に入れました。そして、わたしにとっての『時間』は、自分の寿命が尽きるまでの期限がある、『時間』です。自分では、あと10年間から15年間ぐらいだろうと推測しています。それ以上生きることができたとしても、身体的に自由自在に外を出歩くことはもう無理になっていると思います。車の運転は危険なのでやめるつもりです。

 以前、マツコさんと村上信五さんのバラエティトーク番組、『月曜から夜ふかし』の中国ロケで、まるでもう死んでいるかのような中国人女性が路上の端に座っている映像が出てきました。
 インタビューする人の『生きていますか?』という問いに、高齢女性から、『生きているんじゃない。死んでいないだけだ』と返答がありました。名言だと思いました。
 
 『今は、何をしてるんですか?』という問いに、今度からは、『何もしていないけれど、余生を楽しんでいる』と答えることにしました。余生(よせい):人生の活動期を過ぎたあとの日々。  

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2024年08月31日

ファミリーレストランで思うこと

ファミリーレストランで思うこと

 朝から台風10号の影響で、深く、じっくりとした雨が降り続いています。きょうの愛知県は、一日どっぷり雨につかるのでしょう。

 さて、外食にはあまり行きませんが、しばらく前に親族で行楽(こうらく。外出して遊んで楽しむ)のあと、ファミリーレストランに入りました。
 
 満席だったので、名簿に名前と人数を記入します。
 順番が来たら、席に案内されて、料理の注文はタブレットのタッチパネルでします。
 配膳は、人間のスタッフと棚型の移動するロボットが運んでくれます。
 伝票は、人間がテーブルの上にあるプラスチックの筒状の穴に入れてくれます。
 清算はセルフレジです。伝票にあるバーコードをピッピとバーコードリーダーで読み込みます。
 電子マネーで支払いました。

 店を出て、なんだかなあという気持ちになりました。

 昭和40年代(1965年代)、世の中はアナログ(人間による手作業)の時代でした。
 職場では、仕事は、『早く、安く、正確に』がモットー(組織目標となる標語)でした。
 その完成形が、現在のデジタル方式(電子化)による商売なのでしょう。
 基本的にセルフ方式です。(客が自分でやる)
 でも、終わってみると、なんだかなあという気持ちになるのです。
 自分がまるで、家畜の牛やニワトリになったような気分がしました。おいしいけれど、餌を食べたような感じがしました。

 本来料理というものは、人の手から手へ渡すものではなかろうか。
 料理という、『気持ち』を相手に手渡すものではなかろうか。
 その行為には、『感謝』と『信頼』があります。
 『ごちそうさま、ありがとう、おいしかった』です。
 そして、支払いのあとのお客さまのお見送りです。『またのお越しをお待ちしております』
 それなのに、なんでもかんでも省略されて、こんなふうでいいのだろうか。
 古き良き日本人像が年々劣化しているような気がしてなりません。

 そんな気持ちになりました。
 めんどうでも不便でもいい。心がある人間として、ちゃんとしたい。
 何度も考えて、そんな気持ちになりました。  

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2024年08月28日

マイクラとか、『あかさかの箱』とか。

マイクラとか、『あかさかの箱』とか。

 うちの小学校低学年の孫たちが大好きで、ユーチューブでしょっちゅう見ているのが、『あかさかの箱』という番組です。

 マイクラというのは、マインクラフトというゲームだそうで、マイクラ自体は、知育教材のような扱いがされているという印象を自分は受けました。考える力を育てるそうです。

 なんというか、60代なかばを過ぎた前期高齢者のわたしと、まだ10歳前後のこどもたちが同じテレビ映像を見ているのですが、『あかさかの箱』のほかにも、『猫ミーム』とか、『ハッピーハッピー』とか流れる番組のようなものがあって、そのノリについていけないわたしです。

 『あかさかの箱』は、あかさかという男子(息子)とオカンという人物(母親)が出てきて、主に(おもに)あかさかの語りで進んでいくのですが、ストーリーがあるようでありません。現在地についての説明とか、今の気持ちについての語りです。かなりおしゃべりで、しゃべり方も早い。
 なにかひとつのことを素材、あるいは話題にしながら、延々としゃべりが続きます。まあ、うるさいぐらいのしゃべりです。
 同じ単語の繰り返しが多い。たとえば、『コワイ、コワイ、コワイ(怖い)』とか、『ナニ、ナニ、ナニ(何)』とかです。
 わたしは、なんのこっちゃいなと思いながら見ていますが、孫たちはニヤニヤしながら見ています。楽し気(たのしげ)です。

 『ウォーターチャレンジ』というものもあります。
 マインクラフトというゲームのやりかたみたいな内容です。

 現代のこどもの心のありようが理解できず、なんとなく、とほうに暮れる今日この頃です。
 まあ、体が丈夫で元気なら、やんちゃでもいいと思うのです。
 そういえば昔、食べ物のハムのコマーシャルで、『わんぱくでもいい。たくましく育ってほしい』というものがありました。う~む。『わんぱく』も死語になってしまいました。最近聞いたことがない言葉です。
 腕白(わんぱく):こどもがあばれたり、いたずらをしたりして、おとなの言うことをきかないようす。

 出かけるときに、こどもから、『いってきます』という声があり、帰ってきたときに、『ただいま』という声を聞けたら、親やジジ・ババは、なにも言うことはありません。
 勉強なんかできなくてもいいし、運動もできなくてもいい。
 小学校を、ちゃんと生きて卒業してくれたら、なんにも言うことはありません。  

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2024年08月23日

米がない!

米がない!

 三週間ぐらい前、いつも行くスーパーのお米の棚にはたくさんのお米が並べて重ねてありましたが、いつの間にか、棚はからっぽになってしまいました。
 そのときは、いつも買う北海道の、『ゆめぴりか』が棚になかったので、それが入荷されたら買うことにしました。(今思うと、そのときに、どの銘柄でもいいから買っておけばよかった…… 米びつには、あと三日分ぐらいのお米しかありません)

 数日前に、今、日本では、米が品不足になっていることに気づきました。
 びっくりしました。
 もうずいぶん昔に、冷夏で米が不作のため、タイ米が販売されたことがありましたが、今回のコメ不足は理由がはっきりしません。買占めがあったことは事実だと思います。南海トラフ地震対策だろうか。

 主食の米がなかったらどうしたらいいのか。
 パンを食べるか。三食パンはつらい。
 乾麺のうどんなら大量に備蓄があります。うどんを食べるか。毎日は飽きる。
 スーパーで見ると、さとうのごはんとか、お餅は売っています。
 でもやっぱり炊いたごはんを食べたい。お刺身は、ごはんと食べたい。お肉もやっぱりごはんと食べたい。
 
 毎日いつものスーパーをのぞいていましたが、棚はからっぽのままです。
 よそのスーパーに行ってみるか。(でもたぶん棚はからっぽだろう)

 さきほど、帰宅した妻が、米を見つけた! すぐ行こう!と声をかけてきたので、ダッシュで、車でふだん行ったことがないスーパーまで行って、10kgを買ってきました。(ほっとしました)
 入荷されたばかりの三重県産の新米です。あっという間に売れてしまうのでしょう。

 食堂とか、お弁当屋さんとか、おにぎり屋さんとか、苦慮されているに違いない。

(追記:翌日のこと)
 いつもいくスーパーのお米の棚に米の袋が積み重ねてありました。
 アメリカ産のお米でした。
 長いこと生きてきましたが、アメリカ産のお米を見たのは初めてです。
 びっくりしました。  

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2024年08月22日

金シャチマネー2024

金シャチマネー2024

 金シャチマネーというのは、『名古屋プレミアム付き商品券』のことをさします。
 わたしは、今年が3回目の利用になります。紙商品券と電子商品券の2種類があって、わたしは毎年電子商品券を選択しています。
 1万円納めると(おさめる)と、1万3000円の商品券を受け取ることができます。抽選です。
 わたしは、最初の年は、1万円を申し込みました。抽選に当たって、夫婦で食事に行き、ステーキ店と回転寿司店で利用しました。
 2年目は、5万円で申し込みましたが落選しました。ところが、その後、繰り上げ当選の通知が来ました。当選された方が、申し込み期限までに原資となるお金を納付されなかったそうです。そんな人がいるのかとびっくりしました。6万5000円分の商品券を受け取り、メガネを2本つくりました。
 3年目の今年は、5万円で申し込み、すんなり当選しました。ところが、当選発表のあと、わたしには関係しませんでしたが、申し込んでいない人に当選通知が複数届いて、当選通知を受け取った人たちが困惑しているというニュースが流れました。だれも得する人はいないわけで、不思議な行為をする人がいるようです。当選は無効でしょうから、2年目のわたしのように、繰り上げ当選になった人がいたのだろうと推測しました。
 5万円で6万5000円分も使えるので、親族複数を誘ってうなぎを食べに行きました。なかなか良かった。ひつまぶしはおいしかったし、お互いの交流も深まりました。関係者のみなさま、ありがとうございました。


  

Posted by 熊太郎 at 06:35Comments(0)TrackBack(0)熊太郎の語り