2024年02月26日

出川哲朗の充電バイクの旅 湘南から横浜アリーナ

出川哲朗の充電バイクの旅 湘南を横断して、横浜アリーナへ 還暦SP! TVer(ティーバー)

哲朗祝還暦SP!思い出の湘南横断!絶景の相模湾沿いから目指すは横浜アリーナ!ずん飯尾と岡田結実(おかだ・ゆい)が祝福走!幸せすぎてヤバイよヤバイよSP


 始まってからしばらくは、いつもの楽しさがみられませんでした。
 周知の場所、周知の人たちです。
 この番組の魅力は、未知の人たちとの遭遇にあります。(そうぐう:偶然の出会い)
 なれあいの雰囲気が続いて、始まってからの長い時間帯がつまらなかった。(辛口(からくち)の感想で始まってしまいました)

 『C』というモニュメント(記念碑)のあたりからおもしろくなりました。
 5歳ぐらいの男の子が、砂浜に設置してある『C』という彫刻のような構築物の中に入るような姿勢でのっかって、前後しながら滑っているシーンが、なかなか良かった。

 その次は、こどもたちによる、『シンドバッド体操』が、にぎやかで良かった。

 ときおり、富士山が、いろいろなパターンで雄大な姿を見せてくれたところが良かった。

 江の島神社で出会った体の大きなフランス人男性との会話がおもしろかった。
 出川さんがラグビーをしているの?とたずねると、『ただのデブです』という日本語の返答に笑いました。ご家族連れてで、外国人のご夫婦、娘さん、ご主人のお母さんで、家族団らんに心がなごみました。みなさんフランス人です。

 バイクに乗りながらの飯尾さんの失恋話が良かった。もう遠い昔、若い頃の話でしょう。
 材木座という海岸で、付き合っていた女性に、『もう待てない』と言われたそうです。
 飯尾さんはそのあと、かなりの長距離を歩いて自宅まで帰って、クタクタになって、疲れ果てることで、失恋のショックを克服できたそうです。そんな話が良かった。

 三浦半島という土地柄なのか、外国人のこどもさんが多い。日本語もペラペラなこどもたちです。
 砂浜でのどんど焼きでわいわいがやがやといい雰囲気でした。(正月飾りを燃やす)

 岡田結実さんが、出川さんのことを、『ボス』と呼ぶのは、岡田さんがこどものころから出川さんにお世話になっているのだろうと思いつつ、詳しいことはわたしにはわかりません。

 横須賀の『ドブ板通り』というところは、異質な日本の景色で、興味をもちました。なかなか、かっこいい。

 横浜アリーナで参加されるファンの皆さんとの出会いがたくさんあります。福岡県からの方もおられました。観覧参加者が、1万2000人ぐらいという人の数にも驚かされます。みなさん、ショーを観覧したあとなどの観光地めぐりも目的のひとつにあるのでしょう。

 先日は、番組、『東野・岡村の旅猿』に、ゲストで出川哲朗さんが出ていたのを観たのですが、出川さんは、悲惨な目にあっていました。ただ、岡村隆史さんはもっとかわいそうでした。
 出川さんは今回のロケで、苦労が報われた(むくわれた)ので、良かったと思います。
 また、『旅猿』には、岡田結実さんのお父さんの岡田圭右さん(おかだ・けいすけさん)もよく出ておられて、プロ野球オリックスの応援をされています。いろいろつながりがあります。

(その後)
 ずん飯尾和樹さんが、映画、『沈黙のパレード』で出ていることを知り、動画配信サービスで観てみました。
 なかなかの好演で、良かったです。また、別の項目で感想などを記してみます。(しるしてみます)  

2024年02月23日

太川&蛭子バス旅の再放送を観ていて思うこと。

太川陽介&蛭子能収(えびす・よしかず)のローカル路線バス乗り継ぎ人情ふれあい旅の再放送を観ていて思うこと。

 毎年、年明けの時期ぐらいから、この番組の再放送が、BSテレ東で火曜日夜7時からあるので、楽しみに観ています。もう15年ぐらい前の平成20年あたりから始まります。
 先日はゲストが藤田朋子さんで、栃木県日光市から宮城県の観光地松島海岸まででした。成功されています。(わたしはこれを観て、その後、松島海岸を訪れるきっかけになりました)
 このシリーズは、もう何回も観ているのですが、観るたびに新鮮な気持ちにさせてくれる良い番組です。

 太川陽介さんもえびすさんも若い。とくにえびすさんが元気です。今では認知症になってぼんやりされていますが、このロケが始まったころは、けっこうてきぱきとされて、びゅんびゅんと動かれています。人間の、あるいは人生の歴史を感じます。だれしも歳をとると、今までできていたことができない心身に衰えて(おとろえて)いきます。体験してみて初めてわかります。若い頃には気づけません。
 太川陽介さんは、昨年秋に東京でミュージカル、『天使にラブ・ソングを』観に行ったときにご本人を拝見しました。太川さんは神父の役で、ステージのまんなかあたりで、ニコニコされていました。テレビと同じ笑顔でした。
 えびすさんは、最近は、テレビの認知症を扱った番組で見かけることがあります。すっかりヨロヨロになられてしまいました。しかたがありません。人間は老いてくると、最後は、だれでも障害者です。

 再放送は、今は、2008年から2009年(平成20年から21年)あたりの映像が流れているのですが、先日、映像を観ていて気づいたことがあります。
 映像に出てくる人で、誰ひとり、スマートフォンをもっていないことです。このころまだスマホは世の中に普及していませんでした。番組では、たまにゲストがガラ系折り畳み式の携帯電話で写真をとったり、えびすさんが、番組制作会社の業務用の携帯で、旅館やホテルの予約を入れたりされています。スマホがまったく出てこない映像はすっきりしていて気持ちがいい。
 ガラ系の携帯電話で、インターネットを見ることはできませんでした。主に、電話として使用されていました。

 時は流れて、今では、おおぜいの人が手にスマホを持って移動しています。異様な光景です。
 スマホは便利な道具ですが、中毒性があって、危険な面もあります。殺人事件を始めとした犯罪被害者になるきっかけになることもあります。(出会わなくてもいい人と出会ってしまうこともあります)。目も悪くなります。脳にも悪影響があるでしょう。
 大きな駅構内では、ながらスマホをしながら歩いている若い女性がいて、危ないです。たくさんの人たちが歩いているのに、自分が周囲に迷惑をかけていると思えないことが心の異常です。
 どうして、歩きながらでもスマホを操作しなければならないのかが、わたしにはわかりません。脳の病気です。もしぶつかってケガをさせられても知らん顔をされて補償もしてもらえなさそうです。いちど立ち止まって考えてもらって、ご自身のためにも、ながらスマホはやめてほしいものです。

 スマホの害を指摘した本で、以前読んだ本があります。
『スマホ脳 アンデシュ・ハンセン 久山葉子・訳 新潮新書』
 書いてあったのは、スマホに頼って、記憶することを怠るようになっている人類の知能指数は下がってきているそうです。記憶に加えて考えることもやめている。スマホに相談して、スマホの指示に従う脳になっている。人間は人間としての大切なものを失いかけているとありました。集中力とか思考力です。もう国語辞典や漢和辞典、英和辞典などを五十音順とか画数、アルファベット順で調べるということもきかなくなりました。

 まずは、各自が自分で、未来の自分をどうするのかを選択するのでしょう。ちゃんとした人間として生活していくために、スマホの使用時間を減らす。やることとしては簡単なことです。スマホの奴隷(どれい)になってはいけません。なんだか、ニコチン(タバコ)の奴隷にも似ています。アルコール(飲酒)の奴隷にも似ています。依存症です。なにかに依存しないで、自分のことは自分でやる。自立するんだ。自活していくんだ、という強い意思をもつ。

 この番組の再放送の映像を観ていて思うのは、年配の人たちがけっこうたくさん映っていて、このころは、演者の芸能人と地元の人たちの会話が盛りだくさんで、観ていてなかなか楽しいシーンがたくさん出てきますが、年月がずいぶんたってしまったので、映っている人で、お亡くなりになった人もおられるのだろうなあと感慨深く、みなさんのやりとりに耳を傾けています。
 また、映像で登場したこどもさんたちは、小中学生・高校生も含めて、成長されて、いまごろどこでどんな生活を送っておられるのだろうかなあと考えながら観るのも楽しみのひとつです。

 先日の2009年の映像では、まだ東日本大震災(2011年3月11日)が起きる前ですが、その後、朝ドラ『あまちゃん』で有名になる岩手県久慈市(くじし)の地名も出てきました。この番組は、ドキュメンタリー(記録映像)であり、ドラマ(人の感情を揺り動かす作品)があります。
 太川さんとえびすさん、そして、ゲストの方たちとスタッフのみなさんがたは、このシリーズで、歴史に残る偉業を成し遂げられたと評価するのです。  

2024年02月19日

東野・岡村の旅猿 奄美で岡村回復祝い?の旅

東野・岡村の旅猿24 プライベートでごめんなさい 奄美で岡村回復祝い?の旅 hulu(フールー)

 奄美大島というのは、ときおり旅番組で紹介されます。
 以前児童文学で一冊読んだことがあります。
 『車いす犬ラッキー 捨てられた命と生きる 小林照幸 毎日新聞出版』、以下は、そのときの読書メモの一部です。
 カバーの写真を見る。後ろ足2本が使えない犬が、車いすのような自作手づくりらしき車いすをからだに装着している。事故にでもあったのでしょう。
 奄美大島付近の地図が出てきました。話は、2016年平成28年10月中旬から始まります。犬の名前はラッキー、11月で4歳、体重13kg、雑種です。4歳は人間だと28歳~36歳の間ぐらいと20ページの記事でわかります。ラッキーの飼い主は、島田須尚(しまだ・すなお)さんです。犬のことではなく、島田さんのことをレポートしていく。偉人伝形式です。捨てられていた命を拾うのです。

 旅猿に戻ります。出川哲朗さんの『充電させてもらえませんか?』、充電バイクの旅でも以前奄美大島を訪れています。今回は、ゲストであとから出川哲朗さんも登場されるようです。仲良し三人組の旅です。

 岡村隆史さんはアキレス腱断裂の治療が落ち着いて補装具はとれたものの、再断裂を防止するために、1年間ぐらいは無理な動きをしないでおくそうです。おだいじにしてください。

 まずふたりで、鶏飯(けいはん)の食事をされました。ごはんに具材とスープをかけて食べます。おいしそうでした。あわせて、イノシシの肉のあぶり焼きも食べました。奄美大島にイノシシがいるのかと驚きました。狩猟で手に入れるそうです。調べたら、リュウキュウイノシシというそうです。

 朝鮮人参とホワイトリカー(しょうちゅう甲類)を20年間つけたお酒が出てきました。飲むと元気が湧いてきそうです。(次の週の放送で、出川哲朗さんが出てきて、すでに収録済みのこの部分を知らなかったので、このお酒を飲んで、とても大きな声で、『クッソまずいんですけど。』と発言されて、映像を見ていて爆笑しました。提供していただいた鶏飯店(けいはんてん)の店長に対してたいへん失礼な物言いでしたが、素直に笑うことができました。それはそれでいいと思います)

 Tシャツとタオルの泥染め体験をされました。
 大島絞:奄美大島発祥の絹織物
 ふたりとも教えてもらって、じょうずに染物(そめもの)ができました。とてもきれいです。

 夕食に備えて、黒糖しょうちゅうの醸造所を訪問して、レモンサワーを手に入れました。

 グランピング(ちょっと豪華なキャンプ)です。
 おいしいお肉を岡村隆史さんが焼いてくれます。タコのカルパッチョ(オリーブオイル、チーズ、ソースをかける)もつくってくれました。
 ロケ当日は12月24日のクリスマスイブだそうです。出川哲朗さんが、クリスマスの歌をくちずさみながら暗闇から登場しました。

 ベッドがふたつに、演者が3人です。定番の寝るところ選びでもめます。ひとりは、床の上で寝なければなりません。出川さんはイビキがひどい。腰痛のため、ひとばんじゅう、腰を叩く音がするそうです。できれば、寝室があるキャンピングカーの外で寝てほしいそうです。(岡村隆史さんの希望)

(次週へつづく)

 出川哲朗さんは、気軽なメンバーであることから本音の文句がどんどん出てきます。
 スタッフが少ない。暗いので、照明灯をもっている男性が3人とその光景を撮影しているカメラマン男性がひとりに見えました。
 出川さんは撮影隊の人数の少なさを嘆きます。自分は、演者としてぞんざいな(投げやりで乱暴な)扱いを受けている。演技の指示も出ないし、トイレに行きたいと訴えても配慮してもらえないそうです。(その後の展開もひどかった。ナイトサファリで、夜の森に行ったのですが、降るはずのない雨が降り出して、寒くて、冷たくて、三人とも雨に濡れた体でガタガタ震えていました。ナイトサファリの車には屋根がありませんでした。だけど、映像を観ているほうは大笑いです。昔のインド三人旅のようすに似ていて笑いました)

 ひどいクリスマスイブです。男ばかりです。スタッフも入れて、7人ぐらいの男ばかりのクリスマスイブに見えました。
 チキンを焼いて食べるのではなく、ブタ肉をバーベキューで焼いて食べておられました。出川哲朗さんが、白米を食べたいと言ったら、白米はありませんという返事でした。
 男ばかりのクリスマスイブで、華(はな)もありません。健全ともいえる。おかずはあっても、白いごはんはない。
 『最低のクリスマス』という発言が出川哲朗さんからあります。そのとおりなれど、あまりにもみじめな男たちで気の毒になりました。
 10年前、アメリカ合衆国のラスベガスに行ったときの話が出ました。わたしも覚えています。屋根のないオープンカーを三人で交代しながら運転して、寒風にあたりながら夜の高速道路をひたすら走りました。ひどい旅でした。

 ナイトサファリで見学できた動物として、天然記念物のアマミノクロウサギが、路上で、何かをかじって食べていました。奄美大島と徳之島だけに生息しているそうです。演者のだれかが、コアラみたいだと言っていました。
 それから、奄美ヤマシギという野鳥、ケナガネズミでした。なかなか良かった。トンネルで、車のライトを消して、ホラーごっこ(恐怖映画)みたいなこともしました。

 ジャンケンをして、熾烈な(しれつな:厳しい)ベッド獲得闘争があります。
 すさまじい。東野さんはズボンを脱がされて半ケツ状態で、出川さんが東野さんのおしりのほっぺをペンペンとたたきます。
 グダグダ、モタモタ、グズグズなミニコントのくだり(小話(こばなし))です。意図的なものなれど、出川哲朗さんは本気になって怒っています。(おこっています)。怒りが(いかりが)、頂点に達しています。だれか止めたほうがいいと思ってみていたら、岡村隆史さんが間に入りました。出川哲朗さんは東野幸治さんに対して、『クソ芸人!』の連呼です。岡村さんが出川さんに、『おしりをむかないで下さい』とお願いします。

 やれやれ、観ていて、笑い疲れました。

(つづく)

 むじゃきな三人さんです。みんな18歳の少年のようです。
 岡村さんのケガをした足の保護の話でイザコザが起こります。1年間は無理してはいけないのです。またアキレス腱が切れてしまいます。事務所(吉本)の社員がマングローブのトンネルをくぐるカヤックこぎほかのアクティビィティを止めます。
 岡村隆史さん始め、メンバーはさからいたい。だいじょうぶ、やれると。
 芸人さんは、芸能事務所にとっては商品です。ケガをして営業ができなくなれば減収です。会社組織はケガが心配です。熱い論争がありました。

 朝食をどこにするかのシーンを観ていて、以前の旅猿で見た長崎の朝食がとても良かったことを思い出しました。
 三人は、コンビニでおにぎりを買って、海が見える景色のいいところで朝ご飯にされました。それもまたいい。自分たちで車を運転していきます。それもいいことです。
 出川さんが、初期の頃の、『旅猿』に戻ってとてもいいと話します。同感です。

 カメラ撮影の田川さん(ディレクター)も含めてたいへんなロケですが、みなさん楽しそうでした。楽しい笑い声が続きます。三人ともおしゃべり好きです。笑いは尽きません。(つきません)
 
 車から降りた出川さんが歩いていて突然激しく転倒しました。びっくりしました。少し大きな石に足をひっかけました。おおごとにならなくてよかった。
 
 穴場の絶景スポットに着きました。きれいです。見ごたえがあります。奄美大島の海と陸の景色です。

(つづく)

 なんだか、岡村隆史さんがかわいそうでした。今回の旅の目的は、アキレス腱断裂のケガから回復した岡村さんのための、快気祝いの旅だったのに、ケガの再発を心配して、岡村隆史さんがやりたかったマングローブのトンネルをカヤックでこいでいくプランとか、ホテルの露天風呂入浴もできませんでした。(あとのふたりは、岡村隆史さんの存在を無視しながら、岡村隆史さんをおいてきぼりにして、自分たちのやりたいことをやりました)

 最終日は、出川哲朗さんのための旅になってしまいました。出川哲朗さんがやりたいことをしらじらしい態度でやってしまいました。
 岡村隆史さんが怒って、岡村隆史さんと出川哲朗さんのおふたりはかなりもめました。旅猿らしい、『イジメ』で笑いをとる光景がありました。

 以前、出川哲朗さんは自分の充電バイクの旅番組でも奄美大島に来ていました。
 まあ、生きるか死ぬかではないので、岡村隆史さんの希望を優先させてあげれば良かったのに……
 少なくともゲストの出川哲朗さんはいらなかったかな……
 出川哲朗さんは、自分の還暦祝いの話題がスタッフから一度もでてこなかった。旅猿らしいと笑っていました。(そういう番組です。スタッフも共演者もゲストに媚びを売りません(こびをうる:相手の機嫌をとるためにごまをする))

 次から次へと急ぎの旅でした。映像番組だからしかたがありません。
 本来の旅はゆっくりしたいものです。  

2024年02月15日

宇宙人のあいつ 邦画 2023年

宇宙人のあいつ 邦画 2023年 1時間56分 動画配信サービス

 伊藤沙莉さんの才能が気に入って最近伊藤さんが出演された映画を順番に観ています。これが5本目です。これまでに、『タイトル拒絶』と『ちょっと思い出しただけ』と『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』と『幕が上がる』を観ました。

 『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』にも宇宙人が出ていました。あまりいい映画ではありませんでした。こちらの、『宇宙人のあいつ』を期待しないで見始めました。

 見終えて、なかなか良かった。
 テーマは、『家族を大事にしよう』です。両親亡きあとの家族(真田家(さなだけ)焼き肉店)を、長男役の日村勇紀さん(バナナマン)ががっちり支えます。昭和時代のぶつかりあいです。
 次男が、宇宙人(土星人)の中村倫也さん(なかむら・ともや)さんです。宇宙人としてのお名前は、『トロ・ピカル』です。
 長女が、伊藤沙莉さん。
 末っ子の三男が、柄本時生さんです。

 SFコメディ(サイエンス・フィクション)の位置づけがある映画ですが、どちらかといえば、ヒューマン映画です(心にしみいる)。

 じゃがいも型の宇宙人のような宇宙船のような物体(宇宙人の次男と家族を監視している)
 
 節目を締めす声かけ言葉として、『真田(さなだ)サミットを始めます。大事な話が議題やき』。家族会議の位置づけになる話し合いは家族の未来のために行うべきです。

 最初のうちは、なんだかよくわかりません。
 されど、伊藤沙莉さんは存在感があります。
 
 筋書きのアイデアとしては、過去にあったアイデアだと思います。(記憶を消す)

 どこの風景だろう。山、原野のような土地の広がり。工場。煙突からの煙。ごみ焼却場。リサイクルごみの選別場。高知県土佐市の表示があります。実際の風景とCG(コンピューター・グラフィック)もあるのでしょう。

 中学生の時のいじめ思い出話があります。
 マンガ『サザエ』さんが関係しています。この部分、なかなかおもしろかった。(クラスメートの男子に、『サザエさん』というあだ名を付ける。次男は自分を、『カツオ』と表現する)
 
 伊藤沙莉さんと柄本時生さん、おふたりともいい演技です。

 土星ギャグに笑えました。(歯ブラシが空中に浮いて、遺影の父親の歯を磨くシーン)
 Wi-Fiが(ワイファイ)、宇宙人の次男という設定もおもしろかった。
 まあ、4人とも、お顔がぜんぜん違うので、4兄妹(きょうだい)には見えません。
 焼けた焼き肉を見ながら日村さんのセリフ、『これはオレなんじゃないかなあ』も笑えました。
 
 途中、この映画には、何のメッセージがあるのだろうと迷いましたが、終わってみれば、家族を大事にしようという話だったと納得しました。

 この家族は、納豆ご飯を食べることにこだわりがあるらしい。(何度もシーンが出てきます)
 不思議な朝食風景です。食事風景が何度も流れます。人間が機械みたいです。昭和時代は、家族がそろって食事をとりました。平成時代後半になってから個食・孤食の習慣が生まれました。映画製作者の意図がこのシーンにあるのでしょう。

 楽しい3兄妹(きょうだい)です。土星人の中村倫也さん(なかむら・ともやさん)だけが異質です。土星人に人情はない。
 
 土星人には、テレパシー(精神感応。超能力)のような魔術の能力あり。

 ウナギのこどものことが出てきます。(最初に見たときは、ウナギのこどもは卵から生まれると思いつきました。その後のシーンで、ウナギの卵が出るシーンがあったので、ちょっとびっくりさせられました。(シーンを予想することができた驚きです))

 結婚していないのに、伊藤沙莉さんが妊娠してしまいました。(最終的に産みます。うなぎの卵、出産とかけてあります)
 ふつう、このケースの場合、産んじゃだめです。生まれてきたこどもはつらい思いをします。母親の感情で、生まれてくるこどもの未来をだいなしにしてはいけません。
 母親になるのは簡単ではない。妊娠させた男は逃げます。理不尽ですが、それが現実です。
 まじめな話です。

 土星ってどんな星?
 『家族という概念はない。ハチの世界に似ている。女王バチがいて、働きバチがいる。働きバチは平等ともいえる。』

 『どうせ最後は、おっちんじゃうんだから(死んでしまうのだから)』(ふとこの部分で、思ったのは、人間はだれでも最後は死んじゃうんだから死に急ぐ(いそぐ)ことはない。(自殺はやめましょう))

 キーワードになる土星人の言葉として、『シャララ(また会える)』

 食事時の日村さんのおならシーンがとてもよかった。3人兄妹でじゃれあいます。きょうだいだからできることです。

 土星人の次男が土星に帰らなければなりません。期限付きの地球滞在だったそうです。地球留学の成果として、真田家のうちのひとりを土星に連れて帰らなければならないそうです。どたばた騒ぎがあります。最後は、ヒモを引っ張るクジ引きです。いろいろあります。両親が亡くなってうんぬんの人情噺(にんじょうばなし)があります。
 『家族』を素材にしたSFコメディヒューマンストーリーでした。
 『おまえだって(土星人でも)家族だ。』
 『そいつのためだったら代わりになる(病気とかケガとかのときに思うこと)。代わってやりたいと思う。』
 両親が眠るお墓掃除のシーンが出ます。熊太郎は、九州にある祖父母のお墓をなんども水洗いしたことを思い出しました。お墓洗いを体験したことがないと、その映像を観ても実感は湧かないのでしょう。

 宇宙船は、『座椅子』です。座椅子が浮きます。

 最後のほうで、集合記念写真撮影シーンがあります。
 親族一同、友人一同の記念写真は大事です。
 未来で見て、胸がじんとするために必要な写真です。
 伊藤沙莉さんみたいな家族がいたら楽しいだろうなあと感じた次第です。
 兄弟姉妹のぬくもりがありました。
 愛情ある作品でした。なかなか良かった。単なるコメディではなかった。

 海辺の潮の満ち引きシーンが良かった。潮の満ち引きは、月の引力で起きると昔どこかで読んだ記憶があります。

 伊藤沙莉さんは、表情がうまい。(兄との別れのシーン)。セリフがなくても、気持ちが観ている者に伝わってきます。
 たしか日村さんのセリフとして、『家族というものはみんなで必死になってつくっていくもんだろ』があったと思います。
 すがすがしい。
 ちゃんと映画になっていました。
 ETのオマージュか。(尊敬する作品に気持ちを寄せた作品)

 4月から、伊藤沙莉さんがNHK朝ドラの主演をされることを知りました。楽しみです。  

2024年02月13日

幕が上がる 邦画 2015年(平成27年)

幕が上がる 邦画 2015年(平成27年) 1時間59分 動画配信サービス

 伊藤沙莉さん(いとう・さいりさん)の才能が気に入って、最近伊藤さんが出演された映画を順番に観ています。これが4本目です。これまでに、『タイトル拒絶』と『ちょっと思い出しただけ』と『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』を観ました。

 こちらの映画を観終えて、伊藤沙莉さん自身が中心の映画ではありませんでしたが、黒木華さん(くろきはるさん)と伊藤沙莉さんの凄み(すごみ:見ている人にぞっとした迫力を与える。ブルっと震える)と存在感は十分感じることができた映画でした。伊藤さんはまだ年齢的に若すぎて、出番が少なかったようです。

 自分は老齢者であることもあって、この映画でメインになっている『ももいろクローバーZ』というものがどういうものかがわかりません。女性のアイドルグループということはわかります。ダンス&ボーカルグループという位置づけなのだろうか。先日テレビ番組『徹子の部屋』で、『新しい学校のリーダズ』というゲストの対談を見ました。4人のメンバーでした。ももいろクローバーZと同じようなタイプなのだろうと思いました。
 幸運を呼ぶ『四葉(よつば)のクローバー』だから、4人が葉(は)で、桃色のクローバーなのだろうと、勝手な解釈をしています。(その後調べたら、メンバーのももたさんの「もも」も関係しているようです)

 メンバーのうちの高城れに(たかぎ・れに)さんという方は、自分が好きな旅番組でおみかけしたことがあります。『ローカル路線バス乗り継ぎの旅W テレビ東京 Tver(ティーバー)』と『ローカル路線バスVS鉄道乗り継ぎ対決旅 長野松本城から新潟高田城 テレビ東京』でお見かけしたことがあります。高城れにさんは素敵な人でした。彼女がいたからこそ村井美樹鉄道チームは、ゴールまでたどりつけました。観ているほうも励まされました。

 映画は、高校演劇部を扱ったものでした。
 演劇を競技のようにして競う(きそう)ことが、どういう意味があるのかわからないのですが、そういうものなのでしょう。

 狭い世界にいる高校生たちです。
 人間って、こんなふうにしゃべるかなあと思うようなセリフもあります。
 
 ロミオとジュリエット シェークスピア
 チェーホフ
 銀河鉄道の夜 ジョバンニ カムパネルラ 昨年の夏に、東京都世田谷区下北沢にある本多劇場で観た、『鹿版 銀河鉄道の夜‘23』という音楽劇を思い出しました。

 女子がたくさん出てくる映画です。
 
 女子高生のひとり語りが続きます。ひとり語りで進行していく映像という手法を用いて(もちいて)あります。

 ずるい女子高生のやりかたがあります。
 『自分が何をしたいのかわからない』という言葉があります。自分のことなのに、自分で考えないのです。自分のことを人にやらせようとする。ずるくて卑怯な手法です。(ひきょう:うまくいかなかたっときに、アドバイスした相手に責任を転嫁(てんか。自分の身を守るために人のせいにする)する。あの人がこうするといいと言ったからこうなった)

 黒木華さん(くろき・はるさん)の演技は引き締まっています。すごいなあ。
 ひとり舞台を演じているようです。見ている人に、『感動を生む』、『影響を与える』演技があります。
 その場に、『空間』をつくりだす。物語を編む(あむ)。たいしたものです。比較して、ほかの演者の女子たちは演技力不足です。
 
 映画が始まって30分ぐらいが過ぎたあたりで、ようやく楽しそうな雰囲気になってきました。空気が変わりました。
 (自分の)お父さんは嫌いなところがあるけれど、それでも好きというセリフが良かった。

 こどものころの思い出についてです。
 人は、過去に起きたことについて、たいてい嫌だったことを思い出します。楽しかったことはなかなか思い出せません。
 でも、修学旅行はそうではない。学習目的だった活動の内容については忘れています。旅館の大部屋での枕投げとか、遊園地であばれるように無邪気に遊んだことは覚えています。

 映像は、昔の高校の職員室風景です。机の上にノートパソコンが1台も置いてありません。

 スポーツ根性もののようなようすがありますが、昭和時代のドラマ・映画に比べれば表現が弱い。
 演劇発表会は、関係者が参加する関係者ばかりの演劇大会です。有料の観客はいません。
 
 伊藤沙莉さんは、高校二年生の役です。同級生で、吉岡里穂さんとか、芳根京子さんがいます。

 『神さまがおりてきた』

 学校というのは、人生において、一時的な滞在地です。
 学校を卒業して社会に出ると、学校でまわりにいた人たちとは、たいていやがて、会わなくなります。社会で、新しい人間関係ができます。
 
 演劇・芸能の関係者を集めて、関係者の映画を撮ったのか。
 錯覚の世界です。

 女子同士のLOVEも表現してあるわけか。

 『いいチーム』なれど、人により距離はあります。

 高等学校演劇研究大会:軍隊式でもあります。

 ハッピーエンドでしょう。

 大学へ進学しないことが決まった人間にとって、高校の授業を受けることは、ムダな時間を過ごすこと。(そんな言葉が脳裏をよぎりました)

 最後の黒木華さんの語りの部分は、銀河鉄道の夜のジョバンニが語っているようでした。

 『演劇』を讃える映画でした。

 国語の先生を演じられた志賀廣太郎さんの低音の声が素敵でした。すでにお亡くなりになっていることを知ってびっくりしました。(2020年(令和2年)71歳没)

 錯覚と暗示の世界を空間として表現してある作品でした。
 舞台の上ならどこにでもいける。だけど、どこにもいけないともいえる。それが、舞台の上。
 不安があります。<どこでもないどこか。たどりつけない>

 うーむ。演説(発表。表明)で終わらせるやり方は安易ではないかと……
 『いこう全国に!』で最初に戻る。(最初のシーンに戻るのが、映画の基本パターンです)

 娘のセリフとして、『親が言うなよ!』が良かった。  

2024年02月12日

充電バイクの旅 群馬白衣大観音から埼玉西武園ゆうえんち

出川哲朗の充電バイクの旅 群馬白衣大観音から埼玉西武園ゆうえんち TVer(ティーバー)

出川哲朗の充電させてもらえませんか? ■行くぞ!高崎白衣大観音(たかさきびゃくえだいかんのん)からズズっと埼玉を縦断121キロ■ゴールは昭和のレトロ商店なんですが■ダイアン津田が初登場で大暴走■王林もタジタジでヤバイよヤバイよSP


 昨年の紅葉の時期のロケだろうと思いながら映像を楽しみました。12月ぐらいではなかろうか。

 ゲストのダイアン津田さんのギャグ、『ごいごいすーー』の意味がわからなかったのですが、調べて、『すごい!』を崩した(くずした)形の言葉であることがわかりました。変な言葉です。池の鯉(こい)を思い出します。
 東野・岡村の『旅猿』で、津田さんは確か滋賀県の出身で、高校生の時にフェンシングで県大会優勝したというようなお話をされていました。
『東野&岡村の旅猿 再びおすすめ旅プラン聞きまくりの旅 hulu(フールー)2021年2月地上波放送分』
 「ダイアン ユースケ(西澤裕介) 津田篤弘 滋賀県琵琶湖で自然と触れ合う旅」
 ふたりとも滋賀県出身なので、やはり、滋賀県が旅の行き先です。自分にはよくわかりませんが、津田篤弘さんがお金持ちの家の婿養子に入っていい思いをしているという話が大半でした。

 冒頭から穏やかで(おだやかで)、楽しい交流が続きます。
 アイスキャンディー『ガリガリ君』をつくっている赤城乳業の建物は、ほかのテレビ番組でも見ました。番組内で紹介が合ったとおり、『ガツンとミカン』というアイスキャンディーもおいしいです。

 熊谷市内(くまがや市内)で、銭湯(せんとう)と酒屋を見間違えてしまいます。酒屋の煙突が銭湯の煙突に見えました。しかたがありません。
 銭湯内のつくりはなつかしい、若い頃、職場の独身寮に入っていて、フロはなかったので、毎日のように洗面器に石鹸とタオルを入れて、銭湯までトコトコと歩いて通いました。記憶があやふやですが、入浴料金は170円ぐらいだったと思います。頭を洗う時は30円ぐらいをプラスしていました。10円か20円だったかなあ。もう記憶があいまいです。

 ペルー料理店での食事風景が出てきます。
 昨年秋に東京市ヶ谷(いちがや)にあるJICA(ジャイカ。国際協力機構)内にあるレストランでペルー料理の昼食を食べたことを思い出しました。ぜいたくな料理というわけではなくて、地元の人たちがふだん食べているごはんで安価でした。う~む。その時のごはんをおいしいとは思いませんでしたが、こちらの映像で出てきた穀物・野菜類のスープはおいしそうでした。出川さんもおいしいと話されていました。

 後半ゲストの王林さんは、以前、太川陽介さんのバスVS鉄道対決旅でお見かけしました。旅番組への出演がお好きなのでしょう。
 王林さんはこのあと、テレビ番組ヒルナンデスのロケで訪れた埼玉のブタのテーマパークである、『サイボク』というところで、テーマパークの人に、以前来ましたよねと問いかけられてポカ~ンとされていました。(来たことを忘れていた)。3年前のことで覚えていないそうです。ロケの途中、トンカツを食べているときのトンカツで記憶がよみがえったそうです。
 
 訪問地として、横穴がたくさんある場所を訪れました。古墳群です。『吉見百穴(よしみひゃくあな、よしみひゃっけつ)』
 以前読んだ児童文学作品を思い出しました。『トーキョー・クロスロード 濱野京子 ポプラ文庫』中学三年生のころの思い出が始まります。埼玉県吉見百穴:古墳時代後期の横穴古墳。ヒカリゴケあり。

 東松山市では、焼き鳥は、鶏肉(とりにく)ではなく、ブタ肉だそうです。『カシラ』は、ブタの頭だそうです。王林さんは、ねぎまを頼んでみそだれで召し上がっておられました。通りがかりのおじさんからお茶を差し入れしてもらいました。ローカルです。(いなかの人たちとの気取らない交流があります)

 ときおり、白い雪をかぶった富士山の雄大な山頂付近が映像に出てきます。気持ちがいいお天気でした。

 南地区体育館というところで、ちびっこたちとバスケットボールの試合をしました。楽しかった。ちびっこでもバスケットがうまい。ケガをしないように気をつけてプレイしてねーー こどもたちみんなの笑顔がステキでした。女子チームとやって、そのあと男子チームとやって、激しい試合でした。ちびっこたちは、体は小さくてもシュートしたボールは、的確にバスケットゴールに吸い込まれていきます。

 充電依頼のときに王林さんが、個人宅の玄関ドアの前で、『話聞いてください!』と強気でした。すごいなあ。<家の人から、「ちょっと待って」と言われて、いったんドアを閉じられてしまいました>

 所沢の西武園ゆうえんちは、ライトアップがきれいでした。
 『夕日の丘商店街』と観覧場所が出ました。
 1960年代ですから、昭和35年以降です。自分はまだこどもでした。なつかしい。光と灯り(あかり)の祭典です。
 上からドライアイスの雪が落ちてきました。
 いい雰囲気づくりです。