2024年02月13日
幕が上がる 邦画 2015年(平成27年)
幕が上がる 邦画 2015年(平成27年) 1時間59分 動画配信サービス
伊藤沙莉さん(いとう・さいりさん)の才能が気に入って、最近伊藤さんが出演された映画を順番に観ています。これが4本目です。これまでに、『タイトル拒絶』と『ちょっと思い出しただけ』と『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』を観ました。
こちらの映画を観終えて、伊藤沙莉さん自身が中心の映画ではありませんでしたが、黒木華さん(くろきはるさん)と伊藤沙莉さんの凄み(すごみ:見ている人にぞっとした迫力を与える。ブルっと震える)と存在感は十分感じることができた映画でした。伊藤さんはまだ年齢的に若すぎて、出番が少なかったようです。
自分は老齢者であることもあって、この映画でメインになっている『ももいろクローバーZ』というものがどういうものかがわかりません。女性のアイドルグループということはわかります。ダンス&ボーカルグループという位置づけなのだろうか。先日テレビ番組『徹子の部屋』で、『新しい学校のリーダズ』というゲストの対談を見ました。4人のメンバーでした。ももいろクローバーZと同じようなタイプなのだろうと思いました。
幸運を呼ぶ『四葉(よつば)のクローバー』だから、4人が葉(は)で、桃色のクローバーなのだろうと、勝手な解釈をしています。(その後調べたら、メンバーのももたさんの「もも」も関係しているようです)
メンバーのうちの高城れに(たかぎ・れに)さんという方は、自分が好きな旅番組でおみかけしたことがあります。『ローカル路線バス乗り継ぎの旅W テレビ東京 Tver(ティーバー)』と『ローカル路線バスVS鉄道乗り継ぎ対決旅 長野松本城から新潟高田城 テレビ東京』でお見かけしたことがあります。高城れにさんは素敵な人でした。彼女がいたからこそ村井美樹鉄道チームは、ゴールまでたどりつけました。観ているほうも励まされました。
映画は、高校演劇部を扱ったものでした。
演劇を競技のようにして競う(きそう)ことが、どういう意味があるのかわからないのですが、そういうものなのでしょう。
狭い世界にいる高校生たちです。
人間って、こんなふうにしゃべるかなあと思うようなセリフもあります。
ロミオとジュリエット シェークスピア
チェーホフ
銀河鉄道の夜 ジョバンニ カムパネルラ 昨年の夏に、東京都世田谷区下北沢にある本多劇場で観た、『鹿版 銀河鉄道の夜‘23』という音楽劇を思い出しました。
女子がたくさん出てくる映画です。
女子高生のひとり語りが続きます。ひとり語りで進行していく映像という手法を用いて(もちいて)あります。
ずるい女子高生のやりかたがあります。
『自分が何をしたいのかわからない』という言葉があります。自分のことなのに、自分で考えないのです。自分のことを人にやらせようとする。ずるくて卑怯な手法です。(ひきょう:うまくいかなかたっときに、アドバイスした相手に責任を転嫁(てんか。自分の身を守るために人のせいにする)する。あの人がこうするといいと言ったからこうなった)
黒木華さん(くろき・はるさん)の演技は引き締まっています。すごいなあ。
ひとり舞台を演じているようです。見ている人に、『感動を生む』、『影響を与える』演技があります。
その場に、『空間』をつくりだす。物語を編む(あむ)。たいしたものです。比較して、ほかの演者の女子たちは演技力不足です。
映画が始まって30分ぐらいが過ぎたあたりで、ようやく楽しそうな雰囲気になってきました。空気が変わりました。
(自分の)お父さんは嫌いなところがあるけれど、それでも好きというセリフが良かった。
こどものころの思い出についてです。
人は、過去に起きたことについて、たいてい嫌だったことを思い出します。楽しかったことはなかなか思い出せません。
でも、修学旅行はそうではない。学習目的だった活動の内容については忘れています。旅館の大部屋での枕投げとか、遊園地であばれるように無邪気に遊んだことは覚えています。
映像は、昔の高校の職員室風景です。机の上にノートパソコンが1台も置いてありません。
スポーツ根性もののようなようすがありますが、昭和時代のドラマ・映画に比べれば表現が弱い。
演劇発表会は、関係者が参加する関係者ばかりの演劇大会です。有料の観客はいません。
伊藤沙莉さんは、高校二年生の役です。同級生で、吉岡里穂さんとか、芳根京子さんがいます。
『神さまがおりてきた』
学校というのは、人生において、一時的な滞在地です。
学校を卒業して社会に出ると、学校でまわりにいた人たちとは、たいていやがて、会わなくなります。社会で、新しい人間関係ができます。
演劇・芸能の関係者を集めて、関係者の映画を撮ったのか。
錯覚の世界です。
女子同士のLOVEも表現してあるわけか。
『いいチーム』なれど、人により距離はあります。
高等学校演劇研究大会:軍隊式でもあります。
ハッピーエンドでしょう。
大学へ進学しないことが決まった人間にとって、高校の授業を受けることは、ムダな時間を過ごすこと。(そんな言葉が脳裏をよぎりました)
最後の黒木華さんの語りの部分は、銀河鉄道の夜のジョバンニが語っているようでした。
『演劇』を讃える映画でした。
国語の先生を演じられた志賀廣太郎さんの低音の声が素敵でした。すでにお亡くなりになっていることを知ってびっくりしました。(2020年(令和2年)71歳没)
錯覚と暗示の世界を空間として表現してある作品でした。
舞台の上ならどこにでもいける。だけど、どこにもいけないともいえる。それが、舞台の上。
不安があります。<どこでもないどこか。たどりつけない>
うーむ。演説(発表。表明)で終わらせるやり方は安易ではないかと……
『いこう全国に!』で最初に戻る。(最初のシーンに戻るのが、映画の基本パターンです)
娘のセリフとして、『親が言うなよ!』が良かった。
伊藤沙莉さん(いとう・さいりさん)の才能が気に入って、最近伊藤さんが出演された映画を順番に観ています。これが4本目です。これまでに、『タイトル拒絶』と『ちょっと思い出しただけ』と『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』を観ました。
こちらの映画を観終えて、伊藤沙莉さん自身が中心の映画ではありませんでしたが、黒木華さん(くろきはるさん)と伊藤沙莉さんの凄み(すごみ:見ている人にぞっとした迫力を与える。ブルっと震える)と存在感は十分感じることができた映画でした。伊藤さんはまだ年齢的に若すぎて、出番が少なかったようです。
自分は老齢者であることもあって、この映画でメインになっている『ももいろクローバーZ』というものがどういうものかがわかりません。女性のアイドルグループということはわかります。ダンス&ボーカルグループという位置づけなのだろうか。先日テレビ番組『徹子の部屋』で、『新しい学校のリーダズ』というゲストの対談を見ました。4人のメンバーでした。ももいろクローバーZと同じようなタイプなのだろうと思いました。
幸運を呼ぶ『四葉(よつば)のクローバー』だから、4人が葉(は)で、桃色のクローバーなのだろうと、勝手な解釈をしています。(その後調べたら、メンバーのももたさんの「もも」も関係しているようです)
メンバーのうちの高城れに(たかぎ・れに)さんという方は、自分が好きな旅番組でおみかけしたことがあります。『ローカル路線バス乗り継ぎの旅W テレビ東京 Tver(ティーバー)』と『ローカル路線バスVS鉄道乗り継ぎ対決旅 長野松本城から新潟高田城 テレビ東京』でお見かけしたことがあります。高城れにさんは素敵な人でした。彼女がいたからこそ村井美樹鉄道チームは、ゴールまでたどりつけました。観ているほうも励まされました。
映画は、高校演劇部を扱ったものでした。
演劇を競技のようにして競う(きそう)ことが、どういう意味があるのかわからないのですが、そういうものなのでしょう。
狭い世界にいる高校生たちです。
人間って、こんなふうにしゃべるかなあと思うようなセリフもあります。
ロミオとジュリエット シェークスピア
チェーホフ
銀河鉄道の夜 ジョバンニ カムパネルラ 昨年の夏に、東京都世田谷区下北沢にある本多劇場で観た、『鹿版 銀河鉄道の夜‘23』という音楽劇を思い出しました。
女子がたくさん出てくる映画です。
女子高生のひとり語りが続きます。ひとり語りで進行していく映像という手法を用いて(もちいて)あります。
ずるい女子高生のやりかたがあります。
『自分が何をしたいのかわからない』という言葉があります。自分のことなのに、自分で考えないのです。自分のことを人にやらせようとする。ずるくて卑怯な手法です。(ひきょう:うまくいかなかたっときに、アドバイスした相手に責任を転嫁(てんか。自分の身を守るために人のせいにする)する。あの人がこうするといいと言ったからこうなった)
黒木華さん(くろき・はるさん)の演技は引き締まっています。すごいなあ。
ひとり舞台を演じているようです。見ている人に、『感動を生む』、『影響を与える』演技があります。
その場に、『空間』をつくりだす。物語を編む(あむ)。たいしたものです。比較して、ほかの演者の女子たちは演技力不足です。
映画が始まって30分ぐらいが過ぎたあたりで、ようやく楽しそうな雰囲気になってきました。空気が変わりました。
(自分の)お父さんは嫌いなところがあるけれど、それでも好きというセリフが良かった。
こどものころの思い出についてです。
人は、過去に起きたことについて、たいてい嫌だったことを思い出します。楽しかったことはなかなか思い出せません。
でも、修学旅行はそうではない。学習目的だった活動の内容については忘れています。旅館の大部屋での枕投げとか、遊園地であばれるように無邪気に遊んだことは覚えています。
映像は、昔の高校の職員室風景です。机の上にノートパソコンが1台も置いてありません。
スポーツ根性もののようなようすがありますが、昭和時代のドラマ・映画に比べれば表現が弱い。
演劇発表会は、関係者が参加する関係者ばかりの演劇大会です。有料の観客はいません。
伊藤沙莉さんは、高校二年生の役です。同級生で、吉岡里穂さんとか、芳根京子さんがいます。
『神さまがおりてきた』
学校というのは、人生において、一時的な滞在地です。
学校を卒業して社会に出ると、学校でまわりにいた人たちとは、たいていやがて、会わなくなります。社会で、新しい人間関係ができます。
演劇・芸能の関係者を集めて、関係者の映画を撮ったのか。
錯覚の世界です。
女子同士のLOVEも表現してあるわけか。
『いいチーム』なれど、人により距離はあります。
高等学校演劇研究大会:軍隊式でもあります。
ハッピーエンドでしょう。
大学へ進学しないことが決まった人間にとって、高校の授業を受けることは、ムダな時間を過ごすこと。(そんな言葉が脳裏をよぎりました)
最後の黒木華さんの語りの部分は、銀河鉄道の夜のジョバンニが語っているようでした。
『演劇』を讃える映画でした。
国語の先生を演じられた志賀廣太郎さんの低音の声が素敵でした。すでにお亡くなりになっていることを知ってびっくりしました。(2020年(令和2年)71歳没)
錯覚と暗示の世界を空間として表現してある作品でした。
舞台の上ならどこにでもいける。だけど、どこにもいけないともいえる。それが、舞台の上。
不安があります。<どこでもないどこか。たどりつけない>
うーむ。演説(発表。表明)で終わらせるやり方は安易ではないかと……
『いこう全国に!』で最初に戻る。(最初のシーンに戻るのが、映画の基本パターンです)
娘のセリフとして、『親が言うなよ!』が良かった。
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