2024年12月16日

ぼくは犬や ペク・ヒナ作 長谷川義史・訳

ぼくは犬や ペク・ヒナ作 長谷川義史(はせがわ・よしふみ)訳 ブロンズ新社

 心温まる絵本です。
 親戚のちびっこにプレゼントする一冊にします。

 登場する人物や動物が、立体的な絵の絵本です。
 めずらしい。
 人形みたい。

 おもしろい。
 優しい(やさしい)。
 いい絵本です。

 登場する犬のお名前:グスリ。犬種はポインターの子犬に見えます。
 グスリの母親のお名前が、パンウリで、そのとき住んでいたのが、スーパーマーケットで、4匹の子犬が産まれて、グスリは、4匹目に生まれた子犬だったそうな。
 そこから、もらわれた家が、今の家だそうです。
 おとうちゃんとおばあさんと、ちびの男の子(お名前は、ドンドンで6歳。わるさをする。すぐ泣く。パンツにおもらしをする。おねしょもする)の三人家族です。
 
 不思議なのは、グスリは犬種でポインターに見えるのですが、グスリの母親は、犬種がポインターではありません。
 父親が、ポインターなのだろうか。
 近所にいる犬の一覧が出てきます。29匹もいます。みんな家族、みんな仲間だそうです。

 人間三人がお出かけして、グスリだけがお留守番で、さびしいな。
 このへんを表現した絵がなかなかいい。(まだ、まだ、まだ、まだ、帰ってこない……(三人の帰宅を心待ちにしています))

 グスリがお散歩に行くときの勢いがすばらしい!!

 グスリには、6歳のこどもであるドンドンのめんどうをみなければならないという責任感があります。

 うんこするのよ。グスリは、犬だから。そのへんで。うんこするのよ。ベッドの上で。いやーねぇ。 (おとうちゃんにしかられた)

 優しい男の子のドンドンが、犬のグスリのところに来てくれました。
 よかったね。  

Posted by 熊太郎 at 07:00Comments(0)TrackBack(0)読書感想文