2024年12月03日
13日の金曜日 ホラー洋画 1980年
13日の金曜日 ホラー洋画 1980年(昭和55年)公開 1時間35分 動画配信サービス
先日読んだ本が、小泉今日子さんが書いた、『黄色いマンション 黒い猫 新潮文庫』でした。
若い頃、ホラー映画にはまって、よく観ていたそうです。
キョンキョンのお勧めホラー映画です。
1978年(昭和53年) ハロウィン
1979年(昭和54年) 悪魔の棲む家(あくまのすむいえ)
1980年(昭和55年) 13日の金曜日
1981年(昭和56年) 死霊のはらわた(しりょうのはらわた)
1984年(昭和59年) エルム街の悪夢
いちばん怖かったという、『死霊のはらわた』を先日観ました。
今度は、こちらの『13日の金曜日』を観てみました。やはり、『死霊のはらわた』のほうが怖かった。
タイトルは、昔よく聞いたフレーズです。宗教が由来なのか、13日の金曜日満月の夜に恐ろしいことが起きるのです。
場所は、クリスタルレイク:呪われた(のろわれた)キャンプ場です。コテージ(小屋)に泊まります。
犠牲者は、若い男女のグループです。
時代は、1958年(昭和33年)です。
さあ、連続殺人が始まりました。
夜は部屋の中、みんなで輪になって、ギターを伴奏にしながら、フォークソングを歌います。
まあなんというか、さかりのついた元気で健康な若い人たちです。
カップルが複数います。
<ひとりずつ殺されていくのだろうか(殺されていきます)>
加害者の姿は、映像にはなかなか出ません。
加害者の視線で観える映像で殺人が進行していきます。
心をかきむしる音楽が流れ続けます。
シンプルな演劇のような始まりと流れです。
実体のある事件を、『呪い(のろい)』のせいにします。少年が池で溺死した。助けてもらえなかった少年の無念が、怨念(おんねん。復讐心。うらみ)になって、キャンプ場に遊びに来る客の命を奪い続ける。
頭のオカシイ人が何人か出てきます。おとりです。真犯人ではありません。
音楽と犯人目線の映像、そして逃げる若い女性の姿で、怖さを表現します。
殺し方もむごい。
連続殺人犯の犯行です。
<視線による恐怖感の演出>があります。
犯人はだれだろうか。
『お~れは、神の使いだ』という男性老人が現れます。
不謹慎(ふきんしん。ふまじめ)ですが、わたしは、この世に神さまはいないと思っている人間なので、あなたが(男性老人が)神の使いであるはずがないと冷ややかに(ひややかに)男性のお年寄りを見てしまいます。(自分もお年寄りですが……)
長い間生きてきてわたしは気づいたのです。神さまや仏さまにすがるような気持ちでお参りをしたことがこれまでに何度もありましたが、老いてみて、この世には神さまというものはいないのだとわかったのです。『神さまというものがいる』ということにしておけば、都合がいいということが多々あるのだということに気づいてしまったのです。
わたしは知ったのです。困難にぶつかったときは、神さまに頼らずに、自分でがんばるしかないのです。自分自身が神さまなのです。わたしは神だーーー わたしならできる!
映像は急に天気が悪くなって嵐の風雨が始まりました。
カップルで観る映画なのでしょう。怖くなったら、お隣に座っている異性のお手手(おてて)をぎゅっとにぎるのでしょう。
モノポリーというゲーム:ボードゲーム。人生ゲームみたいでした。相手を破産させるらしい。映画では、負けると服を脱ぐのです。大昔、お笑いコンビのコント55号(欽ちゃんと二郎さん(萩本欽一&坂上二郎))がテレビでやっていた野球拳(やきゅうけん)を思い出しました。ジャンケンで負けたら服を脱いでいく罰ゲームなのです。(今思うと、よくあんなことテレビで放送できました)映画のなかの男女は楽しそうに服を脱いでいきます。まあ、カップル向けの娯楽恐怖映画です。
ちょっと怖いシーンあり。(じょうずです)
キモイ。(でもじょうずです)
間(ま)をつくって映画鑑賞者に恐怖心を芽生えさせる。
不穏(ふおん。おだやかではない)な空気になる。
むごいシーンが飛び出てくる。(映画鑑賞者を恐怖におとしいれる)
最後はどうまとめるのだろうか。
犯人を退治して完了だろうか、それとも全員死亡だろうか。
こういう映画の場合、悪は生き続けたほうがいい。
(まあ、映画はそのような、予想した流れになりました)
警察を呼ぶけれど、警察は頼りにならない。
警察の仕事内容は、事後処理をすることがメインの仕事です。記録を残しておくだけです。
13日の金曜日、満月の夜には、殺人事件が起きなければならないのです。
いずれも『死』のシーンが一瞬です。短時間です。
もう少し長く引っぱるほうが効果的なのに。
(わたしは、つくり手の立場で映画を観る人間です)
そうか、13日の金曜日はだれかさんの誕生日だそうです。
そういう動機か。
最後のほうは、遊園地のお化け屋敷状態です。
刑事ドラマ、『相棒』みたい。動機は、『復讐』です。
この映画を観たときに観ていたNHK土曜ドラマ、『3000万』のフライパン振り回しシーンに似たシーンが出てきました。
フライパンみたいな形状のものは武器になるのです。
こういう終わり方か。
自分のことは自分で守る。
アメリカ合衆国らしい意識の持ち方でした。だから銃社会なのです。
助けは来てくれないから、自分が勇気をふりしぼって、敵に立ち向かっていく。
この形で終わったら、物足りない。
(もうワンシーンありました)
もう45年ぐらい前の映画です。
あのころの時代背景がなつかしい。
先日読んだ本が、小泉今日子さんが書いた、『黄色いマンション 黒い猫 新潮文庫』でした。
若い頃、ホラー映画にはまって、よく観ていたそうです。
キョンキョンのお勧めホラー映画です。
1978年(昭和53年) ハロウィン
1979年(昭和54年) 悪魔の棲む家(あくまのすむいえ)
1980年(昭和55年) 13日の金曜日
1981年(昭和56年) 死霊のはらわた(しりょうのはらわた)
1984年(昭和59年) エルム街の悪夢
いちばん怖かったという、『死霊のはらわた』を先日観ました。
今度は、こちらの『13日の金曜日』を観てみました。やはり、『死霊のはらわた』のほうが怖かった。
タイトルは、昔よく聞いたフレーズです。宗教が由来なのか、13日の金曜日満月の夜に恐ろしいことが起きるのです。
場所は、クリスタルレイク:呪われた(のろわれた)キャンプ場です。コテージ(小屋)に泊まります。
犠牲者は、若い男女のグループです。
時代は、1958年(昭和33年)です。
さあ、連続殺人が始まりました。
夜は部屋の中、みんなで輪になって、ギターを伴奏にしながら、フォークソングを歌います。
まあなんというか、さかりのついた元気で健康な若い人たちです。
カップルが複数います。
<ひとりずつ殺されていくのだろうか(殺されていきます)>
加害者の姿は、映像にはなかなか出ません。
加害者の視線で観える映像で殺人が進行していきます。
心をかきむしる音楽が流れ続けます。
シンプルな演劇のような始まりと流れです。
実体のある事件を、『呪い(のろい)』のせいにします。少年が池で溺死した。助けてもらえなかった少年の無念が、怨念(おんねん。復讐心。うらみ)になって、キャンプ場に遊びに来る客の命を奪い続ける。
頭のオカシイ人が何人か出てきます。おとりです。真犯人ではありません。
音楽と犯人目線の映像、そして逃げる若い女性の姿で、怖さを表現します。
殺し方もむごい。
連続殺人犯の犯行です。
<視線による恐怖感の演出>があります。
犯人はだれだろうか。
『お~れは、神の使いだ』という男性老人が現れます。
不謹慎(ふきんしん。ふまじめ)ですが、わたしは、この世に神さまはいないと思っている人間なので、あなたが(男性老人が)神の使いであるはずがないと冷ややかに(ひややかに)男性のお年寄りを見てしまいます。(自分もお年寄りですが……)
長い間生きてきてわたしは気づいたのです。神さまや仏さまにすがるような気持ちでお参りをしたことがこれまでに何度もありましたが、老いてみて、この世には神さまというものはいないのだとわかったのです。『神さまというものがいる』ということにしておけば、都合がいいということが多々あるのだということに気づいてしまったのです。
わたしは知ったのです。困難にぶつかったときは、神さまに頼らずに、自分でがんばるしかないのです。自分自身が神さまなのです。わたしは神だーーー わたしならできる!
映像は急に天気が悪くなって嵐の風雨が始まりました。
カップルで観る映画なのでしょう。怖くなったら、お隣に座っている異性のお手手(おてて)をぎゅっとにぎるのでしょう。
モノポリーというゲーム:ボードゲーム。人生ゲームみたいでした。相手を破産させるらしい。映画では、負けると服を脱ぐのです。大昔、お笑いコンビのコント55号(欽ちゃんと二郎さん(萩本欽一&坂上二郎))がテレビでやっていた野球拳(やきゅうけん)を思い出しました。ジャンケンで負けたら服を脱いでいく罰ゲームなのです。(今思うと、よくあんなことテレビで放送できました)映画のなかの男女は楽しそうに服を脱いでいきます。まあ、カップル向けの娯楽恐怖映画です。
ちょっと怖いシーンあり。(じょうずです)
キモイ。(でもじょうずです)
間(ま)をつくって映画鑑賞者に恐怖心を芽生えさせる。
不穏(ふおん。おだやかではない)な空気になる。
むごいシーンが飛び出てくる。(映画鑑賞者を恐怖におとしいれる)
最後はどうまとめるのだろうか。
犯人を退治して完了だろうか、それとも全員死亡だろうか。
こういう映画の場合、悪は生き続けたほうがいい。
(まあ、映画はそのような、予想した流れになりました)
警察を呼ぶけれど、警察は頼りにならない。
警察の仕事内容は、事後処理をすることがメインの仕事です。記録を残しておくだけです。
13日の金曜日、満月の夜には、殺人事件が起きなければならないのです。
いずれも『死』のシーンが一瞬です。短時間です。
もう少し長く引っぱるほうが効果的なのに。
(わたしは、つくり手の立場で映画を観る人間です)
そうか、13日の金曜日はだれかさんの誕生日だそうです。
そういう動機か。
最後のほうは、遊園地のお化け屋敷状態です。
刑事ドラマ、『相棒』みたい。動機は、『復讐』です。
この映画を観たときに観ていたNHK土曜ドラマ、『3000万』のフライパン振り回しシーンに似たシーンが出てきました。
フライパンみたいな形状のものは武器になるのです。
こういう終わり方か。
自分のことは自分で守る。
アメリカ合衆国らしい意識の持ち方でした。だから銃社会なのです。
助けは来てくれないから、自分が勇気をふりしぼって、敵に立ち向かっていく。
この形で終わったら、物足りない。
(もうワンシーンありました)
もう45年ぐらい前の映画です。
あのころの時代背景がなつかしい。