2024年11月14日
あまろっく 邦画 2024年
あまろっく 邦画 2024年(平成6年) 1時間59分 動画配信サービス
監督:白石和弘
俳優:江口のりこ、笑福亭鶴瓶(しょうふくていつるべ)、中条あやみ、松尾諭(まつお・さとる)
江口のりこさんも、最初に出てくる松尾諭(まつお・さとる)さんも、9月に東京渋谷にあるパルコ劇場での演劇鑑賞で、ご本人を観たので、親近感が湧く感情をもちながら映画を観ました。また、鶴瓶師匠は、毎週月曜日夜にあるNHK、『鶴瓶の家族に乾杯』でお顔を拝見しています。
近松陽子(江口のりこ):39歳。優秀な会社員で業績も良かったが、後輩に対する厳しいパワハラがあるので、周囲から嫌われてリストラされた。京都大学卒業。(厳しいことを言いますが、現実には、そういう人は、リストラはされません。会社から見れば、業績が良ければパワハラでもいいのです。リストラされるのは仕事をしない人です。会社への貢献度で判断されます。こちらの映画は全体的に、情(じょう。にんじょう。なさけ)に流される甘い映画です)
近松竜太郎(笑福亭鶴瓶):近松陽子の父親。町工場の経営者だが、技術職ではない。もっぱら、人間関係を大事にしながら営業を行っている。
最初のシーンが、キリスト教会での結婚式です。
どういうわけか、ウェディングドレスの花嫁がふたりいます。
ふたりで入場行進です。(その後、事情が明らかになります)
『あまろっく』というのは、兵庫県尼崎市の港に設置された閘門(こうもん。運河、放水路などと、海の間にある門。水位調整に使う建造物。水門(すいもん))のことをいいます。台風の高潮などから街を守るために開閉するようです。
映画では、『あまろっく』をだれかに重ねます。
小学校3年生ぐらいの女の子の語りで物語が進行していきます。(江口のりこさん役のこども時代です)
前半見ていて、ピンとくるのが、展開として、1995年(平成7年)阪神淡路大震災がくるのではないか。(そのとおりになりました)
2015年(平成27年)における職場でのパワハラ先輩近松陽子(江口のりこさん)のようすです。
江口さんにぴったりの雰囲気の役ですが、わたしが、渋谷パルコ劇場で観たときには、演目、『ワタシタチのモノガタリ』が終わって、最後のカーテンコール(幕切れ後の拍手で再登場すること)のときに観た江口さんは、引っ込み思案で人見知りな感じがありました。ご本人の対応は、自分が知っている人と話すときと、知らない人と話すときとでは、かなり違うのではないかという印象を受けました。
近松陽子さんのお母さんはいますが、そのうち亡くなってしまいます。
そして、鶴瓶さんが演じるおやじさんが、自分の再婚相手として、二十歳の女性を連れてくるのです。
まあ、現実にはちょっとありえない設定です。
娘の江口さんが39歳で、父親のお嫁さんが20歳という設定です。
三人の同居生活が始まるのです。江口さんは、言いたいことをはっきりいう人物像です。ケンカ腰です。
新妻の早希さん(さき。中条あやみさんが演じる。設定として、元尼崎市役所職員)には、暗い過去があります。早希さんは、家族に恵まれませんでした。だから、ちゃんとした家族をつくりたいという希望をもっています。若いお嫁さんの強気がすごい。
いろいろ名言ぽっい言葉が光っています。
『人生で起こることは、何でも楽しもう』
『慰め(なぐさめ)られたら、みじめだ』
『おまえは昔から「和」を乱す』
『食うて(くうて)寝たら、たいがいのことは、なんとかなるわ』
『死ぬまで笑ろうときたい(わろうときたい)』
水面上で競争するボートの様子がときおり映像として流れます。
京都大学ボート部所属の近松陽子さんなのでしょう。
『運針(うんしん。タオルを縫う)』にこだわりがあります。『精神統一、集中』です。
うめぼしおにぎり→10月から始まったNHK朝ドラ、『おむすび』が思い出されました。(ドラマの内容について否定的な意見や評価がありますが、うちは、毎朝時計代わりに見ています。そんなにとんがって、文句ばかり言うほどのことでもないのにと思います。わたしは、今どきのなんでもかんでも攻撃的なニュースに、嫌気がさしている年寄りです)。
近松陽子の見合い相手の男性は心の優しい(やさしい)男です。
結婚相手は優しい人がいい。
優しくて強い人がいい。
恋愛の基本です。
『ほんまは、辛いの(からいの)にがてなんです』
『あの… 手つないでいいですか』
『一生、陽子さんを大切にします』
映像を見ていて思うのは、『人生は、自分の居場所探し(さがし)』ということです。
自分にとって快適な場所を、この地球上で探すことが人生の目標のひとつです。
もうひとつ思ったのは、人生は、40歳を過ぎてからが、また長い。(若いとき、希望がかなわなくても、先のばしにして、時期を待てばいい。願いはいつかかなうことが多い)
陽子さんは強い人だ→『(本人の言葉)ふん、知らんくせに(実は弱い)』
家族そろってごはんを食べる。
家族団らんが夢。おいしいものを飲み食いして、あたりさわりなく、気楽に雑談をすることが心の交流です。
『この子は、竜太郎さんからのプレゼントや』(鶴瓶さんは寿命で死んじゃうんです。そして、お嫁さんのおなかには、鶴瓶さんとのあかちゃんがいるのです)
江口のりこさんを中心におきながら、そのときそのときで相手を変えての二人劇です。
『あなたのことを一生笑わせます』(プロポーズの言葉)
鶴瓶さんのお嫁さんの家庭です。『(浮気症、DV(児童虐待。父親からの暴力)えらい! そんなことがあっても、めげんとまっすぐ育っている。(母親は酒で死んだ)』
励ます人がいます。
おとうちゃんは、『あまろっく』やった。
これからは、わたしが、あんたらの、『あまろっく』になる。(近松陽子の言葉)。
最後のオチ(新人工員)が良かった。
びっくりしました。
監督:白石和弘
俳優:江口のりこ、笑福亭鶴瓶(しょうふくていつるべ)、中条あやみ、松尾諭(まつお・さとる)
江口のりこさんも、最初に出てくる松尾諭(まつお・さとる)さんも、9月に東京渋谷にあるパルコ劇場での演劇鑑賞で、ご本人を観たので、親近感が湧く感情をもちながら映画を観ました。また、鶴瓶師匠は、毎週月曜日夜にあるNHK、『鶴瓶の家族に乾杯』でお顔を拝見しています。
近松陽子(江口のりこ):39歳。優秀な会社員で業績も良かったが、後輩に対する厳しいパワハラがあるので、周囲から嫌われてリストラされた。京都大学卒業。(厳しいことを言いますが、現実には、そういう人は、リストラはされません。会社から見れば、業績が良ければパワハラでもいいのです。リストラされるのは仕事をしない人です。会社への貢献度で判断されます。こちらの映画は全体的に、情(じょう。にんじょう。なさけ)に流される甘い映画です)
近松竜太郎(笑福亭鶴瓶):近松陽子の父親。町工場の経営者だが、技術職ではない。もっぱら、人間関係を大事にしながら営業を行っている。
最初のシーンが、キリスト教会での結婚式です。
どういうわけか、ウェディングドレスの花嫁がふたりいます。
ふたりで入場行進です。(その後、事情が明らかになります)
『あまろっく』というのは、兵庫県尼崎市の港に設置された閘門(こうもん。運河、放水路などと、海の間にある門。水位調整に使う建造物。水門(すいもん))のことをいいます。台風の高潮などから街を守るために開閉するようです。
映画では、『あまろっく』をだれかに重ねます。
小学校3年生ぐらいの女の子の語りで物語が進行していきます。(江口のりこさん役のこども時代です)
前半見ていて、ピンとくるのが、展開として、1995年(平成7年)阪神淡路大震災がくるのではないか。(そのとおりになりました)
2015年(平成27年)における職場でのパワハラ先輩近松陽子(江口のりこさん)のようすです。
江口さんにぴったりの雰囲気の役ですが、わたしが、渋谷パルコ劇場で観たときには、演目、『ワタシタチのモノガタリ』が終わって、最後のカーテンコール(幕切れ後の拍手で再登場すること)のときに観た江口さんは、引っ込み思案で人見知りな感じがありました。ご本人の対応は、自分が知っている人と話すときと、知らない人と話すときとでは、かなり違うのではないかという印象を受けました。
近松陽子さんのお母さんはいますが、そのうち亡くなってしまいます。
そして、鶴瓶さんが演じるおやじさんが、自分の再婚相手として、二十歳の女性を連れてくるのです。
まあ、現実にはちょっとありえない設定です。
娘の江口さんが39歳で、父親のお嫁さんが20歳という設定です。
三人の同居生活が始まるのです。江口さんは、言いたいことをはっきりいう人物像です。ケンカ腰です。
新妻の早希さん(さき。中条あやみさんが演じる。設定として、元尼崎市役所職員)には、暗い過去があります。早希さんは、家族に恵まれませんでした。だから、ちゃんとした家族をつくりたいという希望をもっています。若いお嫁さんの強気がすごい。
いろいろ名言ぽっい言葉が光っています。
『人生で起こることは、何でも楽しもう』
『慰め(なぐさめ)られたら、みじめだ』
『おまえは昔から「和」を乱す』
『食うて(くうて)寝たら、たいがいのことは、なんとかなるわ』
『死ぬまで笑ろうときたい(わろうときたい)』
水面上で競争するボートの様子がときおり映像として流れます。
京都大学ボート部所属の近松陽子さんなのでしょう。
『運針(うんしん。タオルを縫う)』にこだわりがあります。『精神統一、集中』です。
うめぼしおにぎり→10月から始まったNHK朝ドラ、『おむすび』が思い出されました。(ドラマの内容について否定的な意見や評価がありますが、うちは、毎朝時計代わりに見ています。そんなにとんがって、文句ばかり言うほどのことでもないのにと思います。わたしは、今どきのなんでもかんでも攻撃的なニュースに、嫌気がさしている年寄りです)。
近松陽子の見合い相手の男性は心の優しい(やさしい)男です。
結婚相手は優しい人がいい。
優しくて強い人がいい。
恋愛の基本です。
『ほんまは、辛いの(からいの)にがてなんです』
『あの… 手つないでいいですか』
『一生、陽子さんを大切にします』
映像を見ていて思うのは、『人生は、自分の居場所探し(さがし)』ということです。
自分にとって快適な場所を、この地球上で探すことが人生の目標のひとつです。
もうひとつ思ったのは、人生は、40歳を過ぎてからが、また長い。(若いとき、希望がかなわなくても、先のばしにして、時期を待てばいい。願いはいつかかなうことが多い)
陽子さんは強い人だ→『(本人の言葉)ふん、知らんくせに(実は弱い)』
家族そろってごはんを食べる。
家族団らんが夢。おいしいものを飲み食いして、あたりさわりなく、気楽に雑談をすることが心の交流です。
『この子は、竜太郎さんからのプレゼントや』(鶴瓶さんは寿命で死んじゃうんです。そして、お嫁さんのおなかには、鶴瓶さんとのあかちゃんがいるのです)
江口のりこさんを中心におきながら、そのときそのときで相手を変えての二人劇です。
『あなたのことを一生笑わせます』(プロポーズの言葉)
鶴瓶さんのお嫁さんの家庭です。『(浮気症、DV(児童虐待。父親からの暴力)えらい! そんなことがあっても、めげんとまっすぐ育っている。(母親は酒で死んだ)』
励ます人がいます。
おとうちゃんは、『あまろっく』やった。
これからは、わたしが、あんたらの、『あまろっく』になる。(近松陽子の言葉)。
最後のオチ(新人工員)が良かった。
びっくりしました。
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