2024年06月06日

出川哲朗の充電バイクの旅 鳥取横断SP

出川哲朗の充電バイクの旅 鳥取横断SP 湖山池(こやまいけ)→大神山神社(おおがみやまじんじゃ) ゲスト 井桁弘恵 中村獅童 ネットもテレ東

出川哲朗の充電させてもらえませんか? ネットもテレ東
■行くぞ!鳥取を横断112キロ!■日本一<大きな池>からゴールは<霊峰大山(だいせん)>の大神山神社なんですが■初登場の井桁弘恵&中村獅童に哲朗もタジタジでヤバイよヤバイよSP■


 鳥取県にある大山(だいせん)には、自分が高校一年生だった15歳の夏に登ったことがあります。
 ふもとで一泊して、翌朝早くから登山を始めて、大山(だいせん)の幅が(はばが)狭い尾根を歩いて、蒜山(ひるせん)という山のほうへ縦走(じゅうそう)して、赤崎という海岸沿いの町に降りて、堤防のそばでテントをはって一泊して、翌日福岡県の実家へ列車に乗って帰りました。もう半世紀以上前のことになりました。
 今回、こちらの映像で大山の雄姿を見ることができたらいいなと楽しみにして見始めました。

 ゲストの井桁弘恵(いげた・ひろえ)さんも福岡県の人で、地元では進学校で有名な高校を出て早稲田大学に行かれて、その間にスカウトされてモデルになってという経歴で、今は毎週日曜日に山崎育三郎さんと、『おしゃれクリップ』という番組で、ゲストを迎えてインタビューをされています。自分は、毎週楽しみにしながら観ています。
 以前、山崎育三郎さんが、琵琶湖あたりが旅先で、この充電バイクの旅番組に出られたので、その番組つながりで、今度は井桁弘恵さんが出られたのかなあと推理しました。

 中村獅童さん(なかむら・しどうさん)は、先日、『徹子の部屋』で、ちいさな男の子のお子さんふたりといっしょに出ておられました。とてもかわいいお子さんでした。たしか、6歳(1年生)と3歳だったという記憶です。
 じょうずにご夫婦で子育てをされていることがわかりました。歌舞伎という世襲(せしゅう。子が親のあとをつぐ)の世界でたいへんなこともある子育てですが、お子さんふたりは歌舞伎の演技がうまくて、生まれもった才能は順調に開花することがわかりました。今はまだ幼いこどもさんたちが、さきざき歌舞伎界をしょってたつようになることが楽しみです。
 こちらの充電バイクの番組では今回、偶然ですが、中村獅童さんの登場時に、わんぱく大相撲大会のシーンにがちあいます。
 体の大きな佐渡ヶ嶽親方(元琴の若、さどかたけおやかた)とか、先日引退された琴恵光(ことえこう)さんとか本物が出てきてびっくりしましたが、自分は相撲ファンなので映像を観ていて嬉しくなりました。
 横綱だった琴櫻(ことざくら)は、鳥取県倉吉市の出身だそうです。自分が小中学生の時に白黒テレビの中継を母方の祖父と並んで観ていた時代の力士さんです。

 前半のゲストが井桁弘恵さんでした。みんなから、『イゲちゃん、イゲちゃん』と呼ばれています。
 井桁弘恵さんについての自分がもつイメージですが、ひとりで動くことが多い人というものです。夜、することがなく、あてもなく街をふらついていそうです。ひとりでニューヨークにも行ってしまいます。
 番組中何度か話題が出てきますが、仮面ライダーに出演されていたことは今回初めて知りました。
 番組中では、モデルという職業であるがゆえに、ラーメンはめったに食べないけれど、きょうは食べたいとか、食べた料理のにんにくの臭いが消えたとか、いろいろ苦労があることがわかりました。なにせ、太ってはいけないのです。
 映像では、金色スープのきれいなラーメンを初めて見ました。おいしそう。
 
 町内の歴史あるお祭りシーンです。すごくおもしろかった。良かった。
 自分も小学生のときに法被(はっぴ)を着て2度ほど山車を(だしを)ひいたことがあるので、祭りのときの楽しかった子ども時代を思い出しました。
 出川さんと井桁さんのおふたりが、山車(だし)に乗せられて、ちびっこたちが山車を引っ張ります。にぎやかです。

 旅番組によく出てくる、『鳥取のハワイ』が出てきました。昔、羽合町(はわいちょう)という地方自治体だったそうです。ハワイ州と姉妹都市として提携している。それから、羽合温泉があるそうです。現在は合併して、湯梨浜町(ゆりはまちょう)です。
 
 充電バイクで移動途中、テニスに挑戦です。たまたま見つけたテニスコートで、学生さんたちとテニス勝負です。強豪校の学生さんだったようです。(このあとも県で表彰された理容師の方とか、大相撲の力士の出身地とか、鳥取県は人口が少なくても人材が豊富な土地だと感心しました)
 井桁弘恵さんは学生時代硬式テニス部員だったそうです。でも、そのときのシーンは軟式テニスで、井桁さんはかなり苦労されていました。軟式と硬式は違うと思います。お気の毒でしたが、その場は盛り上がっていたようです。テニスはむずかしい。出川チームは、1点もとれませんでした。
 
 今回は、熊谷ディレクターでした。
 ゲストさんたちふたりが破天荒なところもあって、充電のタイミングがうまくいかないときもあり、ご苦労をお察しします。

 井桁弘恵さんは、仮面ライダーゼロワン(2019年。令和元年)という番組で、バルキリーという役をやっていたそうです。
 充電を依頼した先の奥さんは、仮面ライダーは知っているが、バルキリーは知らないと言い、そこのもう大きくなった息子さんが、自分は知っていると返答されていました。ぎりぎりで知っている世代だろうということでした。
 井桁弘恵さんは、充電依頼のコメントがにがてそうにしていました。すらすらと用件をしゃべるよりも、たどたどしくても、気持ちをこめて話せば、相手もわかってくれると思います。
 井桁さんは気を使って、おうちの人に声をかける前にスイカヘルメットをぬがれましたが、かぶったままのほうがいい。世間では、スイカヘルメットを見て、出川さんの番組が来たと、番組内容がすぐわかるようになっています。
 充電のお礼に、早稲田大学卒だから、玄関先で、中学三年生の息子さんの家庭教師をします。たいへんなロケです。

 温泉でのコメントで、ロビーの香りがとても良かったようで、『初恋の匂い(におい)』と紹介がありました。
 温泉に入れて良かった。
 透き通ったお湯です。温度も適温です。
 そのあと、お寿司屋さんに行って、井桁弘恵さんが発した(はっした)言葉がとても良かった。
 『胃袋の充電もさせてもらっていいですか?』
 お寿司がおいしそう。食べたい。1200円です。お手頃値段です。地方には、お手頃値段で、おいしいものがたくさんあります。
 井桁さんはモデルなので、食事にからんで、体形の管理がたいへんそうに見えました。
 みなさんのやりとりを見ていると、人間ってなんだろうなあと思うのです。
 おいしいものを食べて、楽しい時間を過ごすために、人の生活ってあるのだろうなあ。

 宿泊するホテルの従業員の方の動きを見ていて思ったことです。
 宿泊とか撮影の可否を責任者に判断してもらうのですが、責任者はその場に居ません。
 『支配人』は、いつでもどこでも連絡がとれる。責任者は常に判断を求められるので、気が休まるときがありません。お察しします。
 4月21日、本日わんぱく相撲大会(こどものすもう大会)があるという情報提供がホテルからありました。
 ゲストの井桁弘恵さんとは、泊まったホテルの朝でサヨナラです。井桁さん、なかなか良かった。また来てネ。

 中村獅童さんはやんちゃです。登場シーンの展開がすごい。いきなりわんぱく相撲(すもう)の土俵の近くに中村獅童さんが現れます。ハプニングみたいな流れです。倉吉市は、横綱琴櫻(ことざくら)の出身地と紹介がありました。
 豪華キャストがそろったわんぱく相撲大会でびっくりしました。
 地元の有力者もたくさんです。宣伝したい思惑(おもわく)があるから、大人の世界もからんできますが、それはそれでいいと思います。
 小学6年生のユウキくんと出川さんの相撲勝負です。どうも、出川さんは、すもうの技(わざ)を知らないみたいです。とても勝てません。
 勝負のあとは、ちゃんこ鍋です。アツアツの鳥ガラスープが抜群にうまいと、趣味でスープづくりをしている中村獅童さんがほめていました。
 中村獅童さんのスイカヘルメットをかぶった姿がかっこいい。
 
 倉吉白壁土蔵群を散策しました。静かでした。そういうものなのでしょう。
 江戸時代から明治時代の商家の街並みでした。
 中村獅童さんが、しきりに、わんぱく相撲のことをPRしていました。

 たんぼに咲く紫色のレンゲソウの群れがきれいでした。

 鳥取のラーメンは、とんこつではなく、牛骨(ぎゅうこつ)スープだそうです。
 
 町の床屋さんに立ち寄って、充電させてもらって、中村獅童さんが、シャンプーとカットをしてもらいました。たまたまですが、鳥取県で有能な理容師さんで表彰も受けておられる男性理容師の方でした。見た目がお若い方で、とても60歳には見えませんでした。お孫さんがあかちゃんでかわいい。
 店に入る前に出会った歴史好きのキャラクターの小学生少年がなかなかいい個性を出していました。中村獅童さんはNHKで歴史番組に出ているそうです。少年はその番組を見ているそうで、ふたりのやりとりがとてもおもしろかった。
 
 見ていて思うのは、いいなぁーー、東京以外の地方でも、人は生きています。

 ラーメン屋さんの店先は人がいなかったのに、店の中に入ったらとても混んでいたのでびっくりしました。
 おでんを食べます。セルフサービスです。牛すじ、たまご、厚揚げを頼みました。
 どこへ行っても、出川さんのまわりには、こどもさんがいっぱい集まってきます。
 世の中、どこが少子化なのだろうか。

 雨降りでたいへんです。
 わたしが楽しみしていた大山(だいせん)の山は見えないなあ。
 出演者は雨に濡れてびっちょびちょで、とてもひどいかっこうです。
 顔もびちょびちょです。
 温泉に入れて着替えができて良かった。
 体が冷えているから、温泉のお湯が熱く感じるのでしょう。
 映像を観ていて思ったのは、仕事で働く皆さんは、まだコロナ対策のマスクを着用されているのね。山陰地方の皆さんは、まじめでおとなしく感じました。
 
 カッパを来て、またバイクの運転です。
 転倒したあぶない雨降る道です。
 
 観たかったと思っていた大山(だいせん)の晴れていた時の映像が流れたことがうれしかった。
 ああ、あの刃物のような形をした尾根(おね)を15歳のときの自分は歩いたのだとなつかしかった。

 バイクの旅は最終盤を迎えて電池切れです。
 とりあえず、中村獅童さんだけが先着しました。
 出川さんもバイクを押してたどり着いて、なかなかいいゴールシーンでした。
 神社の中を流れる伏流水(ふくりゅうすい)の紹介がありました。
 人が少ないと自然がきれいです。
 そんなことを思いました。
 中村獅童さんにとっては、苦労した地方ロケの思い出になるでしょう。
 ときおり中村獅童さんが、出川さんがこの番組をやれなくなったら自分があとを引き継ぎたいと言われました。
 この番組が始まって8年と聞きました。
 この番組の起源は、東野・岡村の『旅猿』だと思うのです。ゲストで『旅猿』に出ていた出川さんが、自分の旅番組をもちたくて始めた充電バイクの旅です。出川さんも60歳になってしまいました。体に気をつけて、ケガにも気をつけてできるだけ長く続けてください。応援します。

(その後のこと。『ブランディング』)
 放送の途中で出川さんが、以前のロケ番組で井桁弘恵さんが激高した(げきこう。はげしくおこった)ようなことを話したのですが意味がわかりませんでした。そのときに、ふたりが、『ブランディング』という言葉を使いました。どうも、テレビ番組製作側が、意図的にゲストが怒るように、この時は、井桁弘恵さんを精神的に追い込んだというような出川さんの話でした。
 わたしは先日たまたま街中で、テレビ局がロケをしているのを見ましたが、スタッフは若い人たちばかりで、大学生たちのクラブ活動の延長のように見えてだいじょうぶだろうかと心配しました。なんだか頼りない。
 ブランディング:これはいいものだというイメージづくりと理解しました。
 なんというか、映像などで、人前に顔をさらしてする仕事は大変だと思います。自分は相手を知らなくても相手は自分を知っている。不安にもなります。いいイメージで映像に映らなければ安心できない。
 お笑いのためなら何をやってもいいとか、お金のためなら何をやってもいいとなると、イジメに通じる人間の悪の意識が垣間見える状態になります。(かいま見える。垣根の間から見える)。
 人が苦しんでいるのを見て楽しむのは、精神が幼稚な(ようちな)人間がやることです。

(そのほか)
 今回初めて、『ネットもテレ東』でこの番組を見ました。いままでは、『TVer(ティーバー)』で観ていました。その前は地上波のテレビ愛知とか三重テレビで観ていました。
 同じ番組でも、いろんな視聴方法があることにだんだん気づいてきました。こんなふうでは、テレビの地上波放送では、よほどいい番組を流さないと視聴者が離れていくでしょう。スポンサーも同様に離れていくでしょう。スポンサーはインターネット方式の番組に流れていくのでしょう。
 世の中では、いろんなことをする方法がどんどん変わってきていきます。わたしは歳(とし)をとってきましたが、なんとか変化についていきたいものです。