2024年10月31日

75歳で車の運転はやめる。

75歳で車の運転はやめる。

 去年車を買い替えたときに、この車が自分の人生で最後に買う車だと思って買いました。
 75歳まで、もう10年ないので、75歳まではこの車に慎重に乗って、75歳になったら、運転免許証は手離すつもりです。あとは、敬老パス利用、タクシー利用、親族が運転する車で移動となるでしょう。なお日本人男性の平均寿命は81歳ぐらいです。

 思えば、現役で働いていた頃、鉄道交通が不便な場所に人事異動で配置されたときは、車通勤でがんばりました。
 5年間の勤務でしたが、思い出してみると、5年間、一日もハンドルを握らなかった日はありませんでした。自家用車で出勤したあとも、仕事場の車を使ってあちこち移動していました。プライベートでも車移動ばかりで、車を使って国内のあちこちへ旅行にも行きました。

 されど、歳をとり、体力・知力は衰えました。現役の時は、複数のことを同時進行でやる能力がありましたが、今は、ひとつのことをひとつずつしかできません。優先順位をつけて、ひとつずつ丁寧にやっています。当然、時間がかかります。うまくいかなくてやりなおすこともけっこうあります。しかたがありません。歳をとったのですから。だれもが通る道です。

 交通事故の加害者になると、相手にも、自分の親族にも迷惑をかけるので、最近は、車は、ご近所での買い物ぐらいでしか運転しません。
 運転感覚を失うといけないので、なるべく一日一度は短距離でも車を動かすようにはしています。
 高速道路には、たまにしかのりません。

 以前読んだ本です。
『高齢ドライバーの意識革命 安全ゆとり運転で事故防止 松浦常夫 福村出版』
 高齢者の運転免許証の返納者は、ペーパードライバーが多いそうです。あまり、高齢者運転事故の減少にはつながりそうもありません。
 運転免許証の返納者は、多いようでそうでもない。数的には少ないそうです。
 2019年東京池袋の暴走死亡事故のあと自主返納者が全国で60万人に達したというニュースを聞いたときは、たくさんの人たちが返納したのだなと納得しましたが、この本によると、65歳以上の高齢ドライバーは、1900万人もいるそうです。
 この本を読まなければそのことを知ることもありませんでした。まだこれからも、あのような悲惨な事故が続くのだろうか。自分が当事者になることは避けたい。

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