2020年08月09日

路線バスVS鉄道乗り継ぎ対決 金沢市-輪島市

ローカル路線バスVS鉄道乗り継ぎ対決 第4弾 観光地を巡るならどっちが早い? 石川県金沢市近江市場-石川県輪島市キリコ会館 テレビ番組

 いい勝負でした。楽しみました。
 どちらが勝ってもおかしくなかった。太川陽介さんチームが、18分早くゴールに着けたのは、運が良かったからです。

 路線バスの太川陽介チーム:NGTの荻野由香さん マテンロウのアントニーさん
 鉄道の村井美樹チーム:はるな愛さん Wエンジンのチャンカワイさん

 チームに太った人をいれるのは、ハンディをもたせておもしろくする企画なのか。
 ゲストたちが、わざとらしく、冒頭のシーンで食べ物屋にいくのも、仕込みっぽい。事前の打ち合わせでスタッフにこうしてほしいといわれてそうしているような、つくってある雰囲気あり。
 えびすさんのように、素(す)の性格を出して、ありのままに、人をいやしてくれる人はなかなかいません。番組のなかで、タクシーの運転手さんが太川陽介さんに、「えびすさんはどこにいるのですか?」とたずねていたのが印象的でした。
 あの怠惰なえびすさんがいたときのほうが、もっと真剣味があったように思えたという、ちょっといらつく出だしでした。
 えびすさんがいなくなった今は、このさい、純粋に本気で勝負にいどんでみてはどうだろうか。やせていて、ビュンビュン体が動くゲストを入れた真剣勝負を見てみたい。
 好みが分かれるところですが、ためしに1回スポーツ競技のように、真剣チーム同士でやってみてもいい。
 とはいえ、時間が経過するにつれて、みなさんは、追い込まれていきました。

 鉄道チームにおける村井美樹さんとはるな愛さんの考えが一致せず、タクシー利用のしかたに関する判断が勝負を分けて、鉄道チームが負け試合になってしまったという結果でしたが、ふりかえって考えてみて、あれはああするしかなかった。
 勝負においては、鉄道利用のほうが有利に思えるのですが、鉄道チームは、できるだけ徒歩時間を減らすことが、なかなかむずかしい。
 
 能登半島は、自然が豊かで、映像を観ていて気持ちよさが伝わってきました。野には緑が広がり、海はマリンブルーに光り輝いていました。

 鉄道会社、バス会社の社員にとっては、イレギュラーな問い合わせの連続で、現場の人は迷惑だろうという思いで、路線バス乗継の旅のときからこの番組を見ていましたが、なかには、笑顔で協力的な乗り物おたくのような人もいて、感心しながら感動するときもあるといういい番組です。毎回楽しみにしています。

 ポイント地点で、何回も両チームのメンバーが出会うのが楽しかった。企画段階でよく考えてあるコースでした。スタッフのなかによっぽど詳しい人がいるのでしょう。

 はるな愛さんの言葉がけが良かった。「(ゴールの海賊の宝箱を開くとき)ワンピースみたい(アニメです)」「歩いているときの元気を出すためのいろいろなかけ声」
 最後に、太川陽介さんひきいる路線バスチームのメンバーに向けて、「おそれいりました」というひとこと。潔く(いさぎよく)負けを認めることは大事です。
 そして、太川陽介さんは、相手チームの作戦のこともよーく考えるいい人です。