2020年04月18日
スターウォーズ エピソード2 クローンの攻撃 DVD
スターウォーズ エピソード2 クローンの攻撃 DVD 2002年公開
中盤までは、観ていても楽しくなく、されど、中盤以降はがぜんおもしろくなりました。戦(いくさ)の映画でした。
銀河共和国からの離脱を表明したグループがらみの戦いです。分離主義勢力のトップが、元ジェダイのドゥーク伯爵、対するのが、ジェダイのマスター・ヨーダ、オビ=ワン・ケノービ、アナキン・スカイウォーカー、パドメ・アミダラ元老院議員(女性、ジェダイではない)を始めとしたジェダイのメンバーです。
政治の話や経済の話もからんだ筋立てはややこしくしてわかりにくのので、未来を描いた映像を楽しむことに集中しました。
空中を移動するための手段としての乗り物を見ることが楽しい。遠い未来に本当に空中移動ができる自動車や電車やバイクやスクーターができるのだろうか。ドローンの形態で進化も見込めます。これまでの歴史をふりかえるとできそうな気がします。その場合、動力燃料とか、交通法規はどうなるのだろうかとかいうことを考えます。スピーダーというオープンカーもバイクもかっこいい。なによりすばやい動きに魅力を感じました。
映像がきれいです。映像技術が急速に発達した西暦2002年の作品です。
工場のなかのドタバタは、昔は、マンガの世界だったのが、実写になったのだなとか、C-3POとR2-D2のロボットコンビの動きはぞんぶんに笑わせてくれます。
処刑場のシーンでは、ウルトラマンとかウルトラQに登場していたような人が入った怪獣と未来型のクローンロボットとの戦いで、両者の姿が、アナログとデジタルの対比でおもしろかった。
いずれもスリルと迫力に満ちて、ハラハラドキドキしました。
どうやって映像をつくったのだろう。感心しました。
中盤までは、観ていても楽しくなく、されど、中盤以降はがぜんおもしろくなりました。戦(いくさ)の映画でした。
銀河共和国からの離脱を表明したグループがらみの戦いです。分離主義勢力のトップが、元ジェダイのドゥーク伯爵、対するのが、ジェダイのマスター・ヨーダ、オビ=ワン・ケノービ、アナキン・スカイウォーカー、パドメ・アミダラ元老院議員(女性、ジェダイではない)を始めとしたジェダイのメンバーです。
政治の話や経済の話もからんだ筋立てはややこしくしてわかりにくのので、未来を描いた映像を楽しむことに集中しました。
空中を移動するための手段としての乗り物を見ることが楽しい。遠い未来に本当に空中移動ができる自動車や電車やバイクやスクーターができるのだろうか。ドローンの形態で進化も見込めます。これまでの歴史をふりかえるとできそうな気がします。その場合、動力燃料とか、交通法規はどうなるのだろうかとかいうことを考えます。スピーダーというオープンカーもバイクもかっこいい。なによりすばやい動きに魅力を感じました。
映像がきれいです。映像技術が急速に発達した西暦2002年の作品です。
工場のなかのドタバタは、昔は、マンガの世界だったのが、実写になったのだなとか、C-3POとR2-D2のロボットコンビの動きはぞんぶんに笑わせてくれます。
処刑場のシーンでは、ウルトラマンとかウルトラQに登場していたような人が入った怪獣と未来型のクローンロボットとの戦いで、両者の姿が、アナログとデジタルの対比でおもしろかった。
いずれもスリルと迫力に満ちて、ハラハラドキドキしました。
どうやって映像をつくったのだろう。感心しました。
2020年04月17日
それでも空は青い 荻原浩
それでも空は青い 荻原浩 角川書店
好みの作家さんです。
タイトルから内容を想像しました。「それでも空は青い」から、この人生を生きていこう。
7本の短編で、1本が40ページ前後です。
「スピードキング」
スピードボールを投げるプロ野球のピッチャーになった同級生とプロ野球選手になる夢をもっていた主人公の自分とを重ね合わせながら栄枯盛衰を描きだします。主人公は35歳になりました。 読んでいると、過去は良かった。現在はそうではないと、なにか、みじめな気持ちになっていく内容です。
主人公の10歳に成長したこどもが主人公を救ってくれます。ラストのセリフに輝きがありました。
半世紀前は、町内のあちこちに野球やキャッチボールをするおとなやこどもがたくさんいました。いまはもう見かけません。遠い昔話を読むようです。時代は変化しました。
主人公の車が日産スカイラインからファミリータイプの三列シートバンに変化したのも時代の変化を表しています。
「妖精たちの時間」
高校同窓会のひとときを文章にした作品です。
高校3年生のクラス会です。卒業後20年が経過しました。
20年前、妖精の姿を見ていた女子が桜井瑛子さん、オーストラリアからの帰国者女子です。主人公が、敏腕商社マンから転落、離婚した槙田(まきた)くんです。ふたりに、ほのかな恋心がただよいますが、現実は、複雑で厳しい。
文章表現のうまさが光ります。「自分の現在地(時代の流れの地点)をみんなに知ってほしい」、「自慢話をする人間は人の話を聞かない」、「狭い階段を、過去を遡るように一歩ずつ降りる」、「目の前からいなくなった人間は、最初からいなかったみたいに忘れちゃう」
高校時代、仲間外れといういじめがあります。
若い頃、人を壊してしまった罪悪感が残る作品でした。
調べた単語などとして、「収斂:しゅうれん。ひとつにまとまる」、「女バス:女子バスケット部」
「あなたによく似た機械」
前半には強い関心をもちました。こういうことって現実にある。いい素材を下地にした短編ができあがると期待しました。しかし、後半で、失速しました。
妻のひとり語りです。結婚も就職のひとつ。ところが、35歳の夫は自分の両親の言いなりで、機械のように動く。彼は、無口です。
繊細な文章が続きます。
交通事故の話。PTSD、うつ病の話。そして、ネジの話。
書いてあるのは古いタイプの夫婦像です。
途中で気づきます。妻のほうが、ロボットじゃないのか。
設定は未来ではなくて「現実」で、登場人物は、機械ではなくて、「人間」で、じゅうぶんこのパターンは成立できます。生身の人間でとおしたほうが、味わいの深い作品になっていました。
体重が重たいのは、機械だからかと、読後に気づきました。
「僕と彼女と牛男のレシピ」
読み終えて、物語のなかだけの理想だと思いました。もしかしたら、うまくやれる男性もいるのかもしれませんが、とてもむずかしい。牛男というのは、妻の連れ子のことです。主人公がめざしていることは、とてもむずかしい。
7才年上の女性にほれてしまった上林康祐(かみばやし・こうすけ)さん28才です。彼女はバツイチで、小学2年生の息子さんがいます。
上林さんの職業であるカクテルづくりの話が続きます。なんだろう。この作家さんの文章についてマンネリ化があります。数年前と変化のない文章の雰囲気が伝わってきます。いくらいい文章でも、新鮮味や独創性が感じられず飽きてくることがあるのかも。一人称の語りがそう感じさせるのかも。
それでもよかった表現として、「(僕と彼女と彼女の子どもが並んで)惑星直列」、「人間だって動物だからね」、「もし、将来自分のこどもができても(彼女の連れ子を愛せるか)」、「練習は嘘をつかない」
タンブラー:コップ。シリンダー型のグラス
海綿骨様仮骨:骨折治療で出てくる単語
「君を守るために、」
ミステリー、謎、秘密として、前半は興味深く読み、これからどういう展開にもっていくだろうかと、次の展開が読めなかったのですが、進むにつれ、あまりおもしろくなく、関心は落ち込みました。それでも、最後はきちんとまとめられて、作品としてしっかり完成していると受け止めました。
ひとり暮らしの若い女性がペットの犬をスマホで見るために部屋に見守りカメラを設置しますが、その映像でベッドの上に男性の裸足が写り込みます。男は何者なのか。
ショート・ショートのイメージをもちながらひねりを楽しみに読んでいました。ちょっと裏切られた感じです。
調べた言葉として、「箪笥:たんす」、「共布:ともぎれ。ともぬの。作成した衣服と同じ布。補修用の布」
新聞記事に、自殺した一般人の名前は出さないと思う。
「ダブルトラブルギャンブル」
あまりおもしろくなかったのですが、最後はきれいにまとめてありました。
ふたごの男性19才のお話です。ふたりが、入れ代わり立ち代わりしながらメリットを引き寄せるのです。
ドッペルゲンガー:自分で自分を見る幻覚
対照型で進行していく方式です。いかようにでも話を広げることができる設定です。
「ピーナッツパーク」は、ふたごを連想させます。
「人生はパイナップル」
7本の短編のなかで、この作品が一番良かった。今年読んで良かった1冊になりました。素材は、「高校野球」で、サッカーやラグビーが流行っている現在にしては古いのですが、じんと胸が熱くなる長い歴史がありました。魂がこもっていました。
孫が亡くなった人生の恩師となる台湾生まれの父方祖父のことを語ってくれます。泣けてくるようなじいちゃんの思い出話です。
台湾に旅行したことがあるので、雰囲気を想像することができました。パイナップルのお話では、沖縄で見たパイナップル畑を思い出しながら読みました。
じいちゃんは、嫌われ者だった。祖父は、ほらふきじいさんとばかにされています。孫である主人公の浜野奏太もじいちゃんがにがてだった。でも、ともだちがいない主人公の遊び相手は、じいちゃんしかいなかった。
祖父が、小学一年生の奏太には、野球の才能があると断定したところから、ふたりの二人三脚の暮らしが始まります。
「教育」について、深く考えさせられました。育むとか、育てるという部分についてです。自信をもたせて、胸を張って生きていけるように、孫を人として仕上げていく。
台湾で曾祖父が事業として育てていたパイナップルを反戦主張へとつなげていく。
良かった表現などとして、「パイナップルは、(まんなかに穴があいているので)からっぽだ。だが、輪はつながっている」、「答えは自分で考えろ」、「(国籍は関係ない)なにじんだろうが、野球がうまい人間は人から尊敬される」、「自分の頭で考えることができない馬鹿になってはいけない(なんでも人に答を求めるな)」、「みんなじいちゃんのおかげだ」、「好きなことと、うまくいくことはべつだ」、「(戦闘機の機銃掃射を受けて)それでも空は青かった」、「自分のことは自分で決める。そうすれば、失敗しても後悔はしない」
好みの作家さんです。
タイトルから内容を想像しました。「それでも空は青い」から、この人生を生きていこう。
7本の短編で、1本が40ページ前後です。
「スピードキング」
スピードボールを投げるプロ野球のピッチャーになった同級生とプロ野球選手になる夢をもっていた主人公の自分とを重ね合わせながら栄枯盛衰を描きだします。主人公は35歳になりました。 読んでいると、過去は良かった。現在はそうではないと、なにか、みじめな気持ちになっていく内容です。
主人公の10歳に成長したこどもが主人公を救ってくれます。ラストのセリフに輝きがありました。
半世紀前は、町内のあちこちに野球やキャッチボールをするおとなやこどもがたくさんいました。いまはもう見かけません。遠い昔話を読むようです。時代は変化しました。
主人公の車が日産スカイラインからファミリータイプの三列シートバンに変化したのも時代の変化を表しています。
「妖精たちの時間」
高校同窓会のひとときを文章にした作品です。
高校3年生のクラス会です。卒業後20年が経過しました。
20年前、妖精の姿を見ていた女子が桜井瑛子さん、オーストラリアからの帰国者女子です。主人公が、敏腕商社マンから転落、離婚した槙田(まきた)くんです。ふたりに、ほのかな恋心がただよいますが、現実は、複雑で厳しい。
文章表現のうまさが光ります。「自分の現在地(時代の流れの地点)をみんなに知ってほしい」、「自慢話をする人間は人の話を聞かない」、「狭い階段を、過去を遡るように一歩ずつ降りる」、「目の前からいなくなった人間は、最初からいなかったみたいに忘れちゃう」
高校時代、仲間外れといういじめがあります。
若い頃、人を壊してしまった罪悪感が残る作品でした。
調べた単語などとして、「収斂:しゅうれん。ひとつにまとまる」、「女バス:女子バスケット部」
「あなたによく似た機械」
前半には強い関心をもちました。こういうことって現実にある。いい素材を下地にした短編ができあがると期待しました。しかし、後半で、失速しました。
妻のひとり語りです。結婚も就職のひとつ。ところが、35歳の夫は自分の両親の言いなりで、機械のように動く。彼は、無口です。
繊細な文章が続きます。
交通事故の話。PTSD、うつ病の話。そして、ネジの話。
書いてあるのは古いタイプの夫婦像です。
途中で気づきます。妻のほうが、ロボットじゃないのか。
設定は未来ではなくて「現実」で、登場人物は、機械ではなくて、「人間」で、じゅうぶんこのパターンは成立できます。生身の人間でとおしたほうが、味わいの深い作品になっていました。
体重が重たいのは、機械だからかと、読後に気づきました。
「僕と彼女と牛男のレシピ」
読み終えて、物語のなかだけの理想だと思いました。もしかしたら、うまくやれる男性もいるのかもしれませんが、とてもむずかしい。牛男というのは、妻の連れ子のことです。主人公がめざしていることは、とてもむずかしい。
7才年上の女性にほれてしまった上林康祐(かみばやし・こうすけ)さん28才です。彼女はバツイチで、小学2年生の息子さんがいます。
上林さんの職業であるカクテルづくりの話が続きます。なんだろう。この作家さんの文章についてマンネリ化があります。数年前と変化のない文章の雰囲気が伝わってきます。いくらいい文章でも、新鮮味や独創性が感じられず飽きてくることがあるのかも。一人称の語りがそう感じさせるのかも。
それでもよかった表現として、「(僕と彼女と彼女の子どもが並んで)惑星直列」、「人間だって動物だからね」、「もし、将来自分のこどもができても(彼女の連れ子を愛せるか)」、「練習は嘘をつかない」
タンブラー:コップ。シリンダー型のグラス
海綿骨様仮骨:骨折治療で出てくる単語
「君を守るために、」
ミステリー、謎、秘密として、前半は興味深く読み、これからどういう展開にもっていくだろうかと、次の展開が読めなかったのですが、進むにつれ、あまりおもしろくなく、関心は落ち込みました。それでも、最後はきちんとまとめられて、作品としてしっかり完成していると受け止めました。
ひとり暮らしの若い女性がペットの犬をスマホで見るために部屋に見守りカメラを設置しますが、その映像でベッドの上に男性の裸足が写り込みます。男は何者なのか。
ショート・ショートのイメージをもちながらひねりを楽しみに読んでいました。ちょっと裏切られた感じです。
調べた言葉として、「箪笥:たんす」、「共布:ともぎれ。ともぬの。作成した衣服と同じ布。補修用の布」
新聞記事に、自殺した一般人の名前は出さないと思う。
「ダブルトラブルギャンブル」
あまりおもしろくなかったのですが、最後はきれいにまとめてありました。
ふたごの男性19才のお話です。ふたりが、入れ代わり立ち代わりしながらメリットを引き寄せるのです。
ドッペルゲンガー:自分で自分を見る幻覚
対照型で進行していく方式です。いかようにでも話を広げることができる設定です。
「ピーナッツパーク」は、ふたごを連想させます。
「人生はパイナップル」
7本の短編のなかで、この作品が一番良かった。今年読んで良かった1冊になりました。素材は、「高校野球」で、サッカーやラグビーが流行っている現在にしては古いのですが、じんと胸が熱くなる長い歴史がありました。魂がこもっていました。
孫が亡くなった人生の恩師となる台湾生まれの父方祖父のことを語ってくれます。泣けてくるようなじいちゃんの思い出話です。
台湾に旅行したことがあるので、雰囲気を想像することができました。パイナップルのお話では、沖縄で見たパイナップル畑を思い出しながら読みました。
じいちゃんは、嫌われ者だった。祖父は、ほらふきじいさんとばかにされています。孫である主人公の浜野奏太もじいちゃんがにがてだった。でも、ともだちがいない主人公の遊び相手は、じいちゃんしかいなかった。
祖父が、小学一年生の奏太には、野球の才能があると断定したところから、ふたりの二人三脚の暮らしが始まります。
「教育」について、深く考えさせられました。育むとか、育てるという部分についてです。自信をもたせて、胸を張って生きていけるように、孫を人として仕上げていく。
台湾で曾祖父が事業として育てていたパイナップルを反戦主張へとつなげていく。
良かった表現などとして、「パイナップルは、(まんなかに穴があいているので)からっぽだ。だが、輪はつながっている」、「答えは自分で考えろ」、「(国籍は関係ない)なにじんだろうが、野球がうまい人間は人から尊敬される」、「自分の頭で考えることができない馬鹿になってはいけない(なんでも人に答を求めるな)」、「みんなじいちゃんのおかげだ」、「好きなことと、うまくいくことはべつだ」、「(戦闘機の機銃掃射を受けて)それでも空は青かった」、「自分のことは自分で決める。そうすれば、失敗しても後悔はしない」
2020年04月16日
ハリーポッターと不死鳥の騎士団 洋画DVD
ハリーポッターと不死鳥の騎士団 洋画DVD 2007年公開
シリーズを順番に観てきましたがだんだん飽きてきました。ひとつは、主人公の成長があります。小さいころは「妖精」でしたが、いまはもうおとなの人間です。(18才ぐらい)。いつまでも夢みる世界にはいられません。
毎回、「対立」が素材なのも飽きる原因です。最後は、ハリーポッターが勝つ。
守護霊とか、魔法とか、西洋的なものや、ものの考え方、感じ方を日本人の自分が理解できないということもあります。
短い杖と呪文でものごとがかなうという簡単な動作にはなかなか観ているほうの気持ちが入っていきません。
ちっちゃいメガネの男の人のガッツポーズが良かった。
日本人に見えた若い女性は、香港系のスコットランドの人でした。
シリーズを順番に観てきましたがだんだん飽きてきました。ひとつは、主人公の成長があります。小さいころは「妖精」でしたが、いまはもうおとなの人間です。(18才ぐらい)。いつまでも夢みる世界にはいられません。
毎回、「対立」が素材なのも飽きる原因です。最後は、ハリーポッターが勝つ。
守護霊とか、魔法とか、西洋的なものや、ものの考え方、感じ方を日本人の自分が理解できないということもあります。
短い杖と呪文でものごとがかなうという簡単な動作にはなかなか観ているほうの気持ちが入っていきません。
ちっちゃいメガネの男の人のガッツポーズが良かった。
日本人に見えた若い女性は、香港系のスコットランドの人でした。
2020年04月15日
派遣添乗員ヘトヘト日記 梅村達
派遣添乗員ヘトヘト日記 梅村達 三五館シンシャ フォレスト出版
日雇いみたいな添乗員の業務があることを知ったのは、もう20年ぐらい前のことです。能力があれば個人営業みたいにして派遣会社に登録されて働ける。有能な人たちだろうと思いました。ただ、この本を読み始めて、だからといって、高給というわけにはいかないようです。66歳男性の添乗員としての就労記録です。
珍しい二段式記述です。下に用語の解説がありますが、上を読んでから、雰囲気の異なる下を読むということが読みにくいので、途中から下の部分はあまり読まないようにしました。読書のリズムがうまく流れていきません。
読んでいて、「人の世話をする」ということのたいへんさが伝わってきます。
人間はおもに、「損か得か」で生きていることがわかります。
内部告発みたいなところあるので、だいじょうぶだろうかと感じるときもあります。
繁忙期のカレンダーがすごい。一か月のうちに、トルコに行って帰ってきて、イタリアに行って帰ってきて、東北に行って帰って来てと、多忙です。地球が職場です。
新型コロナウィルス騒ぎの今この本を読むと、派遣添乗員の仕事は今、苦境にさらされているのだろうと想像できます。
お仕事マニュアルの面があります。トラブル発生に対しては、①落ち着く②不満を受けとめ謝罪する③迅速に対処するとあります。
仕事がないときは、配偶者の収入に頼る。配偶者の理解と愛情がいります。
仕事柄、海外を含めて国内旅行の体験も多いとのいうのに貧乏生活です。されど、基本的には静かな人で、読書を楽しみぜいたくはしない。人づきあいは苦手だけど、添乗員という役を演じるのは得意。そんな内容を読んでいると、男優や女優でなくても、人は働くときには、職場での役割を果たして収入を得るために、自分とは少し違う自分を演じていることがわかります。
知らない世界を知る本です。
ああ、お客さんで、こういう人っているなあと再確認できる記述部分もあります。愛想がいいから機嫌がいいと思っていたら、あとから憎悪にも似たきついクレームを上層部にくれる人です。人間は怖い。
たいへんさが伝わってきます。されど、「需要」があるから「サービス」があると思って読んでいます。
知的障害者施設のメンバーと日光江戸村へバス旅行に行ったときのお話にはほろりとしました。いいお話でした。今年読んで良かった本になりました。入所者たちはうれしさを全身からにじませていたあとに続く、にぎやかなカラオケ風景が読んでいて目に浮かびました。
読んでいると本のタイトルどおり、旅行添乗員がヘトヘトであることが伝わってきます。日本人の細かい気質が起因しているようです。イタリア人だと、手抜きだけれど、お客さんもほうも高いレベルの対応を求めていないそうです。
日本人添乗員は一生懸命働きすぎて命を落とすこともあるようです。いわゆる過労死です。そこまでストレスをためて働かなければならないのかという考えに至ります。旅館の宴会係はストレスが大きい。カスタマーハラスメントの話が出ます。(お客さんからの理不尽な要求)加害者となる人間と被害者となる人間が同一人物になることもあるようです。
愚痴をこぼしての傷のなめあいは、明るい未来が見えてきません。
読んでいると、結果的には、本づくりをするための労働体験だったと感じました。
ショッキングな旅先として「インド」。テレビ番組「東野・岡村の旅猿」シーンを思い出しました。たしかにショッキングでした。だけど、大笑いできました。
このインドの記述部分と次の添乗員があてがわれる宿泊場所の話の記述がおもしろかった。
良かった文節などとして、「運はある。運は、宿るべき人のところに宿る」、「性格のゆがんだ人というのは必ずいる」、「笑顔と右手が瞬時に消えた」、「(感謝の言葉を述べられ)目頭が熱くなった(だからこの仕事を続けられる)」、「人に頭をさげるという経験をしないで、この歳まで世を渡ってきた」、「(趣旨として)失敗をしたから中止するのではなくて、改善をしてイベントを継続していく」、「ツアーは、トラブルの連続」、「仕事を続けていける人は、打たれ強い」、「旅が好きな人が入ってくるけれど、辞めてしまう人も少なくない」、「人間は歳を重ねるとともに成熟していくわけではない」、「便意をコントロールできない参加者」、「人間は細かいことで感情が左右される(逆にそれを利用できることもできると考えました)」、「(趣旨として)効率化によって良くなったこともあるけれど、悪くなったこともある」、「運転手はベテランが多く、定年後もアルバイトで就労。労働者の年齢がかなり高齢化している。あとに続く若い人が少ない」、「夢を売る楽しいツアーの裏には、涙ぐましい光景が広がっている」、「どんな仕事でも忍耐なくしてはつとまらない」、「仮面をつけなければできない仕事」、「今は、紙の本を出すのはむずかしい」、「理想を失う時に初めて老いがくる」
調べた単語などとして、「泰然自若:たいぜんじじゃく。落ち着いていてどんなことにも動じない」、「当意即妙:とういそくみょう。瞬間的に場にかなった機転をきかせる」、「堅牢:けんろう。がんじょうでびくともしない」
日雇いみたいな添乗員の業務があることを知ったのは、もう20年ぐらい前のことです。能力があれば個人営業みたいにして派遣会社に登録されて働ける。有能な人たちだろうと思いました。ただ、この本を読み始めて、だからといって、高給というわけにはいかないようです。66歳男性の添乗員としての就労記録です。
珍しい二段式記述です。下に用語の解説がありますが、上を読んでから、雰囲気の異なる下を読むということが読みにくいので、途中から下の部分はあまり読まないようにしました。読書のリズムがうまく流れていきません。
読んでいて、「人の世話をする」ということのたいへんさが伝わってきます。
人間はおもに、「損か得か」で生きていることがわかります。
内部告発みたいなところあるので、だいじょうぶだろうかと感じるときもあります。
繁忙期のカレンダーがすごい。一か月のうちに、トルコに行って帰ってきて、イタリアに行って帰ってきて、東北に行って帰って来てと、多忙です。地球が職場です。
新型コロナウィルス騒ぎの今この本を読むと、派遣添乗員の仕事は今、苦境にさらされているのだろうと想像できます。
お仕事マニュアルの面があります。トラブル発生に対しては、①落ち着く②不満を受けとめ謝罪する③迅速に対処するとあります。
仕事がないときは、配偶者の収入に頼る。配偶者の理解と愛情がいります。
仕事柄、海外を含めて国内旅行の体験も多いとのいうのに貧乏生活です。されど、基本的には静かな人で、読書を楽しみぜいたくはしない。人づきあいは苦手だけど、添乗員という役を演じるのは得意。そんな内容を読んでいると、男優や女優でなくても、人は働くときには、職場での役割を果たして収入を得るために、自分とは少し違う自分を演じていることがわかります。
知らない世界を知る本です。
ああ、お客さんで、こういう人っているなあと再確認できる記述部分もあります。愛想がいいから機嫌がいいと思っていたら、あとから憎悪にも似たきついクレームを上層部にくれる人です。人間は怖い。
たいへんさが伝わってきます。されど、「需要」があるから「サービス」があると思って読んでいます。
知的障害者施設のメンバーと日光江戸村へバス旅行に行ったときのお話にはほろりとしました。いいお話でした。今年読んで良かった本になりました。入所者たちはうれしさを全身からにじませていたあとに続く、にぎやかなカラオケ風景が読んでいて目に浮かびました。
読んでいると本のタイトルどおり、旅行添乗員がヘトヘトであることが伝わってきます。日本人の細かい気質が起因しているようです。イタリア人だと、手抜きだけれど、お客さんもほうも高いレベルの対応を求めていないそうです。
日本人添乗員は一生懸命働きすぎて命を落とすこともあるようです。いわゆる過労死です。そこまでストレスをためて働かなければならないのかという考えに至ります。旅館の宴会係はストレスが大きい。カスタマーハラスメントの話が出ます。(お客さんからの理不尽な要求)加害者となる人間と被害者となる人間が同一人物になることもあるようです。
愚痴をこぼしての傷のなめあいは、明るい未来が見えてきません。
読んでいると、結果的には、本づくりをするための労働体験だったと感じました。
ショッキングな旅先として「インド」。テレビ番組「東野・岡村の旅猿」シーンを思い出しました。たしかにショッキングでした。だけど、大笑いできました。
このインドの記述部分と次の添乗員があてがわれる宿泊場所の話の記述がおもしろかった。
良かった文節などとして、「運はある。運は、宿るべき人のところに宿る」、「性格のゆがんだ人というのは必ずいる」、「笑顔と右手が瞬時に消えた」、「(感謝の言葉を述べられ)目頭が熱くなった(だからこの仕事を続けられる)」、「人に頭をさげるという経験をしないで、この歳まで世を渡ってきた」、「(趣旨として)失敗をしたから中止するのではなくて、改善をしてイベントを継続していく」、「ツアーは、トラブルの連続」、「仕事を続けていける人は、打たれ強い」、「旅が好きな人が入ってくるけれど、辞めてしまう人も少なくない」、「人間は歳を重ねるとともに成熟していくわけではない」、「便意をコントロールできない参加者」、「人間は細かいことで感情が左右される(逆にそれを利用できることもできると考えました)」、「(趣旨として)効率化によって良くなったこともあるけれど、悪くなったこともある」、「運転手はベテランが多く、定年後もアルバイトで就労。労働者の年齢がかなり高齢化している。あとに続く若い人が少ない」、「夢を売る楽しいツアーの裏には、涙ぐましい光景が広がっている」、「どんな仕事でも忍耐なくしてはつとまらない」、「仮面をつけなければできない仕事」、「今は、紙の本を出すのはむずかしい」、「理想を失う時に初めて老いがくる」
調べた単語などとして、「泰然自若:たいぜんじじゃく。落ち着いていてどんなことにも動じない」、「当意即妙:とういそくみょう。瞬間的に場にかなった機転をきかせる」、「堅牢:けんろう。がんじょうでびくともしない」
2020年04月14日
出川哲朗充電バイクの旅 熊本阿蘇→福岡三池港
出川哲朗充電バイクの旅 熊本県阿蘇→福岡県大牟田市三池港 テレビ番組
テレビ映像で久しぶりに見た阿蘇草千里でした。行ったことがあるので、そこから広がる噴火口までの風景が、なつかしかった。福岡も小学校低学年のころに三池炭鉱があった有明海で泳いで遊んだことを思い出しました。
これまでに、いろんなところに行ったり、暮らしたりしたことがあるので、いまはもう、映像を見るだけで訪れた気分になれます。
この日のゲストはご夫婦で、前半が、アッキーナ(南明奈)さん、後半が彼女のご主人でよゐこの濱口優さんでした。
バイクへの充電の依頼をしたお宅で、そこに住む老夫婦から、タレントの濱口優(まさる)さんのことも出川哲朗さんのことも知らないと言われたときに、濱口優さんが、感情的になることもなく、落ち着いて、ていねいに話をされる姿を見て、なんていい人だろうかと感心しました。
こどもたちとの記念撮影を求められたときに、いつも出川さんがこどもたちに、「自分のお母さんを見て」というシーンに好感をもちます。カメラを構えているお母さんを見て! という意味です。
遊園地の「グリーンランド」というのは、昔、「三井グリーンランド」と呼ばれていたところだと思い出しました。
みなさんが、てんとう虫コースターに乗ったようすがおもしろかった。
カレーラーメンが、おいしそうでした。
ゴールに至るまでの途中のあれこれも見ていて楽しかった。
テレビ映像で久しぶりに見た阿蘇草千里でした。行ったことがあるので、そこから広がる噴火口までの風景が、なつかしかった。福岡も小学校低学年のころに三池炭鉱があった有明海で泳いで遊んだことを思い出しました。
これまでに、いろんなところに行ったり、暮らしたりしたことがあるので、いまはもう、映像を見るだけで訪れた気分になれます。
この日のゲストはご夫婦で、前半が、アッキーナ(南明奈)さん、後半が彼女のご主人でよゐこの濱口優さんでした。
バイクへの充電の依頼をしたお宅で、そこに住む老夫婦から、タレントの濱口優(まさる)さんのことも出川哲朗さんのことも知らないと言われたときに、濱口優さんが、感情的になることもなく、落ち着いて、ていねいに話をされる姿を見て、なんていい人だろうかと感心しました。
こどもたちとの記念撮影を求められたときに、いつも出川さんがこどもたちに、「自分のお母さんを見て」というシーンに好感をもちます。カメラを構えているお母さんを見て! という意味です。
遊園地の「グリーンランド」というのは、昔、「三井グリーンランド」と呼ばれていたところだと思い出しました。
みなさんが、てんとう虫コースターに乗ったようすがおもしろかった。
カレーラーメンが、おいしそうでした。
ゴールに至るまでの途中のあれこれも見ていて楽しかった。
2020年04月13日
溺れるナイフ 邦画DVD
溺れるナイフ 邦画DVD 2016年公開
これは、主に小松菜奈さん、そして、菅田将暉さんの魅力を発信するためのプロモーションムービーでした。ファンになってもらうための意識喚起映像です。
後半は、現実なのか幻想世界なのかわかりにくいのですが、最後半部までが映画のなかの映画で、授賞式が現実なのかと受け取りました。
菅田将暉さんがレイプの加害者を殺害したという見方もできるし、殺害しなかったという見方もできますが、そこまでが映画の中の映画で、小松菜奈さんたちは、俳優として役を演じていた。
映画賞の授賞式で、小松菜奈さんが、素(す。本来の自分)の自分の顔を見せた。そのように解釈しました。
小松菜奈さんと菅田将暉さんのふたり芝居の部分が、『暗』、次に、小松菜奈さんと重岡大毅さんのふたり芝居の部分が、『明』で、交互にシーンと雰囲気が変化します。
重岡大毅さんの部分のほうが、ふたりのやりとり会話がおもしろかった。健全でユーモアがありました。見ていて、未来に希望がみえました。さわやかでした。いっぽう菅田将暉さんとの部分は、よかったのは、腹の中にあることを大きな声でお互いにぶつけあうように言い合うシーンでした。ふたりのセリフがぶつぶつと切れて、つながる感じの進行でした。人間不信、孤独などの表現で、暗かった。明るい、暗いのふたつの雰囲気によって、なにかしらお話とかシーンが分離しているぎこちなさがありました。
あとは、登場人物として出てくるカメラマン(写真家)にとっては、モデルは商品という感じが伝わってきて、いい気持ちがしませんでした。
映画館で観た『閉鎖病棟』と類似の役柄が小松菜奈さんで、体当たりの演技をする人という印象が強いのですが、いつもレイプの被害者役をする人というイメージがついてしまった点が、役の幅が狭くなり残念です。それと、小松菜奈さんも菅田将暉さんも役として設定されている中学生とか高校一年生には見えません。かなり無理があります。
菅田将暉さんの方言の言い回しとかイントネーションも気になりました。標準語でよかったような。
調べた言葉として、「アンニュイ:退屈、けだるい、神秘的、はかない」
良かったセリフなどの趣旨として、「離れることが、お互いが傷つかない方法だった」、「わたしはあなたのことをずっと待っていた」、「なんで、やっつけてくれなかったの」、「おまえの人生に巻き込まれるのはもうごめんだ」「がんばらなくていい(に対して男子が)いや、がんばらして」
あと、東京へのこだわりが不思議でした。行きたいなら行けばいいし、そんなに深刻に考えこむことでもないような。今や東京は、昔と違って短時間で往復できる都市になりましたし、スマホのモニター電話もありますし、地方から見て東京は、遠距離感がなくなりました。
海、岩肌、トンビのなきごえ、潮騒の音、ブルーの空とホワイトの雲、水路みたいな川、BGMの歌、ピアノのメロディー、ギターのつまびき音、火祭りの炎の動き、全体的にイメージ映像が長時間の時間帯として流れているようで、鑑賞するのがきつかった。
繊細で、傷つきやすく、もろい心の描写でした。思春期の若い人向けです。
これは、主に小松菜奈さん、そして、菅田将暉さんの魅力を発信するためのプロモーションムービーでした。ファンになってもらうための意識喚起映像です。
後半は、現実なのか幻想世界なのかわかりにくいのですが、最後半部までが映画のなかの映画で、授賞式が現実なのかと受け取りました。
菅田将暉さんがレイプの加害者を殺害したという見方もできるし、殺害しなかったという見方もできますが、そこまでが映画の中の映画で、小松菜奈さんたちは、俳優として役を演じていた。
映画賞の授賞式で、小松菜奈さんが、素(す。本来の自分)の自分の顔を見せた。そのように解釈しました。
小松菜奈さんと菅田将暉さんのふたり芝居の部分が、『暗』、次に、小松菜奈さんと重岡大毅さんのふたり芝居の部分が、『明』で、交互にシーンと雰囲気が変化します。
重岡大毅さんの部分のほうが、ふたりのやりとり会話がおもしろかった。健全でユーモアがありました。見ていて、未来に希望がみえました。さわやかでした。いっぽう菅田将暉さんとの部分は、よかったのは、腹の中にあることを大きな声でお互いにぶつけあうように言い合うシーンでした。ふたりのセリフがぶつぶつと切れて、つながる感じの進行でした。人間不信、孤独などの表現で、暗かった。明るい、暗いのふたつの雰囲気によって、なにかしらお話とかシーンが分離しているぎこちなさがありました。
あとは、登場人物として出てくるカメラマン(写真家)にとっては、モデルは商品という感じが伝わってきて、いい気持ちがしませんでした。
映画館で観た『閉鎖病棟』と類似の役柄が小松菜奈さんで、体当たりの演技をする人という印象が強いのですが、いつもレイプの被害者役をする人というイメージがついてしまった点が、役の幅が狭くなり残念です。それと、小松菜奈さんも菅田将暉さんも役として設定されている中学生とか高校一年生には見えません。かなり無理があります。
菅田将暉さんの方言の言い回しとかイントネーションも気になりました。標準語でよかったような。
調べた言葉として、「アンニュイ:退屈、けだるい、神秘的、はかない」
良かったセリフなどの趣旨として、「離れることが、お互いが傷つかない方法だった」、「わたしはあなたのことをずっと待っていた」、「なんで、やっつけてくれなかったの」、「おまえの人生に巻き込まれるのはもうごめんだ」「がんばらなくていい(に対して男子が)いや、がんばらして」
あと、東京へのこだわりが不思議でした。行きたいなら行けばいいし、そんなに深刻に考えこむことでもないような。今や東京は、昔と違って短時間で往復できる都市になりましたし、スマホのモニター電話もありますし、地方から見て東京は、遠距離感がなくなりました。
海、岩肌、トンビのなきごえ、潮騒の音、ブルーの空とホワイトの雲、水路みたいな川、BGMの歌、ピアノのメロディー、ギターのつまびき音、火祭りの炎の動き、全体的にイメージ映像が長時間の時間帯として流れているようで、鑑賞するのがきつかった。
繊細で、傷つきやすく、もろい心の描写でした。思春期の若い人向けです。