2020年05月31日

アベンジャーズ 洋画DVD

アベンジャーズ 洋画DVD 2012年公開

 アベンジャーズ:復讐者の複数形

 なんとも豪快な映画でした。
 アメリカコミックを知らないので、きちんと書けませんが、ヒーローたちが集まって、地球に侵攻してきた集団を追い払うというストーリーです。
 世界滅亡の危機が勃発しました。爆発、車の追っかけっこから始まります。神話の戦い。夢のような話です。
 アイアンマン、緑色の巨人インディクレディブル・ハルク、マイティ・ソー、キャプテンアメリカ、それから、ナターシャ・ロマノフというめちゃくちゃ強い女性ぐらいまでしか把握できませんでした。
 アクションヒーロームービーで、映像を楽しむ娯楽映画です。ストーリー性は求められていません。「四次元キューブ」という装置の奪い合いです。そして、異次元から続いている空にできた「通路」を閉じることが終戦につながります。
 迫力がすごい。力強い。美しい。化け物みたいに強い個性の登場人物たちです。みんな、死にそうにない。サーカス、曲芸のようでもありました。

 これぞアメリカ映画。お金がかかっているなあ。すごいなあ。なあにこれと感嘆の連続です。敵もすごい。顔はガメラ、体はヘビか恐竜、どうやってつくっていうのだろう。対する正義の味方たちの攻撃は、何でもできます。戦争のようですが、集団同士の戦いではありません。個人プレイです。
 おそろしいときもあります。ハルクというのは、キングコングみたいです。ほかのキャラも含めて、空の上、空中で、墜落しても、助かります。びっくりしました。
  

2020年05月30日

タンタンタンゴはパパふたり 

タンタンタンゴはパパふたり ジャスティン・リチャードソン&ピーター・パーネル文章 ヘンリー・コール絵 尾辻かな子・前田和男訳 ポット出版

 珍しい絵本の内容です。おとなのおとこペンギン二羽が、温められなくなったよその夫婦の卵をもらいうけて、あたためて、こどもが生まれて、自分たちのこどもとして育てていきます。おとこどうしの同性愛カップルによる血のつながらないこどもの養育話です。動物園であった実話の絵本化だそうです。

 ニューヨークのまんなかにあるセントラルパークに動物園があります。動物園の正門の絵を見て、昔行ったオーストラリアのシドニーにあるタロンガ動物園に雰囲気が似ているなあと感じました。絵本の絵の色合いがとくにいい。落ち着きます。
 岩場に立つペンギンの集団の絵を見たときには、東京都葛西臨海水族園に行ったときのことを思い出しました。雰囲気が似ています。
 また、絵本にある展示室の絵を見たときは、名古屋港水族館にあるペンギンの展示室を思い出しました。これもまた雰囲気が似ています。
 
 夫婦になるのは、おとこペンギンのロイとシロで、ふたりはまえから仲良しだったそうです。
 飼育係のグラムジーさんが、二匹の同性愛に気づきます。ふたりともいっしょうけんめいに巣づくりをしてもらいうけたペンギンの卵を温めます。ふふふと読んでいて笑みがもれました。
 卵が割れて、中からヒナが誕生してくる絵は、小さいお子さんにとっては、新鮮でしょう。絵がリアルです。グラムジーさんが、生まれてきたヒナに、「タンゴ」という名前を付けました。
 
 『家族』ってなんだろうと考える絵本です。
 思うに日本人の人口の半分ぐらいは、お年寄りにしても、若者にしても、ひとり暮らしをしているような気がします。単身世帯が増えました。ほかに、核家族、シングルマザー・シングルファーザーの家族も多くなりました。
 家族の人数や、組み合わせの形態が変化している現在です。
 状況に応じて、ていねいにメンバーの組み合わせを考えて、思いやりのある家族になろうよというメッセージが絵本からだされているという流れでした。
 否定をしない。これは、こうすべきと、肯定もしない。新時代が始まっています。
  

Posted by 熊太郎 at 07:57Comments(0)TrackBack(0)読書感想文

2020年05月29日

出川哲朗の充電バイクの旅 第一弾 横浜の実家から日本海

出川哲朗の充電バイクの旅 第一弾 横浜の実家から日本海 テレビ番組

 新型ウィルス感染予防のためにロケができず、過去の作品を再編集しての放送です。されど、初回は観たことがなかったのでありがたいです。

 使用している電動バイクが今とは違うバイクです。充電池を取り外すことができず不便です。

 出川さんのご実家の101歳のおばあちゃんが楽しい方で良かった。笑いました。
 
 初回放送当時は、ゲストの出演はなかった。ゲストが長時間電動バイクを運転して移動するということは、いくら仕事とはいえ、大変です。

 まだ、番組の名も通っていないころなので、充電させてもらえるかどうか、ドキドキハラハラします。断られることもあるでしょう。人情旅といわれますが、そのとおりで、ほろりとくるときもあります。

 初めての夕食が、カップラーメンでしたが、感動を呼ぶような展開でした。そして、笑えました。三泊四日で日本海を目指します。場所は、山梨県ぶどうの産地まで来ました。

(つづく)
 
 充電先で、きゅうりをごちそうになって、そのあと、長野県にある諏訪湖の露店で、イナゴ入りのソフトクリームを食べて、諏訪大社の御柱(おんばしら)の土地を見てと続いていきます。

 江戸時代も似たような感じで、徒歩で人々は名所めぐりをしながら街道を進んだことだろうと心に思い浮かべながらテレビを観ていました。

 宿泊先予約なしの三泊四日の充電バイク旅行です。横浜市内のご実家から富山県のヒスイ海岸までです。大変です。よくやりとげられました。  

2020年05月28日

小学館の図鑑NEO 新版 恐竜 DVD付き

小学館の図鑑NEO 新版 恐竜 DVD付き

 付属のDVDを見ながら図鑑のページをいったりきたりしました。
 DVDのほうは、合計70分間で、①のぞいてみよう恐竜のくらし 40分 ②恐竜に“羽毛”が生えていた 7分 ③最強恐竜バトル! ティラノサウルスVSトリケラトプス 13分 ④めざせ恐竜博士! NEO恐竜検定 10分です。

 NEO:Nature(自然と生物)、Earth(地球と宇宙)、Origin(起源)

 基礎知識として、三畳紀(さんじょうき。2億年ぐらい前)、ジュラ紀(1億5000万年ぐらい前)、白亜紀(7000万年ぐらい前)、恐竜は、6600万年前ぐらいに、隕石の衝突で気候が変化した地球環境が原因で死滅した。
 直径10キロ程度の隕石がぶつかったぐらいで、地球上の生き物が死滅する点に疑問をもちますが、小さくても死滅するぐらいの相当なダメージがあるのでしょう。あとは、現在の西暦は、2020年ですが、文明(文化、社会)が伴うようになってからの人類の歴史は、6000年ぐらいだったと思います。

 DVDは、ドラえもんとのび太くんが案内役ですが、自分が聞きなれた大山のぶ代さんの声ではなかったので変な感じがしましたが、時は流れていますのでしかたがありません。

 DVDで出てくる恐竜は、最初のうちは、トカゲみたいな爬虫類とか両生類の大きな生物のようです。自分がこどものころに知った恐竜の名前が今は変わっていたりもします。昔、「ブロントサウルス」だったのが、今は、「アパトサウルス」です。

 恐竜は卵から産まれることは実感が湧きません。両生類や爬虫類(はちゅうるい)のようです。ワニ、カメ、トカゲのイメージです。

 弱肉強食ですので、DVDの捕食のシーンはそれなりにぐっとくるものがあります。血肉のシーンが出ますので、ちいさなこどもさんはおびえていやがるかもしれません。よーくみると、布のようなもので内臓にみせかけてあるので、そうやって説明すると安心するかも。風景は、スターウォーズの映像に出てくるような原野だったり、砂漠みたいなところだったりです。

 恐竜同士の対決(バトル)はかなり迫力があります。食ったり食われたりで、生きるのに必死です。ドラえもんの声として、「恐竜の世界は厳しいね」特撮がいい出来上がりです。間近に恐竜の顔がくると怖い。それから、恐竜の種類がいっぱいです。老齢者には、とても名前を暗記できません。

 クイズはおもしろい。なかなか難問もありますが、DVDをずっと見ていれば答えられる問題ばかりです。

 恐竜と魚竜と翼竜の三種類があることは初めて知りました。
 恐竜は、「鳥」へと進化したそうです。見た目としては、ダチョウとか、鳥ではないけれど、ワニとかサイになったような気もします。

 まだ、見つかっていない恐竜の化石があるという解説に夢がふくらみます。恐竜のことを離れて、まだ、見つかっていない古代の遺跡もあるにちがいない。そこが、偶然に発見されるかもしれない。考古学の楽しみが広がります。  

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2020年05月27日

しろくまちゃんのほっとけーき

しろくまちゃんのほっとけーき こぐま社

 1972年、昭和47年の発行です。永い間読み継がれているということは名作なのでしょう。
 制作に携わった三人の方、わかやまけんさんは、2015年に85歳で亡くなっています。森比左志さんは、2018年に101歳で亡くなっています。わだよしおみさんは、2006年に93歳ぐらいで亡くなっています。みなさんご長命で良かった。そして、みなさんがつくられた絵本はこれからも読まれ続けます。

 ちょうどこれを読んでいたころの2020年5月7日に東山動物園のホッキョクグマサスカッチが老衰で亡くなりました。推定30歳、動物園にきて30年間、人間の年齢だと80歳ぐらいでした。おとなしいおだやかなしろくまさんでした。

 抽象化されたデザインのしろくまちゃんです。しろくまちゃんが、これから、ほっとけーきをやきます。
 昭和時代の冷蔵庫のレイアウトです。扉のほうに、たまごを入れる部分があります。
 無表情に見えるしろくまのママとたぶんむすめさんです。なのに、読み手がしろくまの感情を想像することができます。
 ほっとけーきができあがる経過の絵で、さいごのほうの絵は、クライマックスです。雰囲気が盛り上がります。ひっくりかえして、反対面を焼きます。やりかたが、よくわかります。
 しろくまちゃんのおともだちが出てきました。こぐまちゃんです。ふたりでなかよく、つくったほっとけーきを食べます。たべたらふたりでお皿を洗って片付けます。こどもさんは、ほっとけーきが好きです。きっとこの絵本を読んだあとは、ママにほっとけーきをおねだりするのでしょう。  

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2020年05月26日

金曜日の砂糖ちゃん 酒井駒子

金曜日の砂糖ちゃん 酒井駒子 偕成社

 「よるくま」から、「よるくまクリスマスのまえのよる」ときて、今回は、三冊目の酒井駒子作品です。絵本がまるで、芸術作品のような画集になっています。額縁があって、額の中に美しい絵が収められているかのような絵本のつくりです。切手みたいに見えるページもあります。
 三本の作品がおさめられています。

【金曜日の砂糖ちゃん】
 「砂糖ちゃん」というのは、女の子の名前です。5歳ぐらいに見えます。なぜ「金曜日」なのかは、これから読みます。絵の中では、お昼寝をしています。
 
 赤いイチゴがひとつ。とても目立ちます。

 お母さん登場

 保育園のことを別の物語にしてあるのだろうか。

 「死」が近い作品です。霊の雰囲気もあります。

 金曜日で砂糖なのは、意味はわかりませんでした。

【草のオルガン】
 少年が登場します。きょう、さみしいことがあったそうです。
 そういうことがあったから、きょうは、知らない道を通って帰るそうです。うつむいて、機嫌悪そうで、それでも、だれかになんとかしてほしいのかも。
 発見がありました。読んでいて、胸がすーっとしました。

 先日DVDで観た邦画「あの日のオルガン」を思い出しました。戦時中、空襲を避けるために幼稚園児が埼玉県内のお寺に疎開して、そこで、オルガンを伴奏にしてこどもたちが歌うのです。東京大空襲でおおぜいの親たちが亡くなりました。実話の映画化です。壷井榮作品の「二十四の瞳」も思い出されます。大石先生が十二人のこどもたちが歌う前で、オルガンを弾いていました。

 この本に収録されている三本の作品のなかでは、これがいちばんの好みです。

【夜と夜のあいだに】
 夜と夜の間には昼があると思う。でも、ちがっていました。あったのは、夜でした。
 ちょっとホラーのような怖い絵
 やっぱり、ぞっとする終わり方でした。ショートショートみたい。
 女児が、夜中に起きて、暗い部屋の中で、櫛(くし)をもって、髪をといています。
 怖い感じがしました。
 彼女は、閉じ込められている。  

Posted by 熊太郎 at 06:43Comments(0)TrackBack(0)読書感想文