2020年05月25日
交通誘導員ヨレヨレ日記 柏耕一
交通誘導員ヨレヨレ日記 柏耕一 三五館シンシャ フォレスト出版
出版当時73歳、男性の職業体験日記です。交通誘導員は、しんどい仕事だろうと察します。
交通誘導員の業務がらみで出会った人たちと交わした会話が書いてありますが、お客さんとしての相手が交通誘導員に言ったことの信ぴょう性が疑わしいところもあります。人は自分が得をするために自分に有利なようにうそをつきます。
「交通費支給有無」へのこだわりがあります。確かに交通費は高い。
健康で、精神も病んでいないのに、ホームレスのように、ネットカフェで寝泊まりしている人のことが書いてあります。交通誘導員の世界に活路を見出せるのにとアドバイスがあります。
最高齢交通誘導員84歳は驚きでした。そして、交通誘導員には年齢上限がない。
人員不足、5名必要なところを3名でやったときのことを読んでいたら、「疲れ」が伝わってきました。
第1章を読み終えました。最初は愚痴話かと感じましたが、だんだんおもしろくなってきました。文章に深い意味を感じます。
(つづく)
仮設トイレの汚物対応の話がかなりきつい。もう過去のことだから、今は、笑い話ということもあります。
一緒に働くメンバーは固定していません。その日の朝に集まって、その日が終われば解散します。そのへんが、会社で毎日顔合わせをして働く集団とは異なります。ゆえに、理屈では考えが及ばないことでも、そうしなければ、その場がもたないこともあります。そのへんの行動を割り切ってできるかどうかが、この仕事の継続ができるかどうかにつながっていきます。
調べた言葉として、
信用保証協会サービスサー:信用保証協会で代位弁済後、借りた本人から債権を回収するところ。保証協会債権回収株式会社
管制:現場へ警備員の手配をする仕事
十全:じゅうぜん。万全。すべて完ぺきに。
ユンボ:パワーショベル
木造しもたや風:元商店、商売をしていない家
意趣返し:仕返し、復讐
強談判:こわだんぱん。強い態度で交渉する。
東南アジアの労働者の話がおもしろかった。日本にいるフィリピンの人は仕送りをするけれど、フィリピンにいる家族は働かずに毎日を過ごしているのだろうか。
心に響いた記述として、「日本人の若者がやりたがらない力仕事や汚れ仕事には、外国人の助けが必要」
登場してくる高齢の交通誘導員は、なにかしらのことがらを抱えています。年金がまったくないか、少ないから働いていると推測します。借金のからみもあります。お金がないという人をみていると、儲かりもしないギャンブルに中毒気味に打ち込んでいたり、お金がないと言いながら、アルコールやニコチンにお金をつぎこんでいたりもします。
第2章の最後で、筆者が置き引き行為を思いとどまったのは良かった。運がありました。
周囲の視線も冷たい。「あの歳で警備員は哀れ」、「家族としてもみっともない」とあります。でも、本人はそういう意識はありません。
長岡ごぜ(目が見えない三味線弾きで収入を得る人)小林ハルさんの言葉が良かった。「いい人と歩けば祭、悪い人と歩けば修行」なにごとでもそうなのでしょう。
「挨拶」について書いてあります。挨拶をしない人が多い。相手がしないとこちらも返さなくなります。自分が世話になる人だけに愛想がいい人もいます。「挨拶」は、お互いの警戒心を解いて協力し合うための儀式だと思いますが、しない人に挨拶をしても、挨拶を返してくれないからあきらめることも多い。
余裕がある人は、歯がきれいというお話は、説得力がありました。
仕事場でいっしょに組む人間がどうしても嫌なときは断ることができる場合があるそうです。交通誘導員業務の特徴だと感じました。
近隣住民にずいぶん気を使うということがわかりました。そういえば、同じ場所をなんども掘り返してはまた埋めて、いつまでやっているのだろうという工事があります。
ケダモノみたいになって、クレームをつけてくる人もいます。
読みながら人間はみな不完全だと感じました。良かった文節として、「自己評価は他人の評価の2割増し」
文章にはありませんが、「共存」が著者からのメッセージです。それぞれの個性に応じて配置をしてひとつの工事を終わらせます。みな、貴重な戦力と記されています。社会の「縮図」とも書いてあります。
出版当時73歳、男性の職業体験日記です。交通誘導員は、しんどい仕事だろうと察します。
交通誘導員の業務がらみで出会った人たちと交わした会話が書いてありますが、お客さんとしての相手が交通誘導員に言ったことの信ぴょう性が疑わしいところもあります。人は自分が得をするために自分に有利なようにうそをつきます。
「交通費支給有無」へのこだわりがあります。確かに交通費は高い。
健康で、精神も病んでいないのに、ホームレスのように、ネットカフェで寝泊まりしている人のことが書いてあります。交通誘導員の世界に活路を見出せるのにとアドバイスがあります。
最高齢交通誘導員84歳は驚きでした。そして、交通誘導員には年齢上限がない。
人員不足、5名必要なところを3名でやったときのことを読んでいたら、「疲れ」が伝わってきました。
第1章を読み終えました。最初は愚痴話かと感じましたが、だんだんおもしろくなってきました。文章に深い意味を感じます。
(つづく)
仮設トイレの汚物対応の話がかなりきつい。もう過去のことだから、今は、笑い話ということもあります。
一緒に働くメンバーは固定していません。その日の朝に集まって、その日が終われば解散します。そのへんが、会社で毎日顔合わせをして働く集団とは異なります。ゆえに、理屈では考えが及ばないことでも、そうしなければ、その場がもたないこともあります。そのへんの行動を割り切ってできるかどうかが、この仕事の継続ができるかどうかにつながっていきます。
調べた言葉として、
信用保証協会サービスサー:信用保証協会で代位弁済後、借りた本人から債権を回収するところ。保証協会債権回収株式会社
管制:現場へ警備員の手配をする仕事
十全:じゅうぜん。万全。すべて完ぺきに。
ユンボ:パワーショベル
木造しもたや風:元商店、商売をしていない家
意趣返し:仕返し、復讐
強談判:こわだんぱん。強い態度で交渉する。
東南アジアの労働者の話がおもしろかった。日本にいるフィリピンの人は仕送りをするけれど、フィリピンにいる家族は働かずに毎日を過ごしているのだろうか。
心に響いた記述として、「日本人の若者がやりたがらない力仕事や汚れ仕事には、外国人の助けが必要」
登場してくる高齢の交通誘導員は、なにかしらのことがらを抱えています。年金がまったくないか、少ないから働いていると推測します。借金のからみもあります。お金がないという人をみていると、儲かりもしないギャンブルに中毒気味に打ち込んでいたり、お金がないと言いながら、アルコールやニコチンにお金をつぎこんでいたりもします。
第2章の最後で、筆者が置き引き行為を思いとどまったのは良かった。運がありました。
周囲の視線も冷たい。「あの歳で警備員は哀れ」、「家族としてもみっともない」とあります。でも、本人はそういう意識はありません。
長岡ごぜ(目が見えない三味線弾きで収入を得る人)小林ハルさんの言葉が良かった。「いい人と歩けば祭、悪い人と歩けば修行」なにごとでもそうなのでしょう。
「挨拶」について書いてあります。挨拶をしない人が多い。相手がしないとこちらも返さなくなります。自分が世話になる人だけに愛想がいい人もいます。「挨拶」は、お互いの警戒心を解いて協力し合うための儀式だと思いますが、しない人に挨拶をしても、挨拶を返してくれないからあきらめることも多い。
余裕がある人は、歯がきれいというお話は、説得力がありました。
仕事場でいっしょに組む人間がどうしても嫌なときは断ることができる場合があるそうです。交通誘導員業務の特徴だと感じました。
近隣住民にずいぶん気を使うということがわかりました。そういえば、同じ場所をなんども掘り返してはまた埋めて、いつまでやっているのだろうという工事があります。
ケダモノみたいになって、クレームをつけてくる人もいます。
読みながら人間はみな不完全だと感じました。良かった文節として、「自己評価は他人の評価の2割増し」
文章にはありませんが、「共存」が著者からのメッセージです。それぞれの個性に応じて配置をしてひとつの工事を終わらせます。みな、貴重な戦力と記されています。社会の「縮図」とも書いてあります。
2020年05月24日
よるくま クリスマスのまえのよる 酒井駒子
よるくま クリスマスのまえのよる 酒井駒子 白泉社
絵と文章の雰囲気でなごむ童話です。
クリスマスイブのお話です。
前回読んだ「よるくま」もそうですが、まるで、生きているかのような子熊の登場です。
おとこのこと子熊は友だちです。
暗い夜空を、黄色い飛行機が飛ぶ空想の世界があります。
まだ年齢を重ねていない小さなこどもさんにも、もっと自分が小さかったときの思い出があります。
夜空に浮かぶ星々の絵を見ながら考えたことは、よるくまというこぐまは、もしかしたら、病気や事故で亡くなったこどもさんが生まれ変った妖精の姿ではなかろうか。この童話は、まだ幼いこどもさんを亡くされた母親の気持ちを表現した物語ではなかろうか。
静かに眠りながら、プレゼントを待つこどもさんの寝顔があります。母親のこどもへの愛情が伝わってきます。
絵と文章の雰囲気でなごむ童話です。
クリスマスイブのお話です。
前回読んだ「よるくま」もそうですが、まるで、生きているかのような子熊の登場です。
おとこのこと子熊は友だちです。
暗い夜空を、黄色い飛行機が飛ぶ空想の世界があります。
まだ年齢を重ねていない小さなこどもさんにも、もっと自分が小さかったときの思い出があります。
夜空に浮かぶ星々の絵を見ながら考えたことは、よるくまというこぐまは、もしかしたら、病気や事故で亡くなったこどもさんが生まれ変った妖精の姿ではなかろうか。この童話は、まだ幼いこどもさんを亡くされた母親の気持ちを表現した物語ではなかろうか。
静かに眠りながら、プレゼントを待つこどもさんの寝顔があります。母親のこどもへの愛情が伝わってきます。
2020年05月23日
よるくま 酒井駒子
よるくま 酒井駒子 偕成社
ほのぼのあったかい気持ちになれる壮大な空想物語で、こどもさんを寝かすときに読む絵本です。
夢と現実の区別がつかないかもしれない3歳ぐらいの男の子です。くまのぬいぐるみといっしょに寝るのは、くまが好きだからでしょう。
よる来るくまだから、「よるくま」、こぐまです。よるくまのおかあさんが、行方不明です。
ふたりでよるくまのお母さんを探そう。こぐまの胸には白い月の模様があります。
こどもが母親を探すストーリーです。そして、おかあさんに、どこにもいかないで。ぼくのそばにいてというメッセージがあります。
夜の電信柱の上に、ちょこんとのって、黄色い三日月をみつめている黒いこぐまの絵がいい。
こぐまの家の雰囲気もリアルです。
お母さんはなかなかみつかりません。
とうとうこぐまは泣きだしました。
起承転結の転の部分がいい。流れ星の登場です。
新しいことがいっぱい待っているこどもたちの未来が見えます。
絵の色合いで心が落ち着きました。
一回、二回と繰り返し読んで、三回目の本読みの時に思ったのは、こぐまであるよるくまのお母さんは、共働きのお母さんか、シングルマザーのお母さんではなかろうかということでした。
生活していくためには働いて収入(お魚)を得なければなりません。だから、よるくまが、ひとりで泣いていても、まずは、稼ぐことを優先させなければならないのです。よるくまくんにも、そういうことを、わかってほしい。
ほのぼのあったかい気持ちになれる壮大な空想物語で、こどもさんを寝かすときに読む絵本です。
夢と現実の区別がつかないかもしれない3歳ぐらいの男の子です。くまのぬいぐるみといっしょに寝るのは、くまが好きだからでしょう。
よる来るくまだから、「よるくま」、こぐまです。よるくまのおかあさんが、行方不明です。
ふたりでよるくまのお母さんを探そう。こぐまの胸には白い月の模様があります。
こどもが母親を探すストーリーです。そして、おかあさんに、どこにもいかないで。ぼくのそばにいてというメッセージがあります。
夜の電信柱の上に、ちょこんとのって、黄色い三日月をみつめている黒いこぐまの絵がいい。
こぐまの家の雰囲気もリアルです。
お母さんはなかなかみつかりません。
とうとうこぐまは泣きだしました。
起承転結の転の部分がいい。流れ星の登場です。
新しいことがいっぱい待っているこどもたちの未来が見えます。
絵の色合いで心が落ち着きました。
一回、二回と繰り返し読んで、三回目の本読みの時に思ったのは、こぐまであるよるくまのお母さんは、共働きのお母さんか、シングルマザーのお母さんではなかろうかということでした。
生活していくためには働いて収入(お魚)を得なければなりません。だから、よるくまが、ひとりで泣いていても、まずは、稼ぐことを優先させなければならないのです。よるくまくんにも、そういうことを、わかってほしい。
2020年05月22日
るろうに剣心 邦画DVD
るろうに剣心 邦画DVD 2012年公開
るろうに:流浪の浪人。剣心は、緋村剣心(ひむら・けんしん)、時は、明治11年。戊辰戦争(ぼしんせんそう)が、1868年(明治元年)。映像は、現代劇のようでもありました。
開始早々は、人間を虫けらのように殺すので、殺戮(さつりく)アクション映画かと思いましたが、活劇で、コミカル、若い男女のラブもあり、劇画調の映像が続き、人が空中を飛んで移動するような絵で怪奇妖怪な雰囲気も出て、コメディの部分もある娯楽映画でした。主役のヒーローとヒロインを前面に押し出したアイドル映画の面もあります。
タバコを口にくわえて刀を扱ったり、葉巻を口に入れて銃を手にしたり、ちょっと考えられません。刀はあのように振り回せないし、まるで、フェンシングです。拳銃は、あんなにかんたんにパンパン方向を変えて撃てません。まずもって、弾がどこに飛んでいくか定まりません。まあ、映画です。
緊張のシーンがあって、いっきに力が抜ける。ピンチがあって、助かる。というパターンが繰り返されます。
単純明快な主役の口語が特徴です。そして、「なになにでござる」の文末です。なにか、忍たま乱太郎のような。彼の返答は、直接的で、できる、できない、戦う、逃げるで答えます。そこは、観ている方の感覚として、いい意味で効果的でした。
ブルースリーみたいな格闘技で相手をやっつける。爽快でした。
なにかしら、御託を並べる。(ごたく:事の始まりにおいて、もったいぶったことをくどくどと長く言う)
主役からのメッセージとして、「せっしゃは、過去を捨てた身、もう人は斬らぬ」彼は元暗殺者です。
金もうけのためのアヘン売買が話にからんでいます。金よりも大事なものが、「命」と答えがあります。
主人公を人斬りに戻さないのは、物語の結末として鉄則でしょう。
るろうに:流浪の浪人。剣心は、緋村剣心(ひむら・けんしん)、時は、明治11年。戊辰戦争(ぼしんせんそう)が、1868年(明治元年)。映像は、現代劇のようでもありました。
開始早々は、人間を虫けらのように殺すので、殺戮(さつりく)アクション映画かと思いましたが、活劇で、コミカル、若い男女のラブもあり、劇画調の映像が続き、人が空中を飛んで移動するような絵で怪奇妖怪な雰囲気も出て、コメディの部分もある娯楽映画でした。主役のヒーローとヒロインを前面に押し出したアイドル映画の面もあります。
タバコを口にくわえて刀を扱ったり、葉巻を口に入れて銃を手にしたり、ちょっと考えられません。刀はあのように振り回せないし、まるで、フェンシングです。拳銃は、あんなにかんたんにパンパン方向を変えて撃てません。まずもって、弾がどこに飛んでいくか定まりません。まあ、映画です。
緊張のシーンがあって、いっきに力が抜ける。ピンチがあって、助かる。というパターンが繰り返されます。
単純明快な主役の口語が特徴です。そして、「なになにでござる」の文末です。なにか、忍たま乱太郎のような。彼の返答は、直接的で、できる、できない、戦う、逃げるで答えます。そこは、観ている方の感覚として、いい意味で効果的でした。
ブルースリーみたいな格闘技で相手をやっつける。爽快でした。
なにかしら、御託を並べる。(ごたく:事の始まりにおいて、もったいぶったことをくどくどと長く言う)
主役からのメッセージとして、「せっしゃは、過去を捨てた身、もう人は斬らぬ」彼は元暗殺者です。
金もうけのためのアヘン売買が話にからんでいます。金よりも大事なものが、「命」と答えがあります。
主人公を人斬りに戻さないのは、物語の結末として鉄則でしょう。
2020年05月21日
銀魂 空知英秋
銀魂(ぎんたま)1巻・2巻 空知英秋(そらち・ひであき) 集英社ジャンプコミックス
映画を観る前に原作を読んでみようと読み始めました。
思っていたのとは違っていて少々びっくりしました。予想外の中身です。
映画は若いイケメン俳優が大活躍する侍映画だろうと思っていましたが、本を読むと、「侍社会」を否定するところから始まっています。「もう、侍の時代は終わった」から始まるのです。
江戸時代なのに、高層ビルが建ち、空飛ぶ船が移動手段です。読んでいくと、どうも、人間は、宇宙人みたいなものに支配されたらしい。異人とされているのは、宇宙人ではなかろうか。(20年前「天人(あまびと)が、江戸に舞い降りたとあります)2004年が第一刷出版本です。空想世界が広がっています。江戸時代ですが、コンビニみたいなものがあります。ハローワークはあって、無職で、仕事がなかなか見つからないそうです。
これは、ギャグマンガで、一発一笑が目的なのだろうと読みながら推察しています。現代社会を背景にして日常生活のことを取り入れてあります。「ノーパンしゃぶしゃぶ」が出てきました。
時代背景は、「流浪に剣心」と重なります。新選組とか、幕末、尊王攘夷とか、されど、画風はぜんぜん違います。こちらは、ギャグを目指しています。
けっこう言葉が汚くてがらが悪い。「ボケ」「ウンゴババア」「金玉売って金つくらんかい(だれが買ってくれるのだろう?)」
武士の素行には見えない。
ときおり出てくるゴリラ男の絵が作者らしい。
なつかしい言葉として、「コギャル」白いルーズソックスをはいていた。
どうやって映画にするのだろう。文章作品と映像作品は別物かもしれない。あとは、青少年コミックマンガに暴力はつきものなのか。
このあと、映画DVDを観てみます。
「銀魂 邦画DVD 2017年公開」
漫画の出だしと同じです。
豪華人気俳優陣の出演を楽しみに観るコメディ娯楽作品に仕上がっています。
まじめな精神状態で観る映画ではありません。くずれた心もちで、リラックスして観る映画です。特殊撮影の映像を楽しみます。宇宙戦艦ヤマトのような空に浮かぶ戦艦の空中戦が楽しい。
壮大なほら話です。
下ネタがおもしろい。「わたしのケツゲを見てください」「結野(けつの)アナ(ウンサー)」
オバQ、ドロンパのくだり、バーカ、バーカ、バーカ(手が滑った申し訳ない)の部分、シャイな・あんちくしょう、リッスン・トゥー・ミー、笑いの合間に緊張感のある殺陣(たて、ちゃんばら)を入れる。オレオレ詐欺風のやりとりなど、笑いどころはたくさんありました。
巨大な白い満月の月夜の映像がきれいでした。
映画を観る前に原作を読んでみようと読み始めました。
思っていたのとは違っていて少々びっくりしました。予想外の中身です。
映画は若いイケメン俳優が大活躍する侍映画だろうと思っていましたが、本を読むと、「侍社会」を否定するところから始まっています。「もう、侍の時代は終わった」から始まるのです。
江戸時代なのに、高層ビルが建ち、空飛ぶ船が移動手段です。読んでいくと、どうも、人間は、宇宙人みたいなものに支配されたらしい。異人とされているのは、宇宙人ではなかろうか。(20年前「天人(あまびと)が、江戸に舞い降りたとあります)2004年が第一刷出版本です。空想世界が広がっています。江戸時代ですが、コンビニみたいなものがあります。ハローワークはあって、無職で、仕事がなかなか見つからないそうです。
これは、ギャグマンガで、一発一笑が目的なのだろうと読みながら推察しています。現代社会を背景にして日常生活のことを取り入れてあります。「ノーパンしゃぶしゃぶ」が出てきました。
時代背景は、「流浪に剣心」と重なります。新選組とか、幕末、尊王攘夷とか、されど、画風はぜんぜん違います。こちらは、ギャグを目指しています。
けっこう言葉が汚くてがらが悪い。「ボケ」「ウンゴババア」「金玉売って金つくらんかい(だれが買ってくれるのだろう?)」
武士の素行には見えない。
ときおり出てくるゴリラ男の絵が作者らしい。
なつかしい言葉として、「コギャル」白いルーズソックスをはいていた。
どうやって映画にするのだろう。文章作品と映像作品は別物かもしれない。あとは、青少年コミックマンガに暴力はつきものなのか。
このあと、映画DVDを観てみます。
「銀魂 邦画DVD 2017年公開」
漫画の出だしと同じです。
豪華人気俳優陣の出演を楽しみに観るコメディ娯楽作品に仕上がっています。
まじめな精神状態で観る映画ではありません。くずれた心もちで、リラックスして観る映画です。特殊撮影の映像を楽しみます。宇宙戦艦ヤマトのような空に浮かぶ戦艦の空中戦が楽しい。
壮大なほら話です。
下ネタがおもしろい。「わたしのケツゲを見てください」「結野(けつの)アナ(ウンサー)」
オバQ、ドロンパのくだり、バーカ、バーカ、バーカ(手が滑った申し訳ない)の部分、シャイな・あんちくしょう、リッスン・トゥー・ミー、笑いの合間に緊張感のある殺陣(たて、ちゃんばら)を入れる。オレオレ詐欺風のやりとりなど、笑いどころはたくさんありました。
巨大な白い満月の月夜の映像がきれいでした。
2020年05月20日
ウォーキングデッド 外国ドラマDVD
ウォーキングデッド Vol.1 外国ドラマDVD 2010年
以前、テレビ番組「旅猿」で紹介されていたので、さわりの部分だけ観てみました。第一話と第二話です。
保安官が逮捕現場で銃撃されて意識を失ったあと病院のベッドで目を覚まして、長い時間が流れていて、世の中はゾンビがはびこる世界に変わっていたというところから始まります。
無音の時間帯が長くて、不気味です。
ゾンビは、すごいメークです。うわーっと声が出るぐらい怖い。ゾンビの脳みそに何かがいるとかいって、ゾンビの頭を銃で打ち抜きます。当然、血が激しく飛び散ります。むごい。気持ちはよくない。
ゾンビのことを、「ウォーカー」というそうです。歩く人ですが、もう人間ではありません。妖怪のようなものです。
大多数のゾンビと、なんとか生き残っている少数の人間との闘いの構図です。
ゾンビは、動きがゆっくりなので、人間のほうが、攻撃や逃避の準備、実行行為をしやすい。されど、ものすごい数のゾンビなので、大きな恐怖がゆっくりと近づいてきます。
第一話では、保安官のひとり芝居が長い。黒人の親子に出会って活路を見出します。保安官は生きているであろう自分の妻子と会うためにアトランタへ向かいました。アトランタに大規模な避難所があるそうです。
緊迫を示すセリフとして、「自分たちのことで、せいいっぱいだ」
ひとの保安官による家族探しのロードムービーかと思いましたが、そうではなく、生き残っている人間の数がどんどん増えてきました。
ゾンビに取り囲まれて、どうするのかと観ていて方法を思いつけなかったのですが、戦車の床下にあるハッチ(出入口)から戦車に乗ることができました。そして、無線がつながります。
保安官はあきらめて、拳銃で頭を撃って、自死しようとしますが、死んではだめです。
ガソリンがなくても馬がいた。車での移動はできないけれど、馬に乗って移動できる。されど、その後、人間がゾンビに食べられているシーンが出てきたと思ったら、主人公の移動で、がんばってくれた馬が、ゾンビの群衆に食べられてしまったのです。驚きました。
サスペンス(不安と緊張)とスリラー(怪奇)です。冷や冷やします。
死体だらけです。
仲間割れがあります。黒人と白人がいます。仲裁が入ります。「ここでは、黒人も白人もない。生存者と死者しかいない世界で生き残るんだ」
極限状態にある人間の心理を視聴者が受け止めるドラマです。
斧で死んでいる人を切り刻むのは、ひどく異様な様子です。
救出をあきらめる者とあきらめない者がいます。
パニック映像ドラマです。
以前、テレビ番組「旅猿」で紹介されていたので、さわりの部分だけ観てみました。第一話と第二話です。
保安官が逮捕現場で銃撃されて意識を失ったあと病院のベッドで目を覚まして、長い時間が流れていて、世の中はゾンビがはびこる世界に変わっていたというところから始まります。
無音の時間帯が長くて、不気味です。
ゾンビは、すごいメークです。うわーっと声が出るぐらい怖い。ゾンビの脳みそに何かがいるとかいって、ゾンビの頭を銃で打ち抜きます。当然、血が激しく飛び散ります。むごい。気持ちはよくない。
ゾンビのことを、「ウォーカー」というそうです。歩く人ですが、もう人間ではありません。妖怪のようなものです。
大多数のゾンビと、なんとか生き残っている少数の人間との闘いの構図です。
ゾンビは、動きがゆっくりなので、人間のほうが、攻撃や逃避の準備、実行行為をしやすい。されど、ものすごい数のゾンビなので、大きな恐怖がゆっくりと近づいてきます。
第一話では、保安官のひとり芝居が長い。黒人の親子に出会って活路を見出します。保安官は生きているであろう自分の妻子と会うためにアトランタへ向かいました。アトランタに大規模な避難所があるそうです。
緊迫を示すセリフとして、「自分たちのことで、せいいっぱいだ」
ひとの保安官による家族探しのロードムービーかと思いましたが、そうではなく、生き残っている人間の数がどんどん増えてきました。
ゾンビに取り囲まれて、どうするのかと観ていて方法を思いつけなかったのですが、戦車の床下にあるハッチ(出入口)から戦車に乗ることができました。そして、無線がつながります。
保安官はあきらめて、拳銃で頭を撃って、自死しようとしますが、死んではだめです。
ガソリンがなくても馬がいた。車での移動はできないけれど、馬に乗って移動できる。されど、その後、人間がゾンビに食べられているシーンが出てきたと思ったら、主人公の移動で、がんばってくれた馬が、ゾンビの群衆に食べられてしまったのです。驚きました。
サスペンス(不安と緊張)とスリラー(怪奇)です。冷や冷やします。
死体だらけです。
仲間割れがあります。黒人と白人がいます。仲裁が入ります。「ここでは、黒人も白人もない。生存者と死者しかいない世界で生き残るんだ」
極限状態にある人間の心理を視聴者が受け止めるドラマです。
斧で死んでいる人を切り刻むのは、ひどく異様な様子です。
救出をあきらめる者とあきらめない者がいます。
パニック映像ドラマです。