2020年05月27日

しろくまちゃんのほっとけーき

しろくまちゃんのほっとけーき こぐま社

 1972年、昭和47年の発行です。永い間読み継がれているということは名作なのでしょう。
 制作に携わった三人の方、わかやまけんさんは、2015年に85歳で亡くなっています。森比左志さんは、2018年に101歳で亡くなっています。わだよしおみさんは、2006年に93歳ぐらいで亡くなっています。みなさんご長命で良かった。そして、みなさんがつくられた絵本はこれからも読まれ続けます。

 ちょうどこれを読んでいたころの2020年5月7日に東山動物園のホッキョクグマサスカッチが老衰で亡くなりました。推定30歳、動物園にきて30年間、人間の年齢だと80歳ぐらいでした。おとなしいおだやかなしろくまさんでした。

 抽象化されたデザインのしろくまちゃんです。しろくまちゃんが、これから、ほっとけーきをやきます。
 昭和時代の冷蔵庫のレイアウトです。扉のほうに、たまごを入れる部分があります。
 無表情に見えるしろくまのママとたぶんむすめさんです。なのに、読み手がしろくまの感情を想像することができます。
 ほっとけーきができあがる経過の絵で、さいごのほうの絵は、クライマックスです。雰囲気が盛り上がります。ひっくりかえして、反対面を焼きます。やりかたが、よくわかります。
 しろくまちゃんのおともだちが出てきました。こぐまちゃんです。ふたりでなかよく、つくったほっとけーきを食べます。たべたらふたりでお皿を洗って片付けます。こどもさんは、ほっとけーきが好きです。きっとこの絵本を読んだあとは、ママにほっとけーきをおねだりするのでしょう。

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