2020年05月20日

ウォーキングデッド 外国ドラマDVD

ウォーキングデッド Vol.1 外国ドラマDVD 2010年

 以前、テレビ番組「旅猿」で紹介されていたので、さわりの部分だけ観てみました。第一話と第二話です。

 保安官が逮捕現場で銃撃されて意識を失ったあと病院のベッドで目を覚まして、長い時間が流れていて、世の中はゾンビがはびこる世界に変わっていたというところから始まります。
 無音の時間帯が長くて、不気味です。
 ゾンビは、すごいメークです。うわーっと声が出るぐらい怖い。ゾンビの脳みそに何かがいるとかいって、ゾンビの頭を銃で打ち抜きます。当然、血が激しく飛び散ります。むごい。気持ちはよくない。
 ゾンビのことを、「ウォーカー」というそうです。歩く人ですが、もう人間ではありません。妖怪のようなものです。
 大多数のゾンビと、なんとか生き残っている少数の人間との闘いの構図です。
 ゾンビは、動きがゆっくりなので、人間のほうが、攻撃や逃避の準備、実行行為をしやすい。されど、ものすごい数のゾンビなので、大きな恐怖がゆっくりと近づいてきます。

 第一話では、保安官のひとり芝居が長い。黒人の親子に出会って活路を見出します。保安官は生きているであろう自分の妻子と会うためにアトランタへ向かいました。アトランタに大規模な避難所があるそうです。
 緊迫を示すセリフとして、「自分たちのことで、せいいっぱいだ」
 ひとの保安官による家族探しのロードムービーかと思いましたが、そうではなく、生き残っている人間の数がどんどん増えてきました。
 ゾンビに取り囲まれて、どうするのかと観ていて方法を思いつけなかったのですが、戦車の床下にあるハッチ(出入口)から戦車に乗ることができました。そして、無線がつながります。
 保安官はあきらめて、拳銃で頭を撃って、自死しようとしますが、死んではだめです。
 ガソリンがなくても馬がいた。車での移動はできないけれど、馬に乗って移動できる。されど、その後、人間がゾンビに食べられているシーンが出てきたと思ったら、主人公の移動で、がんばってくれた馬が、ゾンビの群衆に食べられてしまったのです。驚きました。
 サスペンス(不安と緊張)とスリラー(怪奇)です。冷や冷やします。
 死体だらけです。
 仲間割れがあります。黒人と白人がいます。仲裁が入ります。「ここでは、黒人も白人もない。生存者と死者しかいない世界で生き残るんだ」
 極限状態にある人間の心理を視聴者が受け止めるドラマです。
 斧で死んでいる人を切り刻むのは、ひどく異様な様子です。
 救出をあきらめる者とあきらめない者がいます。
 パニック映像ドラマです。