2019年01月31日

東野・岡村の旅猿 群馬猿ヶ京温泉・下道の旅 DVD

東野・岡村の旅猿 群馬猿ヶ京温泉・下道の旅 DVD 2014年 平成26年12月

 ゲストは日村勇紀さん、飛び入りで、井戸田潤さんです。
 食べ物屋→ゴルフ→犬→もつ屋→こんにゃく、そばの手づくり→温泉旅館と、平和で安定、穏やかな旅行です。
 各自がレンタカーの運転を交代しながらの車内の会話が長い。食べ物であるそばのくだりは長くて、聞いていてくたびれました。岡村さんが意図的に対立構図をつくって、その次のシーンのどんでんがえしにもっていくのはみえみえです。
 ラストは、日村さんと井戸田さんの関係が、「走れメロス」のようでした。
 前妻が再婚して、実の娘が前妻の夫の養子になる悲しみがありますが、井戸田さんが、実父であることは一生変わりありません。
 東野さんの「インドに行くと日本が好きになる」という言葉が良かった。  

2019年01月30日

ポケットモンスターサン&ムーン だれかな?おあそびBOOK

ポケットモンスターサン&ムーン だれかな?おあそびBOOK 小学館

孫たちの知恵遊び用として購入しました。
「シルエットクイズ」は簡単に解けますが、喜ぶでしょう。
「かくだいクイズ」も大丈夫でしょう。
「パーツクイズ」も良さそう。
「パズルクイズ」はどうかなあ。
「しんかクイズ」は少々時間がかかるかも。
「バトルクイズ」はおもしろそう。
「アローラクイズ」そもそもアローラが不明:アローラという地方で変化形になったポケモンらしい。暑い土地柄らしい。ハワイのイメージです。
「迷路で遊ぼう」定番です。
「おぼえてあそぼう」老齢者には苦手分野です。
「みつけてあそぼう」目が老眼で見つけられません。
「なんびきいるかな」これも見えにくい。
「ちがいをさがそう」むずかしい。

(その後)
孫たちには大好評でした。正月に来て、喜んでこの本を持って帰りました。  

Posted by 熊太郎 at 07:18Comments(0)TrackBack(0)読書感想文

2019年01月29日

東野・岡村の旅猿 カリブ海の旅DVD

東野・岡村の旅猿 カリブ海の旅DVD 2014年 平成26年

 DVD5枚に渡ります。

「ワクワク編」
 メンバーは、いつものふたりと出川さん、平愛梨さんの4人です。
 メキシコカンクン→キューバ→ジャマイカと西から東へ移動する予定でスタートしました。
 期間は1週間です。
 メキシコ湾の南がカリブ海で、海のブルーが、観たこともないようなブルーです。海の映像が美しい。されど、暑い、そらから時差で眠い。
 ビーチサンダルを買いに行って、食事をして、地元の家に呼ばれて、平和な感じで進んでいきます。それが、退屈でもありますが、例によって、ホテルではベッドの争奪戦(ひとりだけ簡易ベッド、女子も相部屋)、出川さんの大いびきで他のメンバーは眠れず徹夜同然です。
 翌日の海、ジンベエザメとマンタの海です。たぶん、毎日のように現れる人慣れした魚たちだと思うのですが、メンバー一同感激の嵐でした。良かった。映像を見ながら、外国だなーと異国情緒を楽しめました。

「ハラハラ編」
 イルカ、熱帯魚、魚のじゅうたん状態、海が汚染されていません。
 おそらく、海への廃棄物がありません。
 化学製品に頼る生活がないのかもしれないと思いつつ観ていました。

 キューバは、クラシックカーばかりです。
 古いのによく動きます。
 ならば、日本の乗用車も50年ぐらいはもつのではないかと。

 やらせの話がしょっちゅう顔を出します。
 テレビ映像は、「加工品」という評価に達します。

「ルンルン編」
 サルサダンス、アルカポネ、男同士のチュー
 日本語を話すキューバの現地の人が多いことが驚きです。
 それだけ、日本人観光客がいるのでしょう。
 また、金払いもいいのでしょう。
 出川さんと平愛梨さんが途中帰国です。

「ウキウキ編」
 ケイマン諸島の超高級リゾートコンドミニアムで2泊です。
 ふたりのテンション(気分、気持ち)が上がります。
 沖合に突然現れる浅瀬でエイに餌を与えます。透きとおった海です。
 海中散歩の映像を観ていると行きたくなりますが、映像で観るだけでも十分です。

「ドキドキ編」
 ジャマイカです。
 滝登りは豪快でした。
 ボブスレーの乗り物で臆病者扱いをされた東野さんはそのことを根に持ちます。
岡村さんはダンス上手です。なんだかんだありますが、旅猿らしからぬ困ったハプニングの少なかった豪華で平和な旅行でした。


 東野さんが、「芸人」と「サラリーマン」を比較して、サラリーマンである撮影者のスタッフに自分の考えを述べるシーンが他のDVDも含めて、ときおり顔を出します。
 一発千金を狙う「芸人」、ちまちまと小銭を稼ぐ「サラリーマン」です。ひとつのパイ(収入源となる利益)をどうやって分けるのかの違いです。あわせて、東野さんは、芸人の私生活に配慮して欲しいと主張します。さらけだして収入を得る芸人ですが、線引きはしたい。カメラに写っている部分と写っていない部分があります。サラリーマンも含めて、人皆演技者なのかなと思いながら観ています。

 現地のタクシーだったと思いますが、後ろのウィンドウに秋田県のレンタカー会社のシールがはってありました。日本で使用しなくなった自動車が世界中で再利用されています。驚かされました。  

2019年01月28日

告発 洋画DVD

告発 洋画DVD 1995年公開

 人権尊重の映画でした。アメリカ合衆国の離れ島にあるアルカトラズ刑務所で行われていた囚人に対する公務員の虐待行為を弁護士が告発するという内容です。
 時代は、1941年頃です。わずか5ドルの盗難で懲役25年の刑です。そのうち、3年間が地下の独房です。独房は、正規の手続きではありません。囚人は職員から暴行も受けています。
 弁護士ジェームスは、愚直です。正義を貫きます。
 映画ですので、映画は映画として観ていますが、最近の政治で、国民の意向を聞かなかったり、反対意見をまっこう否定して、強権的に事務を勧めたりするのは、やがて組織の破滅を招くのではないかと、ヨーロッパのごたごたも含めていろいろ考えさせられる作品でした。  

2019年01月27日

しくじり先生 俺みたいになるな!! 第6巻

しくじり先生 俺みたいになるな!! 第6巻DVD

 今回で深夜放送は終了して、ゴールデンタイムに移ると、最初に紹介がありました。2015年、平成27年のことです。

「ダイヤモンド・ユカイ」
 ロックンロールののりで、お金も人も失って、ひとりぼっちになった。ショーペンハウアーの人生論を読んで目覚めた。人生とは刺しゅうのようなもの。表と裏がある。人生には前半と後半がある。最終的に目指すべきものは、「公務員」という答えでした。

「フルーツポンチ」
 ふたりを知りませんが、番組中は、本番で、けんか別れして、コンビ解散宣言をするのではないかという怖さがありました。
 ネタを書いているほうは、ネタを書いていないほうを敵視しているということが、ほかのコンビの話を聞いていて、全部のコンビがそういう人間関係にあるのかと驚き納得しました。ただ、ひとりでは、漫才はやれません。
 コンビは仲良しではなく、仕事上の組み合わせで、私生活は別というのも、そういうものかと受け止めました。

「オリエンタルラジオ」中田敦
 ラッスンゴレライのやりすぎで相方は声をつぶして、今回は欠席です。ラッスンゴレライという人も今はお金がないのではないか。
 この番組が、「話し合い番組」であることがよくわかる回でした。そういうところが視聴者に受けいれられるのでしょう。

「麒麟」 田村裕
 ホームレス中学生の印税2億円を8か月で使い果たしてしまったとありますが、税金が55%で1億1000万円はしかたがありません。お父さんに家を6000万円は、固定資産として残っています。3000万円が周囲へのおごりですが、執筆が本業ではないわけですから、それもいいでしょう。
 出演者の財布に今、いくら入っているかを調べたことがおもしろかった。  

2019年01月26日

フーガ―はユーガ 伊坂幸太郎

フーガ―はユーガ 伊坂幸太郎 実業之日本社

 この1年間で読む3本目の伊坂作品です。前々回読んだ「AX(アックス、斧)」が良かった。
 まだ、35ページ付近ですが、「フーガ」は、人の名前だし、おそらく「ユーガ」も人の名前です。ふたご子のお話です。(音楽のフーガはあとで思いつきました。楽曲形式。反復発展)
 暴力シーンからスタートです。父親による児童虐待です。5歳児が虐待を受けています。それも過去の話なので、5歳時は成人しており、そこまで読んで安心しました。
 結婚や子育てをしてはいけない人がいます。この物語では、母親には夫の暴力を止める力がありません。あきらめています。
 主人公である常盤(ときわ)の一人称で進行していきます。但し書きとして、常盤の話には嘘があるそうです。

(つづく)

 文章の言い回しがうまい。
 対象者が異なるとはいえ、家庭では児童虐待、学校ではいじめ、暗いムードが続きます。夢も希望もありません。
 どの子も家庭的には不幸せ。今度はDVです。人間の表層をはいで、嫌な面を表に出す小説です。舞台が仙台市なので、仙台のイメージが悪くならないかと心配です。
 暴力には暴力で仕返しをする面があります。

 テレビ局制作会社社員若手有望ディレクターとの面談は何なのか。

 「勧善懲悪」の雰囲気です。

 東日本大震災、津波被害が少しだけ顔を出しました。

 貧困と父親からの暴力を理由として、フツーと違う生活を送って来たふたりです。大学生になっても、ボウリングをしたことがありません。

 小学生の行方不明事件発生。

 読んでいると人間不信になる物語です。

 ふたりには、誕生日の秘密がありますが、ここには書けません。

 暴力に対する怒りと恐れ。

 全体が過去のふりかえりのお話です。では、現在は、どういう位置にあるのか。

 父親殺しか。事件が起こりそうです。

 211ページ付近、これからどうなるのだろう。

 ページで、項目の区切りにある小さな絵が、「シロクマのぬいぐるみ」の絵だとようやく気づきました。

 クライマックスは、劇場映画的です。

 最後は、さわやかで、すっきりしました。

 印象に残った表現などとして、「いじめが発生する環境は、閉鎖空間があって、暇であること」、「表層的なクラスメイト」、「二人だからのりきれる」、「人としゃべらないでも生きていける」、「小玉は耐えている」、「自分たちが幸せならあとは知らない」

 調べた単語などとして、「傘に着る:いばる」、「すかしたこと:もったいぶって相手に不快なことをする」、「鼻白む:はなじろむ。気分を害する。興ざめする」、「デフォルト値:規定値」、「バラモン的ポジション:インドのカースト制度の頂点」、「懇ろ:ねんごろ。男女の親しい様子」、「揶揄:やゆ。からかい」、「嶮:けん。けわしい。むずかしい」、「正鵠:せいこく。弓の的の中心にある黒点。ものごとの急所」、「嗜虐的趣味:しぎゃくてきしゅみ。苦痛を与えて楽しむ」、「攫う:さらう」、「おまえたちみたいな人間が平気な顔をして生きていられるんだ」、「トレーディングカード:趣味で交換目的のカード。鑑賞用、ゲーム用」、「理由をとってつける:わざとらしい不自然な様子」、「隻腕:せきわん。片方の腕を失った状態」、「シューマッハ:ドイツのレーシングカードライバー」、「唆された:そそのかされた」、「罅:ひび(がはいる)」、「踏み躪る:ふみにじる」、「無下な:むげな。冷淡な」  

Posted by 熊太郎 at 06:16Comments(0)TrackBack(0)読書感想文