2019年01月03日

世にも奇妙な物語 2008年秋の特別編

世にも奇妙な物語 2008年秋の特別編 DVD

「ボディレンタル」 内田有紀
 高齢者女性が、自殺志願者である若い女性の体をレンタルするお話です。
 全体が、内田有紀さんの魅力で成立しているドラマです。
 破壊ではない善意の作、雰囲気は、「暗」から「明」へ。

「どつきどつかれて生きるのさ」 横山裕
 漫才コンビのようなものを結成して、婚姻届のようなものとして、「結成届」を役所に出します。
 ぼけとツッコミのコンビですが、なかなか相手が決まりません。
 男女の結婚式というベースがあって、それをボケ・ツッコミで上書きして、さらに洋画「卒業」を押し込む。ちょっとわたしは、ついていけませんでした。

「死後婚」 深田恭子
 死んだ者同士を見合いさせます。
仲人(なこうど)は霊媒師です。
 不気味-怖い-濃密です。
 「あきらめなさい」の声が聞こえます。
 恐ろしかった。
力が入った作品でした。

「行列のできる刑事」 平岡祐太 遠藤憲一
 映像が、これまでに見たこともない絵でおもしろい。話もおもしろい。登場人物たちの口癖として、「そういうことだね」
 非現実的でおもしろい。
 なんだろう。観ているとせつなくなってきます。なんでだろう。
 脚本ががんこにつくってあります。「脚本+(プラス)役者さんの演技力」で成立している物語です。 観ていて楽しかった。

「推理タクシー」 谷原章介 佐野史郎
 タクシー運転手と乗客で殺人のトリックを解き合う。
 もしかしたら、ふたりのうちのどちらかが本物の殺人者かもしれない。そこが、ハラハラドキドキです。