2018年08月09日

東山動物園 盛夏

東山動物園 盛夏(せいか)

連日気温40度ぐらいの酷暑が続いていましたが、8月7日は35度ぐらいで曇っていて過ごしやすかったです。お客さんが少ない平日ですのでゆっくりゆったりと観覧をお楽しみください。(つくりものの象になったつもり)



日焼けでお肌が真っ黒になったかもしれない象さんたちです。黒象になっています。



シロクマさんは夏バテしています。クマ語で「あついよー プールが温泉みたい」



コアラさんは、午後1時の昼食のあと、おひるねをしています。



ヤギさんは屋根の下、日陰でマイペースです。



鳥たちはそれなりに生きています。タンチョウヅル、ペリカン。







日陰で暑さを避ける鹿さん



最初は家の中にいたけれど、「出てきてー」と呼びかけたら出てきてくれたキリンさん



夕方が近づいてきて夜行性の恐竜が動き出すみたい。


  

Posted by 熊太郎 at 06:39Comments(0)TrackBack(0)名古屋市

2018年08月08日

君の名は。 邦画アニメ

君の名は。 邦画アニメ DVD

 日本のどこにでもある田舎町の風景があります。これは、田舎の高校に通う学生にとっては身近です。
 都会のビルや鉄道の風景と田舎の山野の風景が交代ばんこに映像に出ます。男の事情、女の事情もまた交代ばんこ出ます。
 妄想、幻想の世界が始まります。
 星空、雨降り、雪が降る。
 理屈っぽさがあります。
 君の名は、三葉だし、瀧です。
 神がかり的です。  

2018年08月07日

四十歳未婚出産 垣谷美雨

四十歳未婚出産 垣谷美雨(かきや・みう) 幻冬舎

 タイトルを見て、昔は非常識と言われていたことでも今は常識になる。時代は変貌を遂げていると感じます。昔は未婚で出産という行為は世間では受け入れがたいものでした。変わっていかなければならないのですが周囲に迷惑をかけるとなると難しいものがあります。

 一夜限りの誘いで、してはいけない妊娠をしたけれど、今、産まなければ、もう子どもをもてないであろう年齢にある独身女性です。39歳、結婚の予定はありません。
 厳しい前提なのですが、内容は、いっぱい人が出てきて明るい。世間話の渦の中で、主人公宮村優子さん旅行会社企画部勤務を囲みます。

 何が正しくて、何が正しくないのか。わたしなんかは、生まれてくるこどもの苦しみを考えるのですが、今は違うらしい。産む女性の気持ちが大事で優先です。あと、妊娠させてしまった男の気持ちはどうなるのか。
 
 主人公以外のことですが、離婚後の子との面会で、やがて子から父親とはふたりきりで会いたくないと言われるのは、会っても父子に会話がない暗い雰囲気が流れるだけのわけで、それは、父が婚姻中父親の役割を果たしていなかったわけで、読み手としてもせつない。切実でリアルです。

 印象に残る表現の主旨などとして、「女は男の世話係」、「父親として失格」、「年をとると友だちがいなくなる」、「人生最後の煌めき(きらめき)」

(つづく)

 39歳未婚で、1回きりのことで妊娠することがあるのだろうか。するならこれまでにしていたのではないだろうか。(この件については物語の中で後述記事あり)それはまあ、おいておくことにして、途中でがっかりしました。112ページ付近です。その後も主人公のそういった行為で、この先の展開における広がりが消滅しました。筋立ては、まっすぐに進んで欲しかった。緊張感が崩れました。期待が裏切られたので速読に入ります。

 主人公の10歳年上の姉の話は深い。常識にのっかっています。手法はえげつないけれどそれでいい。
 姉と本人(主人公妹)との漫才のようなやりとりが続きます。

 「助け合い」という言葉が出てきますが、現実の実際では、どちらか一方が助けられる立場で延々と続きます。もう一方は、負担をかけられ続けます。
 
 まじめでシリアスな劇画がコメディになっていく。

 生まれてくる子どもの気持ちや社会での苦労を考えると主人公の出産行為は児童虐待に思えます。

 サイドストーリーは主人公女子の離婚後の兄の様子です。

 主人公を妊娠させた未婚男子が、正常な結婚ができるとは思えません。

 213ページのお坊さんのお話はとても良かった。現実を的確にとらえています。253ページの女性の言葉も良かった。

 ラスト、今は良くても未来が見えない選択です。んー。ちょっと無理。受け入れ難い。

 最後、主人公の母親の言葉で救われます。  

Posted by 熊太郎 at 06:01Comments(0)TrackBack(0)読書感想文

2018年08月06日

図書室で暮らしたい 辻村深月

図書室で暮らしたい 辻村深月(つじむら・みずき) 講談社

 村上春樹氏の「海辺のカフカ」では、カフカくんが、四国の図書館で寝泊まりの暮らしをします。タイトルを見て、まず、そのことを思い出しました。ナカタさんという人が、東のほうからカフカくんの図書館を目指す内容だったと思います。わたしには好みの設定でした。

 この本は各種エッセイをまとめたものとなっています。

 小説家は中身をつくるところまでで、あとは人さまにお任せするというところがプロの小説家であることを知らせています。
 小説家としての地位を確立されたあとの余裕を感じられます。

 どちらかといえば女性向けに書かれていますので、早読みに入ります。

 インタビューのされかたに不満があるときもあるのか。意外でした。

 「アンパンマン」は偉大です。彼の名前を出せば泣いているこどもも泣き止みます。日本人のこどもたちと親は彼に助けられています。なにか賞をあげたい。

 東京會舘の存在は知りませんでした。小説作品は本屋で見かけますが読んだことはありません。

 エッセイは身近なことが多い。

 サリン事件は、最近刑の執行がありました。読んでいてタイムリーに思いました。

 書評で紹介されている作品は知らないものばかりです。

 文章は淡々と、平和です。
 
 「ドッペルゲンガー:自分を自分で見る。幻視」

 これまで書いたエッセイの集大成本でした。  

Posted by 熊太郎 at 05:59Comments(0)TrackBack(0)読書感想文

2018年08月04日

劇場版ポケットモンスター みんなの物語

劇場版ポケットモンスター みんなの物語 映画館

 孫と一緒の鑑賞です。ポケモンのことはあまり知りません。

 冒頭はアメリカ・サンフランシスコを模した急な坂道とケーブルカーの景色です。海がきれい。
 全体的に油絵の風景のなかにマンガのキャラクターがいるような雰囲気です。
 色はきれいですし、鳥瞰図(ちょうかんず。鳥目線)的視野もいい。

 下地の知識がないために、筋立ての内容がわかりませんでした。観ている子どもたちにとっても筋立ては複雑な気がしますし、登場人物の言葉も大人の言葉です。しかし、それでいいのでしょう。こどもたちにとっては、知っているポケモンがたくさん出てきて、勧善懲悪でサトシとピカチュウチームがロケット団チームに勝てば胸がすっとするのでしょう。

 ルギア、バンギラス、ゼラオラ、イーブイ、ウソッキー、ソーナンス

 キーワードとして、「風」、「山火事」、「祭り」

 ピカチュウというポケモンはこんなに強いのかとびっくりしました。「電光石火」と言っていました。

 蛇足ですが、予告が30分ぐらい続いたので待ち長かった。  

2018年08月03日

この世界の片隅に 邦画アニメ

この世界の片隅に 邦画アニメ DVD

 勘違いをしていました。以前マンガの本で読んだと思っていましたが、なんだか、ストーリーが違うなと確認したら、読んだのは、「夕凪の街、桜の国」でした。
 毎年この時期、平和を祈願する時期がきました。アニメは絵が優しい。広島弁とか背景に流れる歌がなつかしくもあります。
 すずさんを描きながら、日本人庶民の暮らしが流れていきます。だれがこんな戦争を引き起こして操作したのか、戦争反対、平和の維持を深く考える作品でした。