2018年06月30日

ズボラでもお金がみるみる貯まる37の方法 飯村久美

ズボラでもお金がみるみる貯まる37の方法 飯村久美 GOMA BOOKS

 コンビニで購入した1冊です。

 30ページぐらいまで読みました。
 お金が貯まる秘訣です。(されど、利子は期待できないご時世です。)
 学校で、算数や国語、英語などを教えるように、こどもにお金のことを教える授業がほしいと思ったことがありましたが、「はじめに」に同じことが書いてあり共感しました。

 やはり、「自動積立」が基本です。

 貯蓄の目的は最終的には老後のためです。途中、結婚、教育、不動産購入などがあるのでしょうが、今の長寿社会の現状では、どうしても最後は老後のための貯えにならざるをえません。年金、退職金、貯金、そして、あれば、こどもからの援助です。医療と介護は制度によりかかることになりそうです。

 クレジットカードをどちらかといえば否定する内容です。わたしも同感です。なるべく現金で払いたい昔人間です。書中にあるとおり、昔は給料は全額現金支給で、領収印を押印していました。(プライバシーなどあるわけもなく、明細を回覧して押印していて、他人の明細も丸見えで返済額までわかる状態でした。それでもなんとも思わなかった、感じなかった麻痺していた時代でした。)。給料全額口座振替になってから、ありがたみが薄れました。なんでもかんでも少額のものでもカードで支払いをしている人をみかけます。後払いの借金をしているように見えます。だからきっとあの人は借金まみれだろうと悪く推定してしまいます。違っていたらすいません。お金も大事ですが信用はもっと大事です。
 書中にも記述がありますが、「ポイント」は、購買意欲をそそるための罠だと受け止めています。ポイントがはやりだしたころ、支払いのたびにポイントカードはと聞かれることが苦痛でした。ポイントはいらないので、さっさと支払いをして次の行動に移りたいという仕事を急ぐ生活でした。いまは、いちいちポイントカードをもっていないことを説明することがめんどうなので、しかたなくポイントカードをもっています。ただ、ポイントを使うと得したなと思うことはあります。

(つづく)

 いろいろな知恵が書かれていて役立ちます。関心がある人は、買って読んでください。
 やはり、なにごとも「整理整頓」は大事です。

 お金を残したかったら、次のものをやめることです。アルコール、飲み会(プラス二次会)、外食、タバコ、車、スマホ、ギャンブル、そして次のことをすることです。共働き、三世代同居、家賃なしの状態をつくる。そして、大事なことは、「健康」でいることです。それらがわかるまでに長い歳月を費やします。以上の点で、著者と意見が対立する部分はあります。同意する点もあります。

調べた単語として、「フリーランス:個人事業主」、「エグゼクティブ:幹部、重役、上級管理職」

 いいなあと思った表現の趣旨です。「いまはとりあえず事務職」、「お金持ちは普段は質素」、「お金は目的ではなくて手段」 参考にさせていただきます。  

Posted by 熊太郎 at 06:21Comments(0)TrackBack(0)読書感想文

2018年06月29日

どんな怒りも6秒でなくなる 安藤俊介

どんな怒りも6秒でなくなる 安藤俊介 リベラル社

 コンビニの書棚で見て購入しました。
 6秒というのは、いち、にー、さん、しー、ごー、ろくですから、その6秒間にどうしたら怒りがおさまるのかを学びます。

 怒りっぽい人はきらいです。そういう自分も怒ることはあります。だれしもそうでしょう。

 まず、ざーっと1回ページをめくりながら全部のページを流し読みします。わたしの実用書の読み方です。さいごのページまでくると全部読んだような気がして気持ちが落ち着きます。
 学校では怒りの静め方は習わないと書いてあります。わたしは、同様に、お金の貯め方とか金融機関の種類とかも習わないと思いつきます。いずれも学校で教えたほうがいい。
 会社に行けば怒れることに次々と遭遇します。家族関係でもそうでしょう。さて、どうしましょう。
 自分の心を休めるために思うこと。相手よりも自分のほうが優位だと落ち着きます。許せます。相手よりも自分のほうがお金をもっている。時間をもっている(寿命が長い)。心の交流が図れる配偶者や子、友人がいる。総じて、「安定」とか「夢」があるということでしかたがないと気がまぎれます。
 相手に期待しない。依存しないもありでしょう。世の中には、決められる人と決められない人の2種類があります。それはどうすることもできません。しかたがありません。あきらめるに限ります。
 「怒れない人が増えている。」という項目が登場しました。たしかに、シカト(無視)する人が増えました。知らん顔です。徹底的に、知らん顔をする人がいます。自分は関係ないのです。
 これしかないと言って怒る人がいます。選択肢は無数にあります。これしかないということはありません。どれを選択しても終わりはきます。終わればたいてい忘れ去られます。
 「怒りを感じられない人が増えている。」という項目があります。病気なのかもしれません。
 
 さて最初に戻って、2回目の本読みをします。最初に「さいごに」の部分を読むと、トレーニングと書いてあります。どんなトレーニングでしょうか。

 いち、にー、さん、しー、ごー、ろく、と心の中で数えて、忘れる。済んだことだとする。もう違う世界にいると思う。あるいは、その場を離れる。それでいこう。

 書いてあることは各各おおせのとおりです。賛同します。
 そして、怒りは、仕事や家庭生活にマイナスとあります。そのとおりです。
 しかし、怒りをためこむわけにはいきません。自分がこわれてしまいます。
 感情的になってはいけません。平常心が大事です。リラックス時が力を発揮できるときです。

 身近な人に当たり散らしてしまう。配偶者であり、子どもであり、部下である。本来は、自分を支えてくれる人なのにです。

 「怒り」を分析して研究する。考える。具体的な対処法を生み出す。怒りに限らずこの手法が使えそうです。言いやすい相手を攻撃してしまう。

 6秒間がまんする。

 愚痴はできる限り言わない方がいいとあります。あまり、深い関係を気づかなくてもいい相手ならそれでいいと思いますが、配偶者とか、親友関係を築きたいときには、「言いたいことは言う。」のほうがいいと思います。「言わなきゃわからない」とか「言ってくれなきゃわからない」ことばかりです。

 自分の怒りを知るためのゲームみたいなアンケートみたいなページがありました。やってみました。当たっています。俺様タイプのライオン型でもあり、がんこなひつじ型でもあります。

 趣旨として、「怒る相手に対しては、おなかに力を入れて踏ん張る。」とあります。わたしも先輩にそう習いました。あとは、慣れです。中途半端な距離にいると怖い。怒っている相手の間近にいるとかえって気持ちが落ち着くということはあります。

 怒りは、人生を楽しむ余裕を奪うというような記述があります。そのとおりです。怒らなくても物事は進行していきます。終わればよしです。自分がなにもしなくても、だれかが出現して代わりになにかをしてくれます。

 性格、人格の遺伝話があり、共感しました。  

Posted by 熊太郎 at 06:26Comments(0)TrackBack(0)読書感想文

2018年06月28日

ルビンの壺が割れた 宿野かほる

ルビンの壺が割れた 宿野かほる 新潮社

 まず、タイトル「ルビンの壺が割れた」の意味を解せませんでした。「パンドラの箱を開けてしまった。」を最初にイメージしました。読んでみて、似たような内容でした。開けてはいけないものを開けてしまった。秘密が暴露された。

 読み終えて、悲しい読後感がある作品でした。なんだか、だまされたような気もします。どうしても、結末が可視状態で見えてしまうものですから、途中でてんまつに気づけてしまいます。読みこむとさらに話は複雑ですが、大量の書物に目を通してきた者にとっては珍しい内容ではありません。結論ありきで進行していく内容でもあります。

 同じ人間が1人称でふたりの人間を表現していることがわかる文章運びです。文章量が多い部分は病的なものを感じます。登場するのは、フェイスブックをやっている結城美帆子と水谷一馬53歳のふたりです。
 手段はいまどきのメールですが、していることは古臭い文通形式です。
 30年前の出来事。書中にもありますが、いまさらという雰囲気があります。

 以下、読書の経過です。
 思い出話が続きます。
 なんのためにこんなことをしているのだろう。
 女性にとっては迷惑だろうに。
 30年前の好意がいまもあるわけか。あまり気持ちのいいものではありません。
 フェイスブックというものがどんなものか知りませんが、実名を出して再会ができるようです。
 SNSの盲点、落とし穴のような気がします。

 水谷一馬の愚痴めいた話が続きます。
 聞かされてもどうしようもありません。
 「メッセンジャー」というのは、アプリケーションソフトなのだろう。
 
 水谷一馬の言葉からは、「自分はいい人だ。だから、周囲にいる人は、自分が何をしても、何を言っても許してくれる。」という甘えが伝わってきます。「依存」があります。実話がヒントになった作品のような気がします。

 途中、結婚式場に来なかった美帆子の理由が気になります。理由は、なかなか明らかになりません。
 幸福感を味わえる内容ではありません。
 30年前のことが続きますが、その後の30年間が空白です。

 120ページ付近の記述はクエスチョンでした。就職難について書いてあるのですが、今は人手不足の時代です。雇用はあるけれど正規社員に就けないということだろうか。

 作者は50代男性のような気がします。

 自己欺瞞:じこぎまん。自分を正当化する。

 もうひとつ、読みながら気になっていたこととして、美帆子はなぜすぐフェイスブックをやめなかったのか。(あとでわかります。)  

Posted by 熊太郎 at 06:04Comments(0)TrackBack(0)読書感想文

2018年06月27日

じっと手を見る 窪美澄

じっと手を見る 窪美澄 幻冬舎

 お気に入りの作家さんです。以前読んだ「青天の迷いクジラ」が映像化されないかと願っているんですが、どうもその様子はありません。
 これは直木賞候補作品です。できるなら受賞してほしい。短編7本の構成となっています。

「そのなかにある、みずうみ」
 まあ、セクシュアルな文脈がいずれの作品でもみられるのですが味わいがあります。年寄りになると悟るのですが、若いときはみずみずしいけれど、老齢に近づくと枯れて水気がなくなってかさかさで残るのはユーモアだけです。
 幼稚園前に両親を交通事故で亡くして祖父に育てられた園田日奈さん24歳介護士のお話です。さみしさがしくしくと伝わってきます。目的を直接的に表現しない手法の作家さんです。

「森のゼラチン」
 ゼラチンとは、ゼリーのもと。コラーゲン。
 今度は、園田日奈の相方(けして恋人ではない)海斗たぶん26歳の語りです。
印象に残った部分として「朝顔の種」、「結婚なんて人生の墓場」
介護施設入所中の高齢者じいさまにお乳をもまれた介護職高島さんの主張において、畑中さん(胸が大きい女性)を表に出す手法は論点がおかしい。悪いのはじいさま。
「トゥイーティー:アニメに登場する黄色い鳥のキャラクター」
クレイジーだけれどおもしろい。

「水曜の夜のサバラン」
 サバランとは、フランスの焼き菓子。プリンみたいな形状のてっぺんに生クリームがのっている。
 新人介護士畑中さんの語りです。(バツ1、元夫が引き取った子5歳男児あり)
 読んでいると気持ちが暗くなる内容です。本人の素行の悪さは貧困から始まり自分の夢を果たせない家庭環境からきている。あわせてグラマラスな肉体に引き寄せられてくる男たちに幸福を壊される。虐待するほうの母親の気持ちが表現されています。悲惨です。記述はすごいなあ。人は哀しい。
 対して、対照的な人物として、真面目で純真、女性としての魅力が低い高島という若い介護士が立ててあります。彼女は自分は正しい、あなたが間違っているの一点張りをする人です。
 本音があって、それを覆い隠すきれいごとがある。おとなだなぁ。幸せってなんだろう。

「暗れ惑う虹彩(くれまどうこうさい。瞳の薄い膜)」
 富士山のことがたいていの短編に登場します。登場人物たちがいまいるのは、山梨県か静岡県だと思いますが、わかりませんし、わかる必要もあまりないような気がします。
 いじめられて登校拒否中の女子中学生が出てきます。児童虐待とか登校拒否のひきこもりなどいまどきの社会問題がこの本の素材です。
 胸に迫った表現の要旨として、「生の終わりの決定権をだれももっていない。」、「死ぬのにどうして生まれてきたの」
 時間の経過をぐっと感じました。

「柘植のメルクマール(つげのメルクマール:常緑低木。中間地点の目印)」
 宮澤(31歳ぐらいの男性)のひとり語りです。生い立ちから現在までの経過です。良くもあり。悪くもあり。
 別居中の妻との関係、浮気のようでそうではない若い女性との関係、それらをとりまく人間関係。金持ちの家に生まれて、貧困な暮らしに転落していく、いっぽう、生まれてからずっと貧しい暮らしの人もいる。
 ランドマークとして、「富士山」、「東京タワー」、防潮堤の記事が出てくるのですが、静岡県浜岡原発付近の新設防潮堤をさすのではないかと察しています。
 人生のランドマークの時期にあるものとしてのメルクマール。この短編の場合、あまりいいものではない。いい時期でもない。
 雑草の強さが、園田日奈(24歳ぐらい)の強さです。
 
「イベントのフライヤー:一枚刷りのチラシ、ビラ」、「曖昧模糊:あいまいもこ。ぼんやりしてはっきりしない。」

「じっと手を見る」
 「清々とした気持ちになる。」。せいせいしたという言い方をしますが、漢字は知りませんでした。新鮮でした。さっぱりした。すっきりした。
 内容は暗い。底の生活です。
 現在(いま)は、人生の途中経過にある。手に皺が年輪のように刻まれていく。

「よるべのみず」
 最後の短編です。
 ベースに介護士の生活がありました。
 排泄の処理はしたくない。赤ちゃんのものはしたことがありますが(自分のこどもだけ)、年寄りのものはしたくない。ましてや、自分がされる側にはなりたくない。排泄処理が目的で施設には入りたくない。
 気に入った表現の主旨です。「毎月第三金曜日の夜に来れる人だけでやる専門学校の同級生会。ゆるいルールの飲み会」、「触れられたくないことをだれもがかかえている。」、「勉強ができても仕事ができなければむなしい」、「なにかに反対することだけがストレス発散の方法」、「体重はあの頃の二倍」、「立ち退き後に残る庭部分の土地はどうするの。」
 住み慣れた古い家を道路拡張の立ち退きで取り壊す。それまでの人生と古い家の存在を重ねる。この短編は、これまでの6本の短編をまとめる内容です。
 「掃き出し窓:庭、ベランダに出ることができる窓」
 未婚、子どもなし、両親すでに死去、祖父母もいない。ひとりぼっちの女子。自分一人で生きていくために必要なものはとりあえず「お金」。
 介護を受けている村松さんの息子俊太郎君の言い分は甘えに思える。彼はドロップアウト(転落者)。
 園田日奈(短編第一編では24歳、七編目の今は30歳過ぎ)は、漂流中にしがみつく材木を「男」と表現する。「私のからだはよるべない:頼りにできる親類縁者がいない。孤独で不安」、「自分のことをよるべないと思う夜」
 「デイルーム:病院、施設の面会部屋、娯楽室、談話室」、「しろつめ草:多年草」
 場所は富士急ハイランドの近くだろうか。
 「朝顔」、第二編森のゼラチンで登場した朝顔が、伏線として、ここで再登場します。
 いい終わり方です。しみじみとしました。暗い話ですがいい小説でした。物語は6年間かけてできあがっています。  

Posted by 熊太郎 at 06:44Comments(0)TrackBack(0)読書感想文

2018年06月26日

新版 小説を書きたい人の本

新版 小説を書きたい人の本 誉田龍一(ほんだ・りゅういち) 校條剛(めんじょ・つよし) 成美堂出版

 1000本の読書感想文を書いたら1本の名作を書き残したいという夢があります。ブログ開設後9年間が経過して、感想文が念願の1000本に達した2016年の終わりごろから小説を書き始めました。
 この本では賛同する部分とそうかなと疑問をもつ部分があります。それから、参考になる役立つ部分があります。簡単に感想を書いてみます。

〇賛同すること
 浮かんだアイデアは記録する。
 ストーリー展開はすでに出尽くしている。

〇そうかなと疑問に思ったこと
 才能はいらない。秘訣がいる。(才能とか経験はいると思います。)
 毎日、朝書く。(朝は無理な人もいます。)
 書きたいと思ったらすぐ始める。(本職の仕事をしているとむずかしい。)
 視点、一人称の部分(ここには書きません。)

〇役立つ部分
 角田光代さん、辻村深月さん、誉田哲也さんのインタビュー記事
 文学賞への応募のしかた
 サイドストーリーの設定
 欠点のある主人公
 脇役の活用

 この本は、小説を書く教室で使用するテキストとなっています。
 自分自身は教室へ通うことはないので、まずは、どんどん書いてみて、書きながらこの本を参考にしてみます。  

Posted by 熊太郎 at 05:42Comments(0)TrackBack(0)読書感想文

2018年06月25日

俺つしま おぷうのきょうだい

俺つしま おぷうのきょうだい 小学館

 漫画です。本屋で最初の章だけ読んでおもしく、購入しました。(あとで読んだら第2話でした。)兄と妹が作成し、ネットで掲載から書籍化となっている本だそうです。絵は不気味な部分もありますが、最初の章はありえることでしみじみしました。人間ドキュメント作品かもしれません。いまから、読みます。

(つづく)

 猫ブームです。同時進行で、「猫は抱くもの」作大山淳子を読んでいます。そちらは6月から映画が公開されるそうです。

 「つしま」は野良猫の名前で、天然記念物つしまヤマネコ似に由来しています。よく似ています。

 カバーをはいだところにある表紙にマンガが描いてあります。猫に忍者の装束を着せようとしていますが猫が無視します。その日、たまたま道を歩いていて、その日はリサイクル古着の回収日で、「衣類以外は出さないでください。」と注意書きがしてありました。衣類以外に何が古着で出るのだろうかと疑問をもっていたら、毛布が出されていました。このマンガの絵をみていてその記憶につながりました。

 登場人物の「おじいちゃん」は、じつは女性で、「おばあちゃん」です。公営住宅の一室を猫屋敷にした40代女性が裁判で立ち退き明け渡しを要求されたと最近のニュースで知りましたが、このマンガはそのたぐいの人の側から書いたほのぼのものです。

 イスがないのにあると思って座ったら転倒した絵があります。自分自身ホテルのバイキング朝食会場で体験したことがあります。かなり恥ずかしいです。

 猫から人間を観察した(人間をみくだした)部分が毒舌で、このマンガの持ち味です。

 猫の写真があります。猫は巨大です。
(どうも、猫シッター世話係の女性がカメラマンのようです。)

 飼い主の愛が重いと猫が訴えています。おもしろい。

 写真のように写実的な絵です。

 「シシド・カフカ:モデル、ドラマー、歌手」猫カメラマンが似ているそうです。

 人間と猫の意思疎通のなさがおもしろい。猫の気持ち、人間知らず。

 暗闇の中で、掃除機を猫と勘違いしたシーンは笑いました。

 猫好きのおじいさん(じつはおばあさん)は孤独です。

 猫の獲物の姿は気持ち悪い。

 124ページの絵は美しい。

 高齢者介護の本を読み終えたような読後感がありました。  

Posted by 熊太郎 at 06:17Comments(0)TrackBack(0)読書感想文