2018年06月25日

俺つしま おぷうのきょうだい

俺つしま おぷうのきょうだい 小学館

 漫画です。本屋で最初の章だけ読んでおもしく、購入しました。(あとで読んだら第2話でした。)兄と妹が作成し、ネットで掲載から書籍化となっている本だそうです。絵は不気味な部分もありますが、最初の章はありえることでしみじみしました。人間ドキュメント作品かもしれません。いまから、読みます。

(つづく)

 猫ブームです。同時進行で、「猫は抱くもの」作大山淳子を読んでいます。そちらは6月から映画が公開されるそうです。

 「つしま」は野良猫の名前で、天然記念物つしまヤマネコ似に由来しています。よく似ています。

 カバーをはいだところにある表紙にマンガが描いてあります。猫に忍者の装束を着せようとしていますが猫が無視します。その日、たまたま道を歩いていて、その日はリサイクル古着の回収日で、「衣類以外は出さないでください。」と注意書きがしてありました。衣類以外に何が古着で出るのだろうかと疑問をもっていたら、毛布が出されていました。このマンガの絵をみていてその記憶につながりました。

 登場人物の「おじいちゃん」は、じつは女性で、「おばあちゃん」です。公営住宅の一室を猫屋敷にした40代女性が裁判で立ち退き明け渡しを要求されたと最近のニュースで知りましたが、このマンガはそのたぐいの人の側から書いたほのぼのものです。

 イスがないのにあると思って座ったら転倒した絵があります。自分自身ホテルのバイキング朝食会場で体験したことがあります。かなり恥ずかしいです。

 猫から人間を観察した(人間をみくだした)部分が毒舌で、このマンガの持ち味です。

 猫の写真があります。猫は巨大です。
(どうも、猫シッター世話係の女性がカメラマンのようです。)

 飼い主の愛が重いと猫が訴えています。おもしろい。

 写真のように写実的な絵です。

 「シシド・カフカ:モデル、ドラマー、歌手」猫カメラマンが似ているそうです。

 人間と猫の意思疎通のなさがおもしろい。猫の気持ち、人間知らず。

 暗闇の中で、掃除機を猫と勘違いしたシーンは笑いました。

 猫好きのおじいさん(じつはおばあさん)は孤独です。

 猫の獲物の姿は気持ち悪い。

 124ページの絵は美しい。

 高齢者介護の本を読み終えたような読後感がありました。

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