2024年08月23日

米がない!

米がない!

 三週間ぐらい前、いつも行くスーパーのお米の棚にはたくさんのお米が並べて重ねてありましたが、いつの間にか、棚はからっぽになってしまいました。
 そのときは、いつも買う北海道の、『ゆめぴりか』が棚になかったので、それが入荷されたら買うことにしました。(今思うと、そのときに、どの銘柄でもいいから買っておけばよかった…… 米びつには、あと三日分ぐらいのお米しかありません)

 数日前に、今、日本では、米が品不足になっていることに気づきました。
 びっくりしました。
 もうずいぶん昔に、冷夏で米が不作のため、タイ米が販売されたことがありましたが、今回のコメ不足は理由がはっきりしません。買占めがあったことは事実だと思います。南海トラフ地震対策だろうか。

 主食の米がなかったらどうしたらいいのか。
 パンを食べるか。三食パンはつらい。
 乾麺のうどんなら大量に備蓄があります。うどんを食べるか。毎日は飽きる。
 スーパーで見ると、さとうのごはんとか、お餅は売っています。
 でもやっぱり炊いたごはんを食べたい。お刺身は、ごはんと食べたい。お肉もやっぱりごはんと食べたい。
 
 毎日いつものスーパーをのぞいていましたが、棚はからっぽのままです。
 よそのスーパーに行ってみるか。(でもたぶん棚はからっぽだろう)

 さきほど、帰宅した妻が、米を見つけた! すぐ行こう!と声をかけてきたので、ダッシュで、車でふだん行ったことがないスーパーまで行って、10kgを買ってきました。(ほっとしました)
 入荷されたばかりの三重県産の新米です。あっという間に売れてしまうのでしょう。

 食堂とか、お弁当屋さんとか、おにぎり屋さんとか、苦慮されているに違いない。

(追記:翌日のこと)
 いつもいくスーパーのお米の棚に米の袋が積み重ねてありました。
 アメリカ産のお米でした。
 長いこと生きてきましたが、アメリカ産のお米を見たのは初めてです。
 びっくりしました。  

Posted by 熊太郎 at 16:13Comments(0)TrackBack(0)熊太郎の語り

2024年08月23日

モテキ 邦画 2012年

モテキ 邦画 2012年(平成24年) 1時間58分 動画配信サービス

 むかし、チラリとタイトルを聞いたことがありますが、観るのは初めてでした。
 う~むという内容でした。

藤本幸世(ふじもと・ゆきよ):31歳男性。ニュースサイトのライター。暗い性格の男性でした。彼を中心において、複数の女性が彼と付き合うわけですが、浮気や不倫のように、同時に複数と関係をもつわけで、それなりにトラブルが発生します。
 藤本くんのひとり語りで(ひとりごとのようなもの。二重人格です。たてまえと本音があります)、ストーリーは進行していきます。悶々とする男です。(もんもん:ああでもないこうでもない)。常にイライラしています。話し方が荒っぽい。勢いはある。早口で、強い口調で、自分の意見を相手に押し付け気味な話し方をします。異性にもてるタイプではありませんが、この映画ではもてます。ゆえにモテる時期だから、『モテ期(異性にもてる時期)』というタイトルなのでしょう。観終えた感想としては、『モテキ』というよりも、『発情期』のような内容でした。冷静になってみれば、キモイ(気持ちが悪くなるような)キャラクター(個性設定)です。こういう男性っているのでしょう。
 
 音楽映画です。ときおり、曲がしっかり流れます。
 軽い感じが心地よかったときもありました。
 にぎやかでノリノリなときもありますが、ラスト付近は暗い雰囲気でした。
 カラオケ映像のような映像がたくさん流れました。
 藤本幸世役の森山未來さん(もりやまみらいさん)は、ダンサーだからダンスも踊ります。とても美しい姿勢ときれいなダンスです。ミュージカルみたいです。

 有名な俳優さんたちがたくさん出ておられました。
 みなさん熱演されていましたが、筋書きがうまくなかった。

 藤本幸世のまわりには、ひどいことをする人がいっぱいいます。
 一般的には、人付き合いを避けたほうがいい人たちです。
 まあ、むちゃくちゃです。
 男尊女卑な世界があります。
 女性を男性の飾りとする志向です。
 巨乳とか、性的な話が多い。胸の谷間が強調されます。
 男はおっぱいに弱いのです。女性の胸の谷間に目がいくのですが、女性のほうが意図的に胸の谷間を見せたりもします。
 男女は気持ちのつながりがだいじだというようなセリフも出てくるのですが、全体的に、気持ちよりも見た目でラブです。まあ、そんなふうで結婚したら、うまくいかないでしょう。結婚後の生活はたいへんなのです。こどもが生まれるとさらにたいへんです。
 女性が言います。『女は、こどもが産める時期がある(女は男子からの求婚を待っている時間に限界がある。いつまでも求婚して来ない男とは付き合いを続ける理由がない)』
 
 節目、節目で、リリー・フランキーさんが出てきますが、役柄の設定として、いい人とは思えません。
 登場人物の人たちは、ときおり、相手を侮辱(ぶじょく。ばかにする)する言葉を相手に平気でぶつけます。
 侮辱に対して、ヘラヘラしていてはいけません。抗議しないとなめられます。
 登場している人物たちの性格のどこがいいのかわかりません。
 ふたりの女性を比較することは良くないことです。
 性格の不一致らしい話がありますが、じっさいにふたりで生活してみると、逆に、性格が違うからいいと感じることもあります。『同じ』だと、新しい体験ができにくいということはあります。知らない世界を知らないままに長い人生を過ごすことになります。
 だれと結婚しても、お互いにイヤなことはあります。なにかひとつでも相手に尊敬できるところがあれば、長く付き合えるということはあります。バラエティ番組『旅猿』で岡村隆史さんがいいことを言っていました。人と旅をすると相手のイヤなところがたくさん見えてくるけれど、許容することで、仲間意識が生まれてくる。許容(きょよう):受け入れる。

 観ていて、相手の心を平気で傷つけるような言葉を(セリフですが)、平気で出す映画なのかと思いました。

 役として、藤本幸世からふられるほうの女性のほうの役のほうが、やりがいがあります。
 これは、男性の映画ではなく、強くなる女性のほうを応援する映画ではなかろうか。
 
 グズグズとした男性主人公です。
 仕事をもう辞めると言います。
 わたしが、若いころに先輩から教わったことです。『仕事というものは、辞めてはいけない。相手が辞めてくれと言ったら考えるが、それでも辞めない。仕事というものはそういうものだ。給料が安いは仕事を辞める理由にはならない』
 とにかく、お金をもらって、もらったお金の範囲内で生活していかねばならないのです。

 同時期に複数の異性と付き合う人は、いい人ではありません。
 不倫をする人に、いい人はいません。
 近づかないほうがいい。
 自分は感情移入ができない映画でした。
 人の家庭を壊しておいて、ひどい人たちです。

 後半は暗かった。
 『出会いたくなかった』
 男は、ストーカーですな。
 なんだかなあという作品でした。
 映画のつくりかたが荒いんじゃなかろうか。
 感動できません。演者は熱演でしたが、心が動きませんでした。
 丸くおさまってはいない終わりかたでした。