2024年08月15日
観劇 ピーターパン 名古屋御園座(みそのざ)
観劇 ピーターパン 名古屋御園座(みそのざ)
自分がまだ小学校低学年のときに、絵本でピーターパンを知りました。
もう半世紀以上前のことです。
今回は小学校低学年の孫たちと観に行きました。
『ピーターパンとは何?』と聞くので、妖精のようなもので、ちびっこたちといっしょに冒険するんだと教えてやりました。ワニに手首を食べられたフック船長のグループとピーターパンのグループが闘う(たたかう)のです。
初代のピーターパン役は、榊原郁恵さんでした。
榊原郁恵さんがデビューされたときに、職場の独身寮で隣の部屋に住んでいたK君に誘われて市民会館へコンサートに行ったことがあります。K君は郁恵さんのファンで、その後も誘われて2回観に行きました。
郁恵さんは、ご主人の渡辺徹さんが2022年(令和4年)ご病気で亡くなってしまいました。
長い時が流れました。
その後、K君とは交流がなくなり、今はどこでどうしているのか、もうわかりません。たしか、岐阜県の山奥の出身でした。
次の写真は、ステージに降りている幕です。
この幕の向こうがステージです。
感想をちょろちょろと落としておきます。
きれいな舞台です。
舞台装置は、色鮮やかで、光は輝き、ピーターパンと三人のこどもたちは、ダイナミックな動きで空中を飛びます。
幻想的でもあります。
冒険の服装を始め、登場人物たちの各種衣装がなかなかいい。
音楽とダンスの世界です。
動きはすばやい。
筋書きはわかりにくい。
観客の感情を誘導して盛り上げようとしているのですが、何かが足りない。
盛り上がりません。
観客の気持ちが引いている。
7月に東京明治座で松平健さんの『暴れん坊将軍劇(あばれんぼうしょうぐんの劇)』とそのあとの歌謡ショーを観たのですが、マツケンサンバでは明治座が揺れるほどの熱狂で盛り上がりました。観客の気持ちがのっていました。観客席のサンバ棒が暗い中、光輝きながら右に左に大きく揺れていました。観客のノリが良かった。
ピーターパンのほうの観客は冷めて(さめて)いました。演者に合わせて歌や手ぶりをしていたのは、観客全体の半数以下でした。なにかしら、気持ちがのりにくい雰囲気がありました。
ピーターパンが観客に向かって、何度も、『信じる?』という呼びかけをするのですが、観客は無言なのです。なにかが足りないのと、観客自身にもどこかしら不思議な雰囲気がありました。神妙に座っていて、おとなしく、みなさんは、何をしにここにきたのだろうかという疑問をわたしはもちました。
舞台構成内容はけっこうにぎやかで充実していたと思います。迫力もありました。それでも、なにか工夫がいるのでしょう。観客のほうもファンならアクション(体の動きや声出し)が必要です。舞台芸術や娯楽の雰囲気は、演じる者と観る者との双方の協力でつくるものです。4割ぐらいの観客が歌とダンスの時には、声を出したり、両手を動かしたりして、アクションやポーズをとっていました。わたしたち夫婦はそうやってエンジョイしていましたが、孫たちはびっくりしたようすで固まっていました。なかなかむずかしいものです。
フック船長も空中を飛ぶとおもしろいのにとふと思いつきました。
コケッコーのニワトリの鳴き声が良かった。
森人(もりびと)たちや、海賊たちの動きも良かった。
基本は対決シーンの連続です。
そして、おとなになりたくない、ずっとこどもでいたいピーターパンです。
劇中のこどもたちは、やがておとなになっていきます。
人間がこどもでいられる期間は案外長くはありません。
そのへんの理屈の表現がむずかしい。
考え込むと、ステージ上が、深刻で暗い雰囲気になってしまいます。
ピーターパンのポイント(けしておとなにはならない)だから変えることもできないのでしょう。
それでもわたしは、観劇に来て良かったと思いました。
楽しい時間でした。
『アッア・アッアアーー』という掛け声が良かった。
何度もみんなで復唱しました。
まだ十代、高校生のころ、こういうことをする仕事につきたいと思っていましたが、生活していくためにあきらめました。
しかたがありません。それで良かったと思っています。
三幕あって、幕間休憩が各15分間の2回、全体で2時間40分ぐらいの公演でした。
男子トイレはスムーズに利用できました。
女子トイレは、行列は長いけれど、個室がたくさんあるので、トイレに入ってからはスムーズに利用できたそうです。だから、あせる必要はないそうです。
なお食事は座席でできます。
自分がまだ小学校低学年のときに、絵本でピーターパンを知りました。
もう半世紀以上前のことです。
今回は小学校低学年の孫たちと観に行きました。
『ピーターパンとは何?』と聞くので、妖精のようなもので、ちびっこたちといっしょに冒険するんだと教えてやりました。ワニに手首を食べられたフック船長のグループとピーターパンのグループが闘う(たたかう)のです。
初代のピーターパン役は、榊原郁恵さんでした。
榊原郁恵さんがデビューされたときに、職場の独身寮で隣の部屋に住んでいたK君に誘われて市民会館へコンサートに行ったことがあります。K君は郁恵さんのファンで、その後も誘われて2回観に行きました。
郁恵さんは、ご主人の渡辺徹さんが2022年(令和4年)ご病気で亡くなってしまいました。
長い時が流れました。
その後、K君とは交流がなくなり、今はどこでどうしているのか、もうわかりません。たしか、岐阜県の山奥の出身でした。
次の写真は、ステージに降りている幕です。
この幕の向こうがステージです。
感想をちょろちょろと落としておきます。
きれいな舞台です。
舞台装置は、色鮮やかで、光は輝き、ピーターパンと三人のこどもたちは、ダイナミックな動きで空中を飛びます。
幻想的でもあります。
冒険の服装を始め、登場人物たちの各種衣装がなかなかいい。
音楽とダンスの世界です。
動きはすばやい。
筋書きはわかりにくい。
観客の感情を誘導して盛り上げようとしているのですが、何かが足りない。
盛り上がりません。
観客の気持ちが引いている。
7月に東京明治座で松平健さんの『暴れん坊将軍劇(あばれんぼうしょうぐんの劇)』とそのあとの歌謡ショーを観たのですが、マツケンサンバでは明治座が揺れるほどの熱狂で盛り上がりました。観客の気持ちがのっていました。観客席のサンバ棒が暗い中、光輝きながら右に左に大きく揺れていました。観客のノリが良かった。
ピーターパンのほうの観客は冷めて(さめて)いました。演者に合わせて歌や手ぶりをしていたのは、観客全体の半数以下でした。なにかしら、気持ちがのりにくい雰囲気がありました。
ピーターパンが観客に向かって、何度も、『信じる?』という呼びかけをするのですが、観客は無言なのです。なにかが足りないのと、観客自身にもどこかしら不思議な雰囲気がありました。神妙に座っていて、おとなしく、みなさんは、何をしにここにきたのだろうかという疑問をわたしはもちました。
舞台構成内容はけっこうにぎやかで充実していたと思います。迫力もありました。それでも、なにか工夫がいるのでしょう。観客のほうもファンならアクション(体の動きや声出し)が必要です。舞台芸術や娯楽の雰囲気は、演じる者と観る者との双方の協力でつくるものです。4割ぐらいの観客が歌とダンスの時には、声を出したり、両手を動かしたりして、アクションやポーズをとっていました。わたしたち夫婦はそうやってエンジョイしていましたが、孫たちはびっくりしたようすで固まっていました。なかなかむずかしいものです。
フック船長も空中を飛ぶとおもしろいのにとふと思いつきました。
コケッコーのニワトリの鳴き声が良かった。
森人(もりびと)たちや、海賊たちの動きも良かった。
基本は対決シーンの連続です。
そして、おとなになりたくない、ずっとこどもでいたいピーターパンです。
劇中のこどもたちは、やがておとなになっていきます。
人間がこどもでいられる期間は案外長くはありません。
そのへんの理屈の表現がむずかしい。
考え込むと、ステージ上が、深刻で暗い雰囲気になってしまいます。
ピーターパンのポイント(けしておとなにはならない)だから変えることもできないのでしょう。
それでもわたしは、観劇に来て良かったと思いました。
楽しい時間でした。
『アッア・アッアアーー』という掛け声が良かった。
何度もみんなで復唱しました。
まだ十代、高校生のころ、こういうことをする仕事につきたいと思っていましたが、生活していくためにあきらめました。
しかたがありません。それで良かったと思っています。
三幕あって、幕間休憩が各15分間の2回、全体で2時間40分ぐらいの公演でした。
男子トイレはスムーズに利用できました。
女子トイレは、行列は長いけれど、個室がたくさんあるので、トイレに入ってからはスムーズに利用できたそうです。だから、あせる必要はないそうです。
なお食事は座席でできます。