2024年08月11日

お墓について考える。

お墓について考える。

 終活の話です。終活(しゅうかつ):自分が死んだあと、残った親族の負担を軽くするために、自分が生きているうちに準備しておくこと。

 わたしがこどもの頃は、お墓参り(おはかまいり)によく行きました。
 日本人は全員が、お墓参りをするものだと思いこんでいました。
 自分が成人したとき、世の中には、お墓参りをしたことがない人や、数回しかしたことがない人が、けっこういることを知ってびっくりしました。

 お墓参りというものは、(だいたいが)長男・長女の立場に近い人の家族がするものだとわかりました。
 祖父母と孫の関係をよくみると、長男・長女のこどもと祖父母の交流は深いものがありますが、兄弟姉妹の下の方にいくと、祖父母と孫の交流が薄くなります。お互いが遠方に住んでいるとなおさらです。

 時代背景もあって、いろいろ考えて、我が家は、自分たち夫婦が入るお墓はつくらないことにしました。

 こどもたちに、お寺さんに納骨してもらって、供養してもらいます。
 お墓参りがなくても、たまに思い出してもらえばそれでいいです。
 子孫(しそん)のみんなが元気で健やか(すこやか)なら、それでいいのです。  

Posted by 熊太郎 at 06:32Comments(0)TrackBack(0)熊太郎の語り