2024年03月12日

イチケイのカラス 邦画 2023年

イチケイのカラス 邦画 2023年(令和5年) 1時間58分 動画配信サービス

 同名のドラマがあったようですが、自分は知りません。
 タイトルの意味は、東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称イチケイ)で、カラスというのは、裁判官が羽織るマントのことだろうと推測しました。調べたら『ヤタガラス』というカラスもからんでいるようです。裁判官を扱ったドラマです。
 登場人物も内容も前知識なしで映画を観ました。
 始まってしばらくして、数日前に、ミュージカル『トッツィー』の舞台でご本人を見た山崎育三郎さんが出てきたのでびっくりしました。検察官の役回りでした。
 黒木華さん(くろきはるさん)は、あいかわらず凄み(すごみ。威圧感)のあるいい演技をされていました。

 内容は、う~むというものでした。
 あきらめなければならないことを、感情的になって、あきらめきれないという湿った気持ちを前面に出したものでした。

 町の基幹産業で、化学物質による土壌汚染という公害が発生するわけですが、そのことが明るみに出ると、町民の雇用の場が失われるわけです。ゆえに、健康被害が出ていても、関係者全員で、そのことを隠蔽(いんぺい。隠す。なかったことにする)するわけです。

 昔、高度経済成長期に、お金と命を比較して、お金もうけを優先した時代がありました。もう、今はそういう時代ではありません。

 また、産業革命のように、繁栄していた事業が衰退した時代がありました。昭和30年代から昭和40年代に日本国内では、たくさんあった炭鉱が閉山して、炭鉱町に住んでいた炭鉱労働者の家族らが町を離れました。
 小中学校だと、200人以上の小中学生が、短期間でよその土地へと転校して行きました。
 わたしは、こどものころ、父親が鉱山労働者だったので、見送られる立場になったこともあるし、見送る立場になったこともあります。
 しかたがないのです。大きな力にはさからうことができないこともあります。

 映画では、裁判官や弁護士には見えない人たちが役を演じています。裁判官や弁護士には見えないけれど、役者には見えます。
 裁くほうの(さばくほうの)裁判関係者たちはどの人も、その町では、一時的な滞在者です。(人事異動があるから)。地元の人間から見れば、『よそ者』です。内容は、現実からは乖離(かいり。かけ離れた)した内容でした。

 『正義とは』という大きなテーマがありますが、彼らは、いずれ、その町からいなくなる人たちです。彼らが強く主張する正義は、力の弱い内容でした。
 正義がとおっても、犠牲がともないます。町の人たちが安定的に雇用される場所をつくらねばなりません。熊本県にできた台湾が経営する会社の半導体工場群のようなものをつくって、現地に住む人たちの生活を確保、保障しなければなりません。

 娯楽作品にしては、内容が暗かった。
 最初のうちは、元気がいい、活気がある画面でしたが、だんだん尻すぼみで暗い雰囲気になっていきました。
 言葉数が多い脚本でした。演説です。長い演説です。言葉でメッセージを伝えようとする映画でした。言葉数が多すぎる映画でした。
 
 青々と輝くたんぼの稲の間にある道を黒木華さんが自転車で、スピードをあげて、さっそうと走る姿がかっこよかった。
 
 マンガ本を読んでいるようでもありました。
 映像に出てくる人たちは野球をやるのですが、見た目が、野球をやるような人たちには見えませんでした。
 ギャグの連発のようでもあります。コメディマンガのようなシーンもあります。
 BGM(バックグラウンドミュージック)で引っ張るように話を進めていく手法です。自分の好みではありません。
 
 国の大臣が出てきました。大臣ならなにをやってもいいのか。
 立法府の人間が、司法の人間に圧力をかけて、判決をゆがめようとします。人事権にも介入してきます。それはそれで、大臣の罪ではなかろうか。なんだか、最近の政治家の不祥事を思い出します。

 工業廃水に有害物質が含まれている。昔あった水俣病(みなまたびょう)とか、イタイイタイ病を思い出しました。
 『環境汚染なんてないんですよ』(とんでもない大臣です。化学物質による土壌汚染があることを知っていて、自分や自分たちのグループの利益のためにそんなことを言うのです)
 立法と司法が組んで、国民をコントロールするのは違法なのではないか。三権分立に反します。
 裁判官が変えられてしまいました。

 基本的に、黒木華さんが語る相手を変えながらのふたり芝居が続きます。
 緑色の衣装を着た踊りのチーム二十人ぐらいが環境保護を訴えます。ちょっときもい。威圧感があります。
 お金と命とどちらが大事なのか。公害問題です。さきほども書きましたが、お金のほうが大事な時代がありました。
 町の基幹産業の会社には、だれもさからえないという言葉があります。
 弁護士の自宅が放火されました。(そこまでやるだろうか)
 根っこが違うような気がします。
 今回の題材は、『正義』の話ではありません。
 法律ゴロ(金をたかる)の話があります。法律は不完全でわかりにくい理屈がある。どうにでも結果を変えられる。ゆえに悪用できる。
 頑固(がんこ)であることが、美化されています。(つまらない)
 
 船内汚染の状況がわかりにくい。お酒の瓶(びん)がまぎらわしい。誤解を生むようにつくられています。
 汚染物質は、有機フッ素化合物です。
 
 裁判所関係者たちの合言葉として、『しかるべく(積極的に同意はしないが、裁判所の判断には従う)』。庶民は、がまんはしません。同意しないときは徹底的に同意しません。
 
 国益って何だろう。
 便利さで豊かになったことで、失ったものも多い。(職人の技術が機械化されて、最前線にいた職人が減り、人間を雇用する場が減った。法人組織を運営する上層部の人間たちが、とても豊かになった)
 
 う~む。歌でごまかしてあるような終わりの部分のつくりでした。  

2024年03月11日

東野&岡村の旅猿24 福岡でくっきー!の旅

東野&岡村の旅猿24 プライベートでごめんなさい 福岡でくっきー!の考えたやりたい事をやろうの旅 hulu(フールー)

 映像に出てくる寺院で、大きな仏様が横になって、右手で頭を支えている像は、以前、車の中から何度か見たことがあります。
 鉄道の車窓からではなかった記憶です。鉄道だと、『福北ゆたか線(わたしが中高生のときに利用していた昔は、「篠栗線ささぐりせん」と言っていた記憶です。福北ゆたか線の意味は、福岡から北九州ということでしょう)』、寝ている仏像を見ることができるのは、道路のほうで、八木山峠(やきやまとうげ)ではないほうのルートで(八木山バイパス)、トンネルをくぐって博多方向だと右手、反対向きに走れば左手方向に、里山の中腹に、寝そべった仏像が見えました。

 その場所に(南蔵院涅槃像なんぞういんねはんぞう)に到着した時に、くっきーさんが、自分はここに来たことがあると、初めてそのことに気づいたように発言したことが不可解でした。
 くっきーさんのお勧めで、旅猿レギュラーのふたりをこの場所にという流れだったので、かんじんのくっきーさんがそこに行くことを知らないということはおかしいわけで、思うに、くっきーさんは、パワースポットに行きたいという希望をスタッフに言っただけで、場所はスタッフが探したという経過なのだろうと思ったのでした。

 寺院で時間を過ごしたあと、元芸人だった人が自営でやっているラーメン店を訪れました。
 おいしい博多ラーメンでした。
 店長さんも含めて、みなさん仲がいい。にぎやかでいい雰囲気でした。
 岡村隆史さんが、この仕事を80歳ぐらいまではやりたい。そのために健康でいたい。そんな話をされました。80歳までほぼ健康でいることは、けっこうむずかしいです。

 次回は、理容室へ行って、くっきーさんが、ユニークな(独特な)ヘアカットをしてもらうようです。

(つづく)

 あいにくの雨空が続きます。
 岡村隆史さんの運転で移動します。レンタカーです。

 理髪店を訪れて、三人で散髪です。
 くっきーさんが、フライパンがのっているようなヘアスタイルにしました。
 頭のてんぺんだけ髪の毛を丸くする。
 仕上げのときに、くっきーさんの頭に、金属のボウル(台所用品)をかぶせて整えます。びっくりしました。キャラ弁当みたいなヘアスタイル(海苔がのっている)と東野さんが冷やかします。

 髪型の話をする三人は、小学生の坊主たちのような会話です。にぎやかな笑いが続きます。髪の色とかヘアスタイルの話です。
 バリカンで短くした部分は、さわると気持ちよさそうです。
 なんといいますか、芸人さんのヘアスタイルです。

 次は、くっきーさんが、にがてな納豆を食べることに挑戦です。
 催眠術師が出てきて、くっきーさんに催眠術をかけて、目の前の納豆パスタに挑戦しましたが、失敗しました。やっぱり食べられないそうです。まあ、そんなもんでしょう。
 納豆を、くっきーさんが好きな「ごぼう」と錯覚させようとする催眠術でした。
 くっきーさん『ああ、ダメダ(食べられない)』(見ていて、なんじゃらほいでした)

(つづく)
 
 最終話になりました。
 DIY(ドゥ・イット・ヨアセルフ)です。工房にて、自作で木製のイスをつくります。そのあと夕食として、焼き鳥のお店に行き、とりかわをつまみにビールをくみかわします。たぶん、ロケが終わると、福岡空港から羽田空港へ飛行機で移動するのでしょう。お疲れさまです。
 熊太郎は、自分が中学生のときに、技術・家庭科の授業で木製のイスを手づくりしたことを思い出しました。自分は変わり者だったので、学校で配布される標準的な材料を使わず、自分で設計図をつくって、地元の材木屋さんに頼んで部品となる木材の板などをつくってもらって、授業で組み立てて提出しました。何人かがそういう手法をとりました。先生はOKしてくれました。板のお金は自分のお金で払ったという記憶です。そんなに高くなかった。

 イスづくりでは、『ビートルズ』→『(くっきーさんが描いた絵が)笑点の大喜利(おおぎり)でざぶとん運びをしている山田隆夫さんの似顔絵だった』→『ずうとるび』の流れの話がおもしろかった。笑いました。そのことがわかるのは年配者です。

 くっきーさんは、まじめな人でした。
 こだわりが強い。好き嫌いがある。
 東野・岡村さんのおふたりは、くっきーさんに、ぜひまた出演してほしいと依頼していました。
 くっきーさんは、名古屋の『ひつまぶし(ウナギのかば焼きを細かく切ってあります)』を1日のうちに何回も食べて、ひつまぶしの食べ比べをしたいそうです。その提案には、岡村さんが難色を示していました。
 放送される旅猿の映像をよく見ていると、ロケ先の食事では、東野さんも岡村さんも意図的に食べ残しをしている気配があります。健康管理のためでしょう。毎日おいしいものをたくさん食べていたら体に良くないでしょう。自分は見ていませんが、岡村さんは、ゴチになりますという番組で、高級料理を食べておられます。ぜいたくは、体には毒なときもあります。
 くっきーさんは、名古屋のひつまぶし食べ比べが無理なら、次回は、山の中でモンスターカーを運転したいそうです。車の運転が好きだそうです。またいつかその姿を見られるかもしれません。

(その後)
 テレビ番組『アメトーク』のゲストでくっきーさんが出ているのを見ました。
 そのときのテーマは、『幼馴染と組んでる芸人(おさななじみとくんでるげいにん)』でした。おもしろかった。
 みなさんのやりとりを見ていて、くっきーさんは、心優しい人で、笑いを生むための声かけがじょうずな人であることがわかりました。ごつい見た目と人間の中身は違います。

(さらにその後)
 先日、日曜日夕方の番組、『笑点』を見ていて気づいたことがあります。
 旅猿福岡編のなかで、くっきーさんがチャレンジしたヘアスタイルは、笑点の桂宮治(かつら・みやじ)さんのヘアスタイルと似ています。

(追記です。福北ゆたか線(篠栗線)駅のこと)
 2024年(令和6年)6月末から7月初めにかけて用事があって、ひとりで福岡県を訪れました。
 この番組で紹介されていた涅槃像(ねはんぞう)の近くにある駅で列車が停車しているときに、この番組のことを思い出しました。
 あいにくの雨でしたが、そういえば、番組の時も雨が降っていました。
 列車の車内は外国の人が多い。観光客というよりも、この路線沿線に住んで、働いてという人が多いように感じました。男性もいるし、女性もいます。
 東南アジア系の人、中近東の人、米国人、フィリピン人、ブラジル人、外国の人はよくしゃべります。話し声が多い。こどもさんもいます。もちろん日本人のおじいさんもいます。車内はそれほど混んでおらず、おじいさんは、ポテトチップをつまみながら缶ビールを楽しんでおられました。
 大都市部を走る車両と違って、気持ちがのんびりゆったりできるのがいい。

(追記 2024年(令和6年)9月)
 用事があって福岡県を訪れたおりに、旅猿の映像で見た横になっている大仏さんを見学してきました。
 恐くて(こわくて)、厳しそうな表情をしているのかと思って行きましたが、とてもお優しい(やさしい)表情で、心がほっとしました。







 現地は大仏前の広場が工事中でしたが、よく見えました。  

2024年03月08日

正直不動産 NHKドラマ 2022年放送分 全10話

正直不動産 NHKドラマ 2022年放送分(令和4年) 全10話 動画配信サービス

 いつも長い感想を書いていますが、今回は、短く書くよう、挑戦してみます。
 全部で10話ですが、だいたい毎日1本のペースで、ほかごとをしながら視聴をしていました。
 家族からおもしろいドラマがあると聞いて観てみました。
 今は、シーズン2が放送されているようです。

 まじめなドラマだと思いました。
 固い信念があります。
 長いこと生きてきたので、不動産取引(売買・賃貸借)の体験が何度かあり、ドラマの内容は、だいたい理解できます。
 土地家屋という財産ですから、大きなお金が動きます。
 きちんとやるように心がけていても、取引内容で、思うようにならないことが多々あることでしょう。

 神さま仏さまのバチがあたったのか、主人公の不動産仲介マン長瀬財地(ながせ・さいち)が、(顧客(こきゃく)にウソをつくべき、あるいは、ついたほうが契約をとりやすいとき)かんじんなところで、顔に強い風が吹いてきて、完璧な正直者になって、口が勝手に、本当のことをしゃべってしまいます。なかなかいいことをしゃべります。ときおり、見ている自分の胸にじんと響くセリフがあります。誠実なのです。相手のことを思いやる気持ちがあります。こうありたいと思うのです。だから正直な不動産会社の正直な担当者なのです。

 主人公をまわりにいる人間たちが支えます。支えてくれるのは、顧客であったりもします。
 なんだか、なつかしい昭和時代の雰囲気もあります。
 先輩・後輩とか、師匠と弟子(でし)という関係で、仕事のしかたを学んで未来に引き継いでいきます。人間の成長があります。部下の育成です。

 一般的に、自分の家をもつことは、人生における大きな夢です。
 夢を実現するためにがんばります。
 それは、家族のためでもあります。
 ドラマでは、いろいろな家族構成のパターンが出てきます。
 みんな、ひとりぼっちにはなりたくない。家族一同、親族一同が仲良しでいたい。
 だから、みんなが集う(つどう)楽しき場所である『家』がほしいのです。

 なかなかいいドラマでした。
 取引で、汚いことをしようとする悪人もいますが、この世にいる大部分の人たちは、善人なのです。  

2024年03月07日

路線バス乗り継ぎ対決旅 岩手県盛岡駅~青森八戸櫛引八幡宮

ローカル路線バス乗り継ぎ対決旅 陣取り合戦in岩手盛岡駅~青森八戸櫛引八幡宮(くしびきはちまんぐう)。朝ドラ女優VS金メダリストの頂上対決 陣取り合戦in金メダリストの頂上決戦

太川陽介チーム:紺野まひる(元宝塚歌劇団所属。NHK朝ドラ『てるてる家族』に出演) (Wエンジン)チャンカワイ
河合郁人(かわい・ふみと)チーム:髙木菜那(平昌ピョンチャンオリンピックスピードスケートの金メダリスト) 宮本和知(元プロ野球選手。みやもとかずともさん。ロサンゼルスオリンピック野球の金メダリスト。もう何十年も前のことになりますが、伊豆の旅館で、新聞を読んでおられたのをお見かけしたことがあります)

 河合郁人チームが勝つといいなと思いながら観ていました。河合郁人チームが勝ちました。良かった。おめでとうございます。
 太川陽介チームが、6勝5敗2分けでしたので、これで、同じく6勝になりました。
 最後のほうで、河合郁人チームの髙木菜那さんが、負けたくないから、引き分けでもいいと発言されて、さすが勝負師と感心しました。最低限、負けることは避けたいのです。
 お互いに情報を集めて、作戦を立てて、実行していくわけですが、思いどおりにことは運びません。その中で、負けるのだけは、どうしてもイヤだという強い気持ちが伝わってきました。

 昨年青森の恐山(おそれざん)とか、岩手の三陸鉄道沿線あたりへ旅に行こうかとプランを立てたのですが、(結局クマが出るようだったので、行き先を鹿児島市内に変更しました)、そのときのプランにあった訪れたい観光地の場所が、今回の放送の映像で観ることができました。なかなか良かった。

 さきほど書いた自分の旅プランで、宿泊するつもりだった岩手県盛岡駅あたりの風景からスタートします。駐車場が広くて、周囲に高層ビルは見当たらない映像でした。

 番組内容は、路線バスで回りながら、市町村のチェックポイントを訪問して、ポイントを貯めていく方式です。一泊二日なので、それほど広範囲の移動は無理だろうと観ていて思いました。
 太川陽介さんは、えびすさんたちとの思い出の地、野辺地町(のへじまち。『松浦食堂』の人たちにたいへんお世話になりました)を訪れたい様子でしたが、なにしろ距離があります。本数が少ないいなかの路線バスではなかなかむずかしかったようです。岩手と青森の県境あたりをウロウロするのがせいいっぱいでした。

 太川陽介チームが訪れた、『龍泉洞(りゅうせんどう)』は、自分がつくった旅プランでも訪れたい場所でした。鍾乳洞(しょうにゅうどう)の地底にある泉で、濃いブルーの色をした水です。ドラゴンブルーの地底湖と紹介がありました。水深35mだそうです。映像で観ることができました。ありがとう。

 河合郁人チームは、岩手山が見える道路をバスで北上して行きました。わたしも、レンタカーで高速道路を走りながら岩手山を見ようとしたことがありますが、そのときは、あいにくの天気で見ることができませんでした。今回の映像でも山頂付近は雲に隠れていました。残念です。

 雪がすごい。さすが東北地方です。
 
 地元の人がおもしろい。バスの時刻をたずねたら、各戸に配布されたバス時刻表を捨てたというような返答で笑いました。(自分たちは自家用車で移動するから、バスには乗らないということでしょう)
 さらに、バスは原則平日だけの運行で、例外として土日は、事前に電話連絡の予約があれば運行されるというものでした。なるほど。
 
 両チームとも二日で一万円までのタクシー代を有効活用されました。だいぶ、タクシーの使いどころに慣れてこられたようです。
 
 太川陽介さんは加齢の気配がただよっています。まず、顔色が悪い。お顔が、お年寄りの顔つきに変化してきています。それから、ぼーっとしていて、バスの発車時刻に対する集中力が衰えています。(おとろえています)。また、歩き続けていて、チェックポイントの食堂を通り過ぎるところでした。同行のゲストさんたちは、太川陽介さんについていくだけではいけません。補助者としての役割を果たさなければ勝負に負けてしまいます。

 なんとか村にあるとうふでんがくのお店が良かった。なつかしい昭和の光景がありました。
 あかちゃんをおんぶしているお母さんがおられました。
 やはり、あかちゃんは、おんぶがいい。あかちゃんも安心したお顔をしていました。見ているほうも気持ちが落ち着きます。
 村の人口は、2400人ぐらいだそうです。都会だと、背の高いマンションがあるので、500m四方に、何千人もが住んでいたりもします。

 甘茶(あまちゃ)というお茶を初めて見ました。
 演者の皆さんは疲れもあってか、甘茶を飲んで、心身共に元気を回復されていました。

 ときおりガラ系の携帯電話から流れ出てくるえびすよしかずさんの、『陣とられましたよ(じんとられましたよ)』の呼びかけがいい。えびすさんのとぼけた顔が頭に浮かんで気持ちが和みます(なごみます)。

 朝6時37分発の久慈駅行バス(くじえき)に太川陽介さんチームの三人が乗車されました。(番組の中で、ゲストさんが、「くじ」を時刻の「9時」と勘違いされたシーンがあって笑いました)
 海辺の道を北上します。海は、朝早い路線バスに乗ると景色がとてもいいです。きれいです。NHK朝ドラのロケ地になった海岸の滝や海の岩が次々に出てきます。昨年の前半は、『あまちゃん』の再放送をNHKBSで楽しみました。今回の路線バスの車窓からドラマで観たことがある場所を観ることができて良かったです。『あまちゃん』のロケ地巡りです。
 太川陽介さんは、『あまちゃん』を観ていなかったようで、反応が薄かったように見えました。チャンカワイさんは、『あまちゃん』の大ファンのようで、たいへん感激されていました。

 河合郁人チームは、路線バスでいっしょになった地元の女子高生から、バスターミナルやバス路線、ゴールの櫛引神社の位置など、貴重で重要な情報をたくさん仕入れました。そこが、今回の勝利につながっていると思います。地元の、とくに学生さんからの情報は有益です。

 ラピアバスセンターの案内所で鉢合わせになった両チームのようすは緊張感がただよっていました。お互いに自分たちの作戦を知られないように、案内所の職員さんと筆談をしていました。このバス対決旅では、メモ帳は必携(ひつけい。必ず手にもっておく)です。
 宮本和知さんが、すぐ隣にいる太川さんと河合さんが、ひとことも言葉をかわさなかったと驚いておられました。本気の勝負なのです。

 いなかの昼間の飲食店は閉店時刻が都会よりもかなり早い。
 しかたがありません。お客さんが来ないのですから、お店を開けていても、人件費や水光熱費がかかります。
 太川陽介チームがたどりついたチェックポイントのラーメン店は、15時オーダーストップ。15時半閉店でした。
 でも、わたしは、河合郁人チームを応援していたので、うれしかったです。次回は、太川陽介チーム応援するかもしれません。がんばってねーー  

2024年03月06日

沈黙のパレード 東野圭吾 文春文庫

沈黙のパレード 東野圭吾 文春文庫

 映画のほうは、先日、動画配信サービスで観ました。
 出川哲朗さんの充電バイクの旅にゲストで出ていたずん飯尾和樹さんが、劇中で、殺された娘さんの父親役を好演されていました。なかなか良かった。

 もう筋書きは知っているので、文章を楽しみながらの読書になります。東野圭吾さんの文章は読みやすいので、スムーズにページが進んでいきます。

 並木祐太郎・真智子夫婦とこどもさん:犠牲者が長女沙織当時19歳(頭蓋骨陥没で発見される)、次女が夏美三歳歳下です。

 戸島修作(とじま・しゅうさく):並木雄太郎の幼馴染で親友。白髪混じりの五分刈り頭(1.5センチぐらい)。

 宮沢摩耶(みやざわ・まや):大型書店『宮沢書店』の跡継ぎ娘。三十代前半。町内会の理事。パレードの実行委員長。

 新倉直紀・留美夫婦:代々医者の家で、資産家。音楽家。歌手を目指していた並木沙織の歌の先生。

 高垣智也:殺された並木沙織の交際相手。

 草薙:容疑者を捕らえたものの、証拠不十分で無罪にしてしまった刑事
 間宮:警察の管理官
 内海薫:女性刑事
 多々良:捜査一課。昔は、管理官をしていた。今は課長の次の位のポストの人
 岸谷:警視庁警部補。40歳前後。穏やか(おだやか)。武藤の上司
 武藤警部補:色黒。顔の彫りが深い。北国生まれ。岸谷の部下

 湯川学:帝都大学で物理を教えている教授

 本橋優奈ちゃん事件(もとはし・ゆうなちゃん):12歳の少女が行方不明になって殺された。19年ぐらい前の出来事です。山中で骨が発見された。

 蓮沼寛一:ふたつの殺人事件の犯人。犯行を完全否認して無罪になった。(この点が、理不尽(りふじん。人の道の道理に合わないこと)として強調されます。被害者家族、そして、映画や本を観る者に、怨み(うらみ)とか、復讐心が芽生えます。無罪確定の代償として、刑事補償金1000万円以上を要求して受け取ったもよう。(本当は有罪なのに)。父親は警察官で、息子の寛一は、父親を見て、自白しなければ罪に問われにくいことを学んだようすがある。本人が黙秘権を行使した動機に、死んだ父親の言動があります。

 蓮沼芳恵:蓮沼寛一の継母。高齢で死去。ごみ屋敷で暮らしていた。年金生活者だった。

 冤罪(無実の罪)というのがありますが、本件事件の場合は、冤罪の反対で、犯人なのに、証拠不十分で無罪になっています。殺人事件の犯人がのうのうと暮らしています。(のうのう:心配なくのんびりと)

 映画を観ましたが、小説は、やはり、情報をち密に書いてあります。

 死体遺棄の時効を過ぎているから逮捕できない。(遺棄行為から3年)

 キクノ・ストリート・パレード:もともとは、静岡県にある菊野商店街秋祭りパレード。コンテスト形式で全国から参加がある。(仮想のイベントです)。参加者は、予選を経て、10月に行事を開催している。

 被害者の父親の言葉として、『犯人扱い? 俺はあんたを犯人だと思っているよ』

 増村英治:70歳前後の男。小柄。蓮沼寛一の同居人。傷害致死の前科あり。

 映画を観て、もう中身がわかっているので、読んでいても、なんとはなしにつまらない。
 映画の台本を読んでいるような感じです。
 原作に忠実に映画がつくられていることがわかります。

『検察審査会』について書いてあります。
 自分の印象としては、検察審査会は、正義の味方という位置づけの組織ではないというものです。
 検察審査会の話し合いで、不起訴になった事件を起訴できたとしても、やっぱり不起訴になることが多いような印象があります。
 この制度は、無念を晴らしたい人へのあきらめへの時間稼ぎにしか思えないのです。
 もう昔の話ですが、知っている人が検察審査会のメンバーに選ばれたことがあります。メンバーは、衆議院選挙の有権者の名簿から選挙管理委員会のくじ引きで選ばれるのです。なんとなく、裁判員制度に似ています。ご指名があるのです。あなたはクジにあたったのです、よろしくと。

 ユダの窓:推理小説。密室が素材(そざい)。

 森元:自動車修理工場の自営業者

 磁気物理学研究部門の第一研究室・第二研究室の磁気物理学研究部門主幹室

 23年前の事件:本橋優奈ちゃん事件(12歳の少女が行方不明になり4年後山中にて、遺骨で発見された)。事件は、東京都足立区内で起きた。

 クミコ:並木沙織の同級生

 ヤマダ:腹痛を訴えた女性

 沢内幸江(さわうち・さちえ):本橋優奈の父親である亡本橋誠二の妹

 本橋由美子:本橋優奈の母親。旧姓藤原。本橋優奈が不明になって1か月後に自殺した。24歳で、32歳の本橋誠二と結婚した。本橋誠二は歳をとったあと亡くなっている。

 岡野勇:増村英治が6歳のときに離婚した生き別れの父親。
 (おそらく岡野)貴美子:増村英治の母親。貴美子は再婚している。
 
 島岡:鑑識課員主任

 拘る:こだわる。

 塚本:高垣智也の上司。課長。
 田中:高垣智也の後輩。
 佐藤:高垣智也の会社の新人女子社員。

 349ページ付近を読んでいて思ったことです。
 証拠不十分で無罪になった容疑者に復讐しても、死んだ被害者は生き返ってはこない。
 割り切れるか、割り切れないかで、生きている人の未来が変わってきます。(わりきる=あきらめる)

 ブラフ:はったり。うそに近いことを言って、相手の言動をおびきだすための手段。

 『…… 懸命に沈黙を続けてくれている人たちに顔向けができません』

 『…… この男は人間ではない。人間の皮を被った(かぶった)邪悪な生き物だと思った。』

 『国が裁いて(さばいて)くれないならこの手で……』、それから、家族のことは考えなくていいから(復讐、仇討ち(あだうち))をやってくれという流れになっていきます。なんだか、大石内蔵助(おおいしくらのすけ)、赤穂藩(あこおはん)の忠臣蔵(ちゅうしんぐら)のようでもある。

 黙っていた人が、今度は、ウソを並べる。愛する人をかばうためにウソを並べる。

 『…… だから最後まで彼は黙秘を続けられたのです』

 良心の呵責(かしゃく):悪いことをした自分について、良心から自分を責めて悩むこと。

(全部を読み終えてびっくりしたこと)
 読み終えたとき、おかしいと思いました。
 映画の最後に出てくる犯人と、小説の最後に出てくる犯人が違うのです。
 (こんなことがあるのだろうか)
 小説は、読み終えたばかりなので、本当は人を殺していて有罪なのに、黙秘権を行使して、証拠不十分で無罪になった犯人を殺害したのは、Aという人物であることは確実だと納得がいきましたが、映画でのその人物は、Bという人物だった記憶なのです。
 もう一度、動画配信サービスで映画を観ました。
 わかりました。
 わたしの勘違いでした。
 犯人を憎んでいる人が複数いるので、AもBも眼鏡をかけていたことから、人間を勘違いしていました。そうかと、腑に落ちました。(ふにおちる。はらにおちる。納得する)
 ただ、また老化(加齢)を実感することになりました。アルツハイマー型認知症の新薬であるエーザイのレカネマブを、さきざき投与してもらわなければならなくなるかもしれないと心配になりました。トホホ…… 最近物忘れや勘違いや錯覚、記憶力の衰えが著しくなりました。(いちじるしくなりました)

 映画では、事故が起きたときに、すぐに救急車を呼べば、こんなにおおごとにはならなかった出来事です。
 救急車のピーポー音が聞こえてきたことが、紛らわしい(まぎらわしい)勘違いです。(劇中の関係者にとって)
 とはいえ、『うまくできている推理小説』です。たいしたものです。

 映像を観ながら、映像に出ているのは、役者であり、本物の警察職員ではないという感想をもちました。
 こちらの映画には、女優の檀れいさんが出ておられました。
 二年前、長野県松本市を旅した時に、たまたま市内で檀れいさんをお見かけしました。たいへんおきれいな方で、輝いておられました。旅は思い出の一里塚です。(いちりづか。めじるし。ランドマーク。江戸時代に4キロおきぐらいに街道に置かれためじるし)  

Posted by 熊太郎 at 06:40Comments(0)TrackBack(0)読書感想文

2024年03月05日

ローカル路線バス乗り継ぎの旅W! 第2弾 山形県→青森県

ローカル路線バス乗り継ぎの旅W! 第2弾 山形県湯野浜温泉→青森県龍飛岬(たっぴざき) テレビ愛知

 何か月か前にテレビ東京で、関東地区で放送された番組です。
 愛知県では、ようやく年が明けた2月下旬土曜日のお昼に、テレビ愛知で放送がありました。見たのは初めてです。

 今回、映像を観ていていろいろ思ったことがあるので書いてみます。
 自分は、毎週火曜日夜にBSテレ東で再放送されている太川陽介さんと蛭子収能(えびす・よしかず)さんの昔のバス旅の番組を観ているのですが、その数日後の土曜日お昼に地上波テレビ愛知で放送されたこちらの番組は、ルートが似通っています。(にかよっています)。
 太川陽介さんたちのほうは、『2010年放送 宮城県松島から青森県龍飛崎 ゲスト 山田まりあさんで、龍飛崎まで到着して成功されています』が、こちらの女性三人組での番組では龍飛崎に到着できず失敗しています。
 似ていた部分として、とくに、最終部の青森駅から龍飛崎(たっぴざき)のルートは、太川陽介さんたちのときと同じですからルートも同じです。
 今回の演者女性三人が、青森駅のバス案内所で太川陽介さんたちと同じことを質問するシーンがあって不思議でした。(演者たちは、過去の太川陽介さんたちのバス旅番組は観ていないんだ。もしかしたら、番組製作スタッフも観ていないんだ。同じテレビ東京の製作番組なのに……)
 
 演者の三人さんはお気の毒でした。これで良かったのだろうかと疑問が残るロケ番組でした。
 赤江珠緒さん、三船美佳さん、たけうちほのかさんの出演でした。
 残念ながらチャレンジは失敗でした。ほんとうに、お気の毒でした。
 いろいろと問題点が浮かぶ映像になってしまいました。

 まず、ルート選択、地域選択が適切ではなかったと思います。
 観ていて、最初は、宮城県仙台市に出て北上するのかと思いましたが、急がば回れの選択は行われませんでした。さきほども書きましたが、最後のルートは過去に太川陽介さんたちが試しているので、同じことをまたやることもなかったと思います。(青森駅がゴールでもよかった)
 
 日本海側というのは、太平洋側にある都市部の人間から見ると、人口が少ない地域です。日本海側にある県内の主要な市でも、太平洋側にある政令指定都市の行政区ぐらいか、それよりも少ない人口しかありません。自治体として組織を維持していかれていることに感心します。
 人口が少ない地域内の公共交通網というのは、必要最低限だと思います。
 人口が多いところに、充実した公共交通機関網があります。
 ロケ地として居住者が少ない地域を選択することは、演者にとって、とても厳しい環境におかれることを意味します。ロケをするほうとしては、タレント以外の一般人が少ないので撮影がしやすいということはあるでしょう。
 今回、バスの待ち時間や、徒歩で長距離を歩く時間がとても長かった。バス旅の番組ですから、バスの乗車時間が一番長くなることが基本です。

 いなかの人たちの人情に助けられた内容でした。
 いなかの人たちの暮らしは、都会の人たちのように、法令とか、金銭のやりとりで他人と関わる日常生活を形成しているわけではなくて、そこに、地縁・血縁がからんだグループの義理と人情の関係がからんで成立しているものです。
 初日も二日目も泊るところがなくて、地元の人たちに助けられていますが、冷静に見ると、番組関係者たちが、テレビカメラ等を持って、夜中にいきなり店に押し寄せて来て、泊るところが見つからないと、お店の人にはなんの責任もないのに、大迷惑をかけています。あとで、お世話してくれた人たちには、謝罪をして、金銭で対価を渡さないといけないような内容でした。
 太川陽介さんたちの昔の路線バス乗り継ぎ旅番組で、えびすよしかずさんと、いとうまい子さんが宿探しのために、ふたりで肩を並べてホテルの受付に入って行ったあと、えびすさんが出てきて太川陽介さんに、『てへへ、ラブホテルだったよ』と笑いを誘ったシーンがありました。
 太川陽介さんたちは、当然ラブホテルには泊まりませんでしたが、今回の三人の女性タレントさんたちは泊るところがなくて、ラブホテルに泊まりました。ちょっと考えられません。企画自体に問題ありです。
 翌日も泊るところがなくて、三人の女性演者は、居酒屋のお酒を酌み交わす(くみかわす)座敷に、お店の人におふとんをしいてもらって泊まられました。ラブホテルも居酒屋も、場所を貸してくださった方には感謝しつつも、ロケの企画・運営内容は、演者の基本的人権を侵害しているのではなかろうかとさえ思えました。ひどい。演者は、出演料とは別に賠償金をもらってもいい。

 とにかく過酷なロケでした。天候も悪かった。
 
 観ていて、う~むと思う番組でした。
 ナレーションのコメントの文章に魅力がありません。
 接続詞の『そして』は、ナレーションには使わないほうがいいし、体言止め(たいげんどめ。名詞でプツンと文章を切る)もやめたほうがいい。体言止めは、映像を観ている人に何がいいたいのかを考えさせる負担を与えます。聞いていて、文章をつくった人が自己満足をする文章になっていました。自分自身向けに書かれた文章であり、視聴者向けに書かれた文章ではありませんでした。映像を観ていてわかることを、ナレーションで重ねて説明するようなコメントが多かった。
 くわえて、ナレーターの声質が映像とマッチ(合致)していませんでした。太川陽介さんたちのときの、キートン山田さんのナレーションがなつかしい。今回の方は、ニュースキャスターが文章を読んでいるような感じがしました。個性がありません。
 さらに、BGM(バック・グランド・ミュージック)が、素人が(しろうとが)発想したような曲の選択でした。ふつー(普通)なのです。おもしろみがありませんでした。曲の選択も個性がないのです。たとえば、出川哲朗さんの充電バイク旅の番組では、なつかしい曲のフレーズが次々と流れてきて、もの思いにふけることができます。
 結局、ナレーションもBGMもないほうがいいと思いました。
 三人の女性演者たちによるにぎやかな会話と、東北地方の美しい風景映像で十分楽しめた内容でした。

 辛口(からくち)の感想は続きますが、『せっぱつまった雰囲気をだそうとしすぎ』の映像が続きます。観ていて疲れました。2時間半の番組です。娯楽からは離れた内容です。なにかしら、マニュアル(教科書的な手引き)があって、それに従ってつくったような映像でした。ふつー(普通)で、個性がないのです。見た目とか、うわべはきれいでも、魅力はないのです。

 東北の人たちはみんな優しい。
 人が少ないから、助け合って生きていくのでしょう。
 クマが出るから夜は歩かないほうがいいというアドバイスも東北地方らしいと思いました。
 青森空港は複数回行ったことがあるので、なつかしかったです。
 なんだかんだといっても、三人の演者のがんばりはすばらしくて、観て良かった番組でした。たけうちほのかさんの、秋田県に住むご自身のおばあちゃんのお話が良かった。しみじみして、ほんわかできました。