2024年03月14日

謝罪の王様 邦画 2013年

謝罪の王様 邦画 2013年(平成25年) 2時間8分 動画配信サービス

 金曜日夜のドラマ、『不適切にもほどがある』を毎週楽しみにして観ています。
 主役の阿部サダヲさんが、こちらの映画の主役と知り、観てみました。
 脚本は、宮藤官九郎さんで、さきほどの不適切のドラマとも重なります。
 阿部サダヲさんの演技、言動のやり方は、両方の映像とも同じで安定感がありました。

 阿部サダヲさんは、『東京謝罪センター』という会社の黒島譲(くろしま・ゆずる)を演じます。所長です。
 相談者の女性や男性が、東京謝罪センターのスタッフに加わっていくような流れで人が増えていきます。

CASE1(ケース1) 倉持典子
 甘やかされて育った帰国子女の若い女性です。
 行動は豪快です。反社会の人たちともめます。マル暴の人の車に自分の車をぶつけます。
 土下座(どげざ)がクローズアップされます。土下座の映画です。

CASE2 沼田卓也
 セクハラ行為をして、裁判に訴えられた若い男です。
 BGM(バックグラウンドミュージック)がいい感じです。
 ピッタリ合っています。
 謝罪のしかたのマニュアル(手引き)です。
 ①相手に誠意をみせる。
 ②相手の言い分をしっかり聴いて、相手の目を見て、あいづちを打つ。
 ③相手をほめまくる。
 ④目上の人に同席してもらい、サポートしてもらう。

 う~む。映像を観ていて、なんだかくだらない内容に思えてきました。

CASE3 南部哲郎・檀乃はる香
 離婚寸前の俳優夫婦です。
 
 このへんから伏線が出てきます。(後半で、感動を生む種)
 アメリカニューヨークにある「自由の女神」のわき毛がボウボウというようなセリフです。
 3歳半のノンちゃんという女の子が、そのセリフを延々と言い続けます。

CASE4 箕輪正臣(みのわ・まさおみ。国際弁護士)
 少人数の演劇を観ているようです。(後半の王国シーンでは、群衆演劇となります)
 箕輪正臣は、娘が6歳のときに離婚したそうです。娘に手を上げた(ひっぱたいた)ことがある。そのことを後悔している。娘にあやまりたいそうです。
箕輪正臣は、アメリカニューヨークマンハッタンのアパートに家族3人で暮らしていたとき、3歳半の娘ノンちゃんをたたいたそうです。
 箕輪正臣は、カレーライスをスプーンでぐちゃぐちゃに混ぜて食べる癖があります。(これもまた伏線です)

CASE5 和田耕作
 俳優の荒川良々(あらかわ・よしよし)さんが出てきたのでびっくりしました。昨年再放送された、『あまちゃん』の登場人物の役で楽しみました。その後、ご本人を見たくて、東京下北沢にある『本多劇場(ほんだげきじょう)』で行われる公演を観に行こうとしましたが、とても人気があってチケットをとれませんでした。
 映像を観て、荒川良々さんは、体の大きい人なんだなあとびっくりしました。
 こちらの映画では、映画のプロデューサーという役で出ておられました。映画の内容のことで、マンタン王国という国から抗議を受けて悩んでおられるのです。王国への謝罪が必要だそうです。(もうこのあたりから、現実味のない話になっていきます。脳みその働きがついていくのに、ちょっとつらくなりました)
 この映画は、ギャグコメディ映画です。

 シーンが、重なっているわけか。
 おもしろい。
 ドラマ『不適切にもほどがある』と似たパターンの映像づくりもあります。

 濱田岳さんの演技がおもしろい。じょうずです。
 彼のくちぐせが、『だいたい、心配ない。』。『だいたい』が強調されて、繰り返されます。いい感じです。
 
 映像を観ていて、撮影地であるこの場所は見たことがある場所だと思いました。
 映画の最後に流れるクレジット(関係者紹介の表記文字)に、『名古屋市市政資料館』とありました。ああやっぱりと思いました。二階にあがる階段とか、廊下とか、かなり古い文化的な建物です。たしか半世紀ぐらい前は、家庭裁判所だったという記憶があります。
 そのほかに、ロケ地として愛知県犬山市にある明治村もクレジットに出ていました。どのシーンだったのかは気づけませんでした。

 三島という日本兵を描いた、『ビルマの竪琴(たてごと)』みたいなシーンがありました。

CASE6 黒島譲
 土下座(どげざ)という行為を自分は好みません。出川哲朗さんの充電バイクの旅でも、出川チームが少年野球で負けると、少年たちに土下座しますが、やめたほうがいいと思っています。
 人間の人格を否定するような謝罪のしかたです。
 映画では、所長(阿部サダヲ)さんが、土下座にこだわるようになった歴史を、彼のこども時代にさかのぼって説明があるのですが、まあ、なんとも、理由にならないような理由です。(実家の旅館にあった露天風呂でザリガニ50匹を育てようとしたら、全部ゆだって死んでしまったことを土下座して謝った。下からみんなの顔を見上げたら、全員の視線が自分の背中に集中していて、それが快感だった。そんな流れの説明でした。まあ、なんだか、わかりません。

 ラーメン店での接客トラブルの話が出ます。
 店員のお湯切り(麺から(めんから)湯を切る)のとき、熱い湯が客である阿部サダヲさんにかかります。店員はそのことに気づかず謝りません。
 阿部サダヲさんの怒りに対して、店の代表者たちは謝りますが、加害者は阿部サダヲさんに謝らず店を辞めてしまいました。
 その後、店はつぶれたそうです。
 阿部サダヲさんは、ただ、『ごめんなさい』が聞きたかっただけだそうです。(このへんのくだり(話)は、その話を映画のここにもってくる必要性がわかりません)

 太川陽介さんと路線バス鬼ごっこで対決するEXILE(エグザイル)の松本利夫さんが出てきたのでびっくりしました。映像の中のシーンで、いっぱいダンスをされていました。
 
 映画全体が終わってみれば、なかなか良かった。
 3歳半の女児の思い出もなかなかいい。
 言葉で意思を伝え合うことはだいじです。