2024年03月08日

正直不動産 NHKドラマ 2022年放送分 全10話

正直不動産 NHKドラマ 2022年放送分(令和4年) 全10話 動画配信サービス

 いつも長い感想を書いていますが、今回は、短く書くよう、挑戦してみます。
 全部で10話ですが、だいたい毎日1本のペースで、ほかごとをしながら視聴をしていました。
 家族からおもしろいドラマがあると聞いて観てみました。
 今は、シーズン2が放送されているようです。

 まじめなドラマだと思いました。
 固い信念があります。
 長いこと生きてきたので、不動産取引(売買・賃貸借)の体験が何度かあり、ドラマの内容は、だいたい理解できます。
 土地家屋という財産ですから、大きなお金が動きます。
 きちんとやるように心がけていても、取引内容で、思うようにならないことが多々あることでしょう。

 神さま仏さまのバチがあたったのか、主人公の不動産仲介マン長瀬財地(ながせ・さいち)が、(顧客(こきゃく)にウソをつくべき、あるいは、ついたほうが契約をとりやすいとき)かんじんなところで、顔に強い風が吹いてきて、完璧な正直者になって、口が勝手に、本当のことをしゃべってしまいます。なかなかいいことをしゃべります。ときおり、見ている自分の胸にじんと響くセリフがあります。誠実なのです。相手のことを思いやる気持ちがあります。こうありたいと思うのです。だから正直な不動産会社の正直な担当者なのです。

 主人公をまわりにいる人間たちが支えます。支えてくれるのは、顧客であったりもします。
 なんだか、なつかしい昭和時代の雰囲気もあります。
 先輩・後輩とか、師匠と弟子(でし)という関係で、仕事のしかたを学んで未来に引き継いでいきます。人間の成長があります。部下の育成です。

 一般的に、自分の家をもつことは、人生における大きな夢です。
 夢を実現するためにがんばります。
 それは、家族のためでもあります。
 ドラマでは、いろいろな家族構成のパターンが出てきます。
 みんな、ひとりぼっちにはなりたくない。家族一同、親族一同が仲良しでいたい。
 だから、みんなが集う(つどう)楽しき場所である『家』がほしいのです。

 なかなかいいドラマでした。
 取引で、汚いことをしようとする悪人もいますが、この世にいる大部分の人たちは、善人なのです。