2020年09月28日

架空OL日記 邦画DVD

架空OL日記 邦画DVD 2020年公開

 この映画を映画館に観に行くつもりでしたが、新型コロナウィルス感染拡大があったのでやめました。レンタルDVDが流通しだしたのでさっそく観てみました。

 前半から中盤は退屈でしたが、後半になっていい雰囲気が画像全体に広がりました。
 知らん顔をする人が多くなった今の時代に、いい雰囲気があってほっとできる部分がありました。
 人間的なぬくもりがあります。ほんわかして終わります。

 タイトルどおり、OLさんの日記です。深夜ドラマがあったようですが知りません。
 変わっているのは、男性のバカリズムさんがなんの違和感もなく銀行員女子の業務用制服を着てOLたちのグループの中に存在したことです。
 ほんとうに、なんの違和感もありません。

 11月25日(月)午前6時半からスタートして、11月27日(水)、12月10日(火)、12月15日(日)、12月16日(月)、2月14日(金)、4月1日(水)、4月10日(金)、4月16日(木)、6月21日(日)と続いていきます。
 特典映像の試写会インタビュー風景でも出ていたのですが、出演した役者さんのうちのおひとりが台本を読んで、「なにをやりたいんですか?」という質問を何度もしたということが理解できるような内容です。
 日記に従って、淡々とOLさんたちの日常生活が描かれています。ゆえに、退屈な時間帯もあります。

 リップクリームのお話は、後半に向けての伏線になります。
 海外旅行へ行きたい話
 OLさんたちは、ときに、「オヤジ」に見えたりもします。
 上司や男性社員への攻撃(まったく動かない社員への不満の凝縮)
 なんでもない話のネタをふくらましていきます。バカリズムさんのひとり語りが入ります。
 エアコンの暖房を消し忘れて出勤して、アパートに帰宅する。
 女子更衣室内のハロゲンヒーターの故障
 コンセントの差し込み口争奪戦。携帯電話の充電器を接続したい。
 女性が見るとおもしろいのかも。
 差し歯の話。駅前のイタリアンのお店の話
 年末の顧客用カレンダーの配布準備
 副支店長の秘密の愛称が「J」ジェイ。邪魔な人のJ
 特定の人をいじめることで結束する女子集団です。
 強盗訓練(銀行なので)は、お笑い研修ビデオのようでした。動きが何パターンもあります。
 フィットネスジムでの体力運動
 奇跡の話
 冬なので、会社の便座が冷たい。
 サラリーマンじゃない役者さんたちがサラリーマンを演じていることが不思議な光景でした。
 バレンタインデーの義理チョコの配布。そのことに対する文句
 海外採用の韓国人社員の入社(現在政府同志は対立していますが、民間同士は友好関係にあります)外国の人は日本のアニメが好き。日本の人は韓国のドラマが好き。歓迎カラオケ大会
 未来の接客ロボット導入話
 食堂のおばちゃんのチェンジによる味の評価
 OLさんたちの信条、考え方の基準としての言葉が、「いまのうちらにとって必要なのは真実ではない。(怒りをぶつける)矛先(ほこさき)がほしい。Jがやったことにしよう(本当はJは無実)」
 良かった言葉として、「これで、この話は終わり」「やりなおしましょう」
 そして結婚の話
 ボラボラ島:フランス領ポリネシア。オーストラリアと南アメリカ大陸のまんなかあたりの海にある島

 オチは、あれで良かった。
 ちょっと変わった映画でした。現実社会から少しずれたシュールレアリスム(超自然現象)がバカリズムさんのつくりだす世界です。