2020年05月22日

るろうに剣心 邦画DVD

るろうに剣心 邦画DVD 2012年公開

 るろうに:流浪の浪人。剣心は、緋村剣心(ひむら・けんしん)、時は、明治11年。戊辰戦争(ぼしんせんそう)が、1868年(明治元年)。映像は、現代劇のようでもありました。

 開始早々は、人間を虫けらのように殺すので、殺戮(さつりく)アクション映画かと思いましたが、活劇で、コミカル、若い男女のラブもあり、劇画調の映像が続き、人が空中を飛んで移動するような絵で怪奇妖怪な雰囲気も出て、コメディの部分もある娯楽映画でした。主役のヒーローとヒロインを前面に押し出したアイドル映画の面もあります。

 タバコを口にくわえて刀を扱ったり、葉巻を口に入れて銃を手にしたり、ちょっと考えられません。刀はあのように振り回せないし、まるで、フェンシングです。拳銃は、あんなにかんたんにパンパン方向を変えて撃てません。まずもって、弾がどこに飛んでいくか定まりません。まあ、映画です。

 緊張のシーンがあって、いっきに力が抜ける。ピンチがあって、助かる。というパターンが繰り返されます。

 単純明快な主役の口語が特徴です。そして、「なになにでござる」の文末です。なにか、忍たま乱太郎のような。彼の返答は、直接的で、できる、できない、戦う、逃げるで答えます。そこは、観ている方の感覚として、いい意味で効果的でした。

 ブルースリーみたいな格闘技で相手をやっつける。爽快でした。

 なにかしら、御託を並べる。(ごたく:事の始まりにおいて、もったいぶったことをくどくどと長く言う)

 主役からのメッセージとして、「せっしゃは、過去を捨てた身、もう人は斬らぬ」彼は元暗殺者です。

 金もうけのためのアヘン売買が話にからんでいます。金よりも大事なものが、「命」と答えがあります。

 主人公を人斬りに戻さないのは、物語の結末として鉄則でしょう。


この記事へのトラックバックURL

http://kumataro.mediacat-blog.jp/t139114
※このエントリーではブログ管理者の設定により、ブログ管理者に承認されるまでコメントは反映されません
上の画像に書かれている文字を入力して下さい