2019年10月31日

太川&蛭子ローカル路線バスの旅 山口県錦帯橋~京都府天橋立

太川陽介&蛭子能収ローカル路線バスの旅 山口県錦帯橋~京都府天橋立 再放送

 予定されていた箱根編が台風19号の被災に配慮して、この再放送に差し替えられたのですが、自分にとっては見たことがないので新作です。

 冒頭、ふたりが立っている錦帯橋のそばに自分も立ったことがあるので身近に感じました。次に移動した竹原市もそのときに車で行ったので覚えています。
 路線バスの旅は最終的にゴールしたので良かった。
 蛭子能収さんのあいかわらずの言葉として、「山がはびこっている(中国山地)」、「(2年前の同じ番組で訪れたことのあるお店があることに気づいて、太川陽介さんは思い出したのですが、蛭子能収さんは覚えていないようです)2日前のことも覚えていない。自分は、今、この1秒を生きている」、「(運転手に)バスで連れて行ってください(もう歩きたくない)運転手が、ここで終点です」
 県境を越える歩きがつらそうでした。熊切あさ美さんは、あんな細い足でよく歩けるものだと感心しました。  

2019年10月30日

半世界 邦画DVD

半世界 邦画DVD 2019年公開

 登場人物の中の、高村紘(こう・稲垣吾郎さん)の妻高村初乃(池脇千鶴さん)のセリフが次々とずばぬけて良かった。

 そのほかは、暗かった。はじまってしばらくは、だれがだれで、なにがどうなっているのかわかりにくいあいまいさのなかで映像が進んでいきました。
 タイムカプセルもので、おそらく中学生の時に埋めたタイムカプセルを掘り起こそうとしているところから始まるのですが、まもなく、その時点から3か月前にバックします。
 
 海の風景は、先日観た「出川哲朗の充電バイクの旅三重県志摩地方」と同じだったので、ああ、あそこがロケ地かと気づきました。
 陶芸家の話かと思ったら炭をつくって売る仕事でした。よって、炭をつくる工程のビデオを見ているようでもありました。
 単純な話の部分もあります。怒り→暴力→離脱。ひとつのパターンです。ちょっとよくわからなかったのは、彼は元自衛隊員で、任務で外国へ行っていたときに銃をもっていた子どもを撃ったことがあるのだろうか。
 それが、トラウマ(心の傷)になって、自衛隊を辞めたのだろうか。彼のセリフとして、「おまえらは世間しか知らない。世界を知らない」あと、彼は隊にいたときに部下を自殺で亡くしているようです。
 むずかしい映画でした。
 いったん掘ったタイムカプセルを再び埋め戻す行為から、継続して生きる意志をもつというメッセージを感じました。  

2019年10月29日

グリーンブック 洋画DVD

グリーンブック 洋画DVD 2019年公開

 心に優しい映画でした。黒人差別を扱っています。
 主人公は黒人ピアニストであるドクター・シャーリーと彼の相棒がイタリア系白人(白人の中では下に見られている)トニー・バレロンガ(スラム育ちデタラメ男だけど気持ちが優しい)です。
 最初は対立しているふたりですが、ロードムービーで、演奏の旅(黒人のシャーリーが雇用主で、白人のトニーが運転手)をしながら、仲良しになっていきます。だんだんうちとけて、信頼関係が築かれていきます。
 グリーンブックというのは、アメリカ合衆国で使用する「黒人専用ホテル」の案内ガイドブックです。
 ふたりが仲良くなるのと同時に、言動が荒っぽくて、がさつな乱暴者のイタリア系白人のトニーが、ピアニスト黒人シャーリーの影響で、だんだん品が良くなります。
 黒人差別が厳しいアメリカ合衆国南部の州をピアニストとチェリスト2名のトリオで演奏旅行します。チェリストは白人ですが、どうもドイツ系らしい。ユダヤ人かな。ちょっとわかりませんでした。こちらもなんとなく差別されているような雰囲気あり。

 旅行移動中に見る自然の風景が美しい。

 途中、主人公が高名なピアニストでも哀れに見えました。黒人であるがゆえに差別されます。
 最後のほうのオチ(運転交代)は予想できました。
 終盤まで、基本的には、二人芝居でした。
 最後の家族の団らんが良かった。メリークリスマス。

 印象的だったセリフなどとして、「この世界は複雑だ」、「あんただけのミュージック」、「暴力は敗北だ。品位を保つことが勝利をもたらす」、「私はいつも耐えている」、「あなたは(黒人のくせに)黒人を知らない」これに対して、「(ピアニストである自分は悩みながら、自分は)黒人でも白人でもない。男でもない(同性愛者の女性役のほうらしい)。私はなんなんだ」、「勇気が(大衆の)人の心を変える」、「熱が入った」、「(切手代の節約のために)手紙はもって帰る」、「(黒人ピアニストが屋外のトイレにいくよう従業員に促されて)誇りがある。(自分は)動物じゃない」、「店主や従業員が、黒人には、スーツの試着はさせない。(レストランでの食事もさせない)」
 いろいろ仕掛けや伏線がありました。「買収話」、「ピアノの上に置いてあるウィスキーのコップ」、「曲の終わりちかくばかりのピアノ演奏(映画の終りがけににちゃんと1曲演奏)ジャズ」、「おまじないの石(ヒスイ)」、「手紙」、「パトカーにとめられる」、「質屋の時計と店主夫婦」  

2019年10月28日

うんこの絵本2冊

うんこの絵本2冊

 プレゼントするのには気が引けるので、孫たちが来たときに読んであげるつもりです。

「うんこ!」 サトシン・作 西村敏雄・絵 ぶんけい
 望遠鏡のレンズから見える世界の絵が導入部です。おもしろい。
 わんこがうんこをするようすは、リアルで、引く思いです。
 わんこのおしりから出てきたうんこちゃんのお顔が、意外に可愛い。
 くそが、「くっそー」と言うのもおもしろい。
 とおりかかって逃げていくねずみの顔が牛みたい。おもしろい。
 うさぎが三わ登場します。みんな、うんこちゃんから逃げていくので、うんこちゃんがかわいそうになってきました。
 だじゃれのオンパレードです。「うん、こうしよう!」笑えます。
 「うんこらしょっと!」
 素朴な絵が、文章とマッチしています。
 「ふんふんふん」
 60代以上の人にはすぐ理解できるオチです。(肥料としての活用)
 こどもに循環型社会の仕組みを教えることができる教材絵本でした。おもしろかった。

「うんこしりとり」 tupera tupira ツペラ ツペラ 亀山達夫と中川敦子によるユニット 白泉社
 リズミカルです。
 「こ」を頭文字にして、連続しりとりです。
 「こうちょうのうんこ」あたりで、不規則パターンに変化しそうです。(そのとおりになりました)
 ライオンみたいな人が、「こおったうんこ」をしています。
 番組チコちゃんに叱られるで、こどもがなぜうんこを好きかというと、うんこをこどもだと思うからと答えが紹介されていました。
 「コーンのうんこ」あたりで、ネタ切れか。
 カメのこうら。おもしろい。
 最後のオチはどうなるのだろう。
 あとは、読み手が考えてくださいということか。考えてみます。「こすりつけるうんこ」、「こうていにうんこ」、「こざるのうんこ」、「こぶたのうんこ」、「こんなうんこ」。もうむり。  

Posted by 熊太郎 at 06:29Comments(0)TrackBack(0)読書感想文

2019年10月27日

白狐魔記(しらこまき) 戦国の雲 斉藤洋

白狐魔記(しらこまき) 戦国の雲 斉藤洋 偕成社

 本の紹介文にあるとおり、「大河タイムファンタジー」です。
 織田信長の登場です。鉄砲の話が出ます。
 化けるキツネの仲間「雅姫(つねひめ)」、伊勢の生れで鉄砲撃ちの不動丸が登場します。
 子ども向けの物語ですが、けっこう厳しいことも書いてあります。織田信長の妹「お市」がでてきますが、お市は、兄の織田信長が嫌いだった。その理由は、兄織田信長は妹市を政略の道具としか考えていなかった。敵対する浅井長政に嫁がせた。市は、浅井の味方だった。
 
 舞台は山の上に岐阜城がある岐阜です。
 
 人間に化けた白狐魔丸(しろこままる)は、ときおり首をかしげる動作できつねとばれるのではないかと化けキツネ仲間の雅姫(つねひめ)から指摘を受けます。

 16歳の不動丸という若者が、化けキツネ白狐魔丸の前に現れて、キツネに追い払われます。

 信長の頃、岐阜はにぎわっていた。
 信長は、怒りとみせしめのために、人の命を奪う。そんな人間になぜ人は集まったのだろう。恩賞が厚かったのでしょう。怒りっぽいけれど、新しもの好きで合理的、人に優しい面もあったそうです。
 「人間五十年」と「天下布武」という言葉が好き。舞い「敦盛」が好き。
 来年の大河ドラマの主役となる明智光秀のお話が出てきました。光秀は、信長に、「こざかしい」と叱られて頭に扇を投げつけられました。光秀は接待下手のようで、信長のプライドを傷つけて怒りをかっています。その点、秀吉は交渉上手です。わざと愚か者を演じることができます。

 一向一揆の舞台三重県長島というのは、いまの国道1号線沿い長島温泉なばなの里へ行くあたりのようです。激しい戦いが描かれています。
 
(つづく)

 読み終えました。織田信長の一向一揆勢力との戦闘シーンは迫力がありました。兵糧攻めは凄惨です。だまし討ちはあたりまえです。また、本能寺の変での明智光秀謀反(むほん)の部分では、来年の大河ドラマの主人公であり、タイムリーな-読書になったとうれしい気持ちになりました。

 織田信長は、武力で全国制覇・統一をして、その目標は、「平和な国づくり」であったと思いたい内容でした。こころざしなかばでかなわなかったのは、彼の厳しさを側近たちが受け入れることができなかったという流れと感じました。

 シリーズの冊数が増えてきたので、きつねの白狐魔丸が思い出にひたるシーンがふえてきました。回を重ねるにつれ登場人物が増えては消えていきました。

 激しい戦闘の中で、白狐魔丸(しらこまままる)は、魂憑依(こんひょうい。人間の体の全体にのりうつる)ことができるようになりました。

 金で雇われた兵隊武士、恩人の仇討のために参加している武士、宗教の教えで立ち向かう一向宗信徒、天下統一のために手段を選ばない織田信長、いろいろです。

 調べた単語などとして、「槇島城:まきしまじょう。京都府宇治市槙島町にあった城。織田信長が将軍足利義昭を破った。足利義昭が籠った城」、「千草峠:1570年織田信長が朝倉義景越前攻めに失敗して逃げかえる途中で杉谷善寿坊に狙撃されたところ。三重県御在所山湯の山温泉の西の方角」、「酔狂、ものずき:好奇心から変わったことをする」、「松明:たいまつ。火のついた木切れ」、「恐悦至極:謹んで心から喜ぶ」、「一向宗徒:浄土真宗。ひたすら」、「南蛮人:ポルトガル人、スペイン人など」、「デウス:神。男性単数」

 印象的だった言葉や表現などとして、信長の「かたづけておけ!」、「損得で寝返った者は、またいつ損得で寝返るかもしれないから信用できない」、「(桶狭間の合戦の奇襲)どうせ負け戦なのだからという思いで突っ込んだ」、「進まば往生極楽、退かば無限地獄(宗教と思い込みの怖さがあります)」、「京の都は不死だった」  

Posted by 熊太郎 at 06:33Comments(0)TrackBack(0)読書感想文

2019年10月26日

出川哲朗充電バイクの旅 山梨県昇仙峡~神奈川県相模湖

出川哲朗充電バイクの旅 山梨県昇仙峡~神奈川県相模湖 68km テレビ番組

 ゲストは石原良純さん、翌日が澤穂希さんでした。
 途中から見ました。
 石原良純さんと一緒に入った露天風呂で、出川哲朗さんが、「湯治(とうじ。温泉に長期間滞在して温泉による治療をする)」の意味を知らなかったことに驚き笑いました。
 澤穂希さんに会ったときに、道路のふちにいたこの番組のファンの女性が、ダンボールに書いた激励のボードに心がこもっていていいなと思いました。
 三奇橋の紹介がおもしろかった。猿橋、錦帯橋、かずら橋。
 バッテリーの電池がなくなると一般家庭に充電をお願いにいくわけですが、スイカヘルメットが目じるしになるわけで、スイカヘルメットは大事な存在です。
 こどもたちとサッカーの試合をするわけですが、澤穂希さんが、こわくなるぐらいガチンコで、おとなげないのですが、厳しさ=優しさと受け取りました。