2019年10月12日

ノラネコぐんだんパンこうじょう 工藤ノリコ

ノラネコぐんだんパンこうじょう 工藤ノリコ 白泉社

 ページをめくると、8ひきのネコが建物の外からパンこうじょうの窓をのぞいています。表紙にもどると、ニャーと鼻ちょうちんをふくらませながら中をのぞいているネコたちの顔を見ることができます。おもしろい絵の組み合わせがある発想です。
 こどもさんむけの有名なシリーズ絵本です。知りませんでした。
 イヌさんがパンをつくって、ネコさんはじめいろんなどうぶつたちがおきゃくさんです。
 食パンとイギリスパンはどう違うのだろう。調べました。形が違う。食パンはしかくで、イギリスパンは山のかたち。イギリスパンは、そとはぱりっとしていて、なかはもっちりしている。
 ノラネコぐんだんですから、ネコの集団です。ノラネコだからか、悪いことをするようです。8匹のノラネコたちが、盗賊のようなかっこうをして、夜中にパン工場内にしんにゅうしました。
 小麦粉、牛乳、卵、砂糖、塩、どうも自分たちでパンをつくるようです。
 ネコたちの絵がおもしろい。悪者の顔をしています。でも、やっていることは、まじめなパンづくりです。
 パンを大きくつくりすぎたようです。これはいかん!!
 あーあ、やってしまった。
 ばつとして、パン祭りでパンを売る。
 そりゃそうです。
 しっぱいしてもめげないノラネコ軍団の団結力がステキです。  

Posted by 熊太郎 at 05:54Comments(0)TrackBack(0)読書感想文