2024年12月30日
2024年 今年読んで良かった本
2024年 今年読んで良かった本
『本屋で待つ 佐藤友則 島田潤一郎 夏葉社』
1章から3章まであります。2章を読み終えて、今年読んで良かった一冊になりました。『発見』があります。
人口7000人ぐらいの町の本屋さんががんばります。人の育成です。ひきこもり、登校拒否のこどもたちをアルバイトや店員で採用して、そのうちのひとりは店長になれるまで能力を伸ばします。
町の本屋をしながら、雑貨や化粧品も販売し、英語を母国語とする人たち向けの日本語の教科書を外国人向けにネット販売もし(自分たちで教科書をつくる)、エステや美容院、洗濯のコインランドリーも設置して経営します。たいしたものです。
『青空のむこう アレックス・シアラー 金原瑞人(かねはら・みずひと)・訳 求龍堂(きゅうりゅうどう)』
死んでしまった少年の話らしい。イギリスの小説家の児童文学作品です。児童冒険小説というジャンルのようです。
日本語訳者は、先日読んだ、『アンソーシャルディスタンス』の作者金原ひとみさん(「蛇にピアス」で芥川賞を受賞された)のお父さんです。これから読む本が家のダンボール箱に入れてあるのですが、たまたま偶然、こちらのお父さんの本にあたりました。
『財布は踊る 原田ひ香 新潮社』
『会議は踊る』というタイトルの洋画を思い出しました。観たことはありません。1931年(昭和6年)ドイツ製作の映画です。さて、こちらは、短編6本です。
『第一話 財布は疑う』
ルイ・ヴィトンの財布です:フランスのファッションブランド(葉月みづほの欲しい物です)
『ニワトリと卵と、息子の思春期 繁延あづさ(しげのぶ・あづさ) 婦人之友社』
2021年発行の本です。(令和3年)
当時ご家族は長崎県長崎市住まいで、ご主人と高校一年生のご長男(お名前は、「あやめ」)、中学二年生の次男(葵あおい)、小学二年生の長女さん(お名前はわかりませんが、「あげちゃん」です)の5人家族です。著者の職業は、写真家で女性です。
『集団就職 高度経済成長を支えた金の卵たち 澤宮優(さわみや・ゆう) 弦書房(げんしょぼう)』
貧困があります。生活保護の文字も見えます。金の卵(きんのたまご)と言われて、都市部へ列車で送られた義務教育中学卒業の男女の皆さんは大変なご苦労をされました。
『すしん たなかひかる ポプラ社』
かなりおもしろかった。お寿司の話です。握りずしの下に、車輪が取り付けられます。
まぐろの握りが、『すしーーーーん』と走り出します。
爽快です。(そうかい:さわやかで気持ちが良い)
たまごとえびも走ります。『すしーーーーん』、『すしーーーーん』。
そのあとを、貝と、あなごと、いくらとウニとタコとイカとサーモンと鉄火巻きが走ります。
『すしーーーーん』、『すしーーーーん』
『リカバリー・カバヒコ 青山美智子 光文社』
味わい深い文章を書かれる作家さんです。電子書籍の週刊誌で紹介されていたので取り寄せてみました。
こどもさんが乗って遊ぶ公園にあるカバを手でなでると、なでたその部分が治るというパターンです。人間にはだれしも、『願い』があります。
『愛人!? 困っちゃう… 保科有里(ほしな・ゆり) 山中企画』
BS放送の番組の合間に、夢グループのコマーシャルが入ります。初めて見たときには笑いました。『DVD(デー・ブィ・デーという発音)』とか、『CD(シーデーという発音)』は、笑えるのですが、年配者にとってはわかりやすい! 買う人いるだろうなあ。じょうずに宣伝してあります。くわえて、『しゃちょーー もっとお安くしてーー』のかけ声とそのあとの格安値段で、これは、買う人いるだろうなーーと思ってしまうのです。日曜夕方の番組『笑点(しょうてん)』で、桂宮路さんが、こちらの本の著者女性の物まねをします。『しゃちょーー』のかけ声に笑います。
『赤と青のガウン オックスフォード留学記 彬子女王(あきこじょうおう) PHP文庫』
『徹子の部屋』にゲストとして出られて、本を出していると聞いたので、取り寄せて読んでみました。 皇族の方です。
彬子女王(あきこじょうおう):1981年(昭和56年)生まれ。学習院大学卒業後、英国オックスフォード大学マートン・コレッジに留学。大正天皇のひ孫。父親は、寛仁親王(ひろひとしんのう。2012年(平成24年)66歳没。大正天皇の孫。愛称『ヒゲの殿下(ひげのでんか)』)。
最初の留学が、20歳の時、2001年(平成13年)9月から1年間留学した。2回目が、学習院大学卒業後の2004年(平成16年)からオックスフォード大学の大学院に入学して、2010年(平成22年)1月に博士課程を修了した。
『黄色いマンション 黒い猫 小泉今日子 新潮文庫』
今、毎週日曜日夜10時からあるNHKBSドラマ、『団地のふたり』を楽しみに観ています。
主人公役を務める小泉今日子さんと小林聡美さんが、それぞれエッセイ本を出されていることを知りました。まず、小泉今日子さんの本を先に読んでみます。
『敗者のゲーム チャールズ・エリス著 鹿毛雄二(かげ・ゆうじ)+鹿毛房子(かげ・ふさこ)・訳 日本経済新聞社』
投資の本です。わたし自身は3年ぐらい前から株式投資をしている初心者です。今年は8月に大きな暴落がありました。年明けから夏までは順調だったので、それなりに利益を得ました。幸いに、トータルでは損失はありません。
『名もなき世界のエンドロール 行成薫(ゆきなり・かおる 男性) 集英社文庫』
192ページから深い話になります。城田(きだ)の両親は、城田が9歳の時に道路交通がらみで事故死した。突然両親がいなくなった。(両親がいなくなってから、城田(きだ)はどんな気持ちで生きてきたのだろう。自分の存在をどのように定義してこの世に存在してきたのだろう。自分はこの世に、いてもいなくても良い存在だったのかもしれないという雰囲気があります)
『本屋で待つ 佐藤友則 島田潤一郎 夏葉社』
1章から3章まであります。2章を読み終えて、今年読んで良かった一冊になりました。『発見』があります。
人口7000人ぐらいの町の本屋さんががんばります。人の育成です。ひきこもり、登校拒否のこどもたちをアルバイトや店員で採用して、そのうちのひとりは店長になれるまで能力を伸ばします。
町の本屋をしながら、雑貨や化粧品も販売し、英語を母国語とする人たち向けの日本語の教科書を外国人向けにネット販売もし(自分たちで教科書をつくる)、エステや美容院、洗濯のコインランドリーも設置して経営します。たいしたものです。
『青空のむこう アレックス・シアラー 金原瑞人(かねはら・みずひと)・訳 求龍堂(きゅうりゅうどう)』
死んでしまった少年の話らしい。イギリスの小説家の児童文学作品です。児童冒険小説というジャンルのようです。
日本語訳者は、先日読んだ、『アンソーシャルディスタンス』の作者金原ひとみさん(「蛇にピアス」で芥川賞を受賞された)のお父さんです。これから読む本が家のダンボール箱に入れてあるのですが、たまたま偶然、こちらのお父さんの本にあたりました。
『財布は踊る 原田ひ香 新潮社』
『会議は踊る』というタイトルの洋画を思い出しました。観たことはありません。1931年(昭和6年)ドイツ製作の映画です。さて、こちらは、短編6本です。
『第一話 財布は疑う』
ルイ・ヴィトンの財布です:フランスのファッションブランド(葉月みづほの欲しい物です)
『ニワトリと卵と、息子の思春期 繁延あづさ(しげのぶ・あづさ) 婦人之友社』
2021年発行の本です。(令和3年)
当時ご家族は長崎県長崎市住まいで、ご主人と高校一年生のご長男(お名前は、「あやめ」)、中学二年生の次男(葵あおい)、小学二年生の長女さん(お名前はわかりませんが、「あげちゃん」です)の5人家族です。著者の職業は、写真家で女性です。
『集団就職 高度経済成長を支えた金の卵たち 澤宮優(さわみや・ゆう) 弦書房(げんしょぼう)』
貧困があります。生活保護の文字も見えます。金の卵(きんのたまご)と言われて、都市部へ列車で送られた義務教育中学卒業の男女の皆さんは大変なご苦労をされました。
『すしん たなかひかる ポプラ社』
かなりおもしろかった。お寿司の話です。握りずしの下に、車輪が取り付けられます。
まぐろの握りが、『すしーーーーん』と走り出します。
爽快です。(そうかい:さわやかで気持ちが良い)
たまごとえびも走ります。『すしーーーーん』、『すしーーーーん』。
そのあとを、貝と、あなごと、いくらとウニとタコとイカとサーモンと鉄火巻きが走ります。
『すしーーーーん』、『すしーーーーん』
『リカバリー・カバヒコ 青山美智子 光文社』
味わい深い文章を書かれる作家さんです。電子書籍の週刊誌で紹介されていたので取り寄せてみました。
こどもさんが乗って遊ぶ公園にあるカバを手でなでると、なでたその部分が治るというパターンです。人間にはだれしも、『願い』があります。
『愛人!? 困っちゃう… 保科有里(ほしな・ゆり) 山中企画』
BS放送の番組の合間に、夢グループのコマーシャルが入ります。初めて見たときには笑いました。『DVD(デー・ブィ・デーという発音)』とか、『CD(シーデーという発音)』は、笑えるのですが、年配者にとってはわかりやすい! 買う人いるだろうなあ。じょうずに宣伝してあります。くわえて、『しゃちょーー もっとお安くしてーー』のかけ声とそのあとの格安値段で、これは、買う人いるだろうなーーと思ってしまうのです。日曜夕方の番組『笑点(しょうてん)』で、桂宮路さんが、こちらの本の著者女性の物まねをします。『しゃちょーー』のかけ声に笑います。
『赤と青のガウン オックスフォード留学記 彬子女王(あきこじょうおう) PHP文庫』
『徹子の部屋』にゲストとして出られて、本を出していると聞いたので、取り寄せて読んでみました。 皇族の方です。
彬子女王(あきこじょうおう):1981年(昭和56年)生まれ。学習院大学卒業後、英国オックスフォード大学マートン・コレッジに留学。大正天皇のひ孫。父親は、寛仁親王(ひろひとしんのう。2012年(平成24年)66歳没。大正天皇の孫。愛称『ヒゲの殿下(ひげのでんか)』)。
最初の留学が、20歳の時、2001年(平成13年)9月から1年間留学した。2回目が、学習院大学卒業後の2004年(平成16年)からオックスフォード大学の大学院に入学して、2010年(平成22年)1月に博士課程を修了した。
『黄色いマンション 黒い猫 小泉今日子 新潮文庫』
今、毎週日曜日夜10時からあるNHKBSドラマ、『団地のふたり』を楽しみに観ています。
主人公役を務める小泉今日子さんと小林聡美さんが、それぞれエッセイ本を出されていることを知りました。まず、小泉今日子さんの本を先に読んでみます。
『敗者のゲーム チャールズ・エリス著 鹿毛雄二(かげ・ゆうじ)+鹿毛房子(かげ・ふさこ)・訳 日本経済新聞社』
投資の本です。わたし自身は3年ぐらい前から株式投資をしている初心者です。今年は8月に大きな暴落がありました。年明けから夏までは順調だったので、それなりに利益を得ました。幸いに、トータルでは損失はありません。
『名もなき世界のエンドロール 行成薫(ゆきなり・かおる 男性) 集英社文庫』
192ページから深い話になります。城田(きだ)の両親は、城田が9歳の時に道路交通がらみで事故死した。突然両親がいなくなった。(両親がいなくなってから、城田(きだ)はどんな気持ちで生きてきたのだろう。自分の存在をどのように定義してこの世に存在してきたのだろう。自分はこの世に、いてもいなくても良い存在だったのかもしれないという雰囲気があります)