2023年03月23日
相棒シーズン14 エピソード20「ラストケース」 2016年
相棒シーズン14 エピソード20「ラストケース」 2016年(平成28年) 動画配信サービス
現実のテレビの「相棒」では、今月シーズン21が終了しましたが、自分にとっての終了は、まだシーズン14です。
働いていた頃は、二十年間ぐらい、テレビはニュースと天気予報ぐらいしか見ませんでした。
定年退職してから、こんなおもしろい刑事番組があったのかと気づき、この番組を最初から順番に見続けています。
さて、感想です。
犯行の動機はいつものように『恨み(うらみ)』です。根っこはいつも『うらみ』です。
警察職員が政治家を恨んでいます。
手法はテロ行為です。
いろいろ複雑な罠(わな。視聴者にとってのわな)が仕掛けてあります。見ていて気づけるものもあるし、気づけないものもあります。
警察学校における事件発生で、刺激的な始まりでした。
米沢守さん(六角精児)さんは、警察学校の先生になったのか。
杉下右京も冠城亘(かぶらぎ・わたる)も相変わらず警察上層部から嫌われています。正義を通すことが、いつもの嫌われる理由です。
この物語は、組織内部の不祥事を暴く(あばく)ことが柱のひとつになっています。
総理大臣も出てくるし、副総理も出てきます。2022年夏のテロで、前総理大臣が命を落としたこととかぶるような部分があります。
おもしろい。(見ていて、時々そうつぶやいてしまいます)
どう話をもっていくのか。
警察職員は、あんなにおおぜいいるのに、おおぜいいるだけで、被害者を助けることができません。
ヘリコプターの登場です。
劇を見ているようです。
焼身自殺をする人は、社会に強いメッセージを発したい人だと、以前、自殺考察の本で読んだことがあります。
(この時、お話が終わってしまうではないか。まだ、放映時間が半分ぐらい残っているのにと思いましたが、話は発展しながら続いていきます)
合唱のクラシック曲がBGMで流れ続けます。荘厳です。(そうごん。おごそか)
世の中には、和解ができないことがわかっていても、和解をしようという努力を続けていかなければならないことがあるというような意識を、映像を見ていて思いつきました。
世の中には、答えが出せない問題案件や課題がたくさんあります。
犯人が死んで、テロの模倣犯(もほうはん。まね)が出ると予想しましたが、そうはなりませんでした。
杉下右京の細かく丁寧な現場確認と推理が披露されます。(弾薬の残り数)
展開が予想外で、話はなんとでもつくれるのねと感心します。
混乱があります。
また「おもしろい」とつぶやいてしまいました。
なるほど、「悪」の中にさらに大きな「悪」がある。
敵は、外部ではなく、内部にいるのです。
現実にはありえないおとぎ話のようでもあります。
おもしろい。
犯人の言葉として『神に感謝』
(脳みそが、姿なき何者かにコントロールされている。(これを洗脳という))
ハッピーエンドでした。
良かった。
現実のテレビの「相棒」では、今月シーズン21が終了しましたが、自分にとっての終了は、まだシーズン14です。
働いていた頃は、二十年間ぐらい、テレビはニュースと天気予報ぐらいしか見ませんでした。
定年退職してから、こんなおもしろい刑事番組があったのかと気づき、この番組を最初から順番に見続けています。
さて、感想です。
犯行の動機はいつものように『恨み(うらみ)』です。根っこはいつも『うらみ』です。
警察職員が政治家を恨んでいます。
手法はテロ行為です。
いろいろ複雑な罠(わな。視聴者にとってのわな)が仕掛けてあります。見ていて気づけるものもあるし、気づけないものもあります。
警察学校における事件発生で、刺激的な始まりでした。
米沢守さん(六角精児)さんは、警察学校の先生になったのか。
杉下右京も冠城亘(かぶらぎ・わたる)も相変わらず警察上層部から嫌われています。正義を通すことが、いつもの嫌われる理由です。
この物語は、組織内部の不祥事を暴く(あばく)ことが柱のひとつになっています。
総理大臣も出てくるし、副総理も出てきます。2022年夏のテロで、前総理大臣が命を落としたこととかぶるような部分があります。
おもしろい。(見ていて、時々そうつぶやいてしまいます)
どう話をもっていくのか。
警察職員は、あんなにおおぜいいるのに、おおぜいいるだけで、被害者を助けることができません。
ヘリコプターの登場です。
劇を見ているようです。
焼身自殺をする人は、社会に強いメッセージを発したい人だと、以前、自殺考察の本で読んだことがあります。
(この時、お話が終わってしまうではないか。まだ、放映時間が半分ぐらい残っているのにと思いましたが、話は発展しながら続いていきます)
合唱のクラシック曲がBGMで流れ続けます。荘厳です。(そうごん。おごそか)
世の中には、和解ができないことがわかっていても、和解をしようという努力を続けていかなければならないことがあるというような意識を、映像を見ていて思いつきました。
世の中には、答えが出せない問題案件や課題がたくさんあります。
犯人が死んで、テロの模倣犯(もほうはん。まね)が出ると予想しましたが、そうはなりませんでした。
杉下右京の細かく丁寧な現場確認と推理が披露されます。(弾薬の残り数)
展開が予想外で、話はなんとでもつくれるのねと感心します。
混乱があります。
また「おもしろい」とつぶやいてしまいました。
なるほど、「悪」の中にさらに大きな「悪」がある。
敵は、外部ではなく、内部にいるのです。
現実にはありえないおとぎ話のようでもあります。
おもしろい。
犯人の言葉として『神に感謝』
(脳みそが、姿なき何者かにコントロールされている。(これを洗脳という))
ハッピーエンドでした。
良かった。
2023年03月22日
お終活(おしゅうかつ) 邦画
お終活(おしゅうかつ) 邦画 2021年公開 動画配信サービス 1時間53分
テレビ番組『徹子の部屋』のゲストで橋爪功さん(はしづめ・いさおさん)をお見かけして、橋爪さんの映画を観たくなりました。
映画の中の設定としては、七十代半ばのご夫婦だと思います。橋爪功さんと高畑淳子さんのご夫婦設定です。既婚こどもありの長男と未婚の長女がいます。
スポンサーが葬儀社のためか、前半からなかばぐらいまでは、葬儀社の研修ビデオを見ているようですが、それでもかまいません。
自分も歳をとって、いくつかの葬儀を取り仕切る体験をしてきて、葬儀をする人の気持ちを共感できる世代になりました。
映画では、定年退職後ずっと家にいる夫と、そんな夫をうっとうしいと思う妻です。
ケンカをしているうちはまだ『華(はな)』があります。
いずれは、どちらも体を壊します。ケンカもできなくなります。だれにでも『死』は訪れます。
この映画でも高畑淳子さんが、後半になると、脳梗塞で気を失って倒れます。
もうひとつ思うのは、片方が家から出かける前に感情的なケンカをするのは、できるだけ避けたほうがいい。
もしかしたら、それが永遠の別れになる可能性もあります。遺された(のこされた)ほうは、ケンカ別れが、この世での、相手との最後の別れになってしまったことを、かなり後悔して悩みます。怒れて(おこれて)いてもがまんして、相手を笑顔で送り出しましょう。
葬儀に関していえば、映画の中でも紹介がありますが、あらかじめ元気な時に葬儀社を決めておいて会員になるなりして、その時のための準備をしておいたほうが、あわてなくてすみます。
自宅で、ほかにだれもいない状態で亡くなれば、警察が来て、遺体を警察署へ運んで行って、検視が行われます。検視後、警察から遺体の引き取りを求められます。金額は忘れましたが、遺体を引き取る時に、警察署で、死体検案書の費用を支払った体験が自分にはあります。
病院でも死亡後、遺体の引き取りを求められます。利用する葬儀社が決まっていないとかなりオロオロします。なにせ、遺体を自分の車に乗せて家まで運ぶのはかなり無理があります。
映像で葬儀のシーンを見ながらそんなことを思い出しました。
あと、思い出したのは『遺影』にするための写真の選択です。事前に用意してあれば、あわてませんが、なにもないところから遺影に適した写真を探し出そうとすると、けっこうたいへんです。
途中、登場人物の女性が『(老いた夫婦は)愛しているかどうかより「必要」かどうかが大事』と発言します。反対意見になってしまいますが「愛情」は大事だと思います。ともに苦労した思い出があれば愛情は湧きます。映画では、後半の金婚式シーンにつながっていきます。
途中、大和田伸也さん演じる大学の先生らしき人からの高齢者夫婦が日常生活をうまくやっていくために夫が発言すべき名セリフの伝授話(でんじゅばなし)と、その後のショートコントがおもしろかった。
夫は妻に『そうなんだ』『わかるわかる』『たいへんだったねーぇ』この三語で声かけをすれば、夫婦関係は円満にいくというのです。(映画では笑いをとるためにうまくはいきませんが……)
葬儀屋さんに向かって「人の不幸で食っている」と言うのは禁句です。そんなことを言ったら医者や看護師、福祉職も同じような職種に見えます。
どんな仕事でも『世のため人のため』になっているのです。
生きているうちに親せきを集めて、感謝の会をしたいという気持ちはわかります。
昔はそういう雰囲気がありましたが、今どきは、人と人との距離が遠くなりました。
以前読んだ癌の余命宣告を受けたときのことの本を数冊思い出しました。
後記する本のうちの最初の本では、がん患者が死ぬことが決定しています。
事例のひとつとして、入院先の病院から、いったん自宅に戻って治療して、その間に、親族と十分話をします。
これまでの感謝と、時には謝罪もあるでしょう。そして、自分が死んだあとの手続きほかを親族に教えたり、互いに話し合ったりして、死後に行うあれやこれやの事柄を、いちおう、その場で決めておきます。
本人の死期が近づいてきたら、本人は再び病院に入院して、その時を待ちます。そして、お別れです。
そのような時間の過ごし方が、本人にも、遺る(のこる)家族にも負担をかけないというような内容でした。
看護や介護をするほうもされるほうも、負担が重くて精神的にも体力的にも、耐えきれそうにないということはあります。
『がん患者の語りを聴くということ 病棟での心理療法の実践から L・ゴールディ/J・デマレ編 平井正三/鈴木誠 監訳 誠信書房』
『無人島のふたり 120日生きなくちゃ日記 山本文緒(やまもと・ふみお) 新潮社』
『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記 遠藤和(えんどう・のどか) 小学館』
『112日間のママ 清水健 小学館』
音楽バンドである「チューリップ」の歌がきれいでした。コーラスも良かった。
歌を聴(き)きながら、1分1分過ぎるごとに、死が近づいていることを体感する年齢です。
若い頃に聴いた曲を老いてから再び聴く。
映画の中のご夫婦は、昭和46年(1971年)のご結婚でした。
映画の中の世界は理想の世界です。現実とは違います。
仮想空間と割り切って観ています。
感動することを楽しみます。
テレビ番組『徹子の部屋』のゲストで橋爪功さん(はしづめ・いさおさん)をお見かけして、橋爪さんの映画を観たくなりました。
映画の中の設定としては、七十代半ばのご夫婦だと思います。橋爪功さんと高畑淳子さんのご夫婦設定です。既婚こどもありの長男と未婚の長女がいます。
スポンサーが葬儀社のためか、前半からなかばぐらいまでは、葬儀社の研修ビデオを見ているようですが、それでもかまいません。
自分も歳をとって、いくつかの葬儀を取り仕切る体験をしてきて、葬儀をする人の気持ちを共感できる世代になりました。
映画では、定年退職後ずっと家にいる夫と、そんな夫をうっとうしいと思う妻です。
ケンカをしているうちはまだ『華(はな)』があります。
いずれは、どちらも体を壊します。ケンカもできなくなります。だれにでも『死』は訪れます。
この映画でも高畑淳子さんが、後半になると、脳梗塞で気を失って倒れます。
もうひとつ思うのは、片方が家から出かける前に感情的なケンカをするのは、できるだけ避けたほうがいい。
もしかしたら、それが永遠の別れになる可能性もあります。遺された(のこされた)ほうは、ケンカ別れが、この世での、相手との最後の別れになってしまったことを、かなり後悔して悩みます。怒れて(おこれて)いてもがまんして、相手を笑顔で送り出しましょう。
葬儀に関していえば、映画の中でも紹介がありますが、あらかじめ元気な時に葬儀社を決めておいて会員になるなりして、その時のための準備をしておいたほうが、あわてなくてすみます。
自宅で、ほかにだれもいない状態で亡くなれば、警察が来て、遺体を警察署へ運んで行って、検視が行われます。検視後、警察から遺体の引き取りを求められます。金額は忘れましたが、遺体を引き取る時に、警察署で、死体検案書の費用を支払った体験が自分にはあります。
病院でも死亡後、遺体の引き取りを求められます。利用する葬儀社が決まっていないとかなりオロオロします。なにせ、遺体を自分の車に乗せて家まで運ぶのはかなり無理があります。
映像で葬儀のシーンを見ながらそんなことを思い出しました。
あと、思い出したのは『遺影』にするための写真の選択です。事前に用意してあれば、あわてませんが、なにもないところから遺影に適した写真を探し出そうとすると、けっこうたいへんです。
途中、登場人物の女性が『(老いた夫婦は)愛しているかどうかより「必要」かどうかが大事』と発言します。反対意見になってしまいますが「愛情」は大事だと思います。ともに苦労した思い出があれば愛情は湧きます。映画では、後半の金婚式シーンにつながっていきます。
途中、大和田伸也さん演じる大学の先生らしき人からの高齢者夫婦が日常生活をうまくやっていくために夫が発言すべき名セリフの伝授話(でんじゅばなし)と、その後のショートコントがおもしろかった。
夫は妻に『そうなんだ』『わかるわかる』『たいへんだったねーぇ』この三語で声かけをすれば、夫婦関係は円満にいくというのです。(映画では笑いをとるためにうまくはいきませんが……)
葬儀屋さんに向かって「人の不幸で食っている」と言うのは禁句です。そんなことを言ったら医者や看護師、福祉職も同じような職種に見えます。
どんな仕事でも『世のため人のため』になっているのです。
生きているうちに親せきを集めて、感謝の会をしたいという気持ちはわかります。
昔はそういう雰囲気がありましたが、今どきは、人と人との距離が遠くなりました。
以前読んだ癌の余命宣告を受けたときのことの本を数冊思い出しました。
後記する本のうちの最初の本では、がん患者が死ぬことが決定しています。
事例のひとつとして、入院先の病院から、いったん自宅に戻って治療して、その間に、親族と十分話をします。
これまでの感謝と、時には謝罪もあるでしょう。そして、自分が死んだあとの手続きほかを親族に教えたり、互いに話し合ったりして、死後に行うあれやこれやの事柄を、いちおう、その場で決めておきます。
本人の死期が近づいてきたら、本人は再び病院に入院して、その時を待ちます。そして、お別れです。
そのような時間の過ごし方が、本人にも、遺る(のこる)家族にも負担をかけないというような内容でした。
看護や介護をするほうもされるほうも、負担が重くて精神的にも体力的にも、耐えきれそうにないということはあります。
『がん患者の語りを聴くということ 病棟での心理療法の実践から L・ゴールディ/J・デマレ編 平井正三/鈴木誠 監訳 誠信書房』
『無人島のふたり 120日生きなくちゃ日記 山本文緒(やまもと・ふみお) 新潮社』
『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記 遠藤和(えんどう・のどか) 小学館』
『112日間のママ 清水健 小学館』
音楽バンドである「チューリップ」の歌がきれいでした。コーラスも良かった。
歌を聴(き)きながら、1分1分過ぎるごとに、死が近づいていることを体感する年齢です。
若い頃に聴いた曲を老いてから再び聴く。
映画の中のご夫婦は、昭和46年(1971年)のご結婚でした。
映画の中の世界は理想の世界です。現実とは違います。
仮想空間と割り切って観ています。
感動することを楽しみます。
2023年03月20日
大ピンチずかん 鈴木のりたけ
大ピンチずかん 鈴木のりたけ 小学館
書評の評判がいいので取り寄せてみました。楽しみです。
パラパラっとめくって、ちょっとりくつっぽそうでもあります。
厚い表紙をめくると、表紙の裏に、地球の上で、男の子5人がうろたえているパターンがあります。金色の下地(したじ)がある絵です。初めて見る雰囲気の絵本です。色と紙が上等です。
5ページ、笑えます。テーブルの上に牛乳パックからこぼした牛乳を口で吸っていると、頭がコップにぶつかって、こんどは、コップに入っていた牛乳がこぼれます。
『くらしの なかには たくさんの 大ピンチが ある。ひとは みんな 大ピンチに なると あわててしまう』
先月わたしも大分県にある別府駅前で、記念写真撮影に夢中になりすぎて、手荷物のひとつを駅前に置き忘れてパニックになりました。
荷物を探し(さがし)に戻ったら、わたしの大きな手提げ袋が、駅前のオブジェ(温泉の湯が沸き出している記念の造形物)の横にちょこんと立っていました。
中身は何も盗られていませんでした。
なんて安全な街なのだろうかと大感激しました。
本にある作者のコメントでは、板ガムを少しずつちぎって食べていたら、そのまま飲み込んでしまったそうです。(そんなことがあるのか)
ジュースなどの紙パックストローが穴の中に入り込んでとれなくなる。(そういうことあります)
絵本というよりも『資料集』のような雰囲気です。
シロップのふたが開かない。(そうなのか。自分はシロップを飲むことはありません)
ポケットの底から砂が出てくる。(あります。あります)
シャンプーが目に入った。(あります)
おふろで耳に水が入った。(たまにあります)
おふろに栓(せん)をしないで、お湯を入れてしまった。おふろのお湯がからっぽなことに、全裸(ぜんら)になってから気づいた。(たまにあります)
リュックサックの中から、古くなって汚くなったものが出てくる。(ありそうです)
カブトムシが夜中に部屋の中を飛び回っていた。自分は実際に体験したことがあります。小学二年生の頃に、山でたくさん捕まえてきたカブトやクワガタが箱から逃げ出して、家の中を飛び回って大騒ぎになりました。
当時の夏はまだ、蚊帳(かや。蚊よけ)を部屋の中につって寝ていたので、カブトやクワガタたちが蚊帳(かや)にからまって、とるのがたいへんでした。
おなかがすいてうごけない。(そういうこと、あります)
いい本です。
トイレの紙がない。(最近はウォッシュレットのところが増えたのでだいじょうぶなときもあるでしょう。お尻が乾くまで待たねばなりませんが)
良く練られた(ねられた。事例を集めて、組み合わせを考え抜いた)本です。アイデア賞です。
『フンを ふんだ』 うんこふんじゃったです。たまーにあります。フンをふむとはあまり言わない。上品です。
どしゃぶりなのに傘がない。
ああ、そういうことってあります。
井上陽水さん(いのうえ・ようすいさん)の歌『傘がない』を思い出しました。(曲が古いなあ。リアルでその歌を聴いていた世代は、もうみんなおじいさんやおばあさんになってしまいました。青春時代の若い人の心理を歌った歌です)
最後のほうまできて、そうだ! 人生はLOVE(ラブ)だ!
なかなかいい絵本でした。
今度新一年生になる孫にプレゼントします。
トイレで「大」がしたいのに、個室が使用中で自分が使えない。(たまにあります。かなりつらい。たとえば駅とかで。)
書評の評判がいいので取り寄せてみました。楽しみです。
パラパラっとめくって、ちょっとりくつっぽそうでもあります。
厚い表紙をめくると、表紙の裏に、地球の上で、男の子5人がうろたえているパターンがあります。金色の下地(したじ)がある絵です。初めて見る雰囲気の絵本です。色と紙が上等です。
5ページ、笑えます。テーブルの上に牛乳パックからこぼした牛乳を口で吸っていると、頭がコップにぶつかって、こんどは、コップに入っていた牛乳がこぼれます。
『くらしの なかには たくさんの 大ピンチが ある。ひとは みんな 大ピンチに なると あわててしまう』
先月わたしも大分県にある別府駅前で、記念写真撮影に夢中になりすぎて、手荷物のひとつを駅前に置き忘れてパニックになりました。
荷物を探し(さがし)に戻ったら、わたしの大きな手提げ袋が、駅前のオブジェ(温泉の湯が沸き出している記念の造形物)の横にちょこんと立っていました。
中身は何も盗られていませんでした。
なんて安全な街なのだろうかと大感激しました。
本にある作者のコメントでは、板ガムを少しずつちぎって食べていたら、そのまま飲み込んでしまったそうです。(そんなことがあるのか)
ジュースなどの紙パックストローが穴の中に入り込んでとれなくなる。(そういうことあります)
絵本というよりも『資料集』のような雰囲気です。
シロップのふたが開かない。(そうなのか。自分はシロップを飲むことはありません)
ポケットの底から砂が出てくる。(あります。あります)
シャンプーが目に入った。(あります)
おふろで耳に水が入った。(たまにあります)
おふろに栓(せん)をしないで、お湯を入れてしまった。おふろのお湯がからっぽなことに、全裸(ぜんら)になってから気づいた。(たまにあります)
リュックサックの中から、古くなって汚くなったものが出てくる。(ありそうです)
カブトムシが夜中に部屋の中を飛び回っていた。自分は実際に体験したことがあります。小学二年生の頃に、山でたくさん捕まえてきたカブトやクワガタが箱から逃げ出して、家の中を飛び回って大騒ぎになりました。
当時の夏はまだ、蚊帳(かや。蚊よけ)を部屋の中につって寝ていたので、カブトやクワガタたちが蚊帳(かや)にからまって、とるのがたいへんでした。
おなかがすいてうごけない。(そういうこと、あります)
いい本です。
トイレの紙がない。(最近はウォッシュレットのところが増えたのでだいじょうぶなときもあるでしょう。お尻が乾くまで待たねばなりませんが)
良く練られた(ねられた。事例を集めて、組み合わせを考え抜いた)本です。アイデア賞です。
『フンを ふんだ』 うんこふんじゃったです。たまーにあります。フンをふむとはあまり言わない。上品です。
どしゃぶりなのに傘がない。
ああ、そういうことってあります。
井上陽水さん(いのうえ・ようすいさん)の歌『傘がない』を思い出しました。(曲が古いなあ。リアルでその歌を聴いていた世代は、もうみんなおじいさんやおばあさんになってしまいました。青春時代の若い人の心理を歌った歌です)
最後のほうまできて、そうだ! 人生はLOVE(ラブ)だ!
なかなかいい絵本でした。
今度新一年生になる孫にプレゼントします。
トイレで「大」がしたいのに、個室が使用中で自分が使えない。(たまにあります。かなりつらい。たとえば駅とかで。)
2023年03月17日
この素晴らしき世界 東野幸治
この素晴らしき世界 東野幸治 新潮文庫
令和2年(2020年)の単行本を令和4年(2022年)に文庫化してあります。
週刊新潮連載記事のまとめです。
ざーっと登場する人物を書き出します。西川きよし師匠、坂田師匠、品川佑、ほんこんさん、メッセンジャー黒田、ダイノジ大谷、天津木村、桂三度、大西ライオン、なかやまきんに君、藤井隆、山里亮太、ココリコ遠藤、次長課長井上、ピース綾部、若井おさむ、NON STYLE石田、キングコング西野、リットン調査団藤原、陣内智則君、カラテカ入江、ノブコブ吉村、中山功太、トミーズ健、大木こだま、矢野・兵頭、ガンバレルーヤよしこ、三浦マイルド君、宮川大助・花子、リットン調査団水野、極楽とんぼ加藤、自分が知っている人もいるし知らない人もいます。合計で31人です。
自分は、旅に興味があるので、岡村隆史さんとの番組『旅猿』で東野幸治さんを見るぐらいで、そのほかの東野さんの番組は見ていません。
個人を巡るエッセイ(きままな文章)のようです。
読み始めます。
西川きよしさんの前立腺がん治療話が目を引きました。前立腺を全部摘出です。術後は尿漏れに苦しみますが、尿を人工的に調節してくれる機械を埋め込む手術をされています。「人工尿道括約筋」の手術だそうです。睾丸に(こうがん。なんとか玉)に機械が埋め込まれました。小さなボタン電池ぐらいの大きさだそうです。快適だそうです。(ほーっ。そんなことができるのか)
坂田師匠の記述のところで、中川家の剛(つよし)さんが、パニック障害になっていたと書いてあります。そういえばそういう病名をしょっちゅう見かけた時期がありました。最近は聞かなくなりました。
東野さんによる文章の内容には『毒』はありません。軽いタッチで文章が続いています。
品川祐(しながわ・ひろし)さんという方は、番組『アメトーク』で見ます。(そう思って読んでいたら、28ページに『アメトーク』のことが出てきました)
「嫌われ芸人」という立ち位置が批判されることは、理由がよくわかりません。笑いをとるための手段だから、仕事だと思うのです。だれもが、自分ではない何者かを演じています。品川祐さんのあだ名は『おしゃべりクソ野郎』だそうです。
そういえば、ウェストランドというコンビがM1で優勝しました。昭和50年代は、悪口を言う漫才が多かったような記憶です。
ほんこんさんは、番組『旅猿』で見て知りました。湘南でサーフィンをされていました。
変わったお名前です。『130R』というコンビを組んでいて、相方が、板尾創路(いたお・いつじ)さんだそうです。でももう何年もコンビで活動はしていないそうです。
ほんこんさんは、昔、マカオさんという人と「ホンコン・マカオ」というコンビを組んでいたいたそうです。相方が土日休日に働きたくないと言い出して解散したそうです。そういえば、おふたりの話とは離れますが、クイズで『ホンコン・マカオ旅行をプレゼント』みたいなフレーズがあった記憶です。
東野幸治さんの記述は、お笑いの歴史です。東野さんは、歴史の生き字引です。長く続けることが仕事で成功するコツです。
メッセンジャー・黒田さんも番組『旅猿』でよくお見かけします。この本は、旅猿仲間の紹介の側面があります。
黒田さんの言葉として『東京の番組はしょーもない! カンペに書かれたこと喋ってる(しゃべってる)だけやろ! ……』(そうなのか。カンペ:演者に伝達する手段。スケッチブック、大きな紙など。メッセージや指示を送る)
東野さんが自分のことを『心無い私』(昔はそうだったらしい。自己中心的ということか)
ダイノジ大谷さんという人は、エアギターという演技で世界一になったというニュースを聞いたことがありました。
ふたり組だということは、この本を見て初めて知りました。
コンビ名:ダイノジ。ふたりとも大分県出身1994年(平成6年)から活動開始。
大谷ノブ彦:この本では、おもに大谷さんについて書いてあります。(最後にご本人が「息子が登校拒否になっちゃいました」とコメントがあり心配しました)
大地洋輔(おおち・おうすけ):こちらが、エアギター世界一になった方(かた)
ここまで読んできて、千鳥の番組『相席食堂』を思い浮かべました。
この本に載っている人たちが、日本各地で食べ歩いているような番組です。
55ページに『ピコ太郎』さんというお名前が出てきます。
そういえば、そういう人がいたなあという過去を振り返る気分になりました。
桂三度さん(世界のナベアツ)の『イチ、ニィ、サーン! シー、ゴ、ロクー』は、おもしろかった。
大阪府守口市にある梶中学校卒の芸人さんたちのことは初めて知りました。桂三度さん、ますだおかだの増田英彦さん、中川家(兄の剛(つよし)、弟の礼二)さん。
亡くなった三遊亭円楽さんのことが出てきます。わたしは、毎週テレビ番組『笑点(しょうてん)』を楽しみにして観ています。
大西ライオンという人は知りませんが、読んでいると「不思議な人」に思えました。
蛍原徹(ほとはら・とおる)さんの誕生日祝いに買うケーキ代を集めるのに、サプライズ企画(本人は知らない)なのに、大西ライオンさんは、蛍原さんにケーキ代の集金に回っています。
大西ライオンさんのお父さんが酒乱だったことには同情します。
この本を読んでいた頃、同時進行で『ウクライナ戦争 小泉悠(こずみ・ゆう) ちくま新書』を読んでいたのですが、ずいぶん前に番組『東野&岡村の旅猿』で、ふたりがロシアのモスクワを訪れたことがあります。
東野さんは、ロシアが好きなようで、番組の中でロシア大統領の名前を連呼していました。今、どういう気持ちなのだろう。
そのときの感想メモが残っていました。以下がその一部です。
東野・岡村旅猿 ロシア・モスクワで観光の旅 DVD ワクワク編とルンルン編 2018年11月
モスクワの赤の広場、クレムリン宮殿、大統領府、聖ワシリ大聖堂の回りを何度も回るルートで、二日間ぐらいの滞在です。
東野さんがどうしてクレムリン宮殿(クレムリンは城塞という意味)が大好きなのかはわかりませんが、熱狂的でした。
モスクワの人というのは、やはり、社会主義の国に住む人という印象をもちました。
途中、ふたりと番組スタッフが、おおきな対立になるのですが、やらせを嫌う東野さんとコサックダンス教室を企画した現地ガイド・日本人スタッフの争いは、東野さんの意見のほうが正しい。いっけん、日本人とモスクワに住む人との友好シーン映像に見えるのですが、コサックダンスのメンバーは、報酬をもらって演技をしていたと推測するのです。
社会主義、秘密主義、言論統制、報道の不自由などの要素がある社会組織の国です。東野さんがスパイ行為も含めていろいろ疑うのはやむをえません。スポーツにおけるドーピング疑惑とか、日本終戦時に日本の弱みにつけこんで、満州や北方領土に侵攻してきたとか、いろいろ思い浮かびます。
列車の中で、現地のロシア人らしきおじさんに、撮影をしていたので、うるさい、静かにしろ。みたいに注意されます。緊張の時間帯でした。しかたがありません。日本の新幹線も同じ雰囲気です。
なかやまきんに君が福岡県出身だということは知りませんでした。福岡県は、芸能界で働く人材が豊富です。
今年2月に博多駅周辺を散策したのですが、なにせ華やかです。人は多いし、来ている洋服のファッションがいいし、文化的で、勢いがあります。外国人も多い。新しいものが生まれる下地があります。
藤井隆さんは番組『新婚さんいらっしゃい』で井上咲楽さんとお見かけします。
藤井隆さんは、奇人だそうです。1990年代のオカマみたいなキャラクターのときは覚えています。なんだか不思議に思えました。じっさいは、おかまではないそうです。エキセントリック(奇妙)になって、笑いをとる手法だったそうです。
亡くなった人のお名前も出てきます。神田沙也加さん(令和3年12月35歳没)
この本は、令和2年2月に出ています。本というものは不思議です。記録です。そのときは生きていた人が、今はもうこの世にはいない。
山里亮太さんについては、ご本人が書いた本を読んだことがあります。漫才の相方にかなりひどいことをされています。
『天才はあきらめた 山里亮太 朝日文庫』
芸の根っこが、仕返しで、ねたみとかうらみを晴らすことが目標でした。
山里さんは、非常に緻密(ちみつ)です。緻密さは、不祥事を起こした渡部さんとか、ラジオパーソナリティをしていた永六輔さんを思い出します。芸能界で成功するためのひとつの方法として異常なほどの徹底した緻密さがあります。24時間、365日、たとえば「お笑い」のことを考え続ける。得るものは大きい。反面、失うものもあります。
106ページ。『笑いって残酷なほうが面白いから……』
人間の本質はクズなのです。
遠藤章造さんのことが書いてあります。千秋さんの別れただんなさんということしか知りません。
なんだかハチャメチャな人です。ばかさかげんと思慮のなさがおもしろい。
次長課長の井上聡さんという人は知りません。相方の河本さんは、親が生活保護をもらっているという不祥事のようなトラブルがあったことは記憶があります。
井上さんは奇人だとこの本では書いてあります。ゲームが好きで、ゲームのために人生の大半の時間を消費しているそうです。うーむ。小学生の孫が『人生ゲーム』好きなのことを思い出しました。何度も連続で付き合わされます。
ひとつのことに集中する。病気の完成までには至らない程度のなんとか障害だろうか。
この本を読むのには、時間がかかります。
すき間時間を利用しながら少しずつ読み進めています。
ピース綾部さんは、芥川賞作家の又吉直樹さんに養われているイメージがあります。まあ、漫才のコンビというものは、金銭的にはそういうものなのでしょう。
ニューヨークにおられるそうですが、孤独なんじゃないだろうか。
『リットン調査団』水野透さんと藤原光博さんのコンビで、この本の部分では、藤原光博さんを紹介してあります。(本のあとのほうに水野透さんの紹介があります)
リットン調査団というのは、歴史で習った満州事変のときの国際連盟の調査団の名称ではなかろうか。
おふたりは、お笑い芸人としては売れていないそうでアルバイトで生計を維持されているそうです。
『ラブアタック』なつかしい。昔、そういう恋愛想定番組がありました。この本では、百田尚樹さん(ひゃくたなおきさん。放送作家、小説家)のお名前が出てきました。
本の中では57歳になった藤原さんの言葉がいい。『一回でも客前で爆笑とったら、辞められるかいな。あんな快感ないやろ』(相当な快感があるようです)
陣内智則さんが藤原紀香さんと離婚した時には、どうして、陣内智則さんが浮気なんかしたのだろうかと不思議でした。
藤原紀香さんの本は読んだことがあって『カンダクゥ(アフガニスタンの言葉で「笑顔でね」)』という、ご本人が現地で現地の人たちの暮らしぶりを写真撮影した本でした。藤原紀香さんがカメラで撮影した現地のこどもたちの笑顔がたくさん載っていました。おふたりが、離婚されたときには、がっかりしました。
東野幸治さんは、陣内智則さんのテレビ出演がテレビ局に敬遠されて、仕事が暇になったので、東野さんのゴルフの相手ができて喜んでいたそうです。(ふむ。陣内さんは働かなくても食べていけたわけか。稼いで資産が貯まっていたのね)
読んでいて、まあ、再婚もよしかなという気持ちになりました。失敗はつきものです。娘さんも誕生されて、とても喜んでおられるようすです。『もう二度と過ち(あやまちはおかさない)……』とコメントされております。(そうです。もう浮気はやめましょう)
カラテカ入江さんという方は、闇営業のときの不祥事の根幹にいた人だと思います。
矢部太郎さんのまんが『大家さんと僕』は、読みました。ほのぼのとしています。矢部さんも番組『旅猿』に出ておられました。たしか、熊本県内にある忍者屋敷で忍者のかっこうをされていました。
入江さんと矢部太郎さんは性質が全然合わないコンビに思えます。
本人のコメントとして、現在は清掃のバイトをしていますとありますが、それから月日がたって、現在は清掃会社を立ち上げて社長をされているようです。再起ですな。
平成ノブシコブシの吉村崇さんも番組『旅猿』でお見かけしました。長崎県への旅でした。
番組を観た時は『破天荒の人(はてんこうのひと)』の意味がわからなかったのですが、この本を読んでわかりました。常識では考えられない無謀なことをするのですな。
乱暴な金遣い(かねづかい)は、笑いにつながる。著者は吉村さんを『馬鹿天狗(ばかてんぐ)』と分析・評価されています。
本人のコメントがいい。『……極楽っていうのは地獄の先にあるんだなと……』
この本の最後のところでもお名前が登場されていました。加藤浩次さんの部分で、加藤さんが事務所を辞めるなら自分も辞めると発言されたそうです。おふたりとも北海道出身です。
中山功太さんという方は存じ上げません。ブレイク前夜芸人と書いてあります。
ネタは実家が金持ちだそうです。5歳のときに誘拐されたとあります。本当だろうか。
父親の会社の倒産で、今はお金持ちではないそうです。
番組『しくじり先生』に登場したことがあるそうです。
こどものころ貧乏でも、成人してからがんばって富裕層の人間になる人もいるし、逆に、こどものころ富裕層にいても、親が経営していた会社が傾いて、貧乏になるという人生もあります。人生はいろいろで、ぼーっとしているとお金は逃げていきます。
著者がお笑いの世界が好きだということが伝わってくる文脈です。
サラリーマンの世界とは違います。
逆に、サラリーマンはやれない人たちです。
著者いわく「奇人変人だらけの吉本芸人……」です。ただ、一般社会でも奇人変人はよく見かけます。見た目だけでは、すぐにはわからないこともあります。
トミーズ健さんという方のお話です。わたしは存じ上げません。
トミーズ雅(まさ)さんのほうはわかります。
亡くなってしまったダチョウ俱楽部の上島竜兵さんのお名前が出ています。
トミーズ健さんは、2人兄弟だったが、中学生のときにお父さんから、実は、一番下にもうひとり弟がいると告げられます。怖い話です。貧乏暮らしだったので、一番下の子は施設に預けてあったそうです。
貧乏話が出ます。おもしろい。ただ、これぐらいの年齢の人たちは(1959年生まれ)同じような貧乏体験をもっていると思います。
貧しかったことは思い出したくないので人には話さないということはあります。
本では、家にフロがなくて、銭湯に行くお金もなくて、13歳まで、家の前で素っ裸になって、フロ代わりに、たらいで水浴び、行水(ぎょうずい)をしていたそうです。
わたしも小学二年生ぐらいのとき、自分が中学の時に病気で死んでしまいましたが、当時35歳ぐらいだったおやじに連れられて、近所にある池につかって、池をフロ代わりにしたことがあります。とてもイヤでした。読んでいて、ふと思い出してしまいました。せめて、川にして欲しかった。池はため池のような、緑色の水面の色でした。
トミーズ健さんのクリスマスのごちそうは、ブタの頭をまるまるボイルしたものだったそうです。わたしも思い出しました。おやじが持って帰って来たのは豚足(トンソク)でした。
ホラーのような恐ろしい話が出ます。弟さんの中指が工場で作業中に切断されて、切れた指をおなかにくっつけて、育てて、もとの指に戻すという治療です。
それから、ホノルルマラソン参加のことが書いてあります。3万人も参加するのか。そうか、マラソンというよりもお祭り、フェスティバルのような企画です。
なお、トミーズ健さんはマラソンレースがスタートしたとたん自分の靴の靴ひもがほどけていることに気づき、結ぼうとしゃがんだとたん大群衆の選手たちに押し倒されて、連続転倒者続出で、めちゃくちゃになっています。
まあ、そのあと書いてある別件ですが、尻だしロケもなんともひどい。
奇人変人の芸人さんたちもそれなりに大変ですが、芸人さんたちを管理監督してコントロールしていく会社スタッフの苦労も並大抵ではありません。最後は、笑って済ませるのでしょうが、大変です。
濃厚なお話でした。
「チッチキチー」の大木こだまさんです。
東野さんによるお笑い芸人さんの戸籍を見るような記録が続きます。
大木こだまさんは、娘さんのことを大事にされています。いいお父さんだと思います。
この本が出た当時は、愛するご長女の孫である3歳女児と1歳男児を可愛がっておられます。幸せそうです。
「矢野・兵頭」の矢野さん。
兵頭さんという人は、もう終わってしまった番組ですが『快傑えみちゃんねる』のゲストでよくお見かけしました。
こちらの本では矢野勝也さんが紹介されています。ちょっと存じ上げません。ボディビルをされるそうです。
おちょける=関西弁で、ふざける。
矢野さんはおちょけすぎる芸人だそうです。
たびたび浮気をするそうで、奥さんが怒るということですが、浮気をお笑いのネタにしてしまうそうです。
ガンバレルーヤよしこさんの邦画を観たことがあります。『Bの戦場』でした。なかなかおもしろかった。タイトルの意味は「ブスの戦場」ということでした。ぶさいくだけど恋愛でがんばるのです。速水もこみちさんが出て三角関係でした。
よしこさんは、心が優しい。便秘のまひるさんにキンピラごぼうをつくって、便秘を解消させてあげています。
失礼かもしれませんが、人間は見た目ではないと思うのです。中身です。
病気をいくつかされているそうです。脳腫瘍があったことも笑いにつなげておられます。ふつうなら恐怖におののきます。良くも悪くも、笑いにかける情熱が強い。(追記:この本全体を読み終えてからのことですが、よしこさんと同じ病名をネットで見かけました。『下垂体線種(かすいたいせんしゅ)』さらば青春の光の森田哲夫さんが同病名になったそうです。そんなにポピュラー(一般的)な病気なのだろうか。意外です)
三浦マイルドさんという方は存じ上げません。ピン芸人だそうです。
頭髪に特徴あり。
新聞のラテ欄:ラジオ・テレビの番組欄
母子家庭育ちのことが書いてあります。
一時期売れたけれど落ちぶれた芸人としてのことが書いてあります。2013年のR-1グランプリ優勝者です。
食事・酒・風俗、ことに読んでいると風俗通いは病的です。
うーむ。なんともいえない。コントロール不能です。
宮川大助・花子さんのお話はドラマです。知りませんでした。
漫才が完成されるまでの試行錯誤の歴史があります。
昔の漫才のパターンは、今とは逆で、大助さんがおしゃべりで、花子さんが無口だった。
ふたりは、漫才をしていない時期があった。ふたりで、同じ警備会社で働かれています。花子さんは、漫才よりも娘さんの子育てをしたかった。
大助さんがどうしても漫才をやりたかった。漫才に取り組む大助さんはいわゆる『仕事人間』です。漫才という仕事に取り組む鬼です。夫婦のどつき漫才です。暴力的です。昔、そういう夫婦漫才がありました。正司敏江・玲児さんでした。(しょうじとしえ・れいじ。もうおふたりともお亡くなりになりました)
リットン調査団の水野透さん。マンガ喫茶の清掃の仕事をされているそうです。
笑いという麻薬にどっぷり浸かった(つかった)ような生活ぶりです。
『加藤の乱』加藤浩次さんです。
今月いっぱいで朝の番組の司会も終わると聞いています。(本の中では、加藤の乱のときの『上層部が変わらないなら、僕はこの事務所にいれない。辞めます!』から始まっています。事務所所属お笑い芸人の闇営業が問題になったときでした)
著者は『加藤の乱』は、それまでに何度もありましたと解説します。
読んでいると、まあ、やりたい放題です。苦労もされています。
狂っていると思われることもあります。(コンパで女の子を泣かして、飲食したお金を要求することとそのほか)
響いた言葉として『北海道からスター夢見てやって来て、馬鹿にされたくない感がバリバリ出てて、田舎者丸出しでイキがっていた』
読んでいると又吉直樹作品『火花』を思い出します。
加藤さんはなかなか予定調和ができない人です。 なにをするかわからない、先が見えない笑いを追いかけます。狂気の笑いです。
そんな人が、長い間朝の情報番組を続けてこられたわけですから、実績を根拠にすると、根っこは、まじめな人だと判断します。
最後は、キングコングの西野亮廣(にしの・あきひろ)さんが、著者の東野幸治さんについて書かれています。
東野さんは「いい人ポイントがない変人」ですが「実力」がある変人であるそうです。
東野さんは、複雑なのか、シンプルなのか。
複数人格者のように書いてあります。
もうひとり平成ノブシコブシの徳井健太さんがコメントされています。
徳井さんは、太川陽介さんのバス旅とか、麻雀の番組でお見かけしたことがあります。
徳井健太さんは、北海道別海町出身だそうです。人口1万5000人、牛が12万頭いるそうです。
徳井健太さんのコメントが真剣に書いてあります。
東野さんの言葉として『面白い芸人はいくら時間がかかっても絶対に売れる』
内容を読んでいて、お笑いコンビ「ハライチ」の澤部佑(さわべ・ゆう)さんのことが書かれていた本を思い出しました。『僕の人生には事件が起きない 岩井勇気 新潮社』です。
岩井さんいわく、澤部佑さんには独自の個性がないそうです。だれかのまねをしている。そのときそのときで、だれかのまねをしながら自分ではない自分のようなものを演じている。
憑依とか(ひょうい。のりうつるとか)洗脳(せんのう。指示に従って暗示をかけられて動く)のような状態だそうです。
東野幸治さんもそうらしい。自分ではないだれかを演じている人が、お笑い芸人であり芸能人でありタレントなのでしょう。
作品『コンビニ人間』を思い出しました。『コンビニ人間 村田紗耶香(むらた・さやか) 文藝春秋』無個性の人間が人まねで、自分を演じるのです。
令和2年(2020年)の単行本を令和4年(2022年)に文庫化してあります。
週刊新潮連載記事のまとめです。
ざーっと登場する人物を書き出します。西川きよし師匠、坂田師匠、品川佑、ほんこんさん、メッセンジャー黒田、ダイノジ大谷、天津木村、桂三度、大西ライオン、なかやまきんに君、藤井隆、山里亮太、ココリコ遠藤、次長課長井上、ピース綾部、若井おさむ、NON STYLE石田、キングコング西野、リットン調査団藤原、陣内智則君、カラテカ入江、ノブコブ吉村、中山功太、トミーズ健、大木こだま、矢野・兵頭、ガンバレルーヤよしこ、三浦マイルド君、宮川大助・花子、リットン調査団水野、極楽とんぼ加藤、自分が知っている人もいるし知らない人もいます。合計で31人です。
自分は、旅に興味があるので、岡村隆史さんとの番組『旅猿』で東野幸治さんを見るぐらいで、そのほかの東野さんの番組は見ていません。
個人を巡るエッセイ(きままな文章)のようです。
読み始めます。
西川きよしさんの前立腺がん治療話が目を引きました。前立腺を全部摘出です。術後は尿漏れに苦しみますが、尿を人工的に調節してくれる機械を埋め込む手術をされています。「人工尿道括約筋」の手術だそうです。睾丸に(こうがん。なんとか玉)に機械が埋め込まれました。小さなボタン電池ぐらいの大きさだそうです。快適だそうです。(ほーっ。そんなことができるのか)
坂田師匠の記述のところで、中川家の剛(つよし)さんが、パニック障害になっていたと書いてあります。そういえばそういう病名をしょっちゅう見かけた時期がありました。最近は聞かなくなりました。
東野さんによる文章の内容には『毒』はありません。軽いタッチで文章が続いています。
品川祐(しながわ・ひろし)さんという方は、番組『アメトーク』で見ます。(そう思って読んでいたら、28ページに『アメトーク』のことが出てきました)
「嫌われ芸人」という立ち位置が批判されることは、理由がよくわかりません。笑いをとるための手段だから、仕事だと思うのです。だれもが、自分ではない何者かを演じています。品川祐さんのあだ名は『おしゃべりクソ野郎』だそうです。
そういえば、ウェストランドというコンビがM1で優勝しました。昭和50年代は、悪口を言う漫才が多かったような記憶です。
ほんこんさんは、番組『旅猿』で見て知りました。湘南でサーフィンをされていました。
変わったお名前です。『130R』というコンビを組んでいて、相方が、板尾創路(いたお・いつじ)さんだそうです。でももう何年もコンビで活動はしていないそうです。
ほんこんさんは、昔、マカオさんという人と「ホンコン・マカオ」というコンビを組んでいたいたそうです。相方が土日休日に働きたくないと言い出して解散したそうです。そういえば、おふたりの話とは離れますが、クイズで『ホンコン・マカオ旅行をプレゼント』みたいなフレーズがあった記憶です。
東野幸治さんの記述は、お笑いの歴史です。東野さんは、歴史の生き字引です。長く続けることが仕事で成功するコツです。
メッセンジャー・黒田さんも番組『旅猿』でよくお見かけします。この本は、旅猿仲間の紹介の側面があります。
黒田さんの言葉として『東京の番組はしょーもない! カンペに書かれたこと喋ってる(しゃべってる)だけやろ! ……』(そうなのか。カンペ:演者に伝達する手段。スケッチブック、大きな紙など。メッセージや指示を送る)
東野さんが自分のことを『心無い私』(昔はそうだったらしい。自己中心的ということか)
ダイノジ大谷さんという人は、エアギターという演技で世界一になったというニュースを聞いたことがありました。
ふたり組だということは、この本を見て初めて知りました。
コンビ名:ダイノジ。ふたりとも大分県出身1994年(平成6年)から活動開始。
大谷ノブ彦:この本では、おもに大谷さんについて書いてあります。(最後にご本人が「息子が登校拒否になっちゃいました」とコメントがあり心配しました)
大地洋輔(おおち・おうすけ):こちらが、エアギター世界一になった方(かた)
ここまで読んできて、千鳥の番組『相席食堂』を思い浮かべました。
この本に載っている人たちが、日本各地で食べ歩いているような番組です。
55ページに『ピコ太郎』さんというお名前が出てきます。
そういえば、そういう人がいたなあという過去を振り返る気分になりました。
桂三度さん(世界のナベアツ)の『イチ、ニィ、サーン! シー、ゴ、ロクー』は、おもしろかった。
大阪府守口市にある梶中学校卒の芸人さんたちのことは初めて知りました。桂三度さん、ますだおかだの増田英彦さん、中川家(兄の剛(つよし)、弟の礼二)さん。
亡くなった三遊亭円楽さんのことが出てきます。わたしは、毎週テレビ番組『笑点(しょうてん)』を楽しみにして観ています。
大西ライオンという人は知りませんが、読んでいると「不思議な人」に思えました。
蛍原徹(ほとはら・とおる)さんの誕生日祝いに買うケーキ代を集めるのに、サプライズ企画(本人は知らない)なのに、大西ライオンさんは、蛍原さんにケーキ代の集金に回っています。
大西ライオンさんのお父さんが酒乱だったことには同情します。
この本を読んでいた頃、同時進行で『ウクライナ戦争 小泉悠(こずみ・ゆう) ちくま新書』を読んでいたのですが、ずいぶん前に番組『東野&岡村の旅猿』で、ふたりがロシアのモスクワを訪れたことがあります。
東野さんは、ロシアが好きなようで、番組の中でロシア大統領の名前を連呼していました。今、どういう気持ちなのだろう。
そのときの感想メモが残っていました。以下がその一部です。
東野・岡村旅猿 ロシア・モスクワで観光の旅 DVD ワクワク編とルンルン編 2018年11月
モスクワの赤の広場、クレムリン宮殿、大統領府、聖ワシリ大聖堂の回りを何度も回るルートで、二日間ぐらいの滞在です。
東野さんがどうしてクレムリン宮殿(クレムリンは城塞という意味)が大好きなのかはわかりませんが、熱狂的でした。
モスクワの人というのは、やはり、社会主義の国に住む人という印象をもちました。
途中、ふたりと番組スタッフが、おおきな対立になるのですが、やらせを嫌う東野さんとコサックダンス教室を企画した現地ガイド・日本人スタッフの争いは、東野さんの意見のほうが正しい。いっけん、日本人とモスクワに住む人との友好シーン映像に見えるのですが、コサックダンスのメンバーは、報酬をもらって演技をしていたと推測するのです。
社会主義、秘密主義、言論統制、報道の不自由などの要素がある社会組織の国です。東野さんがスパイ行為も含めていろいろ疑うのはやむをえません。スポーツにおけるドーピング疑惑とか、日本終戦時に日本の弱みにつけこんで、満州や北方領土に侵攻してきたとか、いろいろ思い浮かびます。
列車の中で、現地のロシア人らしきおじさんに、撮影をしていたので、うるさい、静かにしろ。みたいに注意されます。緊張の時間帯でした。しかたがありません。日本の新幹線も同じ雰囲気です。
なかやまきんに君が福岡県出身だということは知りませんでした。福岡県は、芸能界で働く人材が豊富です。
今年2月に博多駅周辺を散策したのですが、なにせ華やかです。人は多いし、来ている洋服のファッションがいいし、文化的で、勢いがあります。外国人も多い。新しいものが生まれる下地があります。
藤井隆さんは番組『新婚さんいらっしゃい』で井上咲楽さんとお見かけします。
藤井隆さんは、奇人だそうです。1990年代のオカマみたいなキャラクターのときは覚えています。なんだか不思議に思えました。じっさいは、おかまではないそうです。エキセントリック(奇妙)になって、笑いをとる手法だったそうです。
亡くなった人のお名前も出てきます。神田沙也加さん(令和3年12月35歳没)
この本は、令和2年2月に出ています。本というものは不思議です。記録です。そのときは生きていた人が、今はもうこの世にはいない。
山里亮太さんについては、ご本人が書いた本を読んだことがあります。漫才の相方にかなりひどいことをされています。
『天才はあきらめた 山里亮太 朝日文庫』
芸の根っこが、仕返しで、ねたみとかうらみを晴らすことが目標でした。
山里さんは、非常に緻密(ちみつ)です。緻密さは、不祥事を起こした渡部さんとか、ラジオパーソナリティをしていた永六輔さんを思い出します。芸能界で成功するためのひとつの方法として異常なほどの徹底した緻密さがあります。24時間、365日、たとえば「お笑い」のことを考え続ける。得るものは大きい。反面、失うものもあります。
106ページ。『笑いって残酷なほうが面白いから……』
人間の本質はクズなのです。
遠藤章造さんのことが書いてあります。千秋さんの別れただんなさんということしか知りません。
なんだかハチャメチャな人です。ばかさかげんと思慮のなさがおもしろい。
次長課長の井上聡さんという人は知りません。相方の河本さんは、親が生活保護をもらっているという不祥事のようなトラブルがあったことは記憶があります。
井上さんは奇人だとこの本では書いてあります。ゲームが好きで、ゲームのために人生の大半の時間を消費しているそうです。うーむ。小学生の孫が『人生ゲーム』好きなのことを思い出しました。何度も連続で付き合わされます。
ひとつのことに集中する。病気の完成までには至らない程度のなんとか障害だろうか。
この本を読むのには、時間がかかります。
すき間時間を利用しながら少しずつ読み進めています。
ピース綾部さんは、芥川賞作家の又吉直樹さんに養われているイメージがあります。まあ、漫才のコンビというものは、金銭的にはそういうものなのでしょう。
ニューヨークにおられるそうですが、孤独なんじゃないだろうか。
『リットン調査団』水野透さんと藤原光博さんのコンビで、この本の部分では、藤原光博さんを紹介してあります。(本のあとのほうに水野透さんの紹介があります)
リットン調査団というのは、歴史で習った満州事変のときの国際連盟の調査団の名称ではなかろうか。
おふたりは、お笑い芸人としては売れていないそうでアルバイトで生計を維持されているそうです。
『ラブアタック』なつかしい。昔、そういう恋愛想定番組がありました。この本では、百田尚樹さん(ひゃくたなおきさん。放送作家、小説家)のお名前が出てきました。
本の中では57歳になった藤原さんの言葉がいい。『一回でも客前で爆笑とったら、辞められるかいな。あんな快感ないやろ』(相当な快感があるようです)
陣内智則さんが藤原紀香さんと離婚した時には、どうして、陣内智則さんが浮気なんかしたのだろうかと不思議でした。
藤原紀香さんの本は読んだことがあって『カンダクゥ(アフガニスタンの言葉で「笑顔でね」)』という、ご本人が現地で現地の人たちの暮らしぶりを写真撮影した本でした。藤原紀香さんがカメラで撮影した現地のこどもたちの笑顔がたくさん載っていました。おふたりが、離婚されたときには、がっかりしました。
東野幸治さんは、陣内智則さんのテレビ出演がテレビ局に敬遠されて、仕事が暇になったので、東野さんのゴルフの相手ができて喜んでいたそうです。(ふむ。陣内さんは働かなくても食べていけたわけか。稼いで資産が貯まっていたのね)
読んでいて、まあ、再婚もよしかなという気持ちになりました。失敗はつきものです。娘さんも誕生されて、とても喜んでおられるようすです。『もう二度と過ち(あやまちはおかさない)……』とコメントされております。(そうです。もう浮気はやめましょう)
カラテカ入江さんという方は、闇営業のときの不祥事の根幹にいた人だと思います。
矢部太郎さんのまんが『大家さんと僕』は、読みました。ほのぼのとしています。矢部さんも番組『旅猿』に出ておられました。たしか、熊本県内にある忍者屋敷で忍者のかっこうをされていました。
入江さんと矢部太郎さんは性質が全然合わないコンビに思えます。
本人のコメントとして、現在は清掃のバイトをしていますとありますが、それから月日がたって、現在は清掃会社を立ち上げて社長をされているようです。再起ですな。
平成ノブシコブシの吉村崇さんも番組『旅猿』でお見かけしました。長崎県への旅でした。
番組を観た時は『破天荒の人(はてんこうのひと)』の意味がわからなかったのですが、この本を読んでわかりました。常識では考えられない無謀なことをするのですな。
乱暴な金遣い(かねづかい)は、笑いにつながる。著者は吉村さんを『馬鹿天狗(ばかてんぐ)』と分析・評価されています。
本人のコメントがいい。『……極楽っていうのは地獄の先にあるんだなと……』
この本の最後のところでもお名前が登場されていました。加藤浩次さんの部分で、加藤さんが事務所を辞めるなら自分も辞めると発言されたそうです。おふたりとも北海道出身です。
中山功太さんという方は存じ上げません。ブレイク前夜芸人と書いてあります。
ネタは実家が金持ちだそうです。5歳のときに誘拐されたとあります。本当だろうか。
父親の会社の倒産で、今はお金持ちではないそうです。
番組『しくじり先生』に登場したことがあるそうです。
こどものころ貧乏でも、成人してからがんばって富裕層の人間になる人もいるし、逆に、こどものころ富裕層にいても、親が経営していた会社が傾いて、貧乏になるという人生もあります。人生はいろいろで、ぼーっとしているとお金は逃げていきます。
著者がお笑いの世界が好きだということが伝わってくる文脈です。
サラリーマンの世界とは違います。
逆に、サラリーマンはやれない人たちです。
著者いわく「奇人変人だらけの吉本芸人……」です。ただ、一般社会でも奇人変人はよく見かけます。見た目だけでは、すぐにはわからないこともあります。
トミーズ健さんという方のお話です。わたしは存じ上げません。
トミーズ雅(まさ)さんのほうはわかります。
亡くなってしまったダチョウ俱楽部の上島竜兵さんのお名前が出ています。
トミーズ健さんは、2人兄弟だったが、中学生のときにお父さんから、実は、一番下にもうひとり弟がいると告げられます。怖い話です。貧乏暮らしだったので、一番下の子は施設に預けてあったそうです。
貧乏話が出ます。おもしろい。ただ、これぐらいの年齢の人たちは(1959年生まれ)同じような貧乏体験をもっていると思います。
貧しかったことは思い出したくないので人には話さないということはあります。
本では、家にフロがなくて、銭湯に行くお金もなくて、13歳まで、家の前で素っ裸になって、フロ代わりに、たらいで水浴び、行水(ぎょうずい)をしていたそうです。
わたしも小学二年生ぐらいのとき、自分が中学の時に病気で死んでしまいましたが、当時35歳ぐらいだったおやじに連れられて、近所にある池につかって、池をフロ代わりにしたことがあります。とてもイヤでした。読んでいて、ふと思い出してしまいました。せめて、川にして欲しかった。池はため池のような、緑色の水面の色でした。
トミーズ健さんのクリスマスのごちそうは、ブタの頭をまるまるボイルしたものだったそうです。わたしも思い出しました。おやじが持って帰って来たのは豚足(トンソク)でした。
ホラーのような恐ろしい話が出ます。弟さんの中指が工場で作業中に切断されて、切れた指をおなかにくっつけて、育てて、もとの指に戻すという治療です。
それから、ホノルルマラソン参加のことが書いてあります。3万人も参加するのか。そうか、マラソンというよりもお祭り、フェスティバルのような企画です。
なお、トミーズ健さんはマラソンレースがスタートしたとたん自分の靴の靴ひもがほどけていることに気づき、結ぼうとしゃがんだとたん大群衆の選手たちに押し倒されて、連続転倒者続出で、めちゃくちゃになっています。
まあ、そのあと書いてある別件ですが、尻だしロケもなんともひどい。
奇人変人の芸人さんたちもそれなりに大変ですが、芸人さんたちを管理監督してコントロールしていく会社スタッフの苦労も並大抵ではありません。最後は、笑って済ませるのでしょうが、大変です。
濃厚なお話でした。
「チッチキチー」の大木こだまさんです。
東野さんによるお笑い芸人さんの戸籍を見るような記録が続きます。
大木こだまさんは、娘さんのことを大事にされています。いいお父さんだと思います。
この本が出た当時は、愛するご長女の孫である3歳女児と1歳男児を可愛がっておられます。幸せそうです。
「矢野・兵頭」の矢野さん。
兵頭さんという人は、もう終わってしまった番組ですが『快傑えみちゃんねる』のゲストでよくお見かけしました。
こちらの本では矢野勝也さんが紹介されています。ちょっと存じ上げません。ボディビルをされるそうです。
おちょける=関西弁で、ふざける。
矢野さんはおちょけすぎる芸人だそうです。
たびたび浮気をするそうで、奥さんが怒るということですが、浮気をお笑いのネタにしてしまうそうです。
ガンバレルーヤよしこさんの邦画を観たことがあります。『Bの戦場』でした。なかなかおもしろかった。タイトルの意味は「ブスの戦場」ということでした。ぶさいくだけど恋愛でがんばるのです。速水もこみちさんが出て三角関係でした。
よしこさんは、心が優しい。便秘のまひるさんにキンピラごぼうをつくって、便秘を解消させてあげています。
失礼かもしれませんが、人間は見た目ではないと思うのです。中身です。
病気をいくつかされているそうです。脳腫瘍があったことも笑いにつなげておられます。ふつうなら恐怖におののきます。良くも悪くも、笑いにかける情熱が強い。(追記:この本全体を読み終えてからのことですが、よしこさんと同じ病名をネットで見かけました。『下垂体線種(かすいたいせんしゅ)』さらば青春の光の森田哲夫さんが同病名になったそうです。そんなにポピュラー(一般的)な病気なのだろうか。意外です)
三浦マイルドさんという方は存じ上げません。ピン芸人だそうです。
頭髪に特徴あり。
新聞のラテ欄:ラジオ・テレビの番組欄
母子家庭育ちのことが書いてあります。
一時期売れたけれど落ちぶれた芸人としてのことが書いてあります。2013年のR-1グランプリ優勝者です。
食事・酒・風俗、ことに読んでいると風俗通いは病的です。
うーむ。なんともいえない。コントロール不能です。
宮川大助・花子さんのお話はドラマです。知りませんでした。
漫才が完成されるまでの試行錯誤の歴史があります。
昔の漫才のパターンは、今とは逆で、大助さんがおしゃべりで、花子さんが無口だった。
ふたりは、漫才をしていない時期があった。ふたりで、同じ警備会社で働かれています。花子さんは、漫才よりも娘さんの子育てをしたかった。
大助さんがどうしても漫才をやりたかった。漫才に取り組む大助さんはいわゆる『仕事人間』です。漫才という仕事に取り組む鬼です。夫婦のどつき漫才です。暴力的です。昔、そういう夫婦漫才がありました。正司敏江・玲児さんでした。(しょうじとしえ・れいじ。もうおふたりともお亡くなりになりました)
リットン調査団の水野透さん。マンガ喫茶の清掃の仕事をされているそうです。
笑いという麻薬にどっぷり浸かった(つかった)ような生活ぶりです。
『加藤の乱』加藤浩次さんです。
今月いっぱいで朝の番組の司会も終わると聞いています。(本の中では、加藤の乱のときの『上層部が変わらないなら、僕はこの事務所にいれない。辞めます!』から始まっています。事務所所属お笑い芸人の闇営業が問題になったときでした)
著者は『加藤の乱』は、それまでに何度もありましたと解説します。
読んでいると、まあ、やりたい放題です。苦労もされています。
狂っていると思われることもあります。(コンパで女の子を泣かして、飲食したお金を要求することとそのほか)
響いた言葉として『北海道からスター夢見てやって来て、馬鹿にされたくない感がバリバリ出てて、田舎者丸出しでイキがっていた』
読んでいると又吉直樹作品『火花』を思い出します。
加藤さんはなかなか予定調和ができない人です。 なにをするかわからない、先が見えない笑いを追いかけます。狂気の笑いです。
そんな人が、長い間朝の情報番組を続けてこられたわけですから、実績を根拠にすると、根っこは、まじめな人だと判断します。
最後は、キングコングの西野亮廣(にしの・あきひろ)さんが、著者の東野幸治さんについて書かれています。
東野さんは「いい人ポイントがない変人」ですが「実力」がある変人であるそうです。
東野さんは、複雑なのか、シンプルなのか。
複数人格者のように書いてあります。
もうひとり平成ノブシコブシの徳井健太さんがコメントされています。
徳井さんは、太川陽介さんのバス旅とか、麻雀の番組でお見かけしたことがあります。
徳井健太さんは、北海道別海町出身だそうです。人口1万5000人、牛が12万頭いるそうです。
徳井健太さんのコメントが真剣に書いてあります。
東野さんの言葉として『面白い芸人はいくら時間がかかっても絶対に売れる』
内容を読んでいて、お笑いコンビ「ハライチ」の澤部佑(さわべ・ゆう)さんのことが書かれていた本を思い出しました。『僕の人生には事件が起きない 岩井勇気 新潮社』です。
岩井さんいわく、澤部佑さんには独自の個性がないそうです。だれかのまねをしている。そのときそのときで、だれかのまねをしながら自分ではない自分のようなものを演じている。
憑依とか(ひょうい。のりうつるとか)洗脳(せんのう。指示に従って暗示をかけられて動く)のような状態だそうです。
東野幸治さんもそうらしい。自分ではないだれかを演じている人が、お笑い芸人であり芸能人でありタレントなのでしょう。
作品『コンビニ人間』を思い出しました。『コンビニ人間 村田紗耶香(むらた・さやか) 文藝春秋』無個性の人間が人まねで、自分を演じるのです。
2023年03月16日
東野&岡村の旅猿 石垣島を自由に満喫しよう
東野&岡村の旅猿 石垣島を自由に満喫しよう 2023年2月放送 動画配信サービス
東野さんが体調不良でお休み。代役が暴れん坊のジミー大西さんです。
さて、どうなりますことやら。
石垣空港からスタートです。
空港利用が便利そうです。路線を調べてみました。
東京(成田、羽田)、名古屋(中部)、大阪(関西)、福岡、沖縄(那覇なは)、宮古、与那国、台北、香港。直行できる都市やまちに住んでいる人に便利です。
ジミー大西さんは、しばらく前に絵の個展をJR名古屋タカシマ屋でやられた話を家族から聞きました。緻密な絵を描かれる方です。見た目からは想像ができません。独特です。
沖縄石垣島で一泊二日の旅はもったいない。連泊したい。
レンタカーで移動です。岡村さんの運転ですが、ジミー大西さんも運転したいと言います。危なそうです。でも、昔はさんまさんの運転手をしていた。自分の免許書はゴールドだと主張するジミー大西さんです。(しばらく運転していないからゴールドのように見えました。番組の後半で運転されていました。安心できるいなか道です)
海がきれいです。
いいお天気です。
ジミー大西さんのギャグが随所に登場します。
(がんばってねと声をかけられて)『おまえもがんばれよ!』
珍道中です。
岡村さんいわく、三蔵法師(さんぞうほうし。東野幸治さん)のいない、孫悟空で、サルとゴリラの旅だそうです。
沖縄料理のそば屋さんで、お客さんをテレビスタッフと間違えて声をかけるジミー大西さんです。どうも岡村さんや東野さんではなく、ジミーさんの旅猿ということで番組をのっとられそうです。
沖縄のごはんは、おいしそうでボリュームがありました。ピリ辛みそそば、カレーなど。
千葉ロッテマリーンズがキャンプで使用する球場での撮影は断られました。当然でしょう。チームメンバーが来る前にふたりがグラウンドでキャッチボールをしたらいけません。
女性が運転する地元に住む人の車でヒッチハイクです。
移住者の人と会社からの出向(しゅっこう)で、一年間だけ石垣島に来ている人だそうです。出向の人は、将来幹部社員になる予定の人なのでしょう。太川さんやえびすさんのバス旅のときのように、車の中の会話がはずんで、路線バスの車内みたいな楽しい雰囲気がありました。
ジミー大西さんが明るい。
『やってるやってる』と『刀(かたな)はぬけぬ』というギャグが出ました。
(つづく)
東野幸治さんがいない旅猿は、なんとなくおとなしめです。
岡村隆史さんはまじめで、ジミー大西さんはハチャメチャです。
ふたりがセットになると、まとまりがあるようで、まとまりがなく、現地での出来事に関する話題が固まりません。ちょっとロケ泣かせです。
沖縄の海の色がきれい。セルリアンブルーというのでしょう。水色です。
それから映像に出てくるふたりの似顔絵マンガがとてもじょうずです。よく似ています。
釣り船の船上でポールダンスをするジミー大西さんがおもしろい。デビ夫人みたいです。何度もポールダンスの真似を繰り返すジミー大西さんです。
船上での船釣りの映像を見ていると、見ているだけで、現地にいるような気分になれます。実際に行ったら船酔いでふらふらになってしまうのでしょう。映像で見るだけで満足できます。
ジミー大西さんが、釣り針を自分の服の右腕部分にひっかけてしまいました。自分を釣っています。それから、何度も根がかり(釣り針を海底の魚じゃないものにひっかけてしまう)が繰り返されます。さえません。釣れません。
ジミー大西さんは、釣りをやめて、たばこを吸って、もう魚は魚屋で買おうと言い出す始末です。番組になりません。ジミー大西さんはあいかわらずのメチャクチャです。
それでも、潮目が変わったのか、いろいろな魚が釣れだしました。カワハギ、オジサン(変わった名前の魚です)、キツネウオ、フエフキダイなどが釣れました。
途中、明石家さんまさんが、電話で登場しました。
サービス精神が旺盛な人です。
夜7時過ぎに民宿に到着しました。
(つづく)
最終回の放送内容はおとなしめで意外でした。
きれいな海の風景が広がるビーチの砂浜にて、ふたりでキャッチボールです。
グローブなしで、軟球でじょうずにキャッチボールをされます。ジミー大西さんは野球がじょうずです。
行動範囲がそれほど広くはないことと、一泊二日の短期間であることが、内容がおとなしいことにつながっていると感じました。
ジミー大西さんがもっと大あばれするのかと思っていたらそうでもありませんでした。
ハンバーガーショップで、1個1680円のハンバーガーをふたりで分けて食べます。ジミー大西さんは太り過ぎなのでダイエットしなければなりません。ハンバーガーが大きい。でかい。
ガラス工房で、東野さんへのおみやげをふたりで手づくりします。ガラスの小鉢をつくります。旅猿カラーの緑とピンクと黄色を絵付けします。
むずかしそう。
ガラスの柔らかい水あめみたいなかたまりに息を吹き込みます。
最初は強く吹き込んで、そのあとやさしく吹き込んで、休憩時間を少しつくって、強く吹いて、優しく吹いて、休憩して、を何度も繰り返しながら、ガラス製小鉢の形を整えていきます。
もう大昔ですが、二十代の頃、沖縄本島に旅行をして、琉球ガラス(りゅうきゅうガラス)の工房を見学したことを思い出しました。
さんまさんへのおみやげは、ジミー大西さんいわく『消えモノ』がいい。飲食してなくなるものという意味です。
塩の工房へ行きました。
『おかえりなさい』と店員さんが迎えてくださいます。『いらっしゃい』ではありません。心が温まります。
新月と満月の日にだけ海の中から姿を現す岩に向かって歩いて行って、海水をなめてから岩に頭を付ける。そうすると、汚れた(けがれた)心を清めることができるという言い伝えがあるそうです。おふたりがチャレンジしました。珍しい岩があるものです。
映像を見ながら、日本国の南のはしっこあたりで、地球のこの場所で、儀式をしているというイメージをもつと、地球の形が自分の脳内に見えてきました。
なんとなく、おとなしい感じでロケは終了しました。
次回は、東野さんと岡村さんで、秋田の日帰り旅だそうです。楽しみです。
東野さんが体調不良でお休み。代役が暴れん坊のジミー大西さんです。
さて、どうなりますことやら。
石垣空港からスタートです。
空港利用が便利そうです。路線を調べてみました。
東京(成田、羽田)、名古屋(中部)、大阪(関西)、福岡、沖縄(那覇なは)、宮古、与那国、台北、香港。直行できる都市やまちに住んでいる人に便利です。
ジミー大西さんは、しばらく前に絵の個展をJR名古屋タカシマ屋でやられた話を家族から聞きました。緻密な絵を描かれる方です。見た目からは想像ができません。独特です。
沖縄石垣島で一泊二日の旅はもったいない。連泊したい。
レンタカーで移動です。岡村さんの運転ですが、ジミー大西さんも運転したいと言います。危なそうです。でも、昔はさんまさんの運転手をしていた。自分の免許書はゴールドだと主張するジミー大西さんです。(しばらく運転していないからゴールドのように見えました。番組の後半で運転されていました。安心できるいなか道です)
海がきれいです。
いいお天気です。
ジミー大西さんのギャグが随所に登場します。
(がんばってねと声をかけられて)『おまえもがんばれよ!』
珍道中です。
岡村さんいわく、三蔵法師(さんぞうほうし。東野幸治さん)のいない、孫悟空で、サルとゴリラの旅だそうです。
沖縄料理のそば屋さんで、お客さんをテレビスタッフと間違えて声をかけるジミー大西さんです。どうも岡村さんや東野さんではなく、ジミーさんの旅猿ということで番組をのっとられそうです。
沖縄のごはんは、おいしそうでボリュームがありました。ピリ辛みそそば、カレーなど。
千葉ロッテマリーンズがキャンプで使用する球場での撮影は断られました。当然でしょう。チームメンバーが来る前にふたりがグラウンドでキャッチボールをしたらいけません。
女性が運転する地元に住む人の車でヒッチハイクです。
移住者の人と会社からの出向(しゅっこう)で、一年間だけ石垣島に来ている人だそうです。出向の人は、将来幹部社員になる予定の人なのでしょう。太川さんやえびすさんのバス旅のときのように、車の中の会話がはずんで、路線バスの車内みたいな楽しい雰囲気がありました。
ジミー大西さんが明るい。
『やってるやってる』と『刀(かたな)はぬけぬ』というギャグが出ました。
(つづく)
東野幸治さんがいない旅猿は、なんとなくおとなしめです。
岡村隆史さんはまじめで、ジミー大西さんはハチャメチャです。
ふたりがセットになると、まとまりがあるようで、まとまりがなく、現地での出来事に関する話題が固まりません。ちょっとロケ泣かせです。
沖縄の海の色がきれい。セルリアンブルーというのでしょう。水色です。
それから映像に出てくるふたりの似顔絵マンガがとてもじょうずです。よく似ています。
釣り船の船上でポールダンスをするジミー大西さんがおもしろい。デビ夫人みたいです。何度もポールダンスの真似を繰り返すジミー大西さんです。
船上での船釣りの映像を見ていると、見ているだけで、現地にいるような気分になれます。実際に行ったら船酔いでふらふらになってしまうのでしょう。映像で見るだけで満足できます。
ジミー大西さんが、釣り針を自分の服の右腕部分にひっかけてしまいました。自分を釣っています。それから、何度も根がかり(釣り針を海底の魚じゃないものにひっかけてしまう)が繰り返されます。さえません。釣れません。
ジミー大西さんは、釣りをやめて、たばこを吸って、もう魚は魚屋で買おうと言い出す始末です。番組になりません。ジミー大西さんはあいかわらずのメチャクチャです。
それでも、潮目が変わったのか、いろいろな魚が釣れだしました。カワハギ、オジサン(変わった名前の魚です)、キツネウオ、フエフキダイなどが釣れました。
途中、明石家さんまさんが、電話で登場しました。
サービス精神が旺盛な人です。
夜7時過ぎに民宿に到着しました。
(つづく)
最終回の放送内容はおとなしめで意外でした。
きれいな海の風景が広がるビーチの砂浜にて、ふたりでキャッチボールです。
グローブなしで、軟球でじょうずにキャッチボールをされます。ジミー大西さんは野球がじょうずです。
行動範囲がそれほど広くはないことと、一泊二日の短期間であることが、内容がおとなしいことにつながっていると感じました。
ジミー大西さんがもっと大あばれするのかと思っていたらそうでもありませんでした。
ハンバーガーショップで、1個1680円のハンバーガーをふたりで分けて食べます。ジミー大西さんは太り過ぎなのでダイエットしなければなりません。ハンバーガーが大きい。でかい。
ガラス工房で、東野さんへのおみやげをふたりで手づくりします。ガラスの小鉢をつくります。旅猿カラーの緑とピンクと黄色を絵付けします。
むずかしそう。
ガラスの柔らかい水あめみたいなかたまりに息を吹き込みます。
最初は強く吹き込んで、そのあとやさしく吹き込んで、休憩時間を少しつくって、強く吹いて、優しく吹いて、休憩して、を何度も繰り返しながら、ガラス製小鉢の形を整えていきます。
もう大昔ですが、二十代の頃、沖縄本島に旅行をして、琉球ガラス(りゅうきゅうガラス)の工房を見学したことを思い出しました。
さんまさんへのおみやげは、ジミー大西さんいわく『消えモノ』がいい。飲食してなくなるものという意味です。
塩の工房へ行きました。
『おかえりなさい』と店員さんが迎えてくださいます。『いらっしゃい』ではありません。心が温まります。
新月と満月の日にだけ海の中から姿を現す岩に向かって歩いて行って、海水をなめてから岩に頭を付ける。そうすると、汚れた(けがれた)心を清めることができるという言い伝えがあるそうです。おふたりがチャレンジしました。珍しい岩があるものです。
映像を見ながら、日本国の南のはしっこあたりで、地球のこの場所で、儀式をしているというイメージをもつと、地球の形が自分の脳内に見えてきました。
なんとなく、おとなしい感じでロケは終了しました。
次回は、東野さんと岡村さんで、秋田の日帰り旅だそうです。楽しみです。
2023年03月15日
小学一年生 4月号 小学館
小学一年生 4月号 小学館
親族に、この春一年生になる子がいます。
この雑誌をプレゼントします。
ピカチュウのおしゃべりめざましどけいが付録です。
なぬ。おでこをなでると、ピカチュウがおしゃべりするそうです。
おもしろそーー
まずは、読んでみます。
表紙をめくって、なにかがもらえるプレゼント企画の応募はがきをみると、今のご時世、親子の住所氏名生年月日電話番号を相手に把握されて名簿になってやばいことになるのではないかと不安になってしまいます。
法的には制限がかけられているとは思いますが、あとは相手を信用するかしないかの問題です。
生活のパターン化があります。
模範的な時間の流れです。何時何分に何をやるのか。学校通学、学校生活です。
うーむ。半世紀以上昔の学校給食の位置づけは、貧しくてしっかりごはんを食べられなかった貧乏な子どもの命綱でした。今はどうなのだろう。
お笑いタレントさんである「あばれる君」は、子どもさんむけの番組でよく見かけます。教員免許を持っておられるそうです。
針のある時計で時刻を見る。自分がまだ子どもだった頃の昔は、デジタルの時計は見かけませんでした。(針を用いた数値だけの表示の時計)
ドラえもんのマンガがあります。藤子・F・不二雄さんの作品です。
先日読んだ『これでいいのだ 赤塚不二夫自叙伝 文春文庫』の内容を思い出しました。若手漫画家の人たちが、母親たちも含めて、昔いっしょに過ごしたトキワ荘というアパートのことが書いてありました。それは、昭和30年前後の話でした。1955年ころ。
映画『のび太と空の理想郷(ユートピア)』の宣伝ページがあります。
そういえば、去年映画館で観た映画はドラえもんの映画一本だけでした。孫たちと春休みに観ました。コロナ禍で映画館での映画鑑賞が遠ざかってしまいました。
ダンボールで本棚をつくります。
自分が子どものころは『ダンボール』を見た記憶がほとんどありません。
みかんやりんごを入れる木箱はよく見かけました。木箱を本箱にしていたときもありました。
パンがあります。ページにいっぱいパンの写真です。
食べる。遊ぶ。健康でいる。それから、勉強という順番でいいと思います。こどもはまずは、生きていることが大事です。親の願いです。
『チキップダンサーズ』(そういうキャラクターと番組があるのか)
食べ物の名称がキャラクターの名前になっています。最初、すみっコぐらしかと思いました。
お笑い芸人コンビであるミキの亜生と昴生(あせいとこうせい)さんも「入学おめでとう」と関係があるのか。子どもにとって親しみやすく安心できるお笑いタレントさんなのでしょう。
『ママ&パパも一年生』
ご両親向けの別冊があります。
パパもママも一年生なのか。
自分たち夫婦が、子どもが一年生になったころのことを思い出しました。
共働きの子育てで、3月に保育園の卒園式が終わったら学童保育所に預けたのですが、朝が早い時刻だったので学童保育所はまだ開いておらず、自分の子どもを学童保育所の玄関前に同様の立場にあるよその親の子どもといっしょに残し、早めに学童保育所に来ていた小学三年生の男の子に開所時刻の午前8時過ぎまでいっしょにいてもらい、彼に新一年生になるこどもたちの世話を頼み…… (ここが開くまで、ここを動いてはいけないよと子どもに言い聞かせて、自分たちは出勤した) そんなことがありました。そんな子どもたちも今はみんな三十代になりました。
コロナ禍(か)でここ三年間ぐらいノーマル(普通、一般的)な入学式ができなかったようです。
3ページには、モニターごしに見る入学式のことが書いてあります。
ページにびっしりと文字が書いてあります。
小学館の小学生向け本の特徴だと受け止めています。
とても全部の文字は読めません。雰囲気だけ楽しみます。
入学したばかりの子どもに、学校に行きたくないと言われたら、親はつらい。
鈴木亜美さんという方は、タレントさんだと思いますが、母親として雑誌に出ておられます。
子どもに対して、まあ、失敗しても責めない。失敗は成功のもとです。
自分のことは自分でやれるようになる努力をさせる。
読み書き計算ができるようになる。お金の勘定ができるようになる。
規則正しい生活を送る習慣を身につける。
やらせることはいっぱいあります。
ゆっくりやればいい。時間はいっぱいあります。
きれいな服や持ち物がいっぱいです。
中古でもいい。汚れていてもいい。
元気があればいい。
子ども向けの産業があります。
表面上のきれいさです。
何かが足りない。
『夢』が足りないような気がしました。
『管理』は感じました。
親族に、この春一年生になる子がいます。
この雑誌をプレゼントします。
ピカチュウのおしゃべりめざましどけいが付録です。
なぬ。おでこをなでると、ピカチュウがおしゃべりするそうです。
おもしろそーー
まずは、読んでみます。
表紙をめくって、なにかがもらえるプレゼント企画の応募はがきをみると、今のご時世、親子の住所氏名生年月日電話番号を相手に把握されて名簿になってやばいことになるのではないかと不安になってしまいます。
法的には制限がかけられているとは思いますが、あとは相手を信用するかしないかの問題です。
生活のパターン化があります。
模範的な時間の流れです。何時何分に何をやるのか。学校通学、学校生活です。
うーむ。半世紀以上昔の学校給食の位置づけは、貧しくてしっかりごはんを食べられなかった貧乏な子どもの命綱でした。今はどうなのだろう。
お笑いタレントさんである「あばれる君」は、子どもさんむけの番組でよく見かけます。教員免許を持っておられるそうです。
針のある時計で時刻を見る。自分がまだ子どもだった頃の昔は、デジタルの時計は見かけませんでした。(針を用いた数値だけの表示の時計)
ドラえもんのマンガがあります。藤子・F・不二雄さんの作品です。
先日読んだ『これでいいのだ 赤塚不二夫自叙伝 文春文庫』の内容を思い出しました。若手漫画家の人たちが、母親たちも含めて、昔いっしょに過ごしたトキワ荘というアパートのことが書いてありました。それは、昭和30年前後の話でした。1955年ころ。
映画『のび太と空の理想郷(ユートピア)』の宣伝ページがあります。
そういえば、去年映画館で観た映画はドラえもんの映画一本だけでした。孫たちと春休みに観ました。コロナ禍で映画館での映画鑑賞が遠ざかってしまいました。
ダンボールで本棚をつくります。
自分が子どものころは『ダンボール』を見た記憶がほとんどありません。
みかんやりんごを入れる木箱はよく見かけました。木箱を本箱にしていたときもありました。
パンがあります。ページにいっぱいパンの写真です。
食べる。遊ぶ。健康でいる。それから、勉強という順番でいいと思います。こどもはまずは、生きていることが大事です。親の願いです。
『チキップダンサーズ』(そういうキャラクターと番組があるのか)
食べ物の名称がキャラクターの名前になっています。最初、すみっコぐらしかと思いました。
お笑い芸人コンビであるミキの亜生と昴生(あせいとこうせい)さんも「入学おめでとう」と関係があるのか。子どもにとって親しみやすく安心できるお笑いタレントさんなのでしょう。
『ママ&パパも一年生』
ご両親向けの別冊があります。
パパもママも一年生なのか。
自分たち夫婦が、子どもが一年生になったころのことを思い出しました。
共働きの子育てで、3月に保育園の卒園式が終わったら学童保育所に預けたのですが、朝が早い時刻だったので学童保育所はまだ開いておらず、自分の子どもを学童保育所の玄関前に同様の立場にあるよその親の子どもといっしょに残し、早めに学童保育所に来ていた小学三年生の男の子に開所時刻の午前8時過ぎまでいっしょにいてもらい、彼に新一年生になるこどもたちの世話を頼み…… (ここが開くまで、ここを動いてはいけないよと子どもに言い聞かせて、自分たちは出勤した) そんなことがありました。そんな子どもたちも今はみんな三十代になりました。
コロナ禍(か)でここ三年間ぐらいノーマル(普通、一般的)な入学式ができなかったようです。
3ページには、モニターごしに見る入学式のことが書いてあります。
ページにびっしりと文字が書いてあります。
小学館の小学生向け本の特徴だと受け止めています。
とても全部の文字は読めません。雰囲気だけ楽しみます。
入学したばかりの子どもに、学校に行きたくないと言われたら、親はつらい。
鈴木亜美さんという方は、タレントさんだと思いますが、母親として雑誌に出ておられます。
子どもに対して、まあ、失敗しても責めない。失敗は成功のもとです。
自分のことは自分でやれるようになる努力をさせる。
読み書き計算ができるようになる。お金の勘定ができるようになる。
規則正しい生活を送る習慣を身につける。
やらせることはいっぱいあります。
ゆっくりやればいい。時間はいっぱいあります。
きれいな服や持ち物がいっぱいです。
中古でもいい。汚れていてもいい。
元気があればいい。
子ども向けの産業があります。
表面上のきれいさです。
何かが足りない。
『夢』が足りないような気がしました。
『管理』は感じました。