2023年03月23日

相棒シーズン14 エピソード20「ラストケース」 2016年

相棒シーズン14 エピソード20「ラストケース」 2016年(平成28年) 動画配信サービス

 現実のテレビの「相棒」では、今月シーズン21が終了しましたが、自分にとっての終了は、まだシーズン14です。
 働いていた頃は、二十年間ぐらい、テレビはニュースと天気予報ぐらいしか見ませんでした。
 定年退職してから、こんなおもしろい刑事番組があったのかと気づき、この番組を最初から順番に見続けています。

 さて、感想です。
 犯行の動機はいつものように『恨み(うらみ)』です。根っこはいつも『うらみ』です。
 警察職員が政治家を恨んでいます。
 手法はテロ行為です。
 いろいろ複雑な罠(わな。視聴者にとってのわな)が仕掛けてあります。見ていて気づけるものもあるし、気づけないものもあります。

 警察学校における事件発生で、刺激的な始まりでした。
 米沢守さん(六角精児)さんは、警察学校の先生になったのか。
 杉下右京も冠城亘(かぶらぎ・わたる)も相変わらず警察上層部から嫌われています。正義を通すことが、いつもの嫌われる理由です。
 この物語は、組織内部の不祥事を暴く(あばく)ことが柱のひとつになっています。
 総理大臣も出てくるし、副総理も出てきます。2022年夏のテロで、前総理大臣が命を落としたこととかぶるような部分があります。

 おもしろい。(見ていて、時々そうつぶやいてしまいます)
 どう話をもっていくのか。
 警察職員は、あんなにおおぜいいるのに、おおぜいいるだけで、被害者を助けることができません。

 ヘリコプターの登場です。
 劇を見ているようです。
 焼身自殺をする人は、社会に強いメッセージを発したい人だと、以前、自殺考察の本で読んだことがあります。
 (この時、お話が終わってしまうではないか。まだ、放映時間が半分ぐらい残っているのにと思いましたが、話は発展しながら続いていきます)
 合唱のクラシック曲がBGMで流れ続けます。荘厳です。(そうごん。おごそか)

 世の中には、和解ができないことがわかっていても、和解をしようという努力を続けていかなければならないことがあるというような意識を、映像を見ていて思いつきました。
 世の中には、答えが出せない問題案件や課題がたくさんあります。
 
 犯人が死んで、テロの模倣犯(もほうはん。まね)が出ると予想しましたが、そうはなりませんでした。
 
 杉下右京の細かく丁寧な現場確認と推理が披露されます。(弾薬の残り数)
 
 展開が予想外で、話はなんとでもつくれるのねと感心します。

 混乱があります。

 また「おもしろい」とつぶやいてしまいました。

 なるほど、「悪」の中にさらに大きな「悪」がある。
 敵は、外部ではなく、内部にいるのです。
 
 現実にはありえないおとぎ話のようでもあります。

 おもしろい。

 犯人の言葉として『神に感謝』
 (脳みそが、姿なき何者かにコントロールされている。(これを洗脳という))

 ハッピーエンドでした。
 良かった。

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