2023年03月31日
しごとば 鈴木のりたけ
しごとば 鈴木のりたけ ブロンズ新社
こどもさん向けの職業紹介絵本です。
人物の表情がリアル(本物みたい)です。
この作者さんによる「しごとば」シリーズ絵本があります。
だいたいが個人営業主です。サラリーマンはないのね。
サラリーマンは平凡な職業だけれど大多数は給料もらいの仕事をしています。
細かい描写で絵ができています。
この絵本では、美容師、新幹線運転士、すし職人、自動車整備士、木のおもちゃ職人、革職人、歯医者、パティシエ、グラフィックデザイナー、ご自分(絵本作家)が紹介されています。
美容師のページをながめていたら、おしゃれをしようかなという気持ちになりました。
新幹線運転士は、仕事だから、運転はたぶん楽しくはないと思います。
死亡や傷害を伴う事故は起こしたくないので、常に警戒と緊張が必要です。
最近では、列車の車体が外部にあるものと衝突するのではなく、新幹線に限らず、車内で刃物をもって暴れる人が現れました。
昔、そんな人は聞いたことがありませんでした。
人の心が荒れています。
運転士は運転することに気持ちを集中していたい。
新幹線は、長さが400mもあるそうです。歩いたら5分ぐらいかかりそうです。(たまたまですが、きのう品川から名古屋まで新幹線のぞみに乗りました。品川駅のホームを5号車のあたりから13号車まで歩きました。けっこう長かった)
絵本では、運転士という人間が、タイムスケジュールに沿って、ロボットのように動きます。
車や電車、機械の操作では、人間がマニュアル(手引き)に従って、機械のように動くことが求められています。
すし職人の部分は、おとなが読んでも有益です。
魚の部位とか、お寿司のつくり方が書いてあります。
春先の今は、お刺身がおいしい季節だと感じています。
自動車整備士です。
電気自動車が増えてきました。(これまでは、ガソリン車とか、ガソリンと電気の混合であるハイブリッド車)整備のしかたも 変わってきているのでしょう。
絵本では、パンク修理の方法が細かく書いてあります。
こんなふうにやるのかと驚きました。
木のおもちゃ職人です。
そうか。木のおもちゃは、あかちゃんや幼児が口に入れても安全な大きさにしてあるのか。
知りませんでした。
こどものおもちゃや遊具は『安全第一』です。
革職人のページは、学校の工作を思い出します。
技術が必要ですが、根気(こんき)も必要です。コツコツ少しずつ工作のような作業を進めていくのです。
歯医者。
先週、歯医者での治療が終わったわたしです。
歯はだいじです。
暴飲暴食をして、歯を痛めたことを、歳(とし)をとってから後悔しました。
でももう新しい歯は生えてきません。残念。
治療を受けていると、患者のほうは、どんな道具を使用しているのかはわかりません。
この絵本を見て道具類のことがよくわかりました。
パティシエ。
ここまで読んできて、どの職業も道具がいっぱいです。
パティシエは、ケーキを始めとして、甘くておいしいお菓子をつくります。
グラフィックデザイナー。
芸術家です。
作者(絵本作家)
この絵本では、おもに、ひとりでする仕事がメインでした。
よく売れている絵本です。電子書籍よりも紙の絵本がこどもさんには好まれるでしょう。絵画集の趣もあります。(おもむき)
この絵本は、おとながこどもに読ませたい絵本でしょう。
絵本であり、図鑑でもありました。
こどもさん向けの職業紹介絵本です。
人物の表情がリアル(本物みたい)です。
この作者さんによる「しごとば」シリーズ絵本があります。
だいたいが個人営業主です。サラリーマンはないのね。
サラリーマンは平凡な職業だけれど大多数は給料もらいの仕事をしています。
細かい描写で絵ができています。
この絵本では、美容師、新幹線運転士、すし職人、自動車整備士、木のおもちゃ職人、革職人、歯医者、パティシエ、グラフィックデザイナー、ご自分(絵本作家)が紹介されています。
美容師のページをながめていたら、おしゃれをしようかなという気持ちになりました。
新幹線運転士は、仕事だから、運転はたぶん楽しくはないと思います。
死亡や傷害を伴う事故は起こしたくないので、常に警戒と緊張が必要です。
最近では、列車の車体が外部にあるものと衝突するのではなく、新幹線に限らず、車内で刃物をもって暴れる人が現れました。
昔、そんな人は聞いたことがありませんでした。
人の心が荒れています。
運転士は運転することに気持ちを集中していたい。
新幹線は、長さが400mもあるそうです。歩いたら5分ぐらいかかりそうです。(たまたまですが、きのう品川から名古屋まで新幹線のぞみに乗りました。品川駅のホームを5号車のあたりから13号車まで歩きました。けっこう長かった)
絵本では、運転士という人間が、タイムスケジュールに沿って、ロボットのように動きます。
車や電車、機械の操作では、人間がマニュアル(手引き)に従って、機械のように動くことが求められています。
すし職人の部分は、おとなが読んでも有益です。
魚の部位とか、お寿司のつくり方が書いてあります。
春先の今は、お刺身がおいしい季節だと感じています。
自動車整備士です。
電気自動車が増えてきました。(これまでは、ガソリン車とか、ガソリンと電気の混合であるハイブリッド車)整備のしかたも 変わってきているのでしょう。
絵本では、パンク修理の方法が細かく書いてあります。
こんなふうにやるのかと驚きました。
木のおもちゃ職人です。
そうか。木のおもちゃは、あかちゃんや幼児が口に入れても安全な大きさにしてあるのか。
知りませんでした。
こどものおもちゃや遊具は『安全第一』です。
革職人のページは、学校の工作を思い出します。
技術が必要ですが、根気(こんき)も必要です。コツコツ少しずつ工作のような作業を進めていくのです。
歯医者。
先週、歯医者での治療が終わったわたしです。
歯はだいじです。
暴飲暴食をして、歯を痛めたことを、歳(とし)をとってから後悔しました。
でももう新しい歯は生えてきません。残念。
治療を受けていると、患者のほうは、どんな道具を使用しているのかはわかりません。
この絵本を見て道具類のことがよくわかりました。
パティシエ。
ここまで読んできて、どの職業も道具がいっぱいです。
パティシエは、ケーキを始めとして、甘くておいしいお菓子をつくります。
グラフィックデザイナー。
芸術家です。
作者(絵本作家)
この絵本では、おもに、ひとりでする仕事がメインでした。
よく売れている絵本です。電子書籍よりも紙の絵本がこどもさんには好まれるでしょう。絵画集の趣もあります。(おもむき)
この絵本は、おとながこどもに読ませたい絵本でしょう。
絵本であり、図鑑でもありました。
2023年03月28日
太川&えびすのバス旅 第14弾 名古屋から能登半島 再放送
太川&えびすのローカル路線バス乗り継ぎの旅 第14弾 名古屋から能登半島最北端の岬 2013年4月放送分の再放送(平成25年) BSテレ東
今はもう取り壊されて建て替えがされている名古屋駅前の昔の風景です。以前の駅舎も松坂屋の建物もなくなりました。道路を走っている車のモデルも旧型です。
目的地である能登半島はここ数年地震の発生が多いので心配です。
通ったバスルートを振り返ると、車でも回れるルートであることがわかります。
三人とも笑いがあるのがいい。ゲストは、もう芸能界を引退されていますが、森下千里さんです。
すき屋のテイクアウトカレーをバスターミナルのベンチ付近で立って食べるなんてびっくりしました。
季節は春で、川沿いの桜並木がきれいです。
「バスがない」と言われて、考える。考える。
一日目の夜、こんな夜遅くに旅館のお迎えがありがたい。
日本海(富山湾)がきれいです。
海はいいなーー
いやされます。
森下千里さんの『サヨナラ富山―― コンニチワ石川――』が良かった。たしか前回のバス旅の時には、ゲストの田中律子さんが群馬県内伊香保温泉に近づいて『おんせんだー おんせんだー たーのしーなー』と歌っておられました。それもよかった。
北陸地方の民家の屋根は真っ黒で、雪が落ちやすいように、瓦(かわら)にうわぐすりが塗ってあるそうです。
森下千里さんが、ゴール地点の灯台めがけて、上り坂を駆け上がっていきます。
森下さん、体力があります。若いなーー
名古屋駅前から能登半島の先端まで、路線バスで行きました。
すごいなあーー いやーー ほんとうに すごいなーーー
13時40分のゴールでした。
(2022年1月のときの感想)
太川&えびすのローカル路線バス乗り継ぎの旅 第14弾 名古屋から能登半島最北端の岬 2013年4月放送分の再放送 BSテレ東
2013年(平成25年)リアルタイム放送の時は、家族が見ていた自宅の居間にあるテレビで、ちらりと10分程度見ただけです。名古屋市内にある市役所交差点付近の映像でした。
今回の再放送ではじめてきちんと最初から最後まで見ました。
見慣れた場所の映像もあります。
なかなか良かった。
ゲストは、森下千里さんです。
映像を観て、十年ぐらい前にこの方といっしょに写真におさまったことがあるのを思い出しました。
知り合いから、タレントさんがいるので、一緒に写真を撮りましょうとお誘いを受けて、知り合いふたりと自分と森下千里さんの4人で横並びになって、かしこまったような姿で記念写真を撮ってもらいました。森下千里さんは、背が高くて、やせていて、すらりとした女性でした。
その時は、森高千里さんという歌を歌う人は聞いたことがあるけれど、森下千里さんという人は知らないなあと思いました。あとで調べたら、レースクイーンとかグラビアギャルとかで、お色気系で売っているタレントさんだと知りました。
現在は芸能界を引退されているようです。昨年あった衆議院選挙のときに、東北で立候補されて落選されています。波乱の人生を歩んでおられるようです。
今回テレビで観た路線バスの旅では、前向きな姿勢で、ガンガンがんばる人でした。
三人のチャレンジは、成功しました。
名古屋駅前から石川県能登半島のさきっぽまで、路線バスというか、地域バス(コミュニティバス)のおかげで、乗り継いでたどり着くことができました。たいしたものです。とてもまねできません。
名古屋駅前は、昔の駅前風景です。現在は、映像にある当時の建物が取り壊されて新しいビルが建ち、駅前の顔が変わっています。
旅の途中、無料の地域バスに乗った三人です。
無料と聞いてえびすさんが『よそ者でも無料?』(無料です。たぶん、乗車料金の収納事務が発生すると、人件費とか経費がかかってめんどうな負担になるのでしょう)
愛知県小牧市内で乗り合わせた奥様方もあれから十年ぐらいが経過していますので、お元気でしょうかと気になります。 みんな十歳ぐらい歳をとりました。映像での地元のおばちゃんたちとのあれやこれやが楽しい。車内ではずむような会話がありました。満開の桜並木の風景も良かった。
時間のロスがありましたが、最終的にチャレンジは成功しました。しかもこの当時の最速時間で能登半島の最北端に到着しました。(午後1時40分)
えびすよしかずさんは、当時65歳と番組内で発言しています。
えびすさん語録として『雀荘(じゃんそう)で役満(やくまん)をあがった瞬間に死にたい。(太川陽介さんに向かって)俺が死んでも(路線バスの旅は)続けてね』その後、えびすさんは死んではいませんが、認知症になってしまいました。
名鉄バスのバス停で、テイクアウトのカレーを食べる三人さんです。
名古屋駅から岐阜駅まで、電車なら20分から30分ぐらいだと思うのですが、三人は路線バスを乗り継いで、半日ぐらいかけて岐阜駅にたどりつきます。そもそも車なら一日で能登半島まで行けると思うのですが、路線バスだと四日間かかります。スピードじゃない旅です。達成感を味わうための旅です。観ていると、この世は『金』だけで動いているのではないと思えてくるのです。(効率優先の資本主義に反発したくなるのです)
森下千里さんの男性のタイプをたずねるえびすよしかずさんです。『サムライみたいな人』『じゃ、オレは真逆だ』
えびすよしかずさんとか、『男はつらいよ』の渥美清さんが演じるフーテンの寅さんは『だめな大人』という個性です。映像を観た男は、あれでいいのなら、自分だってできるとか、自分でもだいじょうぶだろうという安心感と勇気と自信をもちます。えびすさんも寅さんも未来への希望の光なのです。
相手の気持ちを考えずに、相手が怒りそうなことを平気で言うえびすよしかずさんです。『(エーザイの薬博物館を見学にと勧められて)おもしろそうじゃない』『(旅館への宿泊について)旅館はいやだ。旅館はとんでもないところがある』
(次は、2023年6月追記の部分です)
先月、いつも株取引をしている証券会社の担当者に『エーザイ』の株の購入を勧められました。アルツハイマー型認知症の薬『レカネマブ』を開発して、日本を含む世界各国に認可申請をしているそうです。認可されて保険適用が認められると株価が爆上げになるそうです。
最初は購入を迷いましたが、考えているうちに、そういえば、路線バス乗り継ぎ旅で、演者の三人が、岐阜県各務原市にある(かかみがはらし)エーザイの『くすり博物館』を見学したシーンがあったと思い出し、これも縁(えん。つながり)かもしれないと決心して、エーザイの株を購入しました。
その後、エーザイの株価は急上昇中です。良かった。ありがとう証券会社の担当者さん、そして、太川さん、えびすさん、森下千里さん。ほんとうにありがとう。
この当時は、現在の太川陽介さんが出ている競争形式旅番組と違って、バス乗りかえの長い待ち時間を使って地元の観光をしています。
えびすよしかずさんは、太川陽介さんのような熱血まじめタイプが苦手でしょうし、逆に太川陽介さんは、えびすよしかずさんのようなだらしない人は嫌だろうとわかります。絶妙なコンビでした。間に入るゲストの女性は気苦労が多かったことでしょう。
富山駅前風景では、先日テレビのブラタモリで観た薬売りの像が映っていました。ブラタモリで流れた雪をかぶった立山連峰の景色をいつか観たい。
新潟県に住む6歳の男の子から太川陽介さんへのお手紙が良かった。子どもさんは今ごろ15歳ぐらいに成長していると思います。太川陽介さんもこどもさんに返事を書いたと言っていました。太川陽介さんは、手紙をお守り代わりにしてがんばったのでゴールできたと喜んでおられました。
富山県氷見市(ひみし)のバス停で、『笑ゥせぇるすまん』の藻黒福蔵(もぐろふくぞう)の背中の映像がチラリと見えました。今、ドラえもんのコミックを順番に読んでいるのですが、藤子不二雄さんの相方の安孫子元雄(あびこもとお)さんの作品なので縁を感じました。
能登半島の漁村の海岸風景の映像を観ながら、自分が幼児期に暮らした漁村の風景を思い出しました。
森下千里さんの『さようなら富山、こんにちは石川』という言葉が良かった。
最後のバス停の名称が『狼煙(のろし)』
ゴール達成の狼煙が上がったみたいでした。(煙の合図あいず)
おめでとうございました。
今はもう取り壊されて建て替えがされている名古屋駅前の昔の風景です。以前の駅舎も松坂屋の建物もなくなりました。道路を走っている車のモデルも旧型です。
目的地である能登半島はここ数年地震の発生が多いので心配です。
通ったバスルートを振り返ると、車でも回れるルートであることがわかります。
三人とも笑いがあるのがいい。ゲストは、もう芸能界を引退されていますが、森下千里さんです。
すき屋のテイクアウトカレーをバスターミナルのベンチ付近で立って食べるなんてびっくりしました。
季節は春で、川沿いの桜並木がきれいです。
「バスがない」と言われて、考える。考える。
一日目の夜、こんな夜遅くに旅館のお迎えがありがたい。
日本海(富山湾)がきれいです。
海はいいなーー
いやされます。
森下千里さんの『サヨナラ富山―― コンニチワ石川――』が良かった。たしか前回のバス旅の時には、ゲストの田中律子さんが群馬県内伊香保温泉に近づいて『おんせんだー おんせんだー たーのしーなー』と歌っておられました。それもよかった。
北陸地方の民家の屋根は真っ黒で、雪が落ちやすいように、瓦(かわら)にうわぐすりが塗ってあるそうです。
森下千里さんが、ゴール地点の灯台めがけて、上り坂を駆け上がっていきます。
森下さん、体力があります。若いなーー
名古屋駅前から能登半島の先端まで、路線バスで行きました。
すごいなあーー いやーー ほんとうに すごいなーーー
13時40分のゴールでした。
(2022年1月のときの感想)
太川&えびすのローカル路線バス乗り継ぎの旅 第14弾 名古屋から能登半島最北端の岬 2013年4月放送分の再放送 BSテレ東
2013年(平成25年)リアルタイム放送の時は、家族が見ていた自宅の居間にあるテレビで、ちらりと10分程度見ただけです。名古屋市内にある市役所交差点付近の映像でした。
今回の再放送ではじめてきちんと最初から最後まで見ました。
見慣れた場所の映像もあります。
なかなか良かった。
ゲストは、森下千里さんです。
映像を観て、十年ぐらい前にこの方といっしょに写真におさまったことがあるのを思い出しました。
知り合いから、タレントさんがいるので、一緒に写真を撮りましょうとお誘いを受けて、知り合いふたりと自分と森下千里さんの4人で横並びになって、かしこまったような姿で記念写真を撮ってもらいました。森下千里さんは、背が高くて、やせていて、すらりとした女性でした。
その時は、森高千里さんという歌を歌う人は聞いたことがあるけれど、森下千里さんという人は知らないなあと思いました。あとで調べたら、レースクイーンとかグラビアギャルとかで、お色気系で売っているタレントさんだと知りました。
現在は芸能界を引退されているようです。昨年あった衆議院選挙のときに、東北で立候補されて落選されています。波乱の人生を歩んでおられるようです。
今回テレビで観た路線バスの旅では、前向きな姿勢で、ガンガンがんばる人でした。
三人のチャレンジは、成功しました。
名古屋駅前から石川県能登半島のさきっぽまで、路線バスというか、地域バス(コミュニティバス)のおかげで、乗り継いでたどり着くことができました。たいしたものです。とてもまねできません。
名古屋駅前は、昔の駅前風景です。現在は、映像にある当時の建物が取り壊されて新しいビルが建ち、駅前の顔が変わっています。
旅の途中、無料の地域バスに乗った三人です。
無料と聞いてえびすさんが『よそ者でも無料?』(無料です。たぶん、乗車料金の収納事務が発生すると、人件費とか経費がかかってめんどうな負担になるのでしょう)
愛知県小牧市内で乗り合わせた奥様方もあれから十年ぐらいが経過していますので、お元気でしょうかと気になります。 みんな十歳ぐらい歳をとりました。映像での地元のおばちゃんたちとのあれやこれやが楽しい。車内ではずむような会話がありました。満開の桜並木の風景も良かった。
時間のロスがありましたが、最終的にチャレンジは成功しました。しかもこの当時の最速時間で能登半島の最北端に到着しました。(午後1時40分)
えびすよしかずさんは、当時65歳と番組内で発言しています。
えびすさん語録として『雀荘(じゃんそう)で役満(やくまん)をあがった瞬間に死にたい。(太川陽介さんに向かって)俺が死んでも(路線バスの旅は)続けてね』その後、えびすさんは死んではいませんが、認知症になってしまいました。
名鉄バスのバス停で、テイクアウトのカレーを食べる三人さんです。
名古屋駅から岐阜駅まで、電車なら20分から30分ぐらいだと思うのですが、三人は路線バスを乗り継いで、半日ぐらいかけて岐阜駅にたどりつきます。そもそも車なら一日で能登半島まで行けると思うのですが、路線バスだと四日間かかります。スピードじゃない旅です。達成感を味わうための旅です。観ていると、この世は『金』だけで動いているのではないと思えてくるのです。(効率優先の資本主義に反発したくなるのです)
森下千里さんの男性のタイプをたずねるえびすよしかずさんです。『サムライみたいな人』『じゃ、オレは真逆だ』
えびすよしかずさんとか、『男はつらいよ』の渥美清さんが演じるフーテンの寅さんは『だめな大人』という個性です。映像を観た男は、あれでいいのなら、自分だってできるとか、自分でもだいじょうぶだろうという安心感と勇気と自信をもちます。えびすさんも寅さんも未来への希望の光なのです。
相手の気持ちを考えずに、相手が怒りそうなことを平気で言うえびすよしかずさんです。『(エーザイの薬博物館を見学にと勧められて)おもしろそうじゃない』『(旅館への宿泊について)旅館はいやだ。旅館はとんでもないところがある』
(次は、2023年6月追記の部分です)
先月、いつも株取引をしている証券会社の担当者に『エーザイ』の株の購入を勧められました。アルツハイマー型認知症の薬『レカネマブ』を開発して、日本を含む世界各国に認可申請をしているそうです。認可されて保険適用が認められると株価が爆上げになるそうです。
最初は購入を迷いましたが、考えているうちに、そういえば、路線バス乗り継ぎ旅で、演者の三人が、岐阜県各務原市にある(かかみがはらし)エーザイの『くすり博物館』を見学したシーンがあったと思い出し、これも縁(えん。つながり)かもしれないと決心して、エーザイの株を購入しました。
その後、エーザイの株価は急上昇中です。良かった。ありがとう証券会社の担当者さん、そして、太川さん、えびすさん、森下千里さん。ほんとうにありがとう。
この当時は、現在の太川陽介さんが出ている競争形式旅番組と違って、バス乗りかえの長い待ち時間を使って地元の観光をしています。
えびすよしかずさんは、太川陽介さんのような熱血まじめタイプが苦手でしょうし、逆に太川陽介さんは、えびすよしかずさんのようなだらしない人は嫌だろうとわかります。絶妙なコンビでした。間に入るゲストの女性は気苦労が多かったことでしょう。
富山駅前風景では、先日テレビのブラタモリで観た薬売りの像が映っていました。ブラタモリで流れた雪をかぶった立山連峰の景色をいつか観たい。
新潟県に住む6歳の男の子から太川陽介さんへのお手紙が良かった。子どもさんは今ごろ15歳ぐらいに成長していると思います。太川陽介さんもこどもさんに返事を書いたと言っていました。太川陽介さんは、手紙をお守り代わりにしてがんばったのでゴールできたと喜んでおられました。
富山県氷見市(ひみし)のバス停で、『笑ゥせぇるすまん』の藻黒福蔵(もぐろふくぞう)の背中の映像がチラリと見えました。今、ドラえもんのコミックを順番に読んでいるのですが、藤子不二雄さんの相方の安孫子元雄(あびこもとお)さんの作品なので縁を感じました。
能登半島の漁村の海岸風景の映像を観ながら、自分が幼児期に暮らした漁村の風景を思い出しました。
森下千里さんの『さようなら富山、こんにちは石川』という言葉が良かった。
最後のバス停の名称が『狼煙(のろし)』
ゴール達成の狼煙が上がったみたいでした。(煙の合図あいず)
おめでとうございました。
2023年03月27日
東野&岡村の旅猿22 日帰りで冬の秋田を満喫
東野&岡村の旅猿22 日帰りで冬の秋田を満喫 動画配信サービス
午前9時20分の秋田空港からロケのスタートです。
前回は、岡村隆史さんとジミー大西さんで、行き先が沖縄県石垣島でした。
南から北へと、極端な旅行先の選択です。
番組の途中、ふたりは、北緯40度の表示がある入道崎という日本海側の海岸に立ち寄るのですが、東野さんが、地球上の自分たちが今いる位置が想像できるというような発言をします。
わたしは、前回の放送時に同様の発想をもちました。岡村さんとジミー大西さんが、日本のはしっこ石垣島という地球儀の上にいるようすが頭に浮かびました。
ちなみに秋田は雪景色で、気温は氷点下だそうです。石垣島では、半そで、Tシャツでした。日本は南北に細長い国であることがよくわかります。
レンタカーで、いつものように移動です。運転手は東野さんです。
大きななまはげ像が二体見えてきました。
『なまはげ館』というところを目指しています。
画面に秋田県のそのあたりの地図が出てきて、思い浮かんだことがあります。
名古屋の東山動物園に「サスカッチ」というホッキョクグマが三十年間ぐらいいたのですが、老衰で、2020年5月7日に亡くなってしまいました。
(その後のことですが、2022年12月24日土曜日にわかったこととして)
『フブキ』という名前のホッキョクグマ2歳男の子が、秋田県男鹿水族館(おがすいぞくかん)から、来年の3月に東山動物園に来てくれることになったそうです。歓迎します。
秋田県のみなさんありがとう。両親のもとを離れて、最初はひとりぼっちでさみしいと思いますから、孫たちと励ましにいくつもりです。
(そして現在)
フブキは東山動物園に無事に到着して、展示開始待ちです。会えるのが楽しみです。
レンタカーの車内では、岡村隆史さんから石垣島での撮影思い出話が続きます。ジミー大西さんがらみの話です。
自分が見た時は、ふだんよりもおとなしい内容だったと感じたのですが、岡村さんとスタッフにとっては、ジミー大西さんの自由気ままな行動に振り回されて大変だったそうです。(レンタカーを借りて移動したのに、途中で、タクシーに乗ると言い出し、その場所での撮影終了後、借りたレンタカーをとりに行くために、現地に住む若い女性たちが運転する車に乗せてもらってヒッチハイクをしたなど……)
なまはげは怖い(こわい)。
迫力があります。
展示はしっかりとしたものでした。
お話と実演も充実しています。
大きな屋敷で、広い部屋がないと、なかなか、なまはげというものはできないのではないかと感じました。昔の農家のイメージです。
食事は海鮮丼です。お値段は3900円ですが、おいしいものは高いのです。あるいは、それでも、安いほうなのかもしれません。
旅猿のふたりは、しょっちゅうあちこち観光に行きながら、おいしいものを食べています。食事のカロリーが高すぎて体を壊さないかと心配です。それから、自分は見ていませんが、ゴチになりますという番組で美食(びしょく。ぜいたくな食事。高級料理。グルメ料理(食通料理))を食されていると思います。健康管理に気をつけましょう。
おふたりは次の回で、横手市内にある「かまくら」を訪問するそうです。
かまくらの中は寒いのか、あるいは、意外にあったかいのか、知るのが楽しみです。
(つづく)
岡村さんが、前回石垣島のロケで、ジミー大西さんが滝に打たれたシーンの撮影がたいへんだったという話をしたので、もう一度、前回の動画を見てみました。
なんというか、岩場を無理やり登って行って、落ちてくる滝の水を全部のみ込んでやるといって口を開けて、それもまあ『出来高(できだか)』とかいう撮影のための話題づくり、出来事づくりで、まあ、意図的なやらせみたいなもので、どうということもないのかなという感じでした。
秋田県内でのレンタカーを使用した移動は、かなりの距離です。これもまた出来高のためです。
本当のぜいたくな旅は、なにもしない旅なのでしょう。ああしろ、こうしろと指示されるのではなく、なにもせずにずーっと景色をながめている。おなかがすいたらおいしいものを食べる。満腹になったら眠る。リラックスする。現実を忘れる。現実社会から逃れる。(のがれる)。異世界を楽しむ。
雪でつくった『かまくら』の見学です。
行く途中で、夕食の予約を入れたら、以前岡村隆史さんが訪れたお店なのに、岡村さんは忘れていました。結局、行ったら思い出すでしょうと返答して、行ったら思い出されました。まあ、前回は、スタッフが用意してくれた店なのでしょう。自分で予約しないと記憶も消えてしまいます。東野さんの言葉「向こうからすると感じ悪い」はそのとおりです。
横手市にある「秋田ふるさと村」というところで、大きなかまくらや入口がハート型になっているかまくらがありました。かまくらは複数あるらしく、最初は、館内展示が、屋内展示だと勘違いしました。敷地内の屋外に設置してありました。
かまくらの中は、あったかいそうです。風が入ってこない。中では、声が良く響くそうです。
そのあと、館内に会ったアトラクションを楽しんだというか、こわがった二人でした。VR(バーチャルリアリティー)というのでしょう。ゴーグルを付けて、動くイスに座って、高所恐怖のシーンを味わうようです。ふたりは大声で怖い(こわい)を連発していました。
きりたんぽのお店で夕食です。秋田駅前にある郷土料理のお店だそうです。
いぶりがっこ:大根をくんせい乾燥させた漬物だそうです。地酒がほしくなります。
まだ旅猿で行っていない県がいくつかあるそうです。
今年中に全部回りたいそうです。
まだ行けてない県は、宮城県、富山県、京都府、奈良県、山口県だと思います。
東野さんが、47都道府県すべてに行ったことがある日本人は少ないだろうというような発言をされます。わたしもあと2県、山形県と秋田県を残すだけになりました。そのうち足を踏み入れたい。
次回の番組は、京都府と紹介されました。意外な行っていない場所ですが、楽しみです。
午前9時20分の秋田空港からロケのスタートです。
前回は、岡村隆史さんとジミー大西さんで、行き先が沖縄県石垣島でした。
南から北へと、極端な旅行先の選択です。
番組の途中、ふたりは、北緯40度の表示がある入道崎という日本海側の海岸に立ち寄るのですが、東野さんが、地球上の自分たちが今いる位置が想像できるというような発言をします。
わたしは、前回の放送時に同様の発想をもちました。岡村さんとジミー大西さんが、日本のはしっこ石垣島という地球儀の上にいるようすが頭に浮かびました。
ちなみに秋田は雪景色で、気温は氷点下だそうです。石垣島では、半そで、Tシャツでした。日本は南北に細長い国であることがよくわかります。
レンタカーで、いつものように移動です。運転手は東野さんです。
大きななまはげ像が二体見えてきました。
『なまはげ館』というところを目指しています。
画面に秋田県のそのあたりの地図が出てきて、思い浮かんだことがあります。
名古屋の東山動物園に「サスカッチ」というホッキョクグマが三十年間ぐらいいたのですが、老衰で、2020年5月7日に亡くなってしまいました。
(その後のことですが、2022年12月24日土曜日にわかったこととして)
『フブキ』という名前のホッキョクグマ2歳男の子が、秋田県男鹿水族館(おがすいぞくかん)から、来年の3月に東山動物園に来てくれることになったそうです。歓迎します。
秋田県のみなさんありがとう。両親のもとを離れて、最初はひとりぼっちでさみしいと思いますから、孫たちと励ましにいくつもりです。
(そして現在)
フブキは東山動物園に無事に到着して、展示開始待ちです。会えるのが楽しみです。
レンタカーの車内では、岡村隆史さんから石垣島での撮影思い出話が続きます。ジミー大西さんがらみの話です。
自分が見た時は、ふだんよりもおとなしい内容だったと感じたのですが、岡村さんとスタッフにとっては、ジミー大西さんの自由気ままな行動に振り回されて大変だったそうです。(レンタカーを借りて移動したのに、途中で、タクシーに乗ると言い出し、その場所での撮影終了後、借りたレンタカーをとりに行くために、現地に住む若い女性たちが運転する車に乗せてもらってヒッチハイクをしたなど……)
なまはげは怖い(こわい)。
迫力があります。
展示はしっかりとしたものでした。
お話と実演も充実しています。
大きな屋敷で、広い部屋がないと、なかなか、なまはげというものはできないのではないかと感じました。昔の農家のイメージです。
食事は海鮮丼です。お値段は3900円ですが、おいしいものは高いのです。あるいは、それでも、安いほうなのかもしれません。
旅猿のふたりは、しょっちゅうあちこち観光に行きながら、おいしいものを食べています。食事のカロリーが高すぎて体を壊さないかと心配です。それから、自分は見ていませんが、ゴチになりますという番組で美食(びしょく。ぜいたくな食事。高級料理。グルメ料理(食通料理))を食されていると思います。健康管理に気をつけましょう。
おふたりは次の回で、横手市内にある「かまくら」を訪問するそうです。
かまくらの中は寒いのか、あるいは、意外にあったかいのか、知るのが楽しみです。
(つづく)
岡村さんが、前回石垣島のロケで、ジミー大西さんが滝に打たれたシーンの撮影がたいへんだったという話をしたので、もう一度、前回の動画を見てみました。
なんというか、岩場を無理やり登って行って、落ちてくる滝の水を全部のみ込んでやるといって口を開けて、それもまあ『出来高(できだか)』とかいう撮影のための話題づくり、出来事づくりで、まあ、意図的なやらせみたいなもので、どうということもないのかなという感じでした。
秋田県内でのレンタカーを使用した移動は、かなりの距離です。これもまた出来高のためです。
本当のぜいたくな旅は、なにもしない旅なのでしょう。ああしろ、こうしろと指示されるのではなく、なにもせずにずーっと景色をながめている。おなかがすいたらおいしいものを食べる。満腹になったら眠る。リラックスする。現実を忘れる。現実社会から逃れる。(のがれる)。異世界を楽しむ。
雪でつくった『かまくら』の見学です。
行く途中で、夕食の予約を入れたら、以前岡村隆史さんが訪れたお店なのに、岡村さんは忘れていました。結局、行ったら思い出すでしょうと返答して、行ったら思い出されました。まあ、前回は、スタッフが用意してくれた店なのでしょう。自分で予約しないと記憶も消えてしまいます。東野さんの言葉「向こうからすると感じ悪い」はそのとおりです。
横手市にある「秋田ふるさと村」というところで、大きなかまくらや入口がハート型になっているかまくらがありました。かまくらは複数あるらしく、最初は、館内展示が、屋内展示だと勘違いしました。敷地内の屋外に設置してありました。
かまくらの中は、あったかいそうです。風が入ってこない。中では、声が良く響くそうです。
そのあと、館内に会ったアトラクションを楽しんだというか、こわがった二人でした。VR(バーチャルリアリティー)というのでしょう。ゴーグルを付けて、動くイスに座って、高所恐怖のシーンを味わうようです。ふたりは大声で怖い(こわい)を連発していました。
きりたんぽのお店で夕食です。秋田駅前にある郷土料理のお店だそうです。
いぶりがっこ:大根をくんせい乾燥させた漬物だそうです。地酒がほしくなります。
まだ旅猿で行っていない県がいくつかあるそうです。
今年中に全部回りたいそうです。
まだ行けてない県は、宮城県、富山県、京都府、奈良県、山口県だと思います。
東野さんが、47都道府県すべてに行ったことがある日本人は少ないだろうというような発言をされます。わたしもあと2県、山形県と秋田県を残すだけになりました。そのうち足を踏み入れたい。
次回の番組は、京都府と紹介されました。意外な行っていない場所ですが、楽しみです。
2023年03月26日
偉い人ほどすぐ逃げる 武田砂鉄
偉い人ほどすぐ逃げる 武田砂鉄(たけだ・さてつ) 文藝春秋
初めて読む著者です。
書評の評判が良かったので、読んでみたくなりました。
出版社勤務ののちフリーライターをされているそうです。
1982年生まれ(昭和57年)の男性です。
43本のエッセイ集です。(エッセイ:思うままに書いた文章)
純文学の雑誌『文学界』に掲載されたものだそうです。
読み始めます。
「偉い人ほどすぐ逃げる」というタイトルのエッセイは見当たりません。エッセイ全体のイメージ、雰囲気が「偉い人ほどすぐ逃げる」だそうです。
自分には、責任者というのは、責任をとらないために努力する人という印象があります。自身や組織の利益を守るために、非を認めない理屈を駆使して構築します。
それとは別に、頭のいい人たちの特徴として、いざとなったら「知らん顔」をする人たちがいます。脳みその中にあるのは「利害関係」だけです。
自分と利害関係がない人間は、石ころ扱いです。昔洋画でそんなシーンを見たことがあります。この地球上には、大陸の数、あるいは大都市の数だけの人間しかいない。
自分にとって、重要な援助をしてくれる人間だけが、自分にとっての人類だというようなセリフでした。
2016年の東京都知事選挙の話から始まりました。
『効率』が優先されます。
効率をすべてのことに優先させないでほしい。
効率を追い求めるから、世間が、ぎすぎすするのです。
むだがあっていいのです。
心の安定を保つために「ゆとり」という「遊び」の部分は大切です。
書いてある内容は、もう過去のことです。
過去に起こった時事問題とか事件・事故のことです。
詐欺師のように、大衆の心理をじょうずに誘導した者が一時的に勝つけれど、やがて化けの皮がはがれます。
文脈から考えると、著者は、政治評論家です。
24ページまで読んだあと、1ページずつゆっくりめくりながら、258ページの「おわりに」まできました。本が出た日付は2021年4月(令和2年)になっています。コロナ禍が始まって2年目です。
再び24ページに戻ります。奈良県で銃弾に倒れて亡くなった前首相のことが出てきます。(2022年7月の出来事)
本というものは、不思議な記録です。本のなかでは生きている人が、現実社会の今現在はこの世におられません。心にしみるものがあります。
今日、隣にいる人が、明日も隣にいてくれるという保障はどこにもありません。
家族の場合はせつない出来事になってしまいます。出がけの別れの挨拶をするときは、できるだけ感情的なケンカをしていないようにしたい。
ケンカ別れが人生最後の別れになると、残った者は苦しい後悔を一生ひきずることになります。
最後のページまで、ぺらぺらとめくりながら思ったことです。
北朝鮮がミサイルを撃つことが書いてあります。何年たっても状況は変わっていません。
政治の世界の不祥事、ゴタゴタが書いてあります。人が変わるだけで、不祥事は後を絶ちません。
政治の世界では、人間が消耗品のように、現れては消えていきます。
この本は、政治の本なのか。
社会学者かコメンテーター(自分の意見や考えを述べる人)の言葉の内容です。
「税金婚活」という単語が目に飛び込んできました。
思い出して見れば「少子高齢化」ということは、わたしが二十代後半のころから予測され対策が考えられてきました。もう四十年ぐらい前のことです。
それでも少子化を止められない。もう、無理なのです。もう無理だとして、じゃあどうしたらいいのかを考える時期に達しています。
24ページに戻って再び読み始めます。
2017年8月29日北朝鮮のミサイルが発射されて、日本の広域にJアラート(全国瞬時警報システム)が鳴らされています。ミサイルは日本の上空を通過しています。似たようなことが昨年もあったような記憶です。
2022年10月4日でした。必要のない地域にもアラートが発令された記憶です。東京都の南の島。伊豆諸島、小笠原諸島です。
読みながら考えたことです。
日本人は『うわべ』とか『形式』を重んじる民族であることが浮き彫りになりました。
著者は「人と意見が食い違っているときには、納得がいくまで議論したい方」だそうです。
政治家というのはパフォーマンスをして目立って、選挙で集票につなげることが常套手段(じょうとうしゅだん。(いつも使うやり方)
本の内容は、なにかしら世の中のおぞましきものの羅列(られつ)が続きます。パワハラ、長時間労働、自殺など。
人間というものは、「ぼんやりとしたもの」で「きちっとしたもの」にはなれないと悟ります。気づきがあります。
「令和」の「令」は、命令の「令」という文章があります。そういう発想って、自分にはありませんでした。
エッセイの文章を読んで、痛快に感じる読者もいるでしょう。
ナンシー関(せき):女性。版画家。コラムニスト。1962年(昭和37年)-2002年(平成14年)39歳没。虚血性心不全。青森市出身。
著者の政治家、世相に対する分析が丁寧です。
タピオカが出てきます。そんなときがありました。
出ては消えていく流行が浮いたり沈んだり消えたりしています。
政治家の名前もその時は日本中に響き渡っていましたが、今となっては、そんな人もいたなあという遠い過去の記憶になっている人もあります。
政治活動や経済活動における猛烈な競争の中で、体を壊したり、命を落としたりしていく人たちがいます。淘汰(とうた。ふるいにかけられる。生き残り合戦)です。
書いてあるとおり、原因は個人の資質ではなく、社会的な構造です。厳しさを求める。心身の酷使を容認する、あるいは厳しさと酷使を提唱することが正しい、あるいは妥当であるという慣習が日本社会にあります。
外国人が不思議がる過労死です。がんばるのです。組織のために命を落としてまでがんばるのです。
正義があるきれいで美しい世界でがんばるのではなく、どろどろとした悪があって、理不尽、不合理、不条理な世界でがんばれと尻を叩かれるのです。
「死んでもしょうがない。本人の耐性が足りなかった」で済まされるのです。恐るべき日本社会です。怖い。まじめでがんばる人は気をつけた方がいい。真実は、善人が、他者の利益のために、他者に利用されているだけなのです。
歴史書を読むようです。そのとき表舞台に立っていた人たちが、今はもう表舞台にはいない。
内容では、マスコミと政治家のありかたに対する攻撃が厳しい。
ただ、それが世間というものです。世情(感情で動く群衆のなりわい。パターン)ともいえます。
どうでもいいと思われることを、時間つぶしのためにしているという社会活動の一部があります。
政治家の技術とは=(自分ではない)誰かの責任にする技術と読み取れます。
マイナンバーカードとか、特別定額給付金、布マスク、東京五輪、桜を見る会、女性活躍社会、大学入試センター試験の変更、ワンチーム、いろいろありました。いろいろあります。
文句があるなら、じゃあ、あなたがやってみなさいよという理屈があります。
自分は長い人生で、そういうケースを何度か体験しました。
文句を言ったほうが、じゃあやるかというと、やれたためしがありませんでした。
文句を言ったほうは、まず、じゃあやるとは言いません。
順番だからと促して、文句を言った本人がやったとしても、出来栄えは、ボロボロでした。
だれがやってもやれないこともあるのです。
政治家が発信するメッセージや会社の社員教育が『精神論』になっている。
精神論で、見えないものが見えたり、聞こえないものが聞こえたり、脳みその中にある思考活動が洗脳されていく。そして、メッセージの受け手の頭の中がおかしくなっていく。
著者のスタイル(立ち位置)は、あたりまえのことをあたりまえに発言することです。
世間には、あたりまえのことをあたりまえにやれたら、苦労はないという意見があります。
読んでいて思うのです。
著者は、だれに向かって語っているのだろう。
なにも無い空間に向かって話をしているようにみえる文脈です。
2021年に開催された東京オリンピックについての考察記事が多い。ただし、開催前の状態です。
結局コロナ禍の中、強硬開催された東京オリンピックって何だったのだろう。
本の中では『復興五輪』というメッセージに対する(東日本大震災の被災地を含めた)批判があります。見た目の名目(めいもく。口実。表向きの理由)だけの「復興五輪」だと判断されています。
ほかには、ロゴ(シンボルマーク)盗作騒動でゴタゴタしました。
国立競技場の建設案の変更がありました。
この本では、そもそも国立競技場を建て替える必要はなかったとあります。以前の国立競技場は使用が可能だった。
周辺環境も含めて、新しい競技場のために歴史ある古い建物が壊された。そして、結果論ですが、コロナ禍を押し切っての無観客での開催は、結局、何万人もが入場できる新しいスタジアムを建設する必要はなかったという結論の位置に到達します。
政府(内閣とその下の機関)はお金を動かすことを考えている。お金は動いた。されど、今になって、談合とか贈収賄が吹き出してきました。権力者たちがもうけるためにオリンピックは開催されたのか。しかたがなかったで、すんでしまうのか。信頼関係は薄らいでいくばかりです。
この本が書かれた時点では表に出ていませんが、問題になっている宗教団体と関係がある議員の発言も出ています。
教育について書いてあります。
組織に忠実な人間をつくりあげる教育が徹底していた日本でした。
人間を標準化することから離れて、個々のしたいようにと変化しています。
いいとか悪いとかは別にして、国力(こくりょく。経済力)は衰退していくのでしょう。
『……これまで社員の勤勉さと長時間労働が産業競争力を支え、国際競争力の源泉となってきた側面がある……』(著者はそのことを強く批判しています。ただし、わたしは事実だと認めます)
結婚相談所のキャッチフレーズです。『男の価値は、妻でわかる。』(そんなキャッチフレーズがあるのか)
役所がからんだ結婚促進事業のことが書いてあります。少子化対策です。
学歴とか職業とか、ゲーム感覚でとか、いろいろ書いてあります。(まずは愛情で、ずっとこの人といっしょにいたいと思う人と結婚するのではなかろうか)
著者の仕事はけして人から好かれるものではありません。どちらかといえば嫌われるほうでしょう。
朝のバラエティ番組の辛口(からくち)コメンティターのようです。分析して、評価して、反論ありき、批判ありきです。黙っていられないのです。長いものには巻かれないのです。人がそうしたいと思ってもなかなかできないことです。反発覚悟のうえでの攻撃的なメッセージの発信です。(そういう仕事も必要です)
一般的に、同じ利益を追いかけている集団は、仲間同士内での否定は×で、予定調和が○です。著者は、仲良しごっこはできないし、嫌いなのです。自立心が強い。依存心はもたないのでしょう。
あら探し:相手の欠点や過失を細かいとこまで探して相手を批判したり、責めたりすること。しつこい態度と姿勢があります。
紋切型(もんきりがた):おきまり。やり方が一定の型にはまっている。ステレオタイプ。
毒舌(どくぜつ):相手に対してトゲのある言葉、厳しい悪口や皮肉を言うこと。相手が嫌がるようなことを言う。
夜の商売をしている女性の言葉として『警察は(わたしたちを)守ってくれない。(ヤクザはわたしたちを)守ってくれる。(ヤクザは)こわくない』
警察は形式だけのことをする。自分の身は自分で守ることが基本なのでしょう。
身体障害者を使った報道のあり方に対する批判があります。
感動を生み出すために身体障害者を番組制作の素材扱いするのはやめようです。障害者をほかのものに言い換えることもできるのでしょう。福祉サービスを受ける人たちです。高齢者、ひとり親家庭、ホームレスなど。
政治家がよく口にする言葉として『丁寧な説明』
丁寧な説明が必要ですと他人事(ひとごと)のように言って、自分の発言に割り当てられた時間をつぶす。
社会活動の目的が『お金もうけ』である以上、お金もうけのための嘘八百(うそはっぴゃく。つじつま合わせ)が横行することは、やむを得ないのでしょう。
ウソが多い世の中で、個々が賢い(かしこい)自分になるように、自分のスタンス(姿勢)を身につけて、身を守ることが大事だと感じました。
以前セクハラ発言で辞任した国の行政組織の偉い人の話が出てきました。
一生懸命働きすぎて、たぶん120%ぐらいの力を出して働いていて、(この一線を超えたら、自分はやばいことになる)という判断ができなくなるほど自分を追い詰めて、脳の中が壊れたのでしょう。ちょっと待てと立ち止まる心の余裕(遊び部分)を残しておいたほうがいい。
頭脳優秀で地位が高い人だからといって、善人であるということはありません。すばらしい高い記録をつくったからといって、人格まで優れている(すぐれている)とは限りません。
偉業を成し遂げた人でも差別発言はするし、実績と人格は一致しないこともあります。しっかり人を見なければなりません。いっぽう、人間とはそういうものと思うことも大事です。
そういえば、東京オリンピックのコースが、突然のように、東京都内から札幌市内に変更されました。素直に考えればメチャクチャです。準備をされていた方々は相当お怒りになられたことでしょう。
テーゼ:定立。ある事柄を肯定的に主張する。
煽情的(せんじょうてき):感情をあおりたてる。
顰蹙(ひんしゅく):不快感で顔をしかめる。
かなり刺激的な内容の本でした。
初めて読む著者です。
書評の評判が良かったので、読んでみたくなりました。
出版社勤務ののちフリーライターをされているそうです。
1982年生まれ(昭和57年)の男性です。
43本のエッセイ集です。(エッセイ:思うままに書いた文章)
純文学の雑誌『文学界』に掲載されたものだそうです。
読み始めます。
「偉い人ほどすぐ逃げる」というタイトルのエッセイは見当たりません。エッセイ全体のイメージ、雰囲気が「偉い人ほどすぐ逃げる」だそうです。
自分には、責任者というのは、責任をとらないために努力する人という印象があります。自身や組織の利益を守るために、非を認めない理屈を駆使して構築します。
それとは別に、頭のいい人たちの特徴として、いざとなったら「知らん顔」をする人たちがいます。脳みその中にあるのは「利害関係」だけです。
自分と利害関係がない人間は、石ころ扱いです。昔洋画でそんなシーンを見たことがあります。この地球上には、大陸の数、あるいは大都市の数だけの人間しかいない。
自分にとって、重要な援助をしてくれる人間だけが、自分にとっての人類だというようなセリフでした。
2016年の東京都知事選挙の話から始まりました。
『効率』が優先されます。
効率をすべてのことに優先させないでほしい。
効率を追い求めるから、世間が、ぎすぎすするのです。
むだがあっていいのです。
心の安定を保つために「ゆとり」という「遊び」の部分は大切です。
書いてある内容は、もう過去のことです。
過去に起こった時事問題とか事件・事故のことです。
詐欺師のように、大衆の心理をじょうずに誘導した者が一時的に勝つけれど、やがて化けの皮がはがれます。
文脈から考えると、著者は、政治評論家です。
24ページまで読んだあと、1ページずつゆっくりめくりながら、258ページの「おわりに」まできました。本が出た日付は2021年4月(令和2年)になっています。コロナ禍が始まって2年目です。
再び24ページに戻ります。奈良県で銃弾に倒れて亡くなった前首相のことが出てきます。(2022年7月の出来事)
本というものは、不思議な記録です。本のなかでは生きている人が、現実社会の今現在はこの世におられません。心にしみるものがあります。
今日、隣にいる人が、明日も隣にいてくれるという保障はどこにもありません。
家族の場合はせつない出来事になってしまいます。出がけの別れの挨拶をするときは、できるだけ感情的なケンカをしていないようにしたい。
ケンカ別れが人生最後の別れになると、残った者は苦しい後悔を一生ひきずることになります。
最後のページまで、ぺらぺらとめくりながら思ったことです。
北朝鮮がミサイルを撃つことが書いてあります。何年たっても状況は変わっていません。
政治の世界の不祥事、ゴタゴタが書いてあります。人が変わるだけで、不祥事は後を絶ちません。
政治の世界では、人間が消耗品のように、現れては消えていきます。
この本は、政治の本なのか。
社会学者かコメンテーター(自分の意見や考えを述べる人)の言葉の内容です。
「税金婚活」という単語が目に飛び込んできました。
思い出して見れば「少子高齢化」ということは、わたしが二十代後半のころから予測され対策が考えられてきました。もう四十年ぐらい前のことです。
それでも少子化を止められない。もう、無理なのです。もう無理だとして、じゃあどうしたらいいのかを考える時期に達しています。
24ページに戻って再び読み始めます。
2017年8月29日北朝鮮のミサイルが発射されて、日本の広域にJアラート(全国瞬時警報システム)が鳴らされています。ミサイルは日本の上空を通過しています。似たようなことが昨年もあったような記憶です。
2022年10月4日でした。必要のない地域にもアラートが発令された記憶です。東京都の南の島。伊豆諸島、小笠原諸島です。
読みながら考えたことです。
日本人は『うわべ』とか『形式』を重んじる民族であることが浮き彫りになりました。
著者は「人と意見が食い違っているときには、納得がいくまで議論したい方」だそうです。
政治家というのはパフォーマンスをして目立って、選挙で集票につなげることが常套手段(じょうとうしゅだん。(いつも使うやり方)
本の内容は、なにかしら世の中のおぞましきものの羅列(られつ)が続きます。パワハラ、長時間労働、自殺など。
人間というものは、「ぼんやりとしたもの」で「きちっとしたもの」にはなれないと悟ります。気づきがあります。
「令和」の「令」は、命令の「令」という文章があります。そういう発想って、自分にはありませんでした。
エッセイの文章を読んで、痛快に感じる読者もいるでしょう。
ナンシー関(せき):女性。版画家。コラムニスト。1962年(昭和37年)-2002年(平成14年)39歳没。虚血性心不全。青森市出身。
著者の政治家、世相に対する分析が丁寧です。
タピオカが出てきます。そんなときがありました。
出ては消えていく流行が浮いたり沈んだり消えたりしています。
政治家の名前もその時は日本中に響き渡っていましたが、今となっては、そんな人もいたなあという遠い過去の記憶になっている人もあります。
政治活動や経済活動における猛烈な競争の中で、体を壊したり、命を落としたりしていく人たちがいます。淘汰(とうた。ふるいにかけられる。生き残り合戦)です。
書いてあるとおり、原因は個人の資質ではなく、社会的な構造です。厳しさを求める。心身の酷使を容認する、あるいは厳しさと酷使を提唱することが正しい、あるいは妥当であるという慣習が日本社会にあります。
外国人が不思議がる過労死です。がんばるのです。組織のために命を落としてまでがんばるのです。
正義があるきれいで美しい世界でがんばるのではなく、どろどろとした悪があって、理不尽、不合理、不条理な世界でがんばれと尻を叩かれるのです。
「死んでもしょうがない。本人の耐性が足りなかった」で済まされるのです。恐るべき日本社会です。怖い。まじめでがんばる人は気をつけた方がいい。真実は、善人が、他者の利益のために、他者に利用されているだけなのです。
歴史書を読むようです。そのとき表舞台に立っていた人たちが、今はもう表舞台にはいない。
内容では、マスコミと政治家のありかたに対する攻撃が厳しい。
ただ、それが世間というものです。世情(感情で動く群衆のなりわい。パターン)ともいえます。
どうでもいいと思われることを、時間つぶしのためにしているという社会活動の一部があります。
政治家の技術とは=(自分ではない)誰かの責任にする技術と読み取れます。
マイナンバーカードとか、特別定額給付金、布マスク、東京五輪、桜を見る会、女性活躍社会、大学入試センター試験の変更、ワンチーム、いろいろありました。いろいろあります。
文句があるなら、じゃあ、あなたがやってみなさいよという理屈があります。
自分は長い人生で、そういうケースを何度か体験しました。
文句を言ったほうが、じゃあやるかというと、やれたためしがありませんでした。
文句を言ったほうは、まず、じゃあやるとは言いません。
順番だからと促して、文句を言った本人がやったとしても、出来栄えは、ボロボロでした。
だれがやってもやれないこともあるのです。
政治家が発信するメッセージや会社の社員教育が『精神論』になっている。
精神論で、見えないものが見えたり、聞こえないものが聞こえたり、脳みその中にある思考活動が洗脳されていく。そして、メッセージの受け手の頭の中がおかしくなっていく。
著者のスタイル(立ち位置)は、あたりまえのことをあたりまえに発言することです。
世間には、あたりまえのことをあたりまえにやれたら、苦労はないという意見があります。
読んでいて思うのです。
著者は、だれに向かって語っているのだろう。
なにも無い空間に向かって話をしているようにみえる文脈です。
2021年に開催された東京オリンピックについての考察記事が多い。ただし、開催前の状態です。
結局コロナ禍の中、強硬開催された東京オリンピックって何だったのだろう。
本の中では『復興五輪』というメッセージに対する(東日本大震災の被災地を含めた)批判があります。見た目の名目(めいもく。口実。表向きの理由)だけの「復興五輪」だと判断されています。
ほかには、ロゴ(シンボルマーク)盗作騒動でゴタゴタしました。
国立競技場の建設案の変更がありました。
この本では、そもそも国立競技場を建て替える必要はなかったとあります。以前の国立競技場は使用が可能だった。
周辺環境も含めて、新しい競技場のために歴史ある古い建物が壊された。そして、結果論ですが、コロナ禍を押し切っての無観客での開催は、結局、何万人もが入場できる新しいスタジアムを建設する必要はなかったという結論の位置に到達します。
政府(内閣とその下の機関)はお金を動かすことを考えている。お金は動いた。されど、今になって、談合とか贈収賄が吹き出してきました。権力者たちがもうけるためにオリンピックは開催されたのか。しかたがなかったで、すんでしまうのか。信頼関係は薄らいでいくばかりです。
この本が書かれた時点では表に出ていませんが、問題になっている宗教団体と関係がある議員の発言も出ています。
教育について書いてあります。
組織に忠実な人間をつくりあげる教育が徹底していた日本でした。
人間を標準化することから離れて、個々のしたいようにと変化しています。
いいとか悪いとかは別にして、国力(こくりょく。経済力)は衰退していくのでしょう。
『……これまで社員の勤勉さと長時間労働が産業競争力を支え、国際競争力の源泉となってきた側面がある……』(著者はそのことを強く批判しています。ただし、わたしは事実だと認めます)
結婚相談所のキャッチフレーズです。『男の価値は、妻でわかる。』(そんなキャッチフレーズがあるのか)
役所がからんだ結婚促進事業のことが書いてあります。少子化対策です。
学歴とか職業とか、ゲーム感覚でとか、いろいろ書いてあります。(まずは愛情で、ずっとこの人といっしょにいたいと思う人と結婚するのではなかろうか)
著者の仕事はけして人から好かれるものではありません。どちらかといえば嫌われるほうでしょう。
朝のバラエティ番組の辛口(からくち)コメンティターのようです。分析して、評価して、反論ありき、批判ありきです。黙っていられないのです。長いものには巻かれないのです。人がそうしたいと思ってもなかなかできないことです。反発覚悟のうえでの攻撃的なメッセージの発信です。(そういう仕事も必要です)
一般的に、同じ利益を追いかけている集団は、仲間同士内での否定は×で、予定調和が○です。著者は、仲良しごっこはできないし、嫌いなのです。自立心が強い。依存心はもたないのでしょう。
あら探し:相手の欠点や過失を細かいとこまで探して相手を批判したり、責めたりすること。しつこい態度と姿勢があります。
紋切型(もんきりがた):おきまり。やり方が一定の型にはまっている。ステレオタイプ。
毒舌(どくぜつ):相手に対してトゲのある言葉、厳しい悪口や皮肉を言うこと。相手が嫌がるようなことを言う。
夜の商売をしている女性の言葉として『警察は(わたしたちを)守ってくれない。(ヤクザはわたしたちを)守ってくれる。(ヤクザは)こわくない』
警察は形式だけのことをする。自分の身は自分で守ることが基本なのでしょう。
身体障害者を使った報道のあり方に対する批判があります。
感動を生み出すために身体障害者を番組制作の素材扱いするのはやめようです。障害者をほかのものに言い換えることもできるのでしょう。福祉サービスを受ける人たちです。高齢者、ひとり親家庭、ホームレスなど。
政治家がよく口にする言葉として『丁寧な説明』
丁寧な説明が必要ですと他人事(ひとごと)のように言って、自分の発言に割り当てられた時間をつぶす。
社会活動の目的が『お金もうけ』である以上、お金もうけのための嘘八百(うそはっぴゃく。つじつま合わせ)が横行することは、やむを得ないのでしょう。
ウソが多い世の中で、個々が賢い(かしこい)自分になるように、自分のスタンス(姿勢)を身につけて、身を守ることが大事だと感じました。
以前セクハラ発言で辞任した国の行政組織の偉い人の話が出てきました。
一生懸命働きすぎて、たぶん120%ぐらいの力を出して働いていて、(この一線を超えたら、自分はやばいことになる)という判断ができなくなるほど自分を追い詰めて、脳の中が壊れたのでしょう。ちょっと待てと立ち止まる心の余裕(遊び部分)を残しておいたほうがいい。
頭脳優秀で地位が高い人だからといって、善人であるということはありません。すばらしい高い記録をつくったからといって、人格まで優れている(すぐれている)とは限りません。
偉業を成し遂げた人でも差別発言はするし、実績と人格は一致しないこともあります。しっかり人を見なければなりません。いっぽう、人間とはそういうものと思うことも大事です。
そういえば、東京オリンピックのコースが、突然のように、東京都内から札幌市内に変更されました。素直に考えればメチャクチャです。準備をされていた方々は相当お怒りになられたことでしょう。
テーゼ:定立。ある事柄を肯定的に主張する。
煽情的(せんじょうてき):感情をあおりたてる。
顰蹙(ひんしゅく):不快感で顔をしかめる。
かなり刺激的な内容の本でした。
2023年03月25日
太川&えびすのバス旅 新宿駅から新潟県萬代橋 再放送
太川陽介&えびすよしかずのローカル路線バス乗り継ぎの旅 第13弾 東京都新宿駅から新潟県萬代橋(ばんだいばし)まで BSテレ東 2013年(平成25年)放送分の再放送
非常に過酷な旅だったことを覚えています。
夜泊まるところがなくなって、ゲストの田中律子さんの知り合い夫婦に車で迎えに来てもらって、そこに泊めてもらって危機をしのぎました。よく覚えています。
何度か見ましたが、また感想を書いてみます。
東京赤羽の映像で、岩手県花巻に行くバスがあり、遠くまで行けるのだなあと、さすが、東京はすごいなあと感じました。
太川さんがデビュー前に、赤羽でサイン会をやったけれど8枚しか売れなかった。
それからテレビに出て、半年後は、人が多く集まりすぎて警察から中止命令が出たそうです。そうか、やっぱり最初はたいへんなんだ。
ロケ当日は、選挙の時だったのか、テレビでよく見る野党の国会議員さんののぼり旗が映像に映りこんでいました。2013年(平成25年)の映像です。もう10年前のことになりました。
三人は、地方へと移動していくのですが、どこのバスターミナルもきれいに整備されています。気持ちがいい。
三人のバスルート調査能力がすばらしい。
最後まで、感嘆しました。みごとゴールされています。
伊香保温泉で田中律子さんが『おんせんだー おんせんだー たのーしーなー』見ているこちらも楽しくなりました。
新潟県六日町のおみやげ屋さんで出された緑色の笹だんごがおいしそうでした。
「何が起こるのかわからないのがバス旅」→人生と似ています。病気やケガや、事故や事件、自然災害など、自分だけじゃなくて家族も巻き込んで、どうしたって避けて通れないことがあるのです。戦争だけは起きないでほしい。
『今まで何度もコミュニティバス(市民バス)に助けられてた』
最後のほうは、スリリングな演劇を観ているようでした。運転手さん「(バスは)ないんですよ。ないんですよ」そして「もしかしたら……」
三人組の『執念(しゅうねん。なんとしても目的地にたどり着く)』がありました。
平常心が大事です。
うまくいかなくてもくさらない。(落ち込まない。イライラしない)
うまくいっていても調子にのらない。(浮かれない)
ただそうすると、ロボットみたいになってしまうので、熱情を胸に秘めながら前進するようにする。
最後は、本当に信じられないほどの奇跡でした。
バス停で、そばに一般人の女性がいて、三人の話し相手をされていたシーンが、感動を呼ぶことになったと感じました。
洋画『フォレスト・ガンプ』のバス停でのラストシーンのようでした。
新潟市内萬代橋(ばんだいばし)の映像を見て、自分も三十代のころ、同じ橋の上に立っていたことがあるのを思い出しました。
(2021年10月のときの感想)
太川陽介&えびすよしかずのローカル路線バス乗り継ぎの旅 東京都新宿駅から新潟県萬代橋(ばんだいばし)まで BSテレ東 2013年放送分の再放送
再放送ですが何度でも観て楽しみます。
平成時代の出来事ですが、映像の雰囲気は昭和時代で心地よい。年配者にとってはわかりやすい。
幸せなときというのは、健康であること、働けることという感想をもちながら、若いころのふたりとゲストさんの行動を観ました。
若いからやれるということがあります。体力がある。なんだかわからないけれど、やみくもに目標を達成したいという気持ちのもちようが伝わってきます。
ゲストの田中律子さんには、(この当時)14歳の娘さんがいるそうです。月日が流れて、映像で出てきた人たち、バス車内で会話をした女子大生とか、いまは、どうしておられるのだろうかと思いを巡らせました。
ナレーターのキートン山田さんの声で「(バス)路線はあっても時間はわかりません」というフレーズが耳に残りました。
新宿から新潟市内までは遠い。
江戸時代の参勤交代、大名行列が頭に浮かびました。その後、数十分後に参勤交代のことでナレーションが流れました。
何かが起きる三日目(みっかめ)ということで、「挫折」とか「中止」とかいう単語が三人の目の前をうろうろするのですが、見事に克服されました。
伊香保温泉あたりから新潟まであと207kmぐらい。国道17号が三国街道(みくにかいどう)です。
冬であり、気候が厳しい。あられやひょうが降ります。みぞれまじりの雪です。雷も鳴ります。
太川陽介さん「今回すごいしんどい」
田中律子さん「もうせわしないわこのバスの旅」
されど、白い雪景色は美しい。山々は白い雪をかぶっています。
無理に危険な場所な中へは入らない方がいいと声をかけたくなります。
すごいなあ。みなさん、すごい実績を残されています。
運転手さんの機転がありました。
コミュニティバスに救われます。
田中律子さん「もう頭がパニック!」
こんなに熱心で、一生懸命なえびすよしかずさんの姿勢は珍しい。
太川陽介さんもネバーギブアップです。
名作ができあがっています。
田中律子さん「(バスに乗車するとき、これが)最後の整理券」
いい映像でした。
萬代橋の上で「バンダーイ バンダーイ」とバンダイ三唱をする三人でした。
歓喜があります。
(2020年3月のときの感想メモ)
ローカル路線バス乗り継ぎの旅 第13弾 新宿→新潟市萬代橋 テレビ番組
2013年1月放送分です。三国峠の手前で立ち往生をしてマドンナ田中律子さんの知人に電話をして迎えに来てもらう部分だけをテレビでちらりと見た記憶があります。
全体を見たのは今回が初めてです。力作であり、名作です。
まず、ルートがすごい。そんなことができたのだなあという感嘆があります。蛭子さんがいまとは違って若い。元気と意欲があります。加えて、真剣味があります。動きもすばやい。
三泊四日の過酷な旅でした。ゴールした時に太川さんが「さあ、これから新幹線に乗って東京へ2時間で帰ろう」と言ったときには、そこを4日かけて来たという実感が湧きました。
三人は絶体絶命のルートを克服しました。スタッフさんもお疲れさまでした。田中律子さんが言われるとおり、ヒヤヒヤのジェットコースターに乗っているようでした。
おもしろおかしかったこととして、
①新宿駅バスターミナルで、当日が13日だったらしく、不吉な数値という話が出て、蛭子さんが、自分は13階に住んでいると言い、バスターミナルには、13番乗り場が欠番になっていて存在しなかった。
②田中律子さんと蛭子能収さんは10年間テレビ番組で一緒だった。
③(路線バスが堀越高校の前を通って田中律子さんが)「わたし、ここにこの路線バスで通っていた」
④(田中律子さんのこどもさんが14歳と聞いて蛭子さんが)「非行の年頃ですね」
⑤(バスの車内でお客さんと下の名前が「律子」でいっしょで、その方が佐藤さんで、蛭子さんが)「佐藤と田中で、苗字が似ていますね」
⑥(蛭子さんが、乗客の明らかに年齢の上下がわかるこどもさんふたりについて)「どっちが年上なの」(田中律子さんが)「見てわかるじゃない」
⑦(蛭子さんが食事処でステーキを勧められて)「食べたくなかったけれど食べるか」
⑧(蛭子さんが徒歩による過酷な三国峠越えで)「路線バスを廃止するなーー」
⑨(長岡市内悪天候、雨、みぞれ、雷、太川さんが蛭子さんに)「蛭子さんに落雷だよ」
⑩「雪で(バスの)時刻表が見えない」
⑪(蛭子さんが言ったあとふたりに促されて反省)「違うバス会社同士でも連携をとるべきだ」(新潟直通の高速バスがある環境の中で路線バスを選択する乗客が多数いるわけでもないので、この番組だけのために特別なことはできないのです)
同じ一日でも東京と新潟の天候はずいぶん違うことがわかりました。
非常に過酷な旅だったことを覚えています。
夜泊まるところがなくなって、ゲストの田中律子さんの知り合い夫婦に車で迎えに来てもらって、そこに泊めてもらって危機をしのぎました。よく覚えています。
何度か見ましたが、また感想を書いてみます。
東京赤羽の映像で、岩手県花巻に行くバスがあり、遠くまで行けるのだなあと、さすが、東京はすごいなあと感じました。
太川さんがデビュー前に、赤羽でサイン会をやったけれど8枚しか売れなかった。
それからテレビに出て、半年後は、人が多く集まりすぎて警察から中止命令が出たそうです。そうか、やっぱり最初はたいへんなんだ。
ロケ当日は、選挙の時だったのか、テレビでよく見る野党の国会議員さんののぼり旗が映像に映りこんでいました。2013年(平成25年)の映像です。もう10年前のことになりました。
三人は、地方へと移動していくのですが、どこのバスターミナルもきれいに整備されています。気持ちがいい。
三人のバスルート調査能力がすばらしい。
最後まで、感嘆しました。みごとゴールされています。
伊香保温泉で田中律子さんが『おんせんだー おんせんだー たのーしーなー』見ているこちらも楽しくなりました。
新潟県六日町のおみやげ屋さんで出された緑色の笹だんごがおいしそうでした。
「何が起こるのかわからないのがバス旅」→人生と似ています。病気やケガや、事故や事件、自然災害など、自分だけじゃなくて家族も巻き込んで、どうしたって避けて通れないことがあるのです。戦争だけは起きないでほしい。
『今まで何度もコミュニティバス(市民バス)に助けられてた』
最後のほうは、スリリングな演劇を観ているようでした。運転手さん「(バスは)ないんですよ。ないんですよ」そして「もしかしたら……」
三人組の『執念(しゅうねん。なんとしても目的地にたどり着く)』がありました。
平常心が大事です。
うまくいかなくてもくさらない。(落ち込まない。イライラしない)
うまくいっていても調子にのらない。(浮かれない)
ただそうすると、ロボットみたいになってしまうので、熱情を胸に秘めながら前進するようにする。
最後は、本当に信じられないほどの奇跡でした。
バス停で、そばに一般人の女性がいて、三人の話し相手をされていたシーンが、感動を呼ぶことになったと感じました。
洋画『フォレスト・ガンプ』のバス停でのラストシーンのようでした。
新潟市内萬代橋(ばんだいばし)の映像を見て、自分も三十代のころ、同じ橋の上に立っていたことがあるのを思い出しました。
(2021年10月のときの感想)
太川陽介&えびすよしかずのローカル路線バス乗り継ぎの旅 東京都新宿駅から新潟県萬代橋(ばんだいばし)まで BSテレ東 2013年放送分の再放送
再放送ですが何度でも観て楽しみます。
平成時代の出来事ですが、映像の雰囲気は昭和時代で心地よい。年配者にとってはわかりやすい。
幸せなときというのは、健康であること、働けることという感想をもちながら、若いころのふたりとゲストさんの行動を観ました。
若いからやれるということがあります。体力がある。なんだかわからないけれど、やみくもに目標を達成したいという気持ちのもちようが伝わってきます。
ゲストの田中律子さんには、(この当時)14歳の娘さんがいるそうです。月日が流れて、映像で出てきた人たち、バス車内で会話をした女子大生とか、いまは、どうしておられるのだろうかと思いを巡らせました。
ナレーターのキートン山田さんの声で「(バス)路線はあっても時間はわかりません」というフレーズが耳に残りました。
新宿から新潟市内までは遠い。
江戸時代の参勤交代、大名行列が頭に浮かびました。その後、数十分後に参勤交代のことでナレーションが流れました。
何かが起きる三日目(みっかめ)ということで、「挫折」とか「中止」とかいう単語が三人の目の前をうろうろするのですが、見事に克服されました。
伊香保温泉あたりから新潟まであと207kmぐらい。国道17号が三国街道(みくにかいどう)です。
冬であり、気候が厳しい。あられやひょうが降ります。みぞれまじりの雪です。雷も鳴ります。
太川陽介さん「今回すごいしんどい」
田中律子さん「もうせわしないわこのバスの旅」
されど、白い雪景色は美しい。山々は白い雪をかぶっています。
無理に危険な場所な中へは入らない方がいいと声をかけたくなります。
すごいなあ。みなさん、すごい実績を残されています。
運転手さんの機転がありました。
コミュニティバスに救われます。
田中律子さん「もう頭がパニック!」
こんなに熱心で、一生懸命なえびすよしかずさんの姿勢は珍しい。
太川陽介さんもネバーギブアップです。
名作ができあがっています。
田中律子さん「(バスに乗車するとき、これが)最後の整理券」
いい映像でした。
萬代橋の上で「バンダーイ バンダーイ」とバンダイ三唱をする三人でした。
歓喜があります。
(2020年3月のときの感想メモ)
ローカル路線バス乗り継ぎの旅 第13弾 新宿→新潟市萬代橋 テレビ番組
2013年1月放送分です。三国峠の手前で立ち往生をしてマドンナ田中律子さんの知人に電話をして迎えに来てもらう部分だけをテレビでちらりと見た記憶があります。
全体を見たのは今回が初めてです。力作であり、名作です。
まず、ルートがすごい。そんなことができたのだなあという感嘆があります。蛭子さんがいまとは違って若い。元気と意欲があります。加えて、真剣味があります。動きもすばやい。
三泊四日の過酷な旅でした。ゴールした時に太川さんが「さあ、これから新幹線に乗って東京へ2時間で帰ろう」と言ったときには、そこを4日かけて来たという実感が湧きました。
三人は絶体絶命のルートを克服しました。スタッフさんもお疲れさまでした。田中律子さんが言われるとおり、ヒヤヒヤのジェットコースターに乗っているようでした。
おもしろおかしかったこととして、
①新宿駅バスターミナルで、当日が13日だったらしく、不吉な数値という話が出て、蛭子さんが、自分は13階に住んでいると言い、バスターミナルには、13番乗り場が欠番になっていて存在しなかった。
②田中律子さんと蛭子能収さんは10年間テレビ番組で一緒だった。
③(路線バスが堀越高校の前を通って田中律子さんが)「わたし、ここにこの路線バスで通っていた」
④(田中律子さんのこどもさんが14歳と聞いて蛭子さんが)「非行の年頃ですね」
⑤(バスの車内でお客さんと下の名前が「律子」でいっしょで、その方が佐藤さんで、蛭子さんが)「佐藤と田中で、苗字が似ていますね」
⑥(蛭子さんが、乗客の明らかに年齢の上下がわかるこどもさんふたりについて)「どっちが年上なの」(田中律子さんが)「見てわかるじゃない」
⑦(蛭子さんが食事処でステーキを勧められて)「食べたくなかったけれど食べるか」
⑧(蛭子さんが徒歩による過酷な三国峠越えで)「路線バスを廃止するなーー」
⑨(長岡市内悪天候、雨、みぞれ、雷、太川さんが蛭子さんに)「蛭子さんに落雷だよ」
⑩「雪で(バスの)時刻表が見えない」
⑪(蛭子さんが言ったあとふたりに促されて反省)「違うバス会社同士でも連携をとるべきだ」(新潟直通の高速バスがある環境の中で路線バスを選択する乗客が多数いるわけでもないので、この番組だけのために特別なことはできないのです)
同じ一日でも東京と新潟の天候はずいぶん違うことがわかりました。
2023年03月24日
『ロストワールド』『メトロポリス』 手塚治虫文庫全集
『ロストワールド』『メトロポリス』 手塚治虫文庫全集 講談社
第二次世界大戦、戦後間もなくの漫画作品です。
先日赤塚不二夫さんの『これでいいのだ 赤塚不二夫自叙伝 文春文庫』を読んで、読んでみたくなりました。
恐竜好きの小学生の孫にプレゼントしてみるつもりです。(読み終えて、ちょっと今の小学生には理解しにくい作品でした。プレゼントはやめておきます)
『ロストワールド(地球編)』 1948年(昭和23年。終戦が昭和20年)発行
『ロストワールド(宇宙編)』 1948年発行
『メトロポリス』 1949年(昭和24年)発行
ロストワールドというのは、恐竜の世界(恐竜が絶滅した世界)ととらえての前知識です。読んでみて、恐竜がメインの作品ではありませんでした。人造人間の話です。鉄腕アトムが誕生する前、鉄腕アトム誕生に向けての経過的前作品でした。おおもとは、著者がまだ中学生だったときからの作品づくりの続きです。
『ロストワールド』
やわらかいマンガの絵です。
ヒゲオヤジが出てきました。ヒゲオヤジは、名探偵「伴俊作」さんだそうです。
冒頭付近のシーンで、鉄砲で撃たれて死んだのが、理学士の邪我汰良平(じゃがた・りょうへい)です。
邪我良平氏の左の義眼が大事な宝石だったそうです。(黒曜石のようなみごとな宝石は、敷島健一博士から預かったものです)
ミイちゃん(男子。あとで、女子にもなれることがわかる):敷島健一博士(まだこどもだが博士)がつくったウサギのロボット。動物の脳みそを手術で人間の脳みそのようにつくり変える。(なんだか、現代のAIロボットのようです)
花輪さん:撃たれて殺された理学士邪我良平(じゃが・りょうへい)の執事(しつじ。ご主人さまの身の回りのことをする仕事)
敷島健一博士の研究所は、ポケモンの研究所のようでもあります。ポケモンの研究所のほうは、オーキド博士がいます。
ホールス:悪者(わるもの)
ジプュール:悪者
豚藻負児(ぶたも・まける)博士:敷島博士の知り合いで植物の研究をしている。
山野穴太(やまの・あなた):鉄砲で撃たれて死んだ理学士の邪我汰良平(じゃがた・りょうへい)の執事
ママンゴ星:星。500万年ぶりに地球に接近している。地球からちぎれて飛んでいった星だそうです。次回、4月4日13時13分13秒に地球に近づくそうです。
山の上に流れ星が落ちて、ママンゴ星と落ちた流れ星とは関係があるらしい。
アセチレン・ランプ:テンプラ新聞社に勤める記者
ママンゴ星がらみで発見をした者に、ジュピター博士から1000万円の贈呈がある。
流れ星が地球に流れ落ちて小さな石になって、その小さな石に電圧をかけるとものすごいエネルギーが生れる。
そんな流れなのですが、ストーリーをすんなりとは飲み込めません。昭和23年、戦後それほどたっていないので、初期作品だからだろうか。小学生低学年にはむずかしい話の流れです。(作品の構想自体は、作者が中学生のころ、戦前・戦時中、昭和10年代ころだそうです)
コマが大きい部分、ふたりの男の戦いの部分に迫力があります。
静止画ですが、動きがあります。
悪者が『結社(けっしゃ)』の人間です。『ママンゴ星秘密結社支部』です。
アフィルが結社の主人です。メンバーとして、ホールスという人物がいます。
合言葉は『ママ』と『ンゴ』です。
登場人物の言葉づかいは、まるで、チャンバラ映画のようです。時代が感じられます。
ウサギの人造ロボットミイちゃんが、エネルギー石のひとつを持っています。(全部で3個)
エネルギー石=石炭をイメージします。
理学博士豚藻負児(ぶたも・まける)は、植物を人間化する研究をしている。
敷島健一博士はママンゴ星に行って、エネルギー石をたくさんとりたい。
ロケットに乗って、宇宙へ出発です。
ママンゴ星でエネルギー石を採集します。
メンバーは、敷島博士(機長)、ヒゲオヤジ(名探偵「伴俊作」。監督のポジション)、うさぎタイプのロボットミイちゃん(命令伝達役)、山野穴太(やまの・あなた。観測、計算、記録担当。鉄砲で撃たれて死んだ理学士邪我汰良平(じゃがた・りょうへい)の執事)、大場加三太郎(おおば・かみたろう。直接発動機担当)、力クン(ちからくん。大場の補佐)、花輪重志(はなわ・おもし。雑役係)、もみじとあやめ(植物からつくった人造人間ふたり女性タイプ)、どういうわけか宇宙へ向かうロケットなのに密航者が三人います。陰謀団だそうです。そのうちのひとりが、新聞記者アセチレン・ランプ(その後、宇宙船から外に飛び出て、星になってしまいます)。ほかに、アフィルとグラターンという人物がいます。
途中でロケットがエンコ(故障)してしまいました。
心配されましたが、ロケットは、ママンゴ星の引力に引っ張られて動き出しました。4月4日13時13分13秒の出来事でした。(時刻は、地球への衝突時刻ではありませんでした。最接近時刻でした)
ママンゴ星に到着しました。
ママンゴ星探検の始まりです。
太古の恐竜がいます。地球だと恐竜時代は、紀元前2億年から紀元前6600万年ぐらいです。三畳紀、ジュラ紀、白亜紀があります。
恐竜がいるママンゴ星は、地球がまだ若かった時の状態なのです。
エネルギー石は、レアアースみたいな位置づけです。(希少金属。テレビやパソコン、スマホなどに使われる)
昭和23年頃の作品です。今の時代だとけっこうやばい表現があります。セクハラ、パワハラ、女性蔑視(べっし。さげすむ)な表現があります。
最後のドタバタは『正義VS悪』です。
読む前にたぶんこんなお話だろうと思っていたものとは内容が違います。洋画、ジュラシックパークのような恐竜ものだと思っていました。されど、静止画が動画のように見えておもしろい。
ジュピター博士:ママンゴ星の状態を明らかにした者への1000万円の提供者。
ママンゴ星には、地球の過去の姿があった。(ロストワールド(前世紀))
そして、ママンゴ星は、これから未来に向かって、地球と同じような歴史を刻み(きざみ)始める。
このお話の部分のあとに、作者のコメントがあります。
このマンガの素材となる創作は、作者の中学生時代からということだそうです。第二次世界大戦中が作者の中学生時代です。
漫画の中には、戦争の影はありません。
『メトロポリス』
メトロポリスというのは、中心都市とか大都市というそうです。
恐竜たちの絵から始まりました。
ベル博士の話です。
氷河時代にサーベルトラが現れた。(ネコ科に属する食肉獣)
時代は経過して、人間が誕生した。
人間は発達した科学のために自分を滅ぼしてしまうのではないか(核戦争。ロシアや北朝鮮の脅威がある今、現実味を帯びています。1949年、昭和24年ころの作品ですが、予言書の意味をもった漫画作品です。その時期がこの本では「19××年夏」と書かれています。今はもう2000年代に入って、だいぶ年数がたちました)
国連警察、まぼろしの死の商人秘密組織「レッド党」。
メトロポリス(大都市)で、全世界科学者総会が開催されます。レッド公爵(こうしゃく)がいて、チャールス・ロートン博士の腎臓細胞のデータを狙っているそうです。
総会の最中に、太陽に黒い点がたくさん発生します。(その後、黒い点のことはうやむやになっています)(中盤で「人工黒点」として再登場します。人工黒点は、地表の温度が上昇することにつながる。南極の氷を解かすために利用する。人工黒点は人造細胞をつくるのに役立つ)
地球上の人間が混乱します。
人造たんぱく質。
この漫画のころ(昭和24年)、鉄腕アトムは誕生していません。誕生は1951年(昭和26年)です。
この漫画のなかで、鉄腕アトムにつながるらしきキャラクターが描かれています。『ミッチイ』という名前の女の子です。(ただし、ボタンを押すと男にもなれる)
ケン一という男の子(ケン一の叔父(おじ(父母の弟)が、ヒゲオヤジ探偵伴俊作)がミッチイの世話をしてくれています。
警視総監ノタアリン。
ガニマール警部:パリから来た。
名探偵オホンシャーロック・ホームズ氏:ロンドン在住。
フィフィ:奴隷ロボット。
児童虐待というのは聞きますが、ロボット虐待は初めて聞きました。
トロンガス:おそろしいガス
オモテニウム:引力を遮断する物質。オモテニウムは、長靴島に存在する。
エンミイ:すみれ売りの少女
ヨークシャ・ベル博士
ミキマウス・ウォルトディズニーニ:ねずみの姿をした動物。
科学、宇宙、ロボット、人造人間、親子の情愛、鉄腕アトムの前身(前の形)となるキャラクター。
アトランチス号:豪華船。世界航路船
キン肉マンみたいなロボットが出てきます。
静止画に動きがあります。
この漫画家さんの特徴です。
奴隷として使われていたロボットの反乱です。
ロボットが人間を攻撃します。
あとがきに手塚先生の言葉として『……主人公のミッチイは、……あとでアトムを生み、サファイアに発展するのです(リボンの騎士のサファイア姫でしょう)……』
作者の言葉を読むと、いろいろな作品の模倣(もほう。まね)を下地にして、創造力を発展させてキャラクターや事象を描いておられることがわかります。
最後の解説部分には、手塚治虫さんの父親が漫画好きで、たくさんの漫画本を息子の手塚治虫さんに買い与えたということです。
資金があるのであれば、こどもにたくさんのことを提供することは良いことだと受け止めました。むだづかいではないのです。
第二次世界大戦、戦後間もなくの漫画作品です。
先日赤塚不二夫さんの『これでいいのだ 赤塚不二夫自叙伝 文春文庫』を読んで、読んでみたくなりました。
恐竜好きの小学生の孫にプレゼントしてみるつもりです。(読み終えて、ちょっと今の小学生には理解しにくい作品でした。プレゼントはやめておきます)
『ロストワールド(地球編)』 1948年(昭和23年。終戦が昭和20年)発行
『ロストワールド(宇宙編)』 1948年発行
『メトロポリス』 1949年(昭和24年)発行
ロストワールドというのは、恐竜の世界(恐竜が絶滅した世界)ととらえての前知識です。読んでみて、恐竜がメインの作品ではありませんでした。人造人間の話です。鉄腕アトムが誕生する前、鉄腕アトム誕生に向けての経過的前作品でした。おおもとは、著者がまだ中学生だったときからの作品づくりの続きです。
『ロストワールド』
やわらかいマンガの絵です。
ヒゲオヤジが出てきました。ヒゲオヤジは、名探偵「伴俊作」さんだそうです。
冒頭付近のシーンで、鉄砲で撃たれて死んだのが、理学士の邪我汰良平(じゃがた・りょうへい)です。
邪我良平氏の左の義眼が大事な宝石だったそうです。(黒曜石のようなみごとな宝石は、敷島健一博士から預かったものです)
ミイちゃん(男子。あとで、女子にもなれることがわかる):敷島健一博士(まだこどもだが博士)がつくったウサギのロボット。動物の脳みそを手術で人間の脳みそのようにつくり変える。(なんだか、現代のAIロボットのようです)
花輪さん:撃たれて殺された理学士邪我良平(じゃが・りょうへい)の執事(しつじ。ご主人さまの身の回りのことをする仕事)
敷島健一博士の研究所は、ポケモンの研究所のようでもあります。ポケモンの研究所のほうは、オーキド博士がいます。
ホールス:悪者(わるもの)
ジプュール:悪者
豚藻負児(ぶたも・まける)博士:敷島博士の知り合いで植物の研究をしている。
山野穴太(やまの・あなた):鉄砲で撃たれて死んだ理学士の邪我汰良平(じゃがた・りょうへい)の執事
ママンゴ星:星。500万年ぶりに地球に接近している。地球からちぎれて飛んでいった星だそうです。次回、4月4日13時13分13秒に地球に近づくそうです。
山の上に流れ星が落ちて、ママンゴ星と落ちた流れ星とは関係があるらしい。
アセチレン・ランプ:テンプラ新聞社に勤める記者
ママンゴ星がらみで発見をした者に、ジュピター博士から1000万円の贈呈がある。
流れ星が地球に流れ落ちて小さな石になって、その小さな石に電圧をかけるとものすごいエネルギーが生れる。
そんな流れなのですが、ストーリーをすんなりとは飲み込めません。昭和23年、戦後それほどたっていないので、初期作品だからだろうか。小学生低学年にはむずかしい話の流れです。(作品の構想自体は、作者が中学生のころ、戦前・戦時中、昭和10年代ころだそうです)
コマが大きい部分、ふたりの男の戦いの部分に迫力があります。
静止画ですが、動きがあります。
悪者が『結社(けっしゃ)』の人間です。『ママンゴ星秘密結社支部』です。
アフィルが結社の主人です。メンバーとして、ホールスという人物がいます。
合言葉は『ママ』と『ンゴ』です。
登場人物の言葉づかいは、まるで、チャンバラ映画のようです。時代が感じられます。
ウサギの人造ロボットミイちゃんが、エネルギー石のひとつを持っています。(全部で3個)
エネルギー石=石炭をイメージします。
理学博士豚藻負児(ぶたも・まける)は、植物を人間化する研究をしている。
敷島健一博士はママンゴ星に行って、エネルギー石をたくさんとりたい。
ロケットに乗って、宇宙へ出発です。
ママンゴ星でエネルギー石を採集します。
メンバーは、敷島博士(機長)、ヒゲオヤジ(名探偵「伴俊作」。監督のポジション)、うさぎタイプのロボットミイちゃん(命令伝達役)、山野穴太(やまの・あなた。観測、計算、記録担当。鉄砲で撃たれて死んだ理学士邪我汰良平(じゃがた・りょうへい)の執事)、大場加三太郎(おおば・かみたろう。直接発動機担当)、力クン(ちからくん。大場の補佐)、花輪重志(はなわ・おもし。雑役係)、もみじとあやめ(植物からつくった人造人間ふたり女性タイプ)、どういうわけか宇宙へ向かうロケットなのに密航者が三人います。陰謀団だそうです。そのうちのひとりが、新聞記者アセチレン・ランプ(その後、宇宙船から外に飛び出て、星になってしまいます)。ほかに、アフィルとグラターンという人物がいます。
途中でロケットがエンコ(故障)してしまいました。
心配されましたが、ロケットは、ママンゴ星の引力に引っ張られて動き出しました。4月4日13時13分13秒の出来事でした。(時刻は、地球への衝突時刻ではありませんでした。最接近時刻でした)
ママンゴ星に到着しました。
ママンゴ星探検の始まりです。
太古の恐竜がいます。地球だと恐竜時代は、紀元前2億年から紀元前6600万年ぐらいです。三畳紀、ジュラ紀、白亜紀があります。
恐竜がいるママンゴ星は、地球がまだ若かった時の状態なのです。
エネルギー石は、レアアースみたいな位置づけです。(希少金属。テレビやパソコン、スマホなどに使われる)
昭和23年頃の作品です。今の時代だとけっこうやばい表現があります。セクハラ、パワハラ、女性蔑視(べっし。さげすむ)な表現があります。
最後のドタバタは『正義VS悪』です。
読む前にたぶんこんなお話だろうと思っていたものとは内容が違います。洋画、ジュラシックパークのような恐竜ものだと思っていました。されど、静止画が動画のように見えておもしろい。
ジュピター博士:ママンゴ星の状態を明らかにした者への1000万円の提供者。
ママンゴ星には、地球の過去の姿があった。(ロストワールド(前世紀))
そして、ママンゴ星は、これから未来に向かって、地球と同じような歴史を刻み(きざみ)始める。
このお話の部分のあとに、作者のコメントがあります。
このマンガの素材となる創作は、作者の中学生時代からということだそうです。第二次世界大戦中が作者の中学生時代です。
漫画の中には、戦争の影はありません。
『メトロポリス』
メトロポリスというのは、中心都市とか大都市というそうです。
恐竜たちの絵から始まりました。
ベル博士の話です。
氷河時代にサーベルトラが現れた。(ネコ科に属する食肉獣)
時代は経過して、人間が誕生した。
人間は発達した科学のために自分を滅ぼしてしまうのではないか(核戦争。ロシアや北朝鮮の脅威がある今、現実味を帯びています。1949年、昭和24年ころの作品ですが、予言書の意味をもった漫画作品です。その時期がこの本では「19××年夏」と書かれています。今はもう2000年代に入って、だいぶ年数がたちました)
国連警察、まぼろしの死の商人秘密組織「レッド党」。
メトロポリス(大都市)で、全世界科学者総会が開催されます。レッド公爵(こうしゃく)がいて、チャールス・ロートン博士の腎臓細胞のデータを狙っているそうです。
総会の最中に、太陽に黒い点がたくさん発生します。(その後、黒い点のことはうやむやになっています)(中盤で「人工黒点」として再登場します。人工黒点は、地表の温度が上昇することにつながる。南極の氷を解かすために利用する。人工黒点は人造細胞をつくるのに役立つ)
地球上の人間が混乱します。
人造たんぱく質。
この漫画のころ(昭和24年)、鉄腕アトムは誕生していません。誕生は1951年(昭和26年)です。
この漫画のなかで、鉄腕アトムにつながるらしきキャラクターが描かれています。『ミッチイ』という名前の女の子です。(ただし、ボタンを押すと男にもなれる)
ケン一という男の子(ケン一の叔父(おじ(父母の弟)が、ヒゲオヤジ探偵伴俊作)がミッチイの世話をしてくれています。
警視総監ノタアリン。
ガニマール警部:パリから来た。
名探偵オホンシャーロック・ホームズ氏:ロンドン在住。
フィフィ:奴隷ロボット。
児童虐待というのは聞きますが、ロボット虐待は初めて聞きました。
トロンガス:おそろしいガス
オモテニウム:引力を遮断する物質。オモテニウムは、長靴島に存在する。
エンミイ:すみれ売りの少女
ヨークシャ・ベル博士
ミキマウス・ウォルトディズニーニ:ねずみの姿をした動物。
科学、宇宙、ロボット、人造人間、親子の情愛、鉄腕アトムの前身(前の形)となるキャラクター。
アトランチス号:豪華船。世界航路船
キン肉マンみたいなロボットが出てきます。
静止画に動きがあります。
この漫画家さんの特徴です。
奴隷として使われていたロボットの反乱です。
ロボットが人間を攻撃します。
あとがきに手塚先生の言葉として『……主人公のミッチイは、……あとでアトムを生み、サファイアに発展するのです(リボンの騎士のサファイア姫でしょう)……』
作者の言葉を読むと、いろいろな作品の模倣(もほう。まね)を下地にして、創造力を発展させてキャラクターや事象を描いておられることがわかります。
最後の解説部分には、手塚治虫さんの父親が漫画好きで、たくさんの漫画本を息子の手塚治虫さんに買い与えたということです。
資金があるのであれば、こどもにたくさんのことを提供することは良いことだと受け止めました。むだづかいではないのです。