2022年12月29日

2022年今年観て良かった映画など

2022年今年観て良かった映画

「太川陽介&えびすよしかずのローカル路線バス乗り継ぎ人情旅 THE MOVE in台湾」 動画配信サービス
 感動がありました。台湾の北から南まで、路線バスを乗り継ぎながらの移動です。台湾という島の西部を南下していきます。台北→台中→台南→高雄→がらんぴ灯台というところが目的地です。 三泊四日の旅でした。途中、台風来襲で、一日1本しか乗れず、運休で足止めもくらいました。 なんて、運が悪いメンバーなのだろうかと気の毒でしたが、最終的には、台風のおかげでいい作品が仕上がりました。チャレンジは成功しています。

Mr.ビーン カンヌで大迷惑?! 2007年 洋画 90分 動画配信サービス
 笑えました。車の鍵が、錠前(じょうまえ。南京錠のような形)だった始まりに笑いました。
 映画では、カンヌ映画祭をからめて、風景は、海岸の一部だけでしたが、雰囲気はいい海でした。岬なのか、島なのかはわかりませんが、ブルーの海が水平に広がり、小船が浮かんでいて、一度じかに見てみたいという気になりました。

トイストーリー3 2010年 1時間43分 動画配信サービス
 こどもさん向けのアニメで、シリーズのなかで、この回の評判が良かったので観てみました。
 詳しい前知識はありませんでした。観終わって、さわやかな気分になれました。感動があります。

グッド・ウィル・ハンティング 1997年アメリカ映画 R15+ 2時間6分
 いい映画でした。初めて見ました。今年観て良かった一本です。1997年当時の自分は必死で働いていたので(確か土日勤務の平日休み)、映画館には行けていませんでした。

運び屋 アメリカ映画 1時間56分 2018年 動画配信サービス
 『死にたくない 一億総終活時代の人生観』 蛭子能収(えびす・よしかず) 角川新書のなかで、えびすよしかずさんが、いい映画ですと推薦されていたので、観てみました。
 映画を観たなあという気分に浸れました。今年観て良かった一本です。

老後の資金が足りません! 邦画 2021年 1時間54分 動画配信サービス
 なかなかいい映画でした。コメディです。おおげさですが、笑えます。
 今年観て良かった一本です。

邦画『ぼけますから、よろしくお願いします』 2018年(平成30年) 1時間42分
 いい映画でした。人生観が変わります。(心が広くなれる)今年観て良かった一本です。話題になった映画だそうですが、自分は知りませんでした。原作本も手に入れたので、あとで読んでみます。

 長引くコロナ禍の影響もあって、映画館から足が遠ざかってしまいました。
 映画館での映画鑑賞は、今年は小学校と幼稚園の春休みに、孫たちとドラえもんの映画を観ただけです。しかたがありません。来年もこの傾向が続きそうです。動画配信サービスの映像を楽しみに鑑賞します。  

Posted by 熊太郎 at 07:18Comments(0)TrackBack(0)熊太郎の語り

2022年12月28日

2022年 今年読んで良かった本

2022年 今年読んで良かった本

表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬 若林正恭 文春文庫
 小説だろうと思って手にしたら、旅行記でした。評判がいいので、読んでみます。
 旅の行き先は、『キューバ』『モンゴル』『アイスランド』です。日本人にとっては、一般的な旅先ではないような。

しんぱいなことがありすぎます! 工藤純子・作 吉田尚令(よしだ・ひさのり)・絵 金の星社
 なかなかいい本です。今年読んで良かった一冊でした。小学一年生向けの本です。孫にプレゼントします。

ワケあり!?なるほど語源辞典 監修・冨樫純一 絵・さがわゆめこ 編者・グラフィオ 金の星社
 子どもさん向けだろうと読み始めましたが、小学校低学年にはむずかしすぎそうです。もう少し孫のちびっこが大きくなったらプレゼントします。
 言葉の語源です。本のカバーには『おまる』『うぐいす』『からだ』などが書いてあり、なにやら楽しそうです。

ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記 遠藤和(えんどう・のどか) 小学館
 結婚出産後、若くして癌で亡くなった女性のお話として話題になっている本です。
 読んでみます。(読み始めてから気づいたのですが、テレビ番組でとりあげられたそうです。自分は観たことはありません)

ひとまねこざる H.A.レイ 文・絵 光吉夏弥(みつよし・なつや)訳 岩波書店
 おさるのジョージのもとになった本のようです。自分はよくは知りません。今回初めて読みました。 おもしろくて楽しい。

発達障害のある人の「ものの見方・考え方」 高岡佑壮(たかおか・ゆうしょう) ミネルヴァ書房
 副題として「コミュニケーション」「感情の理解」「勉強」「仕事」に役立つヒントとあります。ネットで『これから出る本』の新着情報をチェックしていたときに見かけて、この本を読むことにしました。

海馬(かいば) 脳は疲れない 池谷裕二 糸井重里 新潮文庫
 脳についての対談集です。2002年(平成14年)当時のこととして。
 池谷裕二(いけがや・ゆうじ):脳の研究者。31歳。東京大学薬学部に所属する学者。小学生の時は、漢字の成績が極端に悪かった。漢字の読み書きがにがてだった。また、算数の九九ができなかった。おとなになった今も九九はあまりできない。電卓を使用している。それでも一番得意な科目は数学である。(問題をつくる側の人間としての能力が優れている(すぐれている))

赤めだか 立川談春 扶桑社文庫
 有名なお話のようですが知りません。書評のページを巡っていて出会ったので取り寄せました。
 まずは、タイトルの『赤めだか』の意味をとれません。赤いめだか。いるのだろうか。エッセイ集です。(心のおもむくままに書きつづる)10本あります。

バカのすすめ 林家木久扇(はやしや・きくおう) ダイヤモンド社
 人生では、ときに、バカにならないとやれないこともあります。バカになればできることがあります。 理屈ではないのです。やるしかないのです。ばかになってやると、たいてい、うまくいきます。

ねにもつタイプ 岸本佐知子 ちくま文庫
 翻訳家、エッセイストの方です。書評の評判がいいので、読んでみることにした一冊です。52本のエッセイです。(自由に気ままに書いてある)
 ただ、読み始めてしばらくして感じたことですが、エッセイというよりも物語として仕上げてある作品群です。

海を見た日 M・G・ヘネシー/作 杉田七重(すぎた・ななえ)/訳 すずき出版
 本のカバーにある文を読むと、孤児を扱った内容のようです。ずいぶん、日常生活から離れた話題だなという第一印象でした。非常に少ないケースについてのお話を読書感想文の課題図書にすることの是非(ぜひ。適切なのかそうでないのか)について、しばし思いにふけました。今回このパターンの選択で選ばれた課題図書が多い。

高齢ドライバーの意識革命 安全ゆとり運転で事故防止 松浦常夫 福村出版
 今から15年ぐらい前、農家が多い地域で働いていたことがあります。
 おばあさんがですね、かなり高齢のおばあさんが、軽トラを運転しているわけです。軽トラを杖代わりに(つえがわりに)しているのです。荷台が付いた軽自動車のトラックです。そのときは、高齢者の運転の危険さに気づけませんでした。

建築家になりたい君へ 隈研吾(くま・けんご) 河出書房新社(かわでしょぼうしんしゃ)
 2021年5月放送分『出川哲朗の充電バイクの旅 今年も新緑の高知横断! 進め龍馬歴史街道スペシャル』で、隈研吾さんが設計した『雲の上の図書館』を見たことがあります。樹木とか森を基調にした建物です。(高知県梼原町(ゆすはらちょう))
 そして、作品として、東京にあるオリンピックの新国立競技場があります。(オリンピックスタジアム)

認知症になった蛭子さん 蛭子能収(えびす・よしかず) 光文社
 38ページまで読んだところです。状況は深刻です。ここまでは、えびすよしかずさんの奥様蛭子悠加さん(えびすゆかさん)の苦悩が綴られています。離婚を考えていたこともあるそうです。

テスカトリポカ 佐藤究(さとう・きわむ) 角川書店
 「テスカトリポカ」とはなんじゃいな。数ページ読んで、メキシコあたりにある地名だろうか。スペイン語だろうか。
 おもしろい。貧しきメキシコ人の若い女性が、日本に来そうです。(ペルー経由で、ハポン(日本)へ。日本人男性と結婚して幸せになる)日本は、太平洋の端にある。(アル・ボルテ・デル・パシフィコ)

塞王の楯(さいおうのたて) 今村翔吾(いまむらしょうご) 集英社
 ことわざで『人間万事塞翁が馬(にんげんばんじさいおうがうま)』は聞いたことがあります。いいことと悪いことは繰り返すというような意味合いでした。本のタイトルとは、さいおうの漢字が異なります。

なまえのないねこ 竹下文子(たけした・ふみこ)・文 町田尚子(まちだ・なおこ)・絵 小峰書店
 ねこのお名前と聞いてすぐに思い浮かぶのが『イッパイアッテナ』の世界です。それぞれの人が、一匹のねこに、思い思いのお名前をつけるから、一匹の猫の名前が複数になるのです。たしか、ねこ自身が、ほかのねこに自分を紹介するとき、自分の名前は『イッパイアッテナ』と紹介するのです。

ほしじいたけ ほしばたけ 石川基子 講談社
 おもしろかった。いい絵本です。今年読んで良かった一冊です。意外性がありました。

わたし 谷川俊太郎・ぶん 長新太(ちょう・しんた)・え 福音館
 おもしろい絵本です。りくつっぽいかなとも思います。1981年(昭和56年)の絵本です。

黒牢城(こくろうじょう) 米澤穂信(よねざわ・ほのぶ) 角川書店
 『荒木村重(あらき・むらしげ):織田信長の部下。1578年に摂津有岡城(兵庫県伊丹市)にこもって、信長に反発した。』
 荒木村重と黒田官兵衛、そして、もうひとりがからんだ物語でした。人はいかに生きるのか。人生哲学がありました。

闇祓(やみはら) 辻村深月(つじむら・みづき) 角川書店
 ヤミハラという音感から、悪魔祓い(ばらい)のような職業を思い浮かべています。映画『エクソシスト』は、中学だったか高校だったかのときに映画館で観ました。悪魔祓い(あくまばらい)です。

私たちにはことばが必要だ -フェミニストは黙らない- イ・ミンギョン すんみ・小山内園子 訳
タバブックス
 2018年発行で、2021年が第7刷でよく売れている韓国人女性ライターによる本です。読み始めて今は22ページあたりです。ここまで読んでわかったのですが、韓国では女性差別がひどいそうです。女性であることは人間ではないというところまでの印象を、ここまでの読書でもちました。相当ひどい。

まあちゃんのながいかみ たかどの ほうこ・作 福音館
 なかなかいい絵本でした。こんど九州に行ったとき、親せきのちびっこたちにプレゼントする絵本の一冊にします。女の子たちにうける絵本です。1989年(平成元年)の作品です。

がん患者の語りを聴くということ 病棟での心理療法の実践から L・ゴールディ/J・デマレ編 平井正三/鈴木誠 監訳 誠信書房
 ネットの『これから出る本』をチェックしていて興味をもったので読み始めます。
 わたしは五十代になったとき、これからは、いつあなたはがんですと言われてもおかしくない年齢になったと思いました。

人間関係を半分降りる 気楽なつながりの作り方 鶴見済(つるみ・わたる) 筑摩書房
 同作者の本に『完全自殺マニュアル』があります。(1993年発行)。こちらの『人間関係を半分降りる』は、2022年の発行です。まず、この本から読んでみます。人間関係を全部降りるのではなく、半分降りるのです。

トラのじゅうたんになりたかったトラ ジェラルド・ローズ(香港生まれ、イギリス育ち)/文と絵 ふしみ・みさを/訳
 タイトルを見て? トラはトラではないのか。トラはトラであるからして、わざわざじゅうたんになる必要はなかろうに。  

Posted by 熊太郎 at 09:29Comments(0)TrackBack(0)熊太郎の語り

2022年12月27日

邦画『ぼけますから、よろしくお願いします』

邦画『ぼけますから、よろしくお願いします』 2018年(平成30年) 1時間42分

 いい映画でした。人生観が変わります。(心が広くなれる。優しくなれる)
 今年観て良かった一本です。ほかの皆さんにもぜひ観てほしい。お勧めします。
 話題になった映画だそうですが、自分は知りませんでした。
 撮影者である娘さんが書いた本も手に入れたので、あとで読んでみます。

 広島県呉市に住む老夫婦と東京で暮らすひとり娘の物語です。
 ドキュメンタリー(事実の記録映像)という形をとっていますが、ドキュメンタリーぽくありませんでした。

 母:1929年生まれ(昭和4年)。この生まれ年で高等女学校卒ですから、優秀な方で、お元気だった時は、グループのリーダー的存在だったと思われます。
 父:1920年生まれ(大正9年)。温厚な方です。第二次世界大戦中、陸軍で過ごす。戦争で大学には行けず。終戦後は会社で経理マンとして定年まで働く。家には本がいっぱいです。(なんとなく映画を観ている自分自身と重なります)
 娘:東京大学文学部卒。映像作家。未婚。日記を書くように、コツコツと積み重ねで映像を貯めておられると察しました。

 三人家族のストーリーです。
 夫婦の『老い』が表現されています。
 「忘れる」「聞こえない」「お刺身の入っていたプラ容器が何なのかがわからない(理解できなくなっている)」「ふたりとも腰が曲がっている」そんなところから始まります。母は、アルツハイマー型認知症になってしまいました。(検査結果が出ましたが、本人に自覚なし)

 2016年、母87歳、父96歳で、洗濯機の洗濯槽(せんたくそう)の中には、洗濯物がたくさんたまっています。母は、疲れ果てていて洗濯ができません。
 父「洗濯物が腐らせんか(くさらせんか)」(追記2023年1月4日:いま本を読んでいますが「洗濯物」ではなく「洗濯機」でした)
 古い時代の父親ですから、男は家事をしません。掃除、洗濯、料理は母親の仕事です。(その後、お父さんが家事をやるようになります。まあ、男でも女でも、若い時に短期間でも、ひとり暮らし体験があったほうがいいと思います)

 映像では時代を前後しながら現代に近づき、老老介護がスタートしました。93歳のお父さんが、84歳のお母さんのめんどうをみます。
 たくさんたまって広がっている洗濯物の上でお母さんが横になってしまいました。その狭い脇をお父さんが「しょんべん、しょんべん」と言って通り抜けます。
 お母さんはクスリを飲んだ記憶が消えるので、30分後にまた同じクスリを飲もうとします。

 脳みその働きが衰えてきます(おとろえてきます)。
 いろんなことがわからなくなります。(母親本人は悲しくなります)
 謝罪(ごめんね)と感謝(ありがとう)の日々が続きます。

 映像を観ていて、介護保険を利用して介護ヘルパーを頼めばいいのにと見ている自分は思います。(6年間ぐらい介護が続いた義父母のことを思い出します。昨年秋に相次いで亡くなりました)

 映像では、90代の父が、80代認知症の母のめんどうをみています。
 東京暮らしの娘には、東京から帰って来んでもいい。自分がやると主張する父です。

 おしっこ漏らしの話がでます。
 ガス(火事)が怖い(こわい)。
 介護保険利用の話が出ました。親の反発が強い。
 めんどくさい。ヘルパーが来ると(他人が来ると、来る前に)、家の中を片付けなければならない。(ヘルパーをお客さま扱いする。(そんなことしなくていいのに))

 母の頭の中がおかしくなります。
 役所から生活相談員の訪問があって、すったもんだがあって、ヘルパーとデイサービスの利用が始まりますが、なかなかすんなりとはうまくはいきません。
 なにせ、母のプライドが高い。フロの掃除は自分がやる。自分でやれる。デイサービスには行きたくない。自分が家にいては、じゃまになるのか! と抗議があります。
 生々しい実態が映像で流れて、身につまされます。自分の親や、自分が年老いたときの姿が頭に浮かびます。

 父は高齢で、耳が遠いのですが、目がいい。新聞を読んで、針仕事もします。うどんもつくります。コーヒーづくりが好きです。コーヒーを飲みながら人とおしゃべりすることが好きです。

 年寄りは転倒が怖い。母はころんで、お岩さんのような目のまわりになってしまいました。内出血で目のまわりが紫色です。
 母はよつんばいで歩きます。
 「ねぇ! ねぇ! たすけてーー」と大声を出します。(意味不明)
 父は母のプライドの高さを冷静に指摘します。
 母は、人にめんどうをかけることがイヤなのです。ほどこしをしてきた人が、ほどこしをうけるのは屈辱なのです。(くつじょく:腹立たしい。くやしい。立場を失う)
 そして母の口から出てくる言葉は「もう死んだほうがえぇ」(自分は社会に貢献していない)
 (母)「包丁持って来てくれ! もう死ぬ」と言い続けます。地獄です。修羅場です。(しゅらば:激しい大混乱)
 (母)「わたしのおるところがない!」
 (父)「そんなに死にたいなら死ね!」家庭内暴力になりそうです。
 ふと、思い出したのですが、自分がこどもの頃、そのような光景を見たことがあります。とてもイヤでした。
 父が言います。「(妻は)気位(きぐらい)が高い」父は冷静です。

 若くてピチピチの男女も、いずれは『老い』が来ます。四十代後半から心身の不調が始まります。
 映像は、濃密な時間でした。
 「長生きしてもええことはない」と夫婦でケンカします。

 ふとんのあげおろしがありますが、ベッドにしたほうが楽です。
 母は、性格が変容してきます。
 
 なんだかんだとありますが、母が父に「(わたしは)ええ女房でよかった(でしょ)」「長生きは幸せだよ」
 連れ添って60年。今日も寄り添い暮らしていますで終わります。

 やれていたことがやれなくなる悲しみがあります。
 やれなくなったらやれなくなったで、ほかの方法を考える。
 あきらめると楽になれる。
 あきらめきれないと苦しい。
 
 あとは、結婚してこどもを持つって大事なことだなあというのが、鑑賞後の自分の素直な感想でした。  

2022年12月26日

太川&えびす路線バス乗り継ぎ旅 第6弾 松島-竜飛岬

太川&えびすローカル路線バス乗り継ぎ人情旅 第6弾 BSテレ東 宮城県松島-青森県竜飛岬 2010年2月放送分

 以前見たことがありますがまた見ました。ファンとはそういうものです。同じものを何度でも観ます。
 前回観た時の感想は後記します。

 火曜日午後7時ぐらいからの放送で、これまでに、第5弾までの再放送があって、その後、別の旅番組が流れていたのでがっかりしていたのですが、このシリーズの放送が再開されてうれしいです。テレ東さんありがとう。

 宮城県の松島には先月(2022年11月)行ってきたばかりなので映像の風景を身近に感じられました。松島湾巡りの遊覧船に乗りましたが、映像に遊覧船乗り場と停泊している遊覧船がでました。
 今年は、長野県の善光寺と松本城、宮城県の仙台と松島に行きました。いずれもいいお天気で良かった。いい思い出ができました。
 テレビの旅番組を参考にして、旅の行き先を決めているようなところがあります。

 三人のチャレンジは成功しています。
 ゲストは、山田まりやさんです。
 ゴールの竜飛岬(たっぴみさき)では、別のバラエティ番組で東野幸治さんが津軽三味線を弾いていました。悪天候の中を悪戦苦闘しながらバチを振っていましたが、こちらのローカル路線バスの旅では、三人は、大雪ともいえる雪が降る中をたいへんな苦労をされてゴールの竜飛岬まで到着されています。600kmを路線バスで制覇しました。すごい。たいしたものです。ロケは、2010年2月1日-4日(平成22年)です。

 三人は、松島を出発しましたが、なかなか松島周辺から離れることができませんでした。
 バスの待ち時間に寄らせてもらったおうちのちびっこたちが可愛いかった。

 旅する中で、おいしかったものとして、ごまどうふ、ラーメン、ひっつみ鍋(すいとん)、カツカレー、親子丼(おやこどん)、天ざるそば、オムライス、ホタテ丼(その後、何度かコンビが訪ねた野辺地(のへじ)の松浦食堂提供ホタテ丼)。
 
 見学したところとして、邦画『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』のロケ地宮城県栗原市。えびすさんが、自分も昔、こういう炭鉱住宅の長屋で暮らしていたことがあるといい、見ているわたしもこどものころに一時期同様の体験があり、なつかしく、えびすさんの話に耳を傾けました。
 有名な中尊寺(ちゅうそんじ)とか、わんこそばは、ぶっとばしていきます。(バス移動優先です)中尊寺金色堂(こんじきどう)は見学したことがあります。仏像というよりも美術品のようでした。金ぴかに輝いていました。
 
 宮澤賢治氏(1896年(明治29年)-1933年(昭和8年)急性肺炎で37歳没。詩人、童話作家)の資料、江戸時代から伝わるお人形、えびすさんのトイレの便座のような襟巻き(えりまき)、いろいろ良かった。

 野辺地(のへじ)というところへは、来年あたり青い森鉄道で通過して、恐山(おそれざん)へと行ってみたい。

 青森の冬は、海は荒れて、波しぶきは大きい。
 雪は多くて、風は強い。
 なるべく気候がいいときに訪れたい。

(以前観たときの感想 2021年6月)
 太川陽介&蛭子能収(えびす・よしかず)のローカル路線バス乗継の旅 BSテレビ東京 宮城県松島から青森県竜飛岬(たっぴみさき) 2010年2月放送分

 昔の再放送です。この形式での番組が始まって第6弾の企画です。
 新聞のテレビ欄を観ていて、たまたま気づいて観てみました。
 2010年当時の自分は仕事が忙しく、テレビはほとんど観ていませんでした。昔放映した番組であっても、自分にとっては新作です。そういう人って案外多いと思います。働いているときは40代から50代の20年間ぐらい、テレビはニュースと天気予報ぐらいしか見ませんでした。

 まだ、東日本大震災も起こっていない東北地方の風景と人情です。
 ゲストは、山田まりやさんという方です。わたしはどんな女性なのかは知りませんが、蛭子能収さんとのはずむようなやりとりがおもしろくて笑いました。
 太川陽介さんも含めて、三人ともお若いです。蛭子能収さんの表情も明るくて輝いています。そして、よく、まわりを不快にさせるようないらぬことをおしゃべりします。観ていて、笑えます。
 蛭子能収さんは、このロケから10年がたって、認知症になられて、顔から表情がなくなったように感じられます。なんだか人生について感慨深く考えてしまいます。
 体が元気なうちに、やりたいことがあったら後まわしにせずにやったほうがいい。体が思うように動かなくなった時のための思い出づくりです。

 この頃の番組では、バス車内での乗客のみなさんとの交流が盛んです。バス通学をする高校生たちとの気どらない自然な会話で車内がなごみます。おばちゃんやおばあちゃんたちとの会話、バス案内所、運転手さんたちとの会話、人と人との素直な会話がすたれていくような世情の中で、気持ちがほっとする部分があります。

 11年前の映像なので、映像に出ていた男子高校生たちはもう30歳近くにはなっていると思います。映像に出た高齢者の方々の中にはすでにお亡くなりになった方もおられると思います。番組を録画されていたならば、なつかしくずっと思い出の映像の中で生き続けるみなさんたちです。

 ルート上にあった青森県の浅虫温泉(あさむしおんせん)は家族で観光旅行に行ったことがあるのでなつかしかった。泊ったホテルでは、津軽三味線の生演奏を聴きました。とても良かった。浅虫水族館というところにも行きました。その後、もうこどもたちは所帯をもって独立してしまいましたが、ときおり、いつかまた青森へ行ってみたいねという話が出ます。
 映像では、駅前の食堂が出てきます。以前観た別の路線バスルートの同じ番組で、年数を開けて、太川陽介&蛭子能収のコンビが、再び立ち寄ったというような映像を観た覚えがあります。

 番組での津軽半島ルートは、太宰治(だざいおさむ)作品「津軽」と同じようなルートで回っておられます。戦時中、昭和19年ごろの太宰治氏の旅行記です。
 映像を観ていて、いろいろしみじみとくるものがあります。厳しい冬の雪景色が気持ちに響きます。とても寒そうです。

 食事抜きでローカルバスを乗り継ぐときもあるメンバーですが、最近の競争方式の類似の番組と違って、のんびりして落ち着く面もあります。どっちがいいのかはわかりませんが、蛭子能収さんのような天然キャラクターの人が現れるまでは競争方式でいく方法がいいのでしょう。  

2022年12月24日

冬の朝 霜が降りた景色

冬の朝 霜が降りた景色

 今朝起きて、カーテンを開けたら、窓の外はまっ白な雪国でした。びっくりしました。
 今も雪が降り続いていて、まるでスキー場にいるような景色です。
 ホワイトクリスマスになりました。学校の冬休みも始まったし、ちびっこたちには嬉しい雪でしょう。
 雪だるまをつくったり、雪合戦、そり遊びを楽しめます。

 今日用意した写真は、2022年12月19日(月)の朝のことでした。
 森の中で、正月用の縁起がよさげな赤い実を見つけました。
 千両(せんりょう)だったか、万両だったか。
 調べたら、百両、十両、一両という赤い実もあるそうです。
 見つけた赤い実が何両なのかは、わたしにはわかりません。
(その後:木の実の種類は「ナンテン」かもしれません。なかなか判別がむずかしい)











 この日の朝は、とても寒くて、足もとが白くなっていました。
 霜がびっしりはっています。







 この寒さの中で、イロハモミジの紅色(くれないいろ)の葉っぱが、しっかり枝にしがみついていました。



 日本海側では、今週末も寒波だそうです。
 いろいろあった2022年(令和4年)ももうすぐおしまいです。
 また、ひとつ歳をとってしまいました。


  

Posted by 熊太郎 at 08:36Comments(0)TrackBack(0)熊太郎の語り

2022年12月23日

風が吹くとき レイモンド・ブリッグズ・さく

風が吹くとき レイモンド・ブリッグズ・さく さくまゆみこ・やく あすなろ書房

 先日読んだこども向け絵本作品『さむがりやのサンタ』の作者です。
 こども向けの原子爆弾とか核兵器使用の反対を訴える作品かと思ったら、こどもさんには無理な話の運びです。おとな向けです。とにかく、長い。マンガのコマ割り形式なのですが、とにかく長い。

 登場人物は、イギリス国に住む夫婦で、夫がジム、妻がヒルダです。年配のご夫婦です。
 ロンドンの街から離れた農村地帯で暮らしています。(定年退職後に引っ越したいなかです)
 以前、ロシアのミサイルを迎撃するためのウクライナの迎撃ミサイルが誤ってポーランドに堕ちて(おちて)犠牲者が出た場所のような、いなか風景を思い出すような絵です。

 SILENCE:サイレンス。沈黙。最初のページに注意喚起の表示があります。図書館です。新聞紙が広げて置いてあって、図書館の利用者が読むようになっています。「お静かに」でしょう。

 日本での発行は、1998年(平成10年)の本で、けっこう有名な作品のようです。
 イギリスでの初版は、1982年(昭和57年)です。
 
 国家という組織の末端で暮らしている人間の生活とか気持ちを表現した作品です。
 組織の上層部にいる人間は、末端にいる人間の気持ちはわかっていません。
 上層部にいる人間は、命令や指示をすれば、末端にいる人間は自動的に自分たちの指令に従うと勘違いしているときがあります。庶民にはできることとできないことがあります。

 『予防戦争』があるかもしれない。
 戦争をしないための戦争?

 核戦争の死の灰を避けるために、3日以内に各自が家の中に室内シェルターをつくりなさいとの指示がでたそうです。
 図書館でもらった『自宅でのサバイバル・ガイド』を参考にして準備をします。
 室内核シェルターは(屋根の部分を)60度の角度でつくる。分度器を買いにいかねばならないという話になります。

 息子の名前がロンで、現在は、ロンドンに住んでいるらしい。
 カブスカウト:ボーイスカウトのうち8歳から11歳まで。ボーイスカウト:国際的な少年のための教育団体。ロンが所属していた。

 ページをめくっていくと、たまに、原子爆弾の不気味な絵や戦闘機・爆撃機らしい飛行機の影が2枚開きの絵として出てきます。
 恐ろし気(おそろしげ)な絵です。
 
 『長距離ミサイル』とか『コンピューター管理』という単語が出てきます。
 なにやら、リアルに重なる今のウクライナでの戦闘です。1982年(昭和57年。東西冷戦が終結した1990年前後の前)にできた本なのに、2022年のロシアの核の脅威を予想しています。
 第二次世界大戦中のイギリスの事情が年配夫婦の言葉で思い出ばなしとして語られます。『防空シェルター』『灯火管制』『警報解除』など。

 核爆弾が落ちるかもしれないというのに、定年退職をして田舎に引っ越してのんびり暮らしているジムとヒルダの年配夫婦はのんびりしています。
 世間話を楽しみながら、パンや分度器を買いに行くだんなさんのジムです。
 みんなが買い占めをしているのでパンがありません。(この部分もリアルです(現実に起きた)。コロナ禍(か)が始まったころのマスクとか体温計、トイレットペーパー不足を思い出しました)
 
 原子爆弾投下の話ですから、広島の話が出ます。以降、何度か広島のことが話題として登場します。白い服や布は、放射能をさえぎるという迷信があります。
 (絵本に描いてあることとして「広島のときは、太陽1000個分の熱さだった」)
 最近のテレビ報道で、日本の総理大臣が、核廃絶をアピールしながら、同時に、戦費の増額をするというメッセージを出していることが理解できません。相反することです。あれもこれも立ててその場しのぎをする手法です。戦力を増強すると、外国は日本の軍事力に脅威を感じて警戒して、戦争が起きる危険度が高くなります。相手のある話です。軍備増強の流れは止められそうにありません。この絵本のように覚悟をしておいたほうがいいのかもしれない。そのときの対応を考えておいたほうがいい。絶対に戦争は起きないと思い込まないほうがいい。

 ジムとヒルダの老夫婦はのんびりしています。(まさか、自分たちが核兵器の被害者になるとは思っていないようすです)老齢者夫婦の毎日の生活です。のんびりしています。庶民の暮らしがあります。

 1982年(昭和57年)に作者が立てた未来予知が半分当たっています。『ロシアが中央ヨーロッパに先制攻撃をしかける……』そして、アメリカ空軍が(防衛のために)押し寄せてくる。(2022年の現実では、米軍空軍はウクライナに来てくれませんでした)
 ロシアは降参して、共産主義国家はなくなる。自由で公正な選挙が行われる。(ジムの未来予想です。今回の本当の戦争については、どうなるのか。わたしにはわかりません)

 絵がきれいです。
 ただ、お話はかなりくどいです。
 読むのがちょっとつらかったりもします。

 核ミサイルが発射されました。ミサイルが向かって来ます。
 されど奥さんのヒルダが『洗濯物をとりこまないと……』
 そんなものなのです。庶民の暮らしは。

 まっしろのページが登場しました。
 ピカ・ドーンです。
 一瞬でなにもかもがなくなる(2022年の今、ロシア大統領は脅しを(おどしを)かけています)。
 この世の終わりだと思ったら、ジムの声が聞こえました。『なんてこった!』
 
 老夫婦は、手づくり室内シェルター内で生き残っています。
 ふたりが家の中に隠れたまま日にちがたっていきます。
 『核爆弾なんて、毎日落ちてくるわけじゃないんだから』
 水道は出ないし、水もきていません。電気もストップです。(ウクライナみたいです)
 テレビも映りません。情報がありません。電話もつながりません。老夫婦は、息子の心配をしています。

 戦争が終わったのかどうかもわかりません。
 アスピリン:解熱鎮痛剤(げねつちんつうざい)。痛み止め。この絵本では頭痛の薬。
 放射能の後遺症の話が出ます。
 ロシアによって原子爆弾がロンドンに投下されたという設定です。
 イギリスはロシアに負けたような書き方です。
 老夫婦は、ロシア兵が来たらどう対応するかということについて話し合っています。
 ロシア兵と対立はしないことを心がけるそうです。
 第二次世界大戦中のドイツナチスによるユダヤ人虐待の話が出ます。
 なんとか、ロシア兵を受け入れようと気持ちを整理する老夫婦です。(生きるために)
 
 放射能を浴びた症状が、ふたりに出始めます。
 細胞が溶けて(とけて)いくような症状です。
 出血があります。だんだん人間であるふたりの姿が消えかかっていきます。
 助けが来ません。
 ふたりは歌を歌って励まし合います。
 神さまに祈るふたりですが、そこで絵本は終わります。
 先には『死』しかないのです。

 戦争反対です。
 されど、攻め込まれたら立ち向かう。
 やはり人間は、この地球においては地球を壊して滅ぼす『悪の存在』でしかないのか。
 『風を吹かせてはならない』風を吹かせた者には、大きな制裁を与えなければならない。
 絵本の表紙の老夫婦の表情が複雑です。嬉しそうで悲しそうな顔をしておられます。
 世界的なベストセラーになった絵本だそうです。知りませんでした。

(追記 絵本を読んで、数週間後にふと思ったこと)
 この絵本では、ロシアが攻め込んできたら、アメリカ合衆国の空軍が波のように押し寄せて来てくれて、自国を守ってくれると予言しています。
 だけど、今年ロシアに攻め込まれたウクライナには、アメリカ合衆国の空軍は来てくれません。
 日本もウクライナと同じ対応になるのではなかろうか。
 日本が攻め込まれて戦争になったとき、もしかしたら、アメリカ合衆国の軍隊は動いてくれないのではないか。約束は、見た目だけのもろい信頼関係のうえに立っているのかもしれない。ウクライナのように、武器供与と金銭援助だけかもしれない。心中は複雑です。アメリカ合衆国はアメリカ合衆国のために働くのです。  

Posted by 熊太郎 at 08:05Comments(0)TrackBack(0)読書感想文