2019年01月19日

わたしは だあれ? まつもとまさみ

わたしは だあれ? まつもとまさみ 角川書店

 絵本「パンダのあかちゃんおっとっと」を読んだ時に、この本の紹介があったので、おもしろそうと思い書店で手に取りました。アイデアに満ちた絵本です。
 うしろから、両手のひらで相手の目をふさいで、「だーれだ」という遊びは最近見かけなくなりましたが、1歳児から2歳児ぐらいにはやってみたい。
 ひよこ、うさぎ、パンダ、ぞう、そして、もっと大きないきもの。
 くりかえしがリズムになってこどもはよろこぶでしょう。
 行進の最後が首なが恐竜です。楽しくておもしろい。
 最後の影絵部分で、これは、なんという動物かという会話ができますが、キツネかなオオカミかなと迷う絵があります。それはそれでいい。  

Posted by 熊太郎 at 07:41Comments(0)TrackBack(0)読書感想文

2019年01月18日

東野・岡村の旅猿 箱根日帰り温泉・下道の旅

東野・岡村の旅猿 箱根日帰り温泉・下道の旅 DVD 2014年平成26年5月

 ゲストのバカリズムという人がひとりで出てきて、わたしは知らない人で、コンビだと思っていたので、人の名前がバカリズムとはこれいかにと不思議な気持ちで見始めました。
 バカリズムさんの実家が、九州福岡の昔は炭鉱地域にあって、実家は、弁当屋をやっていて、子どもの頃は、積み木の代わりにかまぼこ板をあてがわれて、魚臭かったとか、高校時代野球をやっていて、学校そばで、酔っ払いがからんでくる土地柄だとか、ふるさとに背を向けたい意識が表面にありありと出ていたのですが、東野さんと岡野さんが車の中で教え諭し、実家に今から電話をかけなさいとか、小田原のかまぼこ屋では、かまぼこを実家に送りなさいとか指導して、三人各自が実家にかまぼこや干物を実際に送り、家族をつなぐメッセージをもつ1本に仕上がりました。
 8時30分頃スタートして、半日ぐらいかけて、自分たちでレンタカーを運転しながら、都内から箱根の芦ノ湖あたりまで移動しています。おいしいパン屋さん、川崎大師、鍾乳洞、ゴーカートと盛りだくさんで充実の旅でした。  

2019年01月17日

世にも奇妙な物語 2011年秋の特別編DVD

世にも奇妙な物語 2011年秋の特別編DVD

「JANKEN」
 じゃんけん対決です。じゃんけん道場で修行です。
 途中はばかばかしく、クライマックスに向かって真剣で、でもやっぱり拍子抜けしました。

「ベビートークA錠」
 子育てに悩むママの薬です。泣く子に耐えきれなくなります。そんなとき飲む薬です。
 薬の副作用は予想どおりでした。
 パパはゴルフに飲み会。赤ちゃんへの虐待が始まりそう。
 坂道を下り始めたベビーカーを他人が止めてほしかった。
 母親の救いになっていませんでした。

「耳かき」
 ダンディな生き方。殺し屋のひとり語りが続きます。
 耳かきが耳からとれなくなってしまいました。
 コメディです。

「いじめられっ子」
 いじめを防ぐためにいじめられる女子のロボットを教室に派遣する。
 いじめより、「友情」が強調されているように受け止めました。  

2019年01月16日

昨日がなければ明日もない 宮部みゆき

昨日がなければ明日もない 宮部みゆき オール読物11月号

 単行本が出ているようですが、雑誌掲載のこの作品だけを読んでみます。
 三世代大家族で住む竹中家に居候しているようにみえる杉村探偵事務所の私立探偵杉村という男性です。彼は離婚していて、娘の桃子は妻が引き取っています。
 事件勃発の張本人は、クチダ・サザナミという中1の娘の自称29歳よりもっと老けて見える彼女の母親朽田美姫(くちだ・みき)です。
 杉村の一人称で進行します。巧田美姫はクレーマーです。
 中学1年生漣(さざなみ)の言葉がおとなのようですが、これはこれでOKです。
 描写は細かい。

(つづく)

 シングルマザー朽田美姫の私立探偵杉村に対する相談ごとは、別れた夫鵜野一哉のもとにいる実子小学1年生鵜野竜聖が殺されそうだということなのですが、それは、客観的に妄想ではないかと話は明瞭ではありません。鵜野竜聖は、高齢者女性のブレーキ踏み間違えで交通事故に遭い入院中です。

 親族関係は戸籍の届があってもなくても複雑です。シングルマザー朽田美姫は、母子家庭を援助する制度を活用して収入を得ながら男と別居結婚みたいな状態です。まあ、制度から言えば制度の悪用をして不正を働いています。
 
 戸籍小説という印象をもちます。親族関係がややこしく、メモをして、ページを何度か振り返りながら読み進めます。緻密です。

 「嫁VS姑」の構図があります。それは、姑が望んだものではありません。どうすることもできない確定した対立です。
 読んでいると朽田美姫の言動に腹が立ってきますが、なにか、仕掛けを感じます。
 シングルマザーの美姫が、子どもを「金ずる」にしている様子があるのですが、そこが、彼女の真意かどうかで物語の印象ががらりと変化します。

 美姫の「自分の子どもが殺されそうになっている」という妄言とも思えることが小説の材料になるのだろうか。
 
 離婚に関して、探偵杉村自身の離婚体験を対象者の行動に重ねるのは効果的です。

 推理小説というよりも、人間の苦悩を浮かび上がらせる小説です。どうして、正しい方が裁かれるのか。なんだか、救われない気持ちになりましたが、「小説」の中だけでの出来事だと思いたい。

 調べた単語などとして、「宥めて:なだめて」、「だしにする:自分のために利用する」、「譫言:うわごと。筋道のない言葉」、「スノウドーム:みやげ品、玩具。ドーム型のなかに造作して雪が降っている景色をつくりだす」、「駿州:すんしゅう。駿河」、「直話:じきわ。直接聞く話」、「ジオラマ:立体展示」、「スカイプ:インターネット電話」、「おくびにもださない:腹の中にある気持ちを口から出さない。おくび=ガス」、「天の配剤:善には善、悪には罰、素行に応じて結果が降りてくる。もうひとつ、タイミングよく事柄が起こる」、「三白眼:白目の部分が左右・下方にある瞳」、「目を瞠った:めをみはった」

 印象に残った言葉として、「どんな人間でも、母親は母親」  

Posted by 熊太郎 at 07:04Comments(0)TrackBack(0)読書感想文

2019年01月15日

しくじり先生 俺みたいになるな!! DVD第4巻

しくじり先生 俺みたいになるな!! DVD第4巻

「鈴木拓」
 ブログとかツイッターの「炎上」のお話でした。
 面白くて愉快で笑い疲れました。
 話が重複ばかりでくどいところが、悪い面であり、おもしろおかしい面でもあります。

「杉村太蔵」
 当時の失言内容が面白すぎます。
 こんな人に投票しちゃだめです。
 ふつうならへこんで表舞台から消えるのに明るい個性がいい。

「西川史子(あやこ)」
 離婚にまつわるストレスと、なんだろう、お金がありすぎる不幸です。
 少し心を病んでいるような。

「織田信成」
 スケートにまつわる失敗のあれこれです。


 みなさん、すごい人たちです。
 なんだかんだあってもお金はしっかり稼いでいらっしゃるからたいしたものです。  

2019年01月14日

東野・岡村の旅猿 カンボジア穴場リゾートの旅 DVD

東野・岡村の旅猿 カンボジア穴場リゾートの旅 ワクワク編とハラハラ編 DVD 2014年平成26年

 旅の目的は、「人魚になる」で、ビーチでスキューバダイビングを楽しむことです。
 アンコールワットに行きたくない東野さん、出川さんも行かないなら行かなくてもいい。岡村さんとつっつんさんは、カンボジアに来てアンコールワットに行かないなんてありえないと、そのあたりの対立が旅猿らしい。
 仕事とはいえ、いろいろな国に行けてうらやましい。
 東野さんの長ズボンジャージは、気温35℃には暑すぎる。1月から3月は暑いのでアンコールワット観光には向かないそうです。どうして三人とも買った帽子をかぶらないのだろう。
 出川さんは、もうガラガラのスーツケースはやめたほうがいい。
 会話のなかで、ほかのDVDでもそうですが、「世界の果てまでイッテQ」と「アナザースカイ」という旅番組がよく出てきます。どちらも観たことがありません。イッテQのほうは、やらせがあったようで、もめたニュースは読みました。
 カンボジアのビーチリゾートは日本では知られていませんがかなりいい環境のようです。
 アンコールワットは三人とも苦戦していて、言葉で「すごい」と三人は言うのですが、なにがすごいのか伝わってきませんでした。
 東野さんが、商店街の中でシャンプーをして、それを番組として、「ポテンホームラン」という位置づけがおもしろかった。

(ハラハラ編へつづく)

 のんびりゆったり、まったりの時間が経過して行って、なんだか、かえってつまらないと思いきや、いつものように波乱が襲ってきます。
 20代、30代の頃にきつい仕事をしていたからこそ、今はこうして優雅にできると話していた三人たちは大慌てになります。まず、岡村さんは急遽帰国です。本人には知らされていなかったようで、みんなショックを受けます。
 残ったふたりが宿泊するバンガローに行ったところ、暑いのにクーラーがない、シャワーの水の出が良くない。トイレは開放的。さらに、フィールドアスレチックでは、スタッフが本気で怒りだし、怒号が飛び、怒鳴られたスタッフは全身にじんましんが出て病院行きです。
 そんなこんなでいつもの旅猿の雰囲気に戻りましたが、離島のリゾートは開放的で、地球上のいたるところから若い人たちが遊びに来ていて意外です。とても内戦で苦労した国とは思えませんでした。