2012年02月13日

博士の愛した数式 映画

博士の愛した数式(はかせ) 映画 ケーブルTV録画

 小説を読んだのは4年ぐらい前になります。映画は小説と異なる部分がありますが気にしません。映画ではルート君が成長して数学教師に就いています。彼の教室での授業が映画の枠となっています。俳優陣は小説よりも若い。
 博士の愛した数式は、ここで正確に表記することができませんが、「eπi+1=0」です。eは博士のことでしょう。π(パイ)が博士の兄嫁で、iが家政婦、+1が家政婦の息子10才のルート君です。答の0は、無限の愛と解釈しました。映像では、暗闇で光るひとつの流星と紹介されます。
 交通事故の後遺症で、記憶が1975年(昭和50年)で止まってしまった数学教授です。彼の頭の中では阪神タイガースのエースは江夏豊投手です。さらに彼の記憶は80分しかもたないという設定です。
 博士と家政婦の出会いは、家政婦の足のサイズ24cmから始まります。電話番号の数値につながり、誕生日の数値へと発展していきます。自然数→素数→友愛数→虚数→完全数→ネピア数(どこまでも果てしなく続く無理数)までたどりついて、「直線」の説明が行われます。途中、ピタゴラスとか、デカルトの名が登場し、そのほか、階乗(かいじょう)とか数値の関連付けは神の計らい(はからい)と諭す(さとす)異色の映画となっています。
 ルート君と名付けられたルートの意味は、どんな数字でも中にかくまうというものです。博士はこどもを大事にします。博士には兄嫁との不倫があり、順列としてルート君は家政婦がだれかと不倫して生まれたこどもなのです。孤独な者同士が集まって無限の愛を築いた時間があります。1975年で時が止まっている博士にとっては、10年間が1日です。毎回博士が家政婦に声をかけるのです。「まあ、上がってくれたまえ。ところできみの足のサイズは?」「24です。」「潔い(いさぎよい)数字だ。」無限に毎日が円周を回るのです。円周率のごろあわせ「3.14159265(わたしは、妻子異国に向こう(むかう)」と覚えました。

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