2025年04月23日
私にふさわしいホテル 邦画
私にふさわしいホテル 邦画 2024年(令和6年) 1時間39分 動画配信サービス
監督:堤幸彦
俳優:のん、田中圭、滝藤賢一、橋本愛
なかなかおもしろかった。コメディ映画です。中盤以降は、波乱の連続です。脅迫→イタズラ→謝罪にうそつき→純粋アピールです。
映画に出てくる、東京千代田区お茶の水駅とか神保町駅の近くにある、『山の上ホテル(1954年開業(昭和29年))』は、小説家が原稿を書くためにあるホテルだそうです。(現在は休館中)
以前、そのホテルの近くにあるニコライ堂という教会を見学したことがあります。ホテルは、その寺院の近くにあるのだなあと理解して映画を観ました。
久しぶりに、NHK朝ドラ、『あまちゃん』に出ていた、のんさんと橋本愛さんの共演を観ました。いい感じでした。
大御所小説家を演じる滝藤賢一さんは、名古屋市出身の方なので身近であり親しみを感じます。
大御所小説家の滝藤賢一さんが、新進小説家の、のんさんをいじめるわけです。
いじめに対して、のんさんが、滝藤さんに復讐をするというコメディ劇です。
田中圭さんが、のんさん担当の編集者です。関係としては、田中圭さんとのんさんは同じ大学の卒業生という設定です。橋本愛さんは、カリスマ書店員です。
のんさんは、多重人格者のようになって、名前をいくつも変えながら、じょうずに演技をされていました。
のんさんは、化ける(ばける)人です。(以前NHKEテレのインタビュー番組で、のんさんが、若い頃の自分は、とんがっていたと思うと発言されていました。「スイッチインタビュー」というようなタイトルの番組でした)
始まったときからしばらくは、静かなコメディ映画でしたが、だんだん動きが激しくなっていきます。
のんさんの始まりの演技は、幼い感じがして、不器用な感じもして、学芸会の演技のようでもあったのですが、それは、意図的なものでした。だんだんおとなの女の演技に変化していきます。
のんさんのくちぐせが、『もちのろん』です。(「もちろん」ということです。オスコース。当然ということです)
映画は、小説家の頭の中にある世界を表現しています。当然、お金のことは頭の中で考えています。
本を愛する人たちのために送るメッセージをもった映画でした。
ただ、もう、現代の文学界はさびれています。人は、マンガは読んでも、小説は読まなくなりました。街の本屋は数を減らしました。
映画は、文学賞の内輪話ですが、昔ほど、世間では、文学賞に興味をもたれなくなりました。
お金のことやプライド(自尊心)のこと、映像の中の話では、いろいろあります。
①うそをつくこと②人をだますこと。そのふたつが柱になっている映画作品です。
コメディです。おもしろい。
暴力もあります。とてもおもしろい。本屋での本の万引き犯人をボコボコにします。痛快です。
さきほども書きましたが、本を愛する人たちのための物語です。
エロ小説家は、実の娘からは嫌われる。(きらわれる)
映画の最後は、どう締めるのかが楽しみでした。
どんなトリック(仕掛け)がしてあるのだろうか。
カポーティ:アメリカ合衆国の小説家。1984年(昭和59年)59歳没。代表作として、「ティファニーで朝食を」
イノセント:純粋な
劇中では、小説家は、万年筆で原稿用紙に文章を書きます。今どきではありません。今は、ノートパソコンなり、タブレットなりだと思います。
昭和から平成に変わるあたりの頃のお話かと思って観ましたが(1989年頃)、映像では、2024年2月12日という日付が最後のあたりに出て来て不思議でした。
この映画を観た日に読み終えた本が、『老いはヤケクソ 佐藤愛子 リベラル社発行 星雲社発売』なんですが、佐藤愛子さんの経歴内容と、映画の中の、のんさんの様子や雰囲気が重なりました。そんなこともあって、映画を楽しめてなかなか良かった。
山口瞳:作家、エッセイスト。1995年(平成7年)69歳没
何もないところから、何かを創り(つくり)だす。
すさまじいエネルギーがいります。
(のんさんの言葉として)むかつくから書く。
むかつくをエネルギーにする。
(のんさん)『言われなくても書きますよ!』
映像で、千疋屋(せんびきや)の商品が出ます。
つまらない話ですが、先月東京駅で、新幹線乗車までに時間があったので、千疋屋に入ろうとしてメニューを見たら、あまりにも高かったのでびびりました。(千疋屋に入るのを思いとどまって、新幹線改札口を入ったところにあった狭いコーヒー屋で安いコーヒーを飲みました)
監督:堤幸彦
俳優:のん、田中圭、滝藤賢一、橋本愛
なかなかおもしろかった。コメディ映画です。中盤以降は、波乱の連続です。脅迫→イタズラ→謝罪にうそつき→純粋アピールです。
映画に出てくる、東京千代田区お茶の水駅とか神保町駅の近くにある、『山の上ホテル(1954年開業(昭和29年))』は、小説家が原稿を書くためにあるホテルだそうです。(現在は休館中)
以前、そのホテルの近くにあるニコライ堂という教会を見学したことがあります。ホテルは、その寺院の近くにあるのだなあと理解して映画を観ました。
久しぶりに、NHK朝ドラ、『あまちゃん』に出ていた、のんさんと橋本愛さんの共演を観ました。いい感じでした。
大御所小説家を演じる滝藤賢一さんは、名古屋市出身の方なので身近であり親しみを感じます。
大御所小説家の滝藤賢一さんが、新進小説家の、のんさんをいじめるわけです。
いじめに対して、のんさんが、滝藤さんに復讐をするというコメディ劇です。
田中圭さんが、のんさん担当の編集者です。関係としては、田中圭さんとのんさんは同じ大学の卒業生という設定です。橋本愛さんは、カリスマ書店員です。
のんさんは、多重人格者のようになって、名前をいくつも変えながら、じょうずに演技をされていました。
のんさんは、化ける(ばける)人です。(以前NHKEテレのインタビュー番組で、のんさんが、若い頃の自分は、とんがっていたと思うと発言されていました。「スイッチインタビュー」というようなタイトルの番組でした)
始まったときからしばらくは、静かなコメディ映画でしたが、だんだん動きが激しくなっていきます。
のんさんの始まりの演技は、幼い感じがして、不器用な感じもして、学芸会の演技のようでもあったのですが、それは、意図的なものでした。だんだんおとなの女の演技に変化していきます。
のんさんのくちぐせが、『もちのろん』です。(「もちろん」ということです。オスコース。当然ということです)
映画は、小説家の頭の中にある世界を表現しています。当然、お金のことは頭の中で考えています。
本を愛する人たちのために送るメッセージをもった映画でした。
ただ、もう、現代の文学界はさびれています。人は、マンガは読んでも、小説は読まなくなりました。街の本屋は数を減らしました。
映画は、文学賞の内輪話ですが、昔ほど、世間では、文学賞に興味をもたれなくなりました。
お金のことやプライド(自尊心)のこと、映像の中の話では、いろいろあります。
①うそをつくこと②人をだますこと。そのふたつが柱になっている映画作品です。
コメディです。おもしろい。
暴力もあります。とてもおもしろい。本屋での本の万引き犯人をボコボコにします。痛快です。
さきほども書きましたが、本を愛する人たちのための物語です。
エロ小説家は、実の娘からは嫌われる。(きらわれる)
映画の最後は、どう締めるのかが楽しみでした。
どんなトリック(仕掛け)がしてあるのだろうか。
カポーティ:アメリカ合衆国の小説家。1984年(昭和59年)59歳没。代表作として、「ティファニーで朝食を」
イノセント:純粋な
劇中では、小説家は、万年筆で原稿用紙に文章を書きます。今どきではありません。今は、ノートパソコンなり、タブレットなりだと思います。
昭和から平成に変わるあたりの頃のお話かと思って観ましたが(1989年頃)、映像では、2024年2月12日という日付が最後のあたりに出て来て不思議でした。
この映画を観た日に読み終えた本が、『老いはヤケクソ 佐藤愛子 リベラル社発行 星雲社発売』なんですが、佐藤愛子さんの経歴内容と、映画の中の、のんさんの様子や雰囲気が重なりました。そんなこともあって、映画を楽しめてなかなか良かった。
山口瞳:作家、エッセイスト。1995年(平成7年)69歳没
何もないところから、何かを創り(つくり)だす。
すさまじいエネルギーがいります。
(のんさんの言葉として)むかつくから書く。
むかつくをエネルギーにする。
(のんさん)『言われなくても書きますよ!』
映像で、千疋屋(せんびきや)の商品が出ます。
つまらない話ですが、先月東京駅で、新幹線乗車までに時間があったので、千疋屋に入ろうとしてメニューを見たら、あまりにも高かったのでびびりました。(千疋屋に入るのを思いとどまって、新幹線改札口を入ったところにあった狭いコーヒー屋で安いコーヒーを飲みました)