2025年03月30日
侍タイムスリッパー 邦画
侍タイムスリッパー(さむらいらタイムスリッパー) 邦画 2時間11分 2024年(令和6年) 動画配信サービス
監督:安田淳一
俳優:山口馬木也(やまぐち・まきや 会津藩士の高坂新左エ門(こうさか・しんざえもん)役)、冨家ノリマサ(ふけ・のりまさ ふたりの人が演じる長州藩士の山形彦九郎(演者は、庄野﨑謙(しょうのざき・けん)さん)がもともとですが、時空間移動したあとの山形彦九郎の現代設定時は、冨家ノリマサさんが風見恭一郎役)、沙倉ゆうの(さくら・ゆうの 山本優子役 心優しい人の役でした)、峰 蘭太郎(みね・らんたろう 殺陣師(たてし:時代劇で、対決、乱闘などのシーンを指導する仕事)関本の役)、福田善晴(西経寺の住職役)、紅萬子(くれない・まんこ 西経時住職の妻節子役)
話題の時代劇を扱った邦画です。
動画配信サービスで観ることができるようになったので、さっそく観てみました。
夕食をゆっくりと食べながら、夜遅くまで家族といっしょに楽しみました。なかなかいい映画でした。翌日また今度はひとりで観ました。
わたしは、ラストシーンは、雷に打たれて、江戸時代末期、幕府滅亡の時代(本来主人公がいた時代)に戻ると予想しましたが、違っていました。
よく考えられたなかなかいいラストシーンでした。
これから、思い出すまま、感想を並べてみます。
ふたりのサムライが未来で再会することは予想できました。
そのとおりになりましたが、時代にズレがあるという設定までは思い浮かびませんでした。よく練られた(ねられた)脚本です。
映画制作活動を愛する内容の映画でした。
愛情がいっぱい映画にこめられています。
くわえて、こちらの映画は、時代劇を愛する映画でした。
半世紀以上前、わたしが小学生のころは、テレビでよく時代劇ドラマを観ました。
外国人には、サムライとか、忍者とか、今でもうけるんじゃないかなあ。
製作費が低予算の映画と聞きました。
役者さんたちは熱演です。
映画の神さまがたまに、製作陣にチャンスをプレゼントしてくれます。今回はこの作品でした。大ヒット、おめでとうございます。
①豪華さはありません。(雨は、上から水をたらしているとわかります)
②ときおり、志村けんさんのコントのような雰囲気のときがあります。笑えます。
③現代人の山本優子さん始めみなさんが善人で心優しい。(山本優子さんについては、主人公サムライの恋心の芽生えがあっておもしろい)
タイムスリップした直後は、高坂新左エ門(こうさか・しんざえもん)が感情的になって、刀で現代人を斬る(きる)のではないかと心配しました。
140年前の自分が、140年後の日本に来たと理解して、現代の暮らしにとけこんでいくという主人公の適応能力があります。
世直し侍(サムライ)『心配無用ノ介』というフレーズが良かった。
『拙者(せっしゃ)、高坂新左エ門(こうさか・しんざえもん)と申す』
お寺の住職夫婦による京都なまりの言葉がなかなかいい。味わいがあります。
主人公の会津なまりは、邦画、『壬生義士伝(みずぎしでん)』を思い出します。いい映画でした。
観ながら気持ちにぐっとくるものがあり、何度か映像に向けて拍手をしました。
『道徳(人はこうあるべきだという道筋の話)』の本を読むようでもありました。
きちんとした会話があります。
映画界という組織の内輪話が、この物語の素材です。
おもしろい。
殺陣(たて)の練習で、斬られ役(きられやく)の人が、敵である相手を斬ってしまいます。『なんでやねん』がおもしろかった。
主役がいて、脇役がいる。脇役が必ず必要です。
高坂新左エ門(こうさか・しんざえもん)は、故郷会津の人々を思いやる気持ちが強い。純真さがあります。邪念や私欲がありません。
ラスト付近は、真剣な気持ちでないと観ることができません。
緊張が走ります。
『あの夜の続きというわけだな』
『楽しかったぞ。おぬしと映画がつくれて』
『拙者(せっしゃ)もだ』
『じゃあいこうか』
『それがわれらの定め』
身動きしないロングカットが良かった。
力が入ります。
『為す(なす)べきことを為せ』
人の心に、ひとかけらの、『情(じょう)』があります。
すばらしい! 『最後の武士』です。拍手しました。何度観ても、拍手したくなります。
生きる勇気をくれる作品でした。
すばらしい!
じょうずにつくってあります。
脇役として物語を支え続ける山本優子さんが心優しい。
『今日がその日ではない』
オモシロイ
(その後)
親族が家に遊びに来たのでいっしょに観ました。
3回目の鑑賞ですが、なかなかいい。
心優しい内容です。
純真でもあります。
洋画の、『ニューシネマパラダイス』のように、映画ファンのための映画です。
(さらにその後)
NHKBSの番組、『アナザーストーリー 侍タイムスリッパー』を観ました。
わたしはこの映画を3回観ましたが、番組の冒頭で出てきた女性は、100回観たそうです。すごいなあ。
低予算の製作、時間をかけた制作、制作にかかわった人たちのこの脚本にかける強い思いが熱いメッセージとなっていました。
監督:安田淳一
俳優:山口馬木也(やまぐち・まきや 会津藩士の高坂新左エ門(こうさか・しんざえもん)役)、冨家ノリマサ(ふけ・のりまさ ふたりの人が演じる長州藩士の山形彦九郎(演者は、庄野﨑謙(しょうのざき・けん)さん)がもともとですが、時空間移動したあとの山形彦九郎の現代設定時は、冨家ノリマサさんが風見恭一郎役)、沙倉ゆうの(さくら・ゆうの 山本優子役 心優しい人の役でした)、峰 蘭太郎(みね・らんたろう 殺陣師(たてし:時代劇で、対決、乱闘などのシーンを指導する仕事)関本の役)、福田善晴(西経寺の住職役)、紅萬子(くれない・まんこ 西経時住職の妻節子役)
話題の時代劇を扱った邦画です。
動画配信サービスで観ることができるようになったので、さっそく観てみました。
夕食をゆっくりと食べながら、夜遅くまで家族といっしょに楽しみました。なかなかいい映画でした。翌日また今度はひとりで観ました。
わたしは、ラストシーンは、雷に打たれて、江戸時代末期、幕府滅亡の時代(本来主人公がいた時代)に戻ると予想しましたが、違っていました。
よく考えられたなかなかいいラストシーンでした。
これから、思い出すまま、感想を並べてみます。
ふたりのサムライが未来で再会することは予想できました。
そのとおりになりましたが、時代にズレがあるという設定までは思い浮かびませんでした。よく練られた(ねられた)脚本です。
映画制作活動を愛する内容の映画でした。
愛情がいっぱい映画にこめられています。
くわえて、こちらの映画は、時代劇を愛する映画でした。
半世紀以上前、わたしが小学生のころは、テレビでよく時代劇ドラマを観ました。
外国人には、サムライとか、忍者とか、今でもうけるんじゃないかなあ。
製作費が低予算の映画と聞きました。
役者さんたちは熱演です。
映画の神さまがたまに、製作陣にチャンスをプレゼントしてくれます。今回はこの作品でした。大ヒット、おめでとうございます。
①豪華さはありません。(雨は、上から水をたらしているとわかります)
②ときおり、志村けんさんのコントのような雰囲気のときがあります。笑えます。
③現代人の山本優子さん始めみなさんが善人で心優しい。(山本優子さんについては、主人公サムライの恋心の芽生えがあっておもしろい)
タイムスリップした直後は、高坂新左エ門(こうさか・しんざえもん)が感情的になって、刀で現代人を斬る(きる)のではないかと心配しました。
140年前の自分が、140年後の日本に来たと理解して、現代の暮らしにとけこんでいくという主人公の適応能力があります。
世直し侍(サムライ)『心配無用ノ介』というフレーズが良かった。
『拙者(せっしゃ)、高坂新左エ門(こうさか・しんざえもん)と申す』
お寺の住職夫婦による京都なまりの言葉がなかなかいい。味わいがあります。
主人公の会津なまりは、邦画、『壬生義士伝(みずぎしでん)』を思い出します。いい映画でした。
観ながら気持ちにぐっとくるものがあり、何度か映像に向けて拍手をしました。
『道徳(人はこうあるべきだという道筋の話)』の本を読むようでもありました。
きちんとした会話があります。
映画界という組織の内輪話が、この物語の素材です。
おもしろい。
殺陣(たて)の練習で、斬られ役(きられやく)の人が、敵である相手を斬ってしまいます。『なんでやねん』がおもしろかった。
主役がいて、脇役がいる。脇役が必ず必要です。
高坂新左エ門(こうさか・しんざえもん)は、故郷会津の人々を思いやる気持ちが強い。純真さがあります。邪念や私欲がありません。
ラスト付近は、真剣な気持ちでないと観ることができません。
緊張が走ります。
『あの夜の続きというわけだな』
『楽しかったぞ。おぬしと映画がつくれて』
『拙者(せっしゃ)もだ』
『じゃあいこうか』
『それがわれらの定め』
身動きしないロングカットが良かった。
力が入ります。
『為す(なす)べきことを為せ』
人の心に、ひとかけらの、『情(じょう)』があります。
すばらしい! 『最後の武士』です。拍手しました。何度観ても、拍手したくなります。
生きる勇気をくれる作品でした。
すばらしい!
じょうずにつくってあります。
脇役として物語を支え続ける山本優子さんが心優しい。
『今日がその日ではない』
オモシロイ
(その後)
親族が家に遊びに来たのでいっしょに観ました。
3回目の鑑賞ですが、なかなかいい。
心優しい内容です。
純真でもあります。
洋画の、『ニューシネマパラダイス』のように、映画ファンのための映画です。
(さらにその後)
NHKBSの番組、『アナザーストーリー 侍タイムスリッパー』を観ました。
わたしはこの映画を3回観ましたが、番組の冒頭で出てきた女性は、100回観たそうです。すごいなあ。
低予算の製作、時間をかけた制作、制作にかかわった人たちのこの脚本にかける強い思いが熱いメッセージとなっていました。
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