2024年07月22日

おいしい話なんてこの世にはない TKO木本武宏

おいしい話なんてこの世にはない どん底を見たベテラン芸人がいまさら気づいた56のこと TKO木本武宏 KADOKAWA

 不祥事があった芸人さんです。
 わたしには、不祥事の詳しい内容はわかりません。投資詐欺で、仲間に大きな迷惑をかけたというぐらいしかわかりませせん。
 ちらりとテレビのバラエティみたいな番組を見たときに、著者は悪いことをするような人間ではないと複数の芸人さんたちが話をしていました。

 わたしの旅番組視聴記録を調べたところ、2022年(令和4年)に、『ローカル路線バス乗り継ぎ対決の旅 鬼ごっこ 茨城県日立市から福島県郡山市』で、太川陽介チームとエグザイル松本利夫チームが対戦しているのですが、木本武宏さんは、太川陽介チームで参加されています。このときは、太川陽介チームの勝利でした。
 木本武宏さんの相方の木下隆行さんは、東野・岡村の旅猿でお見かけしたことがあります。木下さんは、東野・岡村のおふたりに振り回されていました。岡村隆史さんの名言がありました。『人の嫌なところがいっぱい見えてくるのが旅』。それをひっくるめて許してつきあうのが、『仲間』なのでしょう。
 木下隆行さんもたしか不祥事がありました。パワハラだったと思います。
 
 なんというか、人間に失敗はつきものです。
 とくに、若い時は、考えが至らないものだから調子にのってしまいます。
 だれにも失敗はある。本人が後悔して、再起できる環境は必要です。
 人間としてとりかえしがつかないことは、自殺と殺人です。そこまでに至ってはいけません。(5ページに木本武宏さんも自殺を考えたと記事があります)
 ただ、何回チャンスを提供しても立ち直れない人は、人が離れていきます。

 TKO(ティーケーオー):ボクシングにおけるテクニカルノックアウト。10カウントのノックアウトシーンがなくても、ダメージを受けているボクサーの状態が危険なため、レフェリーが続行不能と判断する。あるいは、セコンド(ボクサーの世話をする人)がリングにタオルを投げ入れて降参する。

 投資詐欺の話です。この世にうまいお金もうけの話はないのです。うまい話にのると、だまされます。わたしも株式投資をする人間ですので、読んでみたくなりました。

『はじめに』
 TKOの、『じゃないほう』ではなく、『投資トラブル』のほうとして有名になったと自虐的な入り方です。
 2023年1月からコンビとしての活動を再開した。
 同年8月から全国ライブツアーをやっているそうです。
 
 2022年(令和4年)7月、『FX(外国為替証拠金取引)』と『不動産』における約7億円の投資トラブルがあった。事実無根で正確ではない報道があった。
 数えきれないほどたくさんの人たちに迷惑をかけてしまった。
 現在負債の返済を続けている。
 自分の常識は世間で通用しなかった。
 
 文章の構成です。
 第1章 身の程(みのほど)を知る、自分を知る
 第2章 不安とどう向き合うか
 第3章 成功体験の落とし穴
 第4章 世の中とどうやってつき合うか
 第5章 生き地獄からどうやって生還するか
 おわりに

『第1章 身の程(みのほど)を知る、自分を知る』、『第2章 不安とどう向き合うか』
 コンビ(木下隆行・木本武宏)の経過です。大阪府大東市での中学の同級生。19歳で松竹芸能事務所に所属。35歳で東京へ。

 文脈の流れや書き方から、ご本人がじっさいに書いたものだと判断しました。
 文章を書くことはむずかしいことなので、編集者の手は入っているかと思いますが、ご本人が書いた文章に間違いはないでしょう。

 読みながら、『自分ちっさいなあ』の言葉の意味を理解できませんでした。
 『自分の器(うつわ)の大きさ』という言葉づかいもあります。
 以下は、読み続けながら、読み手である自分が理解したことです。
 著者である木本武宏さんは、『コーディネーター(調整役)』としての意識と素質がある人です。
 『ちっさいなあとか、器(うつわ)』とかは、(相方のコンビの主役として扱うべき木下隆行さんに対して)寛大であること、張り合わないこと、視野が広いことを意味しています。自分が目立たなくてもコンビとしてやっていけるならそれでよしなのです。それが、コンビです。助け合いです。お互いさまです。人間協同生活の基本です。

 木下隆行さんのペットボトル投げつけパワハラ大騒動が、2019年(令和元年)10月だそうです。
 当時のTKOのおふたりは不仲だったそうです。
 木下隆行さんにはお笑いの才能があった。でも、日常生活を送る生活能力はなかった。自分で電車の切符を買う能力もなかった。(芸能人の人は、けっこう自分で電車の切符を買ったことがない、買い方を知らないという人が多いです)
 木本武宏さんが、木下隆行さんをサポートしていた。それが、木本武宏さんは、イヤになった。

 2022年(令和4年)8月、木下隆行さんから連絡があって、ふたりは久しぶりに再会した。木本武宏さんは、投資詐欺を起こしていた。木下隆行さんは、木本武宏さんに、厚い札束が入った封筒を渡した。木本武宏さんは、いまもその封筒をそのまま神棚に供えてある(そなえてある)。
 
 木本武宏さんの習性として、自分が、「好きなもの」、「惚れ込んだもの(ほれこんだもの)」を、人に知ってもらいたいという、『おすすめグセ』がある。

 木本武宏さんは木下隆行さんに嫉妬していた。
 木下隆行さんが楽しそうにしていることがうとましかった。(イヤな感じだった)
 木下隆行さんは、ドラマでいい役で出ていた。
 確実に爪痕を残している:成果をあげる。従来は、災害の跡などを言った。
 役割分担として、木本武宏さんが場を作って、木下隆行さんがそこを開拓するパターンがあったが、木本武宏さんが、木下隆行さんのサポートをすることがイヤになった。
 
 理屈っぽい話が続きます。項目の数が多いので、マニュアル本(手引き)みたいになってきました。う~む。本としては、つまらない。

 読んでいると、『芸人さん』は、『職人さん』だと悟ります。お笑いづくりが仕事です。空間に、笑いを生むのです。
 おふたりは、ふたりなら成立するけれど、ひとりでは成立しない。夫婦みたいなものです。
 
 暗号通貨(仮想通貨):わたしにはなんのことかわかりません。知らなくていいことだと思っています。木本武宏さんにやらないか、やりましょうと勧めてくる人間がいます。
 自分で自分が付き合う相手を選ばなければなりません。だれでもウェルカム(ようこそ)だと、利用されてだまされます。
 人を判断するときの物差しをもっていたほうがいい。参考にはならないかもしれませんが、わたしは、原則として次のように構えています。
 タバコを吸う人に、いい人はいない。
 ながらスマホをする人に、いい人はいない。
 まわりの人に迷惑をかけても自分は許されると勘違いしている人です。
 それから、大きな組織の上層部にいる人に、いい人はいない。いろんな手段を使って、ライバルをつぶして上に昇った人です。
 笑顔で近づいて来る人は警戒する。下心が(したごころ。利用してやろうという魂胆(こんたん。たくらみ、策略)があるから笑顔になる。人間は本来不愛想(ぶあいそう)なものです。
 うそつきとか詐欺師(さぎし):瞬間的につじつまが合うウソをつける能力をもった人が存在します。一度そういう人にだまされたら、その人の唇(くちびる)から出てくる言葉はすべてウソだと判断します。
 
 FX(外国為替証拠金取引):こちらにもわたしは興味がありません。ドルや円を売り買いしてもうける手法だと思っています。

 本のほうは、木本武宏さんの自省の念が続きます。(じせいのねん:反省しようという気持ち。ふりかえり)

(つづく)

 著者である木本武宏さんはまだ若い。
 考えに深みが足りません。
 だれだれが、こう言ったから、こうなのですというパターンで、説明がなされています。
 
 失敗について書いてあります。
 資金を預けて資金の運用を依頼していたAが、突然行方不明になったそうです。
 『FXの取引』を依頼していたそうです。
 預かった資金を投資せずに持ち逃げしたのだろうか? それとも取引行為で失ったのだろうか。有名な米国プロ野球選手の通訳であった男性の顔が頭にうかびました。有能に見える人は気をつけたほうがいい。
 木本武宏さんは、自分を含めて10人の資金をAに預けたそうです。1億7000万円です。ひとり平均1700万円ですな。各自、ほかに有益な使い道があったような気がします。
 まあ、読んでいて思うのは、木本武宏さんは、ばかたれですな。
 なんとかなるとか、オレが間違えるはずがないとか、自信過剰の固まりです。

 人生のふりかえりです。
 木本武宏さんの母はまだ58歳で、がんで亡くなった。
 親族のこととして、夫と死別した自分の妹のこどもたちへ資金援助をしていた。
 根っこは、まじめな人です。
 だけど、調子にのってしまうところがあります。
 
 芸人は、さきゆきが不安定だから、第二のビジネスとして投資行為をしたおいたほうがいい。
 たとえば、アパート経営です。たしか、コウメ太夫さん(こうめだゆうさん)がやっていました。
 
 『投資はギャンブルではないと思っていた』
 木本武宏さんは、投資はギャンブルではないという認識、理解だったそうです。それは誤解です。リスク(危険性)があります。のめりこんではいけません。
 どうして、ギャンブルではないと言い切れるのかが不可解なのですが、読んでいると、失敗する前は、自信満々だったことがわかります。自分がやることに間違いはないという強烈な自信です。

 最初に偶然のように大儲けをして、ギャンブルにはまるというパターンがあります。
 わたしも二十代の若い頃に、友人の影響で競馬を始めて、数回目のときに大儲けをしたことがあります。人気馬が、ゴール前で鼻血を出して失速して、予想外の馬が1着2着に入りました。数千円が十万円ぐらいになって、(競馬を続ければ)これで家が建つ!と大喜びしました。結果、家は建ちませんでした。もうけた十万円ぐらいはみんな消えました。さらに損をしました。そういうものなのです。魚釣りのエサに食いついたお魚さんのようなものなのです。競馬はやめました。コツコツ貯金して、ローンを返済して家は建ちました。

 木本武宏さんは、一番になりたい人です。一番になって自慢したい。二番以下の人を見下したい。この世はオレを中心にして回っている。
 自分で自分を洗脳(せんのう。マインドコントロール(心を支配する))しています。自分は投資では損はしないという誤解と錯覚にひたっていました。

 この本は、木本武宏さんの自分の弱さをさらけだす本です。
 本が売れたら、本の利益を、お金を出してくれた人たちへの返済金にあてたほうがいい。

 木本武宏さんは、問題の投資トラブルのあともだまされています。損失を埋めたいがために、怪しい不動産取引をやって失敗しています。ハゲタカみたいな人間がいます。とことんしゃぶられます。さらに、3回目の誘惑がありましたが、そこはなんとか耐えられました。それも詐欺でした。
 悪いけれど、読んでいて、ばかだなあという気持ちになります。『孤独』はカモにされます。心のすき間につけこまれます。
 ポンジスキーム:サギの手口。人から預かったお金をじっさいには投資に使用しない。持ち逃げする。読んでいると、金額は小さくても、実際に(見せかけの)友人関係でありそうなことです。オレが代わりに馬券を買っておいてあげるよとか。人のお金を預かって、どうせはずれるだろうからと馬券は買わずに自分のおこづかいにするのです。だましかたはいろいろあります。

 読んでいると、ちゃんと働けと言いたい。芸人なら芸人の仕事をしなさい!です。
 投資は、余裕資金でするものです。
 気持ちの持ち方の基本として、投資で得た利益は、自分を支えてくれる家族や親族へ奉仕するお金にあてます。

『第3章 成功体験の落とし穴』
 小学生のころ、ドラえもんをみんなに広めた話。こち亀、ブラックジャックも同様に勧めて、クラスの人気者になった話。
 なつかしい言葉が次々と出てきます。たのきんトリオ、チェッカーズ、新しいものをみんなに広めて喜ばれることの喜びを知った。
 渡辺美里さんの歌について、中学1年生でみんなに一押しします。
 人生の成功体験が続きます。
 バルミューダ:家電メーカー。アメトークの家電芸人で紹介してヒットした。グリーンファン(扇風機)の爆売れ。
 自らが(みずからが)、広告塔になろうとする芸能人です。
 営業があります。
 相手から宣伝のためのお金は受け取らない。
 自由で気楽であるためにお金は受け取らない。
 お金を受け取ると、行動を拘束されます。こうそく:制限される。
 お金を受け取ると、いいがかりをつけてくる人間や組織があります。
 お金を受け取らない木本武宏さんは、潔い。いさぎよい:清らかですがすがしい。なのに、どうして、投資詐欺にまわりの人たちを巻き込んでしまったのか。そこが問題です。
 金銭的な報酬は求めないけれど、『ありがとうの報酬』は欲しいそうです。感謝されたい。チヤホヤされたい。金もうけをさせてあげて、自分の人間の格付けを高めたい。そういうことか。

 学んで真似て(まねて)、創り出す(つくりだす)。

 『来るものは拒まず(こばまず)』の姿勢でいると、来てはいけないものまで来てしまう。投資トラブルの原因になる相手が来てしまった。
 (なんというか、人生において、あの日あの時あの場所で、あの人に出会わなければこんなひどい目にあうことはなかったということは実際にあります。気をつけましょう)
 
 『モノ(物やお金)を失っても辛くない(つらくない)。辛いのは、人(信用)を失うこと』とあります。そのとおりです。
 木本武宏さんは、人(信用)を失いました。自分をよく思ってくれている協力者たちに迷惑をかけてしまいました。親戚に借金までしてお金をつくって木本武宏さんにお金を渡した人もいるそうです。ひどい。金融取引において、無資格の知人に人から預かったお金を渡してしまいました。(金融商品取引法の届出登録、違法な無登録業者)

『第4章 世の中とどうやってつき合うか』
 マージン:差額の儲け(もうけ)

 著者の個性として:おせっかい、お説教したがり。長男気質。オレがめんどうをみなければならない。(自分では相手に対して良かれと思ってやっても、逆に迷惑がられて嫌われるということはよくあるパターンです)

 Aという男:FX(外国為替証拠金取引)で、木本武宏さんをだました男。
 Bという男:不動産投資で、木本武宏さんをだました男。
 もとはといえば、このAという男と、Bという男が悪人です。事件の原因をつくったのは、AとBです。木本武宏さんは、人付き合いがいいものだからだまされたのです。自分の友人知人にまで大迷惑をかけたのです。AとBは、いまごろ、どこでどうしているのやら。新たなターゲットを見つけて、何度も人をだまして生活していくキャラクターの人物でしょう。

 河合さん:9ZLaboのスタッフさんのひとり。励ましてくれた。支えてくれた。

 木本武宏さんの資質として、『仲介屋』、『コーディネーター(調整役。まとめ役)』がある人です。

 気前がいい歯医者のドクターが出てきます。たいしたものです。木本武宏さんの応援者です。
 
 へこんだときに応援してくれる人がいます。
 奥さんです。
 奥さんから言われます。
 『なんとかすんねやろ』
 その部分を読んだ時に思い出した一冊があります。
 『がん「ステージ4」から生まれ変わって いのちの歳時記 小倉一郎(おぐら・いちろう) 双葉社』
 2022年(令和4年)3月4日がんによる余命宣告を受ける。あと1年か2年の命と言われる。いろいろ葛藤があります。(かっとう:苦悩する心理状態)
 じぶんはもう死ぬのだと、あきらめて静かになった小倉一郎さんを、友人や、とくに長女さんが鼓舞します。(こぶ:励まし振るい立たせる)。『少しはジタバタしなよ』。あきらめないのです。病院を変えます。がん治療の専門病院へ転院します。(その後治療に成功されています)
 影響は本人だけではすまないのです。家族もまきこみます。ただ、生活していると、病気や事故・事件や自然災害にまきこまれて、ドタバタ騒ぎになることが、人生の常(つね。必ずあること)です。だから、家族は助け合いなのです。

 『どんなお金持ちよりも、ふつうに生きている人が幸せだな』(同感です)

 自殺しそうになったことが書いてあります。
 昔わたしが若い頃に聞いた話ですが、自殺というものは、自殺しようとして自殺するものではないそうです。
 たとえば、鉄道列車への飛び込みは、自分の意思で飛び込むのではなく、なんとなく、体がふわ~と浮いて、自分でもどうしたのかと思うぐらい、あれよあれよという間に、勝手に体が線路や電車の来る方向へ向かっていくそうです。
 それだけ、思いつめているということです。精神的にきゅんきゅんに近い狭いところへ気持ちが閉じ込められて、自分で自分の頭脳をコントロールできなくなる。体は、その苦痛から逃れるために、自動的に死を選択する。そんな話でした。
 当然、自分が死んだあとのおおぜいのひとたちや家族に対する迷惑のことは頭の中にはないし、自分が死んだあとの多額になるであろう賠償金のことも頭にはないのです。
 だから、思いつめちゃいけないのです。リラックスリラックス、なんとかなる、なんとかなると思うのです。ゆっくり眠るのがいい。
 一番悪いのは、だました人間なのです。あなたではない。

 ふとしたことがきっかけで、立ち直られています。
 きちょうめんな性格なのでしょう。テレビとハードディスクレコーダーのリモコンが、『ハの字』に置いてあることが気になって、まっすぐ並列に並べなおしたところから、整理整頓ができるようになって、ご自分の気持ちも整理できて、きちんとした日常生活ができるように復活されています。
 
 この本に出てくる千原ジュニアさんからの励ましの記事の部分で、千原ジュニアさんが書いた本を思い出しました。昔、読んだことがあります。今回、木本武宏さんにヘルプの声掛けをされています。
 『14歳 千原ジュニア 講談社』、以下は感想メモの一部です。
 ひきこもりのお話のようです。いっき読みになりそうです。(12時に読み始めて、途中昼食をはさんで14時30分に読み終えました。)ピストルの弾丸になって、あっという間に的(まと)に命中した心境です。ひきこもりの理由は何? それがなかなかわかりません。母親との関係がよくありません。母親の愛情が足りなかったのか多すぎたのか。『ひきこもり』については長い目で見てあげたい。まだ14歳、先は長い。
 189ページのうち、前半が8割で、残り2割でいきなりラストになりました。ラストには泣けました。最初の8割の経験があったからこそラストではじけることができる。8割は貯蓄だったのです。お兄さんの彼に対する姿勢もいい。答えを提示して従わせるのではなく、弟自身に考えさせて企画させる。上手な指導法です。

 教えられたから、教える。助けられたから助ける。連鎖です。

 木本武宏さんが、気がついたことです。
 『人の話を素直に聞こう』
 
 木本武宏さんは、仲介活動はできるけれど、何もないところに、何かをつくりだす、『創造』をできるタイプの人ではありません。
 
 『わからん』と言えるようになった。
 それまでは、なんとしても答えを言わなければならないと思いこんでいた。
 『わかりません』と答えることで、話がつながる相談事、雑談事があることを知った。
 自分は、人に相談しない人間だった。自己決定が基本だと思いこんでいた。それは、よくないことだった。人に相談することで、答えは出なくても、うまくいくことがあることを知った。

 自分は詐欺師でもないし、犯罪者でもない。
 『芸人はなんど倒れてもまたまっすぐ立てる』

 失敗をした人にかけたい言葉があるそうです。
 『あなたもきっと大丈夫』
 挑戦したから失敗がある。
 
 なんというか、もう投資はやらないか、頭の体操程度の趣味にしたほうがいい。
 少なくとも、人を誘うのはもうやめたほうがいい。  

Posted by 熊太郎 at 06:39Comments(0)TrackBack(0)株式投資