2009年03月21日

奈良秋篠寺(あきしのでら)に春近し

奈良秋篠寺(あきしのでら)





前回訪れたのは、昨年の6月になります。午前中に人間ドックを終えて、そばにあったJR駅からびゅーんと京都へ飛び、近鉄さんで大和西大寺(さいだいじ)に着き、バスで秋篠寺まででした。道を覚えたので、今回は大和西大寺駅から歩きました。
苔は昨年6月と比較するとやせた感じでした。梅雨時の6月は、ぶ厚い苔でした。苔の緑と木漏れ日の光が美しい。













建物の中には数体の仏像が安置されています。写真撮影はできないのが残念です。
仏像群の中心にある薬師如来は柔らかい彫り物の仏像で、わたしの好みです。彫刻師の方たちは天才であったと敬服します。













もくれんの木には、大きなつぼみがいっぱいついていました。訪問したのが3月15日(日)でしたから、今頃はもう花が咲き出していることでしょう。

お寺までの道すがらで見かけた花です。とても小さい青紫の花です。畑や土手の部分に群生していました。わたしが幼い頃に、よく見かけた植物です。気持ちまでこどもに戻ります。







  

Posted by 熊太郎 at 23:18Comments(0)TrackBack(0)奈良県

2009年03月20日

奈良東大寺二月堂お水取り

奈良東大寺二月堂お水取り

3月14日(土)に、お水取り最終日を見学しました。





午後5時30分頃の風景です。
雰囲気だけでも味わうことができればよいということが目的でした。石灯籠が視界の一部をさえぎるのですが、十分堪能(たんのう)しました。
2メートル50センチぐらいあるような大きな火の玉が順番に向こう側にある階段を上がってきて、最後に10個並びます。それは子どもの頃に映画で見た妖怪大作戦の人魂(ひとだま)のようでした。炎の玉が回転すると、無数の火の粉が暗闇に舞い上がり、舞い落ちてきます。花火のように美しかった。細かな雪が舞うことを風花(かざはな)といいますが、火の粉が粉雪(こなゆき)のように真っ暗な闇に散りばめられます。





いつものように写真はうまく撮れていません。

わたしは、お水取りについていくつかの誤解をしていました。
お水取りは、3月のとある1日だけしか開催されない。そして、開催時刻は、深夜1時とか2時である。
 -3月1日から14日までの毎日開催されていました。そのうちの1日のみ(12日)が深夜で、他は午後7時開始、わたしが見学した最終日は、午後6時30分開始でした。

最終日の土曜日であり大変混雑していました。いい場所をとるためには、1時間半から2時間前には来た方がよさそうです。
寒いこともあって、私の場合は、じっと立って待つことは1時間が限界です。次回は平日に訪れたい。左横にいたグループのおばあさんが、お参りはつらいよとぽつりとこぼしました。翌日、その言葉を思い出して、生きることはつらいよと解釈しました。  

Posted by 熊太郎 at 15:17Comments(0)TrackBack(0)奈良県

2009年01月27日

雪降る東大寺

雪降る東大寺

















 たしか前回ここにお参りに来たのは、昨年9月だった。風花(かざはな)と呼ばれる雪に包まれた大仏殿前を歩きながら、次回はできれば、3月のお水取りのときにまたお参りしたいが、今のところ都合がつかず、むつかしそうだ。
 今日は、バスツアーで来たので、到達したという実感がない。あっけなく着いてしまった。帰りは夜だったこともあり、ここから名古屋駅まで2時間30分程度で着いてしまった。新幹線と近鉄、そして徒歩だと2時間ぐらいかかるが、徒歩のあと到着すると「来たなー」という充足感があります。








 鐘楼(しょうろう)です。巨大です。






 二月堂におられる邪鬼です。懸命にお線香をいれる大きな器を支えています。


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 大仏殿の中にある柱です。
 くぐると頭が良くなるそうです。
 大仏さまに向かって右うしろぐらいにあります。こどもさんしかくぐれないようなちいさな穴です。





  

Posted by 熊太郎 at 22:11Comments(0)TrackBack(0)奈良県

2009年01月26日

奈良県橿原神宮(かしはらじんぐう)

奈良県橿原神宮(かしはらじんぐう)

いつもは近鉄の駅からとことこ歩いていくのですが、この日はバスツアーだったので、北方向の道路から林というか、森の中の道を通って神宮の駐車場に着きました。
ここを初めて訪れたときには、鳥居の巨大さに驚かされました。また、建築されてから約100年という歴史の浅さが意外でした。
この日は、回廊部分にこどもたちの書初めが展示されていました。そこは歩いたことがなかったので、中に入って写真を撮影しました。























  

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2009年01月25日

奈良市若草山の山焼き

奈良市若草山の山焼き

毎年この時期になると若草山の山焼きを見に行きたくなるのですが、いつも都合がつかなくてあきらめていました。今年はようやくながめました。
東大寺の横、若草山側にある広い春日野園地からながめました。周囲には夫婦連れやひとりものの方、7人しか人がおらず、ベンチに座ってゆっくり見ることができました。若草山の麓(ふもと)付近は、人出が多いようですが、麓以外は混雑していなかったようです。

午後5時過ぎのまだ、焼かれる前の若草山です。日没とともに冷え込んできます。





午後5時50分から打ち上げ花火が始まりました。写真撮影は苦手なので上手に撮れていません。
カメラばかりをいじっていると、じっくり花火を見ることができないので、撮影は途中でやめました。
花火は200発、夜空をスクリーンにした約10分間のショーでした。土星のような形とかお花のような形とか扇のような形とか、その巨大さとか、どーんという爆発音も含めて楽しめました。













花火が終わるとすぐに、山の左右から火の手があがりました。わたしたちのところからは下部が見えなかったのですが、おそらく下部からも火の手があがったことでしょう。
火は意外にも早く回り、午後6時15分ぐらいには、山の7割から8割部分が猛火に包まれました。また、一度に全体が燃え上がるのではなく、炎が線になって、頂上へあがっていくことがわかりました。午後6時30分ごろには、山はおおかた燃えてしまいました。

この日の朝、天気予報は雪で、バスが出発してまもなくから雪が降るなかでの走行になり、山焼きの中止が心配されましたが、無事に見学することができました。今回もまた、来てよかったという感慨にひたりました。















  

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2008年10月14日

大和三山(やまとさんざん)

大和三山(やまとさんざん)

写真は奈良県明日香村の甘樫丘(あまかしのおか)から撮影しました。山の所在地は橿原市(かしはら)になるようです。

香具山(かぐやま)





畝傍山(うねびやま)





耳成山(みみなしやま)





タクシーの運転手さんが、この三山の説明をしてくださり、地元の人たちにとって愛着があり、自慢なのだということがよくわかりました。
万葉集によるとみっつの山どうしが恋愛を巡って争いをしたそうです。実際は人間の恋の争いを山にたとえたようです。以前読んだ本の記述で、中国だったか北海道だったかの歴史だったと思いますが、似た記事がありました。地名の由緒が山どうしあるいは地域どうしの争いでした。人間同士のなりわいを自然に転化するのはロマンチックです。  

Posted by 熊太郎 at 22:51Comments(0)TrackBack(0)奈良県