2014年04月15日
歩いても 歩いても 映画 DVD
歩いても 歩いても 映画 DVD
大根、ニンジン、じゃがいも、ナス、枝豆、小エビなど、たくさんの食材を料理するシーンが出てきます。台所、そして、ダイニングルームでの両親、長女夫婦とこどもたち、次男夫婦(妻の連れ子あり)たちが、長男の命日なのか、あるいは、お盆のお参りなのかで集まります。長男の事故死の要因をつくったらしき長男の友人も呼ばれています。
弦楽器のつまびきBGMがいい。でしゃばらず、落ち着いた田舎の夏を演出していました。
樹木希林さんの母役とYOUさんの長女役によるふたりのやりとりがうまい。小説家太宰治と林家三平師匠がからんだやりとりには笑いました。
阿部寛さんを見ると映画テルマエロマエを思い出してしまいます。映画の途中で、父親役の阿部さんと妻の連れ子の少年との入浴シーンでは、そこのシーンから、ローマの公衆浴場へ場面が飛ぶのではないかと想像が入ってしまいました。
阿部さん3人ファミリーの電車での帰省シーンでは、<車じゃないんだ>って思いました。その後、長女のだんなが車屋さんをしていて、RV車を阿部さんに勧めるのですが、阿部さんに運転免許がないと聞いて、そうか、それは無理だと納得しました。
そのほか、次男がこども頃言って言葉が、長男が言ったことになっていたり、昔のすもうとりの名前が出てこなかったり、お互いの気持ちのすれ違いを上手に表現してありました。
映画の内容は深い。人生いろいろです。営々と受け継がれていく家族の流れです。
「歩いても 歩いても」は、いしだあゆみさんの「ブルーライトヨコハマ」の歌詞の一部です。劇中では、説明されませんが、こう受け取りました。樹木さんと原田芳雄さん演じる夫婦がまだ若かりし頃、夫の原田さんが、東京都板橋区内のアパートで、浮気をしていたのです。2階建てアパートの2階の部屋の窓から道ばたに流れていた曲がブルーライトヨコハマだったのです。樹木さんは、若妻として、その曲のフレーズ「歩いても 歩いても」の部分を何度も聴き、夫や夫のカノジョに何も抗議せず、ふりかえって道を引き返したのです。夫はそのことを何十年も経過して年寄りになった今も知らなかったのです。
人生いろいろです。人は、悲喜こもごもの思い出を、ときには口に出さずに、やがて、お墓の中に入るのです。
両親宅の家屋敷(いえやしき)がほしいという長女ファミリー、父親の跡を継いで、医師になる前に事故死してしまった両親のあこがれであった長男、失職を隠して帰省した次男、次男をパパと呼べない連れ子の小学生男児は、病気で亡くなった実父がしていたピアノの調律師になりたい。
夫婦でも、親子でも相手に言えない秘密をかかえて生きているのです。映画どおり、今は故人となられた役者さんもいて、しみじみしました。
大根、ニンジン、じゃがいも、ナス、枝豆、小エビなど、たくさんの食材を料理するシーンが出てきます。台所、そして、ダイニングルームでの両親、長女夫婦とこどもたち、次男夫婦(妻の連れ子あり)たちが、長男の命日なのか、あるいは、お盆のお参りなのかで集まります。長男の事故死の要因をつくったらしき長男の友人も呼ばれています。
弦楽器のつまびきBGMがいい。でしゃばらず、落ち着いた田舎の夏を演出していました。
樹木希林さんの母役とYOUさんの長女役によるふたりのやりとりがうまい。小説家太宰治と林家三平師匠がからんだやりとりには笑いました。
阿部寛さんを見ると映画テルマエロマエを思い出してしまいます。映画の途中で、父親役の阿部さんと妻の連れ子の少年との入浴シーンでは、そこのシーンから、ローマの公衆浴場へ場面が飛ぶのではないかと想像が入ってしまいました。
阿部さん3人ファミリーの電車での帰省シーンでは、<車じゃないんだ>って思いました。その後、長女のだんなが車屋さんをしていて、RV車を阿部さんに勧めるのですが、阿部さんに運転免許がないと聞いて、そうか、それは無理だと納得しました。
そのほか、次男がこども頃言って言葉が、長男が言ったことになっていたり、昔のすもうとりの名前が出てこなかったり、お互いの気持ちのすれ違いを上手に表現してありました。
映画の内容は深い。人生いろいろです。営々と受け継がれていく家族の流れです。
「歩いても 歩いても」は、いしだあゆみさんの「ブルーライトヨコハマ」の歌詞の一部です。劇中では、説明されませんが、こう受け取りました。樹木さんと原田芳雄さん演じる夫婦がまだ若かりし頃、夫の原田さんが、東京都板橋区内のアパートで、浮気をしていたのです。2階建てアパートの2階の部屋の窓から道ばたに流れていた曲がブルーライトヨコハマだったのです。樹木さんは、若妻として、その曲のフレーズ「歩いても 歩いても」の部分を何度も聴き、夫や夫のカノジョに何も抗議せず、ふりかえって道を引き返したのです。夫はそのことを何十年も経過して年寄りになった今も知らなかったのです。
人生いろいろです。人は、悲喜こもごもの思い出を、ときには口に出さずに、やがて、お墓の中に入るのです。
両親宅の家屋敷(いえやしき)がほしいという長女ファミリー、父親の跡を継いで、医師になる前に事故死してしまった両親のあこがれであった長男、失職を隠して帰省した次男、次男をパパと呼べない連れ子の小学生男児は、病気で亡くなった実父がしていたピアノの調律師になりたい。
夫婦でも、親子でも相手に言えない秘密をかかえて生きているのです。映画どおり、今は故人となられた役者さんもいて、しみじみしました。
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