2014年04月07日

ジャージのふたり 映画 DVD

ジャージのふたり 映画 DVD

 仕事や日常生活で疲れていました。力の入らない、だらけた、きれいに言えば、リラックスした映画を観たい。
タイトルからして、ルーズ(ゆるい)感覚が伝わってきます。50代の父親と30代の息子が、小学生の体操服として使用するジャージを着て、軽井沢の山奥で、今は亡くなった祖母宅で夏を過ごします。東京の気温は34℃、当地は20℃です。最初の夏、そしてそれから1年後の夏の出来事について、ウマオイ(足の長いジャンプする虫)とかイノシシとかトマトをからめながら90分間で人間の微妙な感情を表現します。
 観ているとだんだんわかってきます。ふたりは、がんばったのです。でも、むくわれず、疲れたのです。父親は、今は、グラビアカメラマンですが、昔は、自然写真を撮影する名人だった。最近職を失った息子は、幸せな結婚をしたけれど、今は、妻が他の男性と浮気をしている。ただ、どうも、離婚までには至っていなそう。そして、ふたりの古家に遊びにきた妹は、息子にとっては、異母妹なのです。
 お互いの心を傷つけたり、許したりするのが、夫婦であり、親子ですというメッセージがこめられた映画でした。
 自然の恵みの中で、スローライフを送る。ふたりが着ているジャージは、ダムの底に沈んだ学校で使っていたものでした。
お金のない暮らし。「なんかこのー」が口癖の親父さん。ふたりが魔女と呼ぶ、たぶん、親父の元妻であり、息子と異母妹の母親であろう近所に住む女性。彼女はけして、ふたりの家に入ろうとはしない。それから、浮気を続けているのに、ふたりの家に泊りにくる息子の妻。
 「距離感を保つ」だろうか。お互いが平和でいるために、あえて、近づきすぎない。それを世間では、配慮とか気づかいと言うのだろう。
 2008年の日本映画です。ときおり写る浅間山らしき噴煙を上げる火山が、軽井沢から見えるのかどうかは知りません。昭和時代の趣(おもむき)がありました。
 「過去のあの時代に帰りたくない」。登場人物たちの気持ちをそのように悟りました。
あと、特徴ある顔をしたワンちゃん(犬)が出ていました。


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