2014年02月02日

歓喜の歌 映画 DVD

歓喜の歌 映画 DVD

 泣けました。笑えました。つくってもつくっても埋もれていく良質な邦画の存在を主張したい。誠実な名作映画を再び表に出したい。
 市ホールの重複予約が発端です。おおみそか、いわゆるベートーベン9番歓喜の歌を歌うグループが、グループの名が似ていたいことから重複予約となってしまう。素人ながら、最後は共同開催で手打ちとなることが予測できるのですが、そこまでに至るまでが苦労です。
 公務員の研修ビデオのようでもありました。原点は、黒澤明監督作品「生きる」でしょう。役所仕事を責める(ルールに従って市民ホール利用時間を厳守する)から始まります。
 庶民の暮らしぶりを撮影した映像がいい。歌って何だろう。心の支え、つっかい棒です。
シーンにあるギョーザのおまけは、ギョーザを届けるのではなく「気持ち」を届ける。グループをまとめる「親分」的女性がいる。役所への批判はあるけれど、役所への期待もある。そして、民間への遠慮がある。BGMもGoodでした。

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