キサラギ 映画 DVD

 濃密ないい映画でした。最初から最後まで、ひとつの部屋の中だけでドラマが続きます。良質な舞台劇を観ているようでした。人間心理の観察です。製作者の熱意がこめられた力作です。
 アイドル如月ミキの死の真相をつきとめていくのは、彼女の熱狂的な、あるいはオタクぽい男性5人です。1年前、自殺で処理された事件は、やがて、事故死、そして、他殺にまで発展していきます。
 男性俳優各人の演技力の水準が高い。物語の設定上、今はこの世にいないけれど、彼らの心の支えになっている如月ミキは、正真正銘のアイドルなのでしょう。
 ときおり映像に現れる窓の外に降るみぞれでしょうか、雪が風情を盛り上げています。最後の星空の広がりもいい。
 テンポにのったミュージック、トランペットはグッドです。
 最後の針金みたいなもののヒントがいまだにわかりません。2008年2月4日に何があったのかが謎を解く鍵なのですが、その後、同日の出来事を調べましたが、やっぱりわかりませんでした。

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この記事へのコメント
はじめまして。いつも通勤時に楽しませていただいております。
キサラギのラストについての記載があったためコメントします。既にお調べになられたとのことなので、ご存じの内容かもしれません。

如月ミキの事故は2006年におきており、劇中、ファンが集ったのは、その1年後の2007年です。映画のラスト、皆でハンディカムの映像をみて踊りますが、そこまでが2007年です。
宍戸さんが黒服で出てくる場面は、更に1年後の2008年です。小栗旬さんが言っていたように、また1年後に集まったのでしょう。そしてそこに新たな参加者として宍戸さんがあらわれたのでしょう。
針金については、劇中であったどんでん返しが、この2008年にもおき、その冒頭だけラストにもってきたのでしょう。
私は読んでいませんが、シナリオ版キサラギという書籍で脚本家の方が、2008年の話は考えているが、作品化はないだろうとしているそうです。

長文、失礼しました。
Posted by 塔 at 2013年12月23日 23:43
常に「現在(いま)」という視点で観ていたので、はっとさせられ、目からウロコが落ちる思いでした。
ご助言、ありがとうございました。
Posted by 熊太郎熊太郎 at 2013年12月24日 20:29
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